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約束のネバーランド【ネタバレ】第142話「1000年前の約束②」感想!

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約束のネバーランド【ネタバレ】142話

これは1000年前の物語―————

鬼の攻撃で壊滅状態の戦況から
1人だけ帰ってきたユリウス・ラートリーは
全将軍を招集して会合を開く。

そこで彼は全人類の平和のために
一部の人間を「生贄」として差し出すことで
和平ができると提案する。

が、誰一人として
その意見を聞き入れる者はなく————

「残念だよ。」とユリウスが冷たく言い放つと
夥しい鬼の群れが侵入し人間を血祭りにあげ、
将軍達を捕獲していく。

ユリウスは既に鬼と交渉し、
和平の証として
人間の一部を差し出す「密約」を交わしていたのだ。

その後———
「鬼」と「人間」の代表者の
イヴェルク公とユリウス・ラートリーは
〝神〟と「世界を2つに分ける」約束を結ぶ。

そして・・・その願いを叶える代償として
イヴェルク公は〝いい肉を捧げる〟こと、
ユリウスは〝門番として2つの世界の秩序を守ること〟
を約束させられるのだった。

 

そして現在(いま)———
〝神〟と対峙したエマは
「新しい約束」のために自分の望みを口にする。
それは———
「食用児全員で人間の世界に行き、
それを最後に二世界間の行き来を
完全に不可能にしてもらう」
ということであった。

「その望み、叶えてあげる。」
エマの望みを聞いた〝神〟は
簡単にそう言い切るのだった——————!!

 

 

 

ユリウス・ラートリーの葛藤

これは1000年以上前の物語―————

伝令兵が将軍達の元へと馳せ参じる!!
「ラートリー軍は壊滅!!
ラートリー様も恐らくは・・・」

「捜しに行く!」赤毛の将軍が急ぎ出口へと向かう。
「ぐずぐずしていて奴らに食われてしまっては———。」

と!?

 

扉口に立つ1人の男!?

「ユリウス!!」

それはユリウス・ラートリーであった!

「良かった!」「ケガは・・・」
ユリウスの無事に全員が安堵する。

「みんな・・・今すぐに聞いてほしい話がある。」
ユリウスは緊急の会合を要請する。

 

その「会合」での事————

「あの提案を考え直してほしい?
それは『一部の人間を差し出して和平を結ぶ』
というアレか?」

「しかし・・・あの話はナシと決まった筈。」
将軍達が口々に意見する。

「だが一度差し出せばそれで終わる。
ただ一度きりで
奴らとの関わりを永久に絶てる方法があるのだ。」
そう言ってラートリーは悔しさに顔を歪める。

「私はもう犠牲はこりごりだ。
たった一晩で私の軍は壊滅した・・・。

片や差し出す犠牲は一度きり・・・
それで全てに片がつくのだ。」

(ユリウスは畳みかける。)

「こうでもしなければ———
この泥沼の殺し合いは終わらない!
人類のために今ここで私達が終わらさなければ!!」

(ユリウスはここで一息つく。)

「確かに苦しい選択ではあるが・・・
これは建設的妥協・・・
必要な〝代価〟なんだよ。」

「頼む・・・この案をのんでくれ。」

「でも・・・」
女性の将軍が口を挟む。
「差し出された者達の苦しみは?
子々孫々、未来永劫に続くのでしょう?

自分達の安寧のため
苦しみと悲しみを背負う人々を
この先もずっと増やし続ける・・・
これはそういう事ではないのですか?」

———その場の誰もが黙り込む————

「今までに我々は家族や仲間の多くを失いながらも
未来のためにずっと戦ってきたじゃないか。」
「諦めずにここまでやって来たじゃないか。」
スキンヘッドとサンタ似の将軍もユリウスを諭す。

「やめろ! やめろ・・・違う!!」
ユリウスは頭を抱え込む。
「キレイ言にも幻想にも、もうウンザリだ。」
「仲間達のために
見ず知らずの連中を切り捨てて何が悪い!
私は正しい事をしているんだ!」

「じゃあ君は何故そんなに苦しんでるんだ?」
赤毛の将軍が単刀直入に言う。
「君も本当は切り捨てたくはないんだろう?」

「君は誰よりも人を想い、まっすぐで優しい。
だからこそ人一倍責任感を感じて
独りで自らを追い込んでしまっている。」

(赤毛将軍は続ける。)

「でも・・・人類全ての平和を・・・
妥協なき勝利を———
誰よりも望んでいたのは君じゃないか!」

(そしてユリウスの肩にそっと手を置く。)

「君を独りで苦しませてすまない。」

 

「だが君のためにも———
やはり俺達は
その提案をのむことはできない。」

 

「違う・・・違うんだ・・・
これは〝和平〟・・・最善だ。」
ユリウスは両手を広げて訴える。
「私は君達に納得してほしいんだ!」

「もし君達が
納得してくれなければ・・・」 (さもなくば・・・)

 

【全員は無言で
ラートリーに敵意の目を向ける。】

 

「そうか・・・
どうあっても考えを変えてはくれないんだね。」

「残念だ・・・本当に残念だよ。」

ラートリーが言い終わるか終わらないうちに
物凄い地響きと共に
夥しい数の鬼の群れが
ユリウス・ラートリーの後ろから
雪崩出てくるのであった———————!?

 

 

え? 一体何が起こった? いきなりの鬼の侵入?

これってもしかしてユリウスの仕組んだことなのか?
信じたくはないが・・・そうとしか考えられない!!

確かに
ユリウスの意見にも一理はあるが・・・
それは人間倫理・・・いや、生命の倫理に反する
絶対にやってはいけない事に代わりはないのだ!!

この鬼の急襲の真相を
明らかにするためにも次へと読み進めよう!

 

 

 

裏切り

「敵襲—————!!!」

突然の〝鬼達の侵入〟に陣地内は大混乱をきたし
人々は次々と鬼達に血祭に上げられていく。

「ユリウス・・・お前裏切ったのか!!」
赤毛の戦士が叫ぶ!!

「彼らの王とは既に取り決めを交わした。」
ユリウス・ラートリーは
冷たい目で平然と言いきる。

「許してくれ・・・
こうするより他ないのだ。
君達は〝和平〟の妨げになる。」

「故に誠に不本意だが————
君達が最初の〝食用人類に・・・
〝平和の礎〟になってくれ!!」

ユリウス・ラートリーの顔に
悪魔の様に残虐で非道な〝笑み〟が
広がって行く!!

これでいい・・・
これが唯一の正解(みち)だったのだ。
誰かが犠牲にならねばならぬのだ。
誰かが終わらせなければならぬのだ。

これで終わる。
人間は・・・
世界は救われる。

そう、救われるんだ・・・!!

ラートリーは頑なに
心の中でそう思い続けるのだった―—————!?

 

 

あぁ!! やはりユリウス・ラートリーが裏切っていたのだ!!
しかも今まで一緒に戦ってきた仲間の将軍達を
〝食用〟として差し出すなんて・・・なんたる非道!?
これは絶対に〝許されざる行為〟だ!!

これこそ「和平」という皮を被った
「邪悪」に他ならない!!

ユリウスの悪魔の如き微笑に
彼の「本性」を垣間見たことは確かな事実である。

 

 

 

1000年前の約束・・・そして〝ごほうび〟

約束を交わす「昼と夜が一緒の場所」にて―———

「せかいを ふたつに わけてほしい?」
〝神〟は人間代表ユリウス・ラートリーと
鬼の代表イヴェルク公に問いかける。

「いいよ そののぞみ かなえてあげる」
〝神〟は簡単に了承する。
———が、それには続きがあった。

「ただし ぼくにも 〝ごほうび〟を ちょうだい」

「!」  〝代償〟の事を聞いていたラートリーが警戒する。

「きめた」〝神〟は少し考えてから口を開く。

「まずはイヴェルク、
きみからは
そのとしに みのった
いちばんいい〝おにく〟を ちょうだい」

「・・・承知しました。」
イヴェルク公が厳かに答える。

「つぎは ユリウス・ラートリー・・・
きみは いまから〝もんばん〟だ」

「え?」

「〝ちょうていやく〟だよ
このふたつのせかいを へいわにたもつんだ」

「きみと おうが むすんだ〝やくそく〟を
おたがいに やぶらないように かんしするんだ」

「これは にんげんがわが やらなきゃ
あんしん できない でしょ?
きみの いちぞくが
このやくわりを ひきつぐんだ―——
これから ずうっとね」

「そう———
きみも しそんも
もう にげられないよ

すてた ともだち からも
この うんめい からもね」

その〝ごほうび〟に
ラートリーは愕然とする。

「君も平和の礎となるんだよ。」

その〝神〟の最後の言葉は——
かつてユリウスが仲間達に言った言葉・・・

それは彼の頭の中で
永遠に木霊するのであった―—————!!

 

 

おぉ! ここで「1000年前の約束」の全貌が明かされる。

ユリウスとイヴェルク公が
神と交わした「約束」と「代償」で
今の状況が生まれ、時を経て大きくなっていき

それがエマ達を「食用児」たらしめ
それ故に苦しめられてきