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約束のネバーランド【ネタバレ】第173話「prisoners(プリズナーズ)」感想!

更新日:

約束のネバーランド【ネタバレ】173話

ピーター・ラートリーは
幼き頃を回想する。

 

それはピーターが小学生位の頃————

ピーターにとっての英雄は
兄のジェイムズ・ラートリーで

ジェイムズは聡明で誠実で、
気品があってかっこよく
ピーターの一番大好きな存在だった。

が、そんな兄は———
図書室で見つけた
「初代ユリウスの記録」を読んでから
様子が一変する!?

その文書には
今まで教えられてきた事とは逆の
ユリウスの裏切りや
食用児の始まりの〝約束〟・・・
その他諸々の
隠された事実が記されていたのだ。

ジェイムズは苦悩の末に一族を裏切り
食用児の密かな「保護活動」を始め———

成長したピーターが
その兄を追いつめて
死へと追いやったのだった。

 

そして今———

エマはピーターに
「自由になろう」と手を差し出す。

全ての定め、運命から解き放たれて
自由になろう、一緒に生きようと
語りかけるエマに

今迄してきたことは正しかったのか・・・
そう自問自答するピーターは———

一緒には行けない。
地獄の涯から
「新しい世界」を
楽しませてもらう

―――そう言うと

いきなり
自分の喉元に
ナイフを当てる!?

「ピーター!」

刹那————

空中に
血飛沫が
勢いよく
吹き上がるのだった――――!?

 

 

 

 

大好きな兄

 

ピーターは幼い頃を思い出す。

それは小学生位の頃————

 

〝世界を守る〟

それが僕らラートリー家代々の
栄誉で崇高で
何よりも大切な〝使命〟!

僕にとって一族は
誇りであり
喜びであり
光であり
その当主たる兄は———

一番の英雄だった。

 

「兄さん!」

幼いピーター・ラートリーは
叫びながら
兄のジェイムズ・ラートリーに飛びつく!

優しくて
聡明で
かっこよくて
誠実で
気品に溢れていて・・・

僕はこの兄を
父より母より
古今東西の
どんな偉人よりも
尊敬していた。

そう、
世界で一番大好きだった。

僕は兄を
僕の生涯をかけて
支えていくのだと

そのために僕は
生まれてきたのだと———

―――そう思っていた。

兄さんが
あんな記録さえ
見つけなければ・・・

 

こうやって
ピーターの回想は続くのだった――――!?

 

 

 

 

 

わお! イケメンでかっこいい!!
そんなジェイムズの登場で幕を開ける
今週の「約束のネバーランド」!?

それにしても・・・眉目秀麗! 気品と崇高さに溢れ
誰をも虜にするそのスマートさとカリスマ性には
幼いピーターが参ってしまわない訳がない!?

なにせ幼いピーターに———
自分が生涯を賭けて兄を支えて行くのだと
覚悟させてしまうぐらい
そのオーラに当てられてしまうのだから・・・

いかにジェイムズが
素敵なのかが伺い知れるというモノ!

多分、私もジェイムズに会っていたら
その魅力に骨抜きにされるに違いない!?

そんなジェイムズに一体何があったのか??

取り急ぎ続きを読み進めよう!?

 

 

 

 

 

古い古い懺悔

ジェイムズは図書室で
その「文書」を見つけて
驚愕し
手で顔を覆う。

その目は———
「恐怖」と「苦痛」と
「後悔」と「侮蔑」と「憤怒」が混じっており
人間とは思えない様相を呈していた。

「ユリウスは戦友を裏切って
〝約束〟を締結した?

食用児の祖はユリウスの戦友・・・?

和平に反対した戦争派は
悪党ではなかった。

逃げ遅れた民達までも・・・
無理矢理・・・食用に・・・!!」

それは———
古い古い懺悔。

もう何百年も
隠されてきた
『初代ユリウス』の後悔の記録———

教えられてきた美談とは
全く異なる
真の一族の成り立ち―――

 

「なんということを・・・」

真実を知ったジェイムズは
歯を食いしばり
苦痛と怒りに
顔を歪ませるのだった――――!?

 

 

 

 

 

なんと!   なんとなんと!?
ジェイムズが見つけたのは「初代ユリウスの記録」だった!!

そこで目にしたのは———
今まで自分が教えられていた事とは真逆の
信じられない事実ばかりだった!?

これはピーターにとって
自分が築いてきた「世界」がいきなり崩れ去り
突然「地獄」に落とされた感覚だろう!?

なんせラートリ家がこの世を統べ
「世界を守っている」と思っていたのが
ラートリー家の〝裏切り〟によって
「この世界が作られていた」というのだ!?

