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約束のネバーランド【ネタバレ】第152話「刻限」感想!

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約束のネバーランド【ネタバレ】152話

ノーマンの仕掛けた「毒」で混乱をきたす〝王都〟城下。
その被害がこれ以上広がらないように
必死で食い止めようと奔走する
ドン、ギルダ、ムジカ達であった—————!!

一方、王宮広間では
ザジと女王レグラヴァリマが戦っていた!?
「毒」による一瞬の隙をつき、
渾身の剣の一撃を振るったザジは
女王の頭を粉砕する事に成功する。

無惨に飛び出した女王の「眼球」。
その前に現れたノーマンは、
まだ生きて喋る「それ」に
止めを刺すように命じるのだった。

その後————
やっと広間まで辿り着いたエマとレイは
扉を開けて驚愕する。
そこは「鬼」の死骸という死骸で
所狭しと埋め尽くされていたのだ!?

「間に合わなかったね、エマ。」

広間に一人立つノーマンが
エマに向かって振り向きながら
冷たい笑みを浮かべてそう言うのだった―――――!?

 

 

 

城下にて―――

————ノーマンの作戦が始まる
ほんの少し前のこと・・・

「強制的に『鬼』に退化を促す毒薬・・・」
王都に潜入したドンとギルダが
レイからもらった資料を見直していた。

その時ギルダは————
以前レイに言われたコトを思い出していた。
——————————————————————
「このアジトを探ってみたが
この『毒』を大量生産できる設備はなかった。」
——————————————————————

「———とすれば、
ノーマンが『毒』を城下に撒く
一番の狙いは〝混乱〟のはず・・・。」
ギルダがそう推論する。

「どこだ? この城下、
少量の『毒』で
できる限り最大の〝混乱〟を
起こすことができのは————?」
ドンが辺りを見回す。

「それは簡単だ。」
ソンジュが即答する。
「そいつは恐らく———『中央広場だ』!!」

 

 

————そして今!?
城下のいたるところが「爆発」し
無数の黒煙が立ち上る!?

 

「始まった・・・!」

 

ドン達は民家の屋根の上で
城下全体の状況を確認する。

「予想が当たったみたいだ!
今のところ『中央広場』だけで
他の場所ではこうなってはいない。」
一番近くで偵察するアイシェが報告する。
「ありがとう。」ギルダが答える。

「でも退化してる奴はどんどん増えてるし
時間が経てば経つほど
どうにもできなくなってくるぞ。」
アイシェが淡々と言う。

「急ぎましょう!」
ムジカがみんなに呼びかける。

「ああ! 俺達で被害を食い止めるんだ。」
ドンが決意を新たに
そう言い切るのだった―————!!

 

 

 

広間での「激突」の裏で、ドンとギルダ達の戦いも始まっていた!?
そんなサイド・ストーリーで始まる
今週の「約束のネバーランド」!!

戦ってるのは
なにもエマやノーマン達だけではないのだ!?
ドン達も自分達ができる事を必死で頑張っているのだ!!

この「物語」はこういう他のキャラクター達も
シッカリと描いてくれるので
いろんな事情や背景、人間模様がよくわかり、
ストーリーと人物の繫がりを深く理解させることに
一役買っている。

そう、出てくるキャラ達の一挙手一投足、
その「動向」の全てから
一瞬たりとも目が離せないのである!!

 

 

 

女王を倒せ!?

「くたばれ化け物!!」
その場のみんなの「想い」を乗せて
剣を振り上げザジが跳ぶ!?

それを見た女王レグラヴァリマが「爪」で反撃する!

が! それはザジの顔の袋を斬り裂いただけであった!?

女王がもう一撃を繰り出そうとするのを
シスロが女王の手に鎖を絡ませて見事阻止する!

 

「行け!! ザジ―———!!」 シスロが絶叫する!!

 

 

ゴ オ オ オオオオ――――――

 

 

顔に被った袋がなくなり、
鋭い牙と黒い瞳という
素顔を晒しながら
ザジが〝渾身の一撃〟を放つ!!

その「剣」は
女王の左側頭部にめり込み・・・

 

 

ザ      ン      !   !   ?  ?

 

 

その勢いのまま
顔全体を粉砕する!?

 

(刹那、女王の思考が巡る!?)

——————————————————————
一番でいたい
誰よりも強く
誰よりも美しく
誰よりも〝高み〟に君臨する・・・

我は王の子
誰よりも美味い人肉が食べたい。

(女王が父親である「王」を殺し、
その肉を喰らう場面がフラッシュバックする。)

親兄弟もただの糧、
王になり
全てを手にしてもなお
唯一意のままにならなかったモノ—————

それが———
農園設立以来の【最上物(天才)】

 

—————〝22194〟・・・!??
——————————————————————

 

それこそが、今―――――
頭部を潰され
ぶざまにはみ出した
女王の「眼球」の目の前に立っている人物。
人間名:ノーマンなのであった—————————!?

 

 

 

うぐっ・・・壮絶!? 女王の顔が粉砕される!?
とうとう人間が勝利したのだ!!

ここで本来なら勝利のファンファーレが鳴り響き
心に一点の曇りもなく、
晴れ晴れとした大喝采と
輝かしい希望の光に満ち溢れる
感動的なハッピー・シーンとなるのだが—————

「やったぁ!」とは素直に喜べず、
あくまで暗い影と不安がつき纏う・・・

いくら人間が勝利したといっても
能天気に喜べないのが、
この「物語」の複雑なところでもあり
人間本位論ではないところでもある。

そして女王の「眼球」の前に・・・
(「眼前」ではなくまさに「眼球の前」である。)
現れる〝ノーマン〟!!

が、そこには救世主の如き
神々しさは全くなく
その佇まいはまるで「独裁者」の如くで————
見ていてなんとも痛ましくもあり切なくもなる。

これでホントにいいのか? ノーマン??

自分のしていることが100%正しいと
これでエマが喜ぶとホントに思っているの?

もう一度、
もう一度だけノーマンに立ち止まって
考え直してもらいた思いでいっぱいだ。

 

 

 

眼球との対話

「初めまして、女王陛下。」
ノーマンが薄い微笑を浮かべて「眼球」を見下ろす。

「そうか・・・お前が〝黒幕〟か・・・」
女王の「眼球」が呟く。
「22194————」

眼球はノーマンの左首筋のナンバーを見やる。
(ああ・・・なんて美味そうだ・・・)

「私がお前を『Λ(ラムダ)』に送ったのだ・・・
神の『〇△✕』に差し出したくなくてな・・・」

(食いたい)

ここから目玉は「鬼語」で叫ぶ!!

「ずっとお前を食いたかった!!」

(食いたい!)

「ラムダが〈盗難・燃え落ちた〉と聞いた時には
怒りで我を忘れたわ!」

(食いたい!!)

「お前は誰にも渡さぬ!!
私の人肉なのだ!!」

(それが今———
生きて私の目の前に—————!!)

 

「お前の肉?」

ノーマンが「鬼語」で答える!?

「我ら誰一人、
もはや『鬼』の食料ではない!」

(眼玉のしゃべりが止まる・・・)

 

「やれザジ。」

 

ブチィッ

 

ザジは両手で持った剣で
力いっぱい
女王の「眼球」を潰すのだった―—————!?

 

 

 

「目玉」との対話って・・・なんてあり得ないタイトルだ!?
そう思いながらも
この「タイトル」はちゃんと成立している!!
そう、この「約ネバ」の世界では
しっかりあり得ることなのだ!!

ところでこの章では————
何故ノーマンが「ラムダ」に送られたのか
その真相がハッキリと判明する。

女王が「神」にノーマンを渡したくなかったという
自分の欲を満たすためだけだったのだ!?

そのことが後々に
この「鬼の世界」を滅ぼす始まりになろうとは
この時の女王は露ほども思わなかったろう。

そして、女王は完全な「終わり」を迎える。
人生の終わりなんて意外とあっけないモノ・・・

この世の全てを調和する全知全能の神が
そう言っているような気がしてならない。

 

 

 

残念、エマ

「あとはお前達だけだな。」
ノーマンがイヴェルク公と侍女たちに言う。

こいつを殺せば全てが終わる―————
貴族の全滅
政治の壊滅
残る庶民はもう絶滅させる以外に無い

————これで・・・

「全てが終わるんだ。」

ノーマン、そして彼の仲間達
今迄見守ってきた人々
協力してくれてきた人々は

万感の「想い」を抱くのだった――――――。

 

 

—————————————————————
————と、ノーマンの衣服を
後ろから引く者がいる・・・・!?

ノーマンはゆっくり振り向く!?

———と!?

そこには「幼いエマ」が立っていた。
エマはしきりにノーマンを引っ張る。

「!?」

そのエマの後ろに
小さなノーマンが哀し気な顔で立っている!?

小さなノーマンは哀し気な瞳で
大人のノーマンをずっと見つめ続ける・・・

ノーマンは
困惑・恐れ・苛立ち・憎しみ
驚愕・哀れみ等の
あらゆる感情が入り混じった表情で
小さなノーマンを見るのだった―――――!?
—————————————————————

 

 

ガシャッ

王宮通路の壁の上の
「通風孔」が蹴り破られる!?

と、そこからエマとノーマンが飛び出す!?

(ノーマン、もう大丈夫!
今行くよ!
〝約束〟も結べたよ!)

エマが夢中で走る!?

「あそこだ!!」

レイが広間の入り口を指差す。

(ノーマン! もう戦わなくていいんだよ!)

 

バ  ン  ! !

 

「ノーマン・・・!」
扉を開け放った
エマとレイが見たものは——————

夥しい数の
血にまみれた「鬼」達が
死んでいる光景————

「鬼」の貴族達が
〝大量虐殺〟をされた跡だった―—————!?

愕然とし・・・
絶望に打ちひしがれるエマとレイ・・・

 

「残念。」

 

鬼の死骸の中に立つ
一つの影がエマの方に振り向く。

「間に合わなかったね、エマ。」

そう言った
ノーマンの顔には
冷酷な笑みが浮ぶのであった—————!?

 

 

げえっ・・・何だこのショッキング過ぎる光景は!?
この大虐殺は・・・まるで・・・
ヒットラーが過去に犯した
「過ち」そのものではないか・・・!?

しかもノーマンの勝ち誇った表情が
エマに止めを刺す!?

この光景の破壊力とノーマンの態度が
エマ達の心を折っていないかが超心配だ・・・・!?

が、しかしこの章では————
一番の名シーンが生まれている!?

もう皆さんもお気付きだろう!
そう———
「小さなエマとノーマンが出て来るシーン」である!!

正義と愛の塊である
幼い「エマ」が必死でノーマンを止めようとし、
最後は涙を流して取りすがる・・・

それを————
良心の象徴である「幼いノーマン」が
哀しい目で大人のノーマンを・・・
自分自身を見ているのだ!?

これはエマの叫びの具現化でもあり
最後に残った
ノーマンの「良心の欠片」の抵抗でもある。

そして・・・
最後のノーマンの複雑な表情も
深い「余韻」を———
読者の胸に刻みこむことに成功している!

うう・・・何て哀しく、美しいシーンなんだ!

これはもう涙なくしては見られない!
地味だが「隠れた名シーン」なのである。

 

 

 

約束のネバーランド152話の感想

今週の「約束のネバーランド」は———
ノーマンの「鬼の絶滅計画」の
最終段階が淡々と冷酷に描かれる。

が、ここで一番注目したいのは
今回の【隠れたキーワード】!!
それはズバリ「皮肉」の一言に尽きる!?

おおまかに挙げると————
1.「鬼」が人間を食料としなければ・・・
2.ノーマンを「ラムダ」に送らなければ・・・
3.そもそも「ラムダ」農園という
〝特殊な施設〟を作らなければ―———
「女王」は亡びることはなかったのだ―――――!!

この3つの大きな「皮肉」が
「鬼の世界」を大きく動かし
「鬼」を絶滅の危機へと追い込むのだ!!

そう、この「物語」は————
ダークファンタジーだけではなく
「史上最大の『皮肉』の物語」でもあるのだ。

もっと突っ込んで言うと
現代の人間社会にも通じる
〈大人のための残虐な「寓話」〉と言い換えても
過言ではないだろう。

「約束のネバーランド」――――
限りなく測り知れない奥深さを持つこの「物語」の
「見どころ」と「魅力」は
これからも尽きることはないだろう———————!!

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