そう、自分達一族が「悪の権化」だという事実が
容赦なく叩きつけられたのだ!!

これは———
ジェイムズが「食用児」達の保護活動に
足を踏み入れた気持ちが
よく理解できるというもの!!

彼にとっては命を懸けた
「罪滅ぼし」だった訳である・・・!?
「壮絶」とは———
まさにこの事を差す言葉だろう!?

そしてこの後の
ジェイムズとピーターは
どうなっていくのか!?

ページを繰る手は
フルスピードで
もう止まらないのである!?

 

 

 

 

 

これは〝罰〟だ!

 

ピーターの回想は続く―――—

 

そして———

兄はその日を境に
変わってしまった・・・

「二世界は守らなければ・・・」
ジェイムズは口を覆う。
「でも・・・ならば・・・
あの子たち食用児は・・・」

兄に生じた迷いと罪悪感・・・
でも僕には解らなかった。

 

僕は———

 

『なんて素晴らしい』と思った!!

ユリウスは何も悪くない!
僕らは世界を守る一族なのです!

私情を排し『世界』を救った!
これは英断です。
大切な戦友を裏切ってまで
世界を守ったのです。

それでこそ英雄、
崇高な使命を賜りし一族。

 

すばらしい!!

僕達ラートリーは
こうでなければ。

 

 

「〝崇高な使命〟・・・
確かに私もそう思っていた・・・」

ジェイムズは1人呟く。

「でも違う。」

そしてピーターに向き直り———

「これは〝罰〟だよ。
そして・・・
〝呪い〟だったんだ、ピーター」

―――暗い眼差しでそう言うのだった。

 

 

どうして———

だめだよ兄さん・・・
やめて! 行かないで!
世界を危険に晒さないで!!

 

一族に背を向けたジェイムズ・・・

密かに裏切り行為―――
「食用児の保護活動」を始めた兄に

ピーターは叫び訴える!?

兄さんは間違っている!!
僕達一族は正しいのに
『食用児』は
世界に必要な犠牲なのに!?

 

止めないと!
どうしよう
どうする!!?

 

僕は・・・どうする?

 

幼いピーターは
拳を握り締めて決意する!!

 

『僕も——
ユリウスみたいに世界を守る!!』

 

そして———

 

『兄は裏切り者だ! 粛清する!!』

 

成長したピーターは
周りの部下達に命令し

兄を追いつめ―――
死に至らしめるのだった!?

 

 

その後————

 

兄の死を聞いたピーターは
その骸の前に立つ。

 

「兄さんの最期は———
どんなだった?」

 

最期を看取った部下が答える。

「笑顔であなたに———
『すまない』と伝えてくれと・・・」

 

 

うわああああぁ・・・!??

 

 

ピーターは兄を抱きしめ
慟哭する!?

 

兄さん―――
兄さんの分まで
僕が必ず
〝使命〟を全うします。

どんなに苦しくても
どんなに「秩序」(世界)が
歪んでいようとも———!?

 

ここで
ピーターの長い回想は
終わりを告げるのだった――――

 

 

 

 

 

うわぁ・・・兄弟でこんなにも考え方が違うモノなのか!?

この「章」を読んで———
まず最初に素直に感じたのは其処だった。

これは多分、他の読者諸君もそう思っている筈である。

「兄」はラートリー家に疑問と苦痛と絶望を感じ、
これは罰で呪いだと言い切り———
「弟」は反対に自分達こそ
崇高な使命を賜りし素晴らしい一族だと狂喜乱舞する!?

それが後に
「裏切る側」と「死を齎す側」に分かれ

結果———
「弟」が「兄」を殺すことへと繋がるのだ!?

が・・・!
ここで心を熱くする出来事が起こる!
兄の骸を抱いて慟哭するピーターがそれだ!?

良かった!!
彼もちゃんと嘆き悲しむことが出来るんだ・・・
と、ちょっと安心したのは
私だけではない筈である———!?

 

 

 

 

 

地獄の涯から・・・

 

そして今———

 

「自由になろう!」

エマが大声で
ピーターに呼びかける。

 

背負わされている?
この僕が・・・
囚われている?
一族という「運命」(たちば)に?
それは違う!?

 

ピーターは歯を食いしばる!?

 

これは崇高な〝使命〟なんだ。
我々は栄誉ある一族なんだ!!

僕は正しい!
使命(これ)は〝罰〟じゃない
ましてや〝呪い〟ではない!!

と!

不意に―――
『 きみも ししそんそん この
うんめいの うず の なか 』
〝鬼の神〟の言葉が
ピーターの脳裏に渦巻く!?

 

違う!!

 

僕は正しいことをした
大好きな兄さんを殺してまで
〝使命〟を世界を守ったんだ!?

それが〝呪い〟?
ただの〝罰〟だった!?

違う
違う

嘘だ!!

一族(ぼくら)の1000年は
無意味じゃない!!

 

『すまない』
『ごめねピーター・・・
君に背負わせてしまった』
兄の声が脳裏に木霊する。

 

「変わろう!
1000年の苦しみを
今、終わらせよう。」
エマが手を差し伸べる。

 

兄さんは———
運命に抗おうとしていたの?
自由になりたかったの?
それとも・・・
僕を自由にさせたかったの?

 

「一緒に生きよう!
ピーター・ラートリー!!」
エマが叫ぶ!

 

ピーターの顔に———
微笑とも哀しみともつかない
複雑な表情が浮かぶ。

 

エマがそれを見てハッとする。

 

「フ・・・殺せばいいのに
共に生きようなど・・・馬鹿者め。
そんなだから食い物にされるんだ
お前達は!」

ピーターは微笑んで続ける。

「『鬼』などまだ可愛いモノだぞ。」

「『鬼』がおまえたちに
してきたことなんて―――
『人間』は『人間同士』で
遥か昔から
繰り返してきている。」

「そう・・・
『人間』は人間を食わないのにだ。」

 

エマがその言葉に唖然とする。

 

ピーターが憮然と続ける。

「どこへでも行け、好きにしろ。
どうせお前達の勝ちだ。
だが一つ覚えておけ。」

「〝人間の世界〟も今とは変わらない。」

「なぜなら――—
『鬼』は〝人間の鑑〟だからだ。」

そしてピーターは畳みかける。

「『コードSolid』・・・
僕の叔父にそう告げるといい。
やれるものならやってみろ。」

ピーターはエマを見下ろす。

「見物だな―――
『人間の世界』で
お前達がどこまでできるのか。」

 

ピッ

 

ピーターはいきなり
鋭いナイフを取り出す!?

 

「!!!」

 

その場の子供達全員に衝撃が走る!?

 

「悪いが僕は一緒には行けない。
『新しい世界』とやらは
〝地獄の涯〟から
楽しませてもらうよ。」

 

エマが止めようと
ピーターの元へと走る!?

 

「さらば」

 

ピーターが素早く
喉に切っ先を当てる!?

 

「ピーター!!」

 

刹那———

激しい血飛沫が
空中に吹き上がるのだった――――!?

 

 

 

「自由になろう」
「変わろう」
「一緒に生きよう」
このエマの〝魂の声〟に
ジェイムズや〝鬼の神〟が被さり
ちょとしたパニック状態に陥る
ピーター・ラートリー!!

そしてその表情には
色んな感情が混じり
とんでもないことになる。

これぞアイデンティティの崩壊寸前!?
このままではヤバいので
エマの意見を受けいれ
一緒に生きる道を選ぶのかと思いきや・・・

え!?  そうなるか!?
やはりピーターは誰にも屈しない!?

彼が下した結論は
自ら命を絶つというモノだった!?

この衝撃の展開に
エマはどう対処する!?

が! その続きは来週で!
という事なのである!!

 

 

 

 

 

約束のネバーランド173話の感想

今週の「約束のネバーランド」は————
「ピーターの回想」と「エマとの対話の意外な結末」が
順を追って丁寧に且つ繊細に描かれる。

そして————
ここで今回語るべきなのは
ピーター・ラートリーの「心の動き」だろう!?

1.ジェイムズが大好きで崇拝し、
兄の為に生きると決めた
純粋無垢で少しだけ粘着気質が伺える
「幼く可愛いピーター像」

2.「ユリウスの記録」を知り、
自分達が正しいことを行っており
崇高な使命賜りし素晴らしい一族と
盲信して突き進む
偏った危ないエリート意識とある種の帝王学に
育まれた「歪んだピーター像」

3.裏切り去った兄を慕いながらも
一族の為に「鬼」と化し
その使命を全うし
兄を死に至らしめ———

慟哭しながらも
世界を守ろうと誓う
「鉄壁の〝悪の権化〟のピーター像」

―――この3つの流れが
一目で理解できるかの如く
「図鑑」のような分かり易さで
読者の目の前に差し出されるのだ!

そう、今回は————
〝ピーターの性格形成物語〟と言っても過言ではないのだ!

そんな悪役キャラにまで
とびっきり個性的な魅力を生みださせてしまう
この「約束のネバーランド」!?

その———
それぞれの「人間ドラマ」に
嵌まってみるのも
この「物語」をもっと楽しむための
一つの方法なのである!!!

 

 

 

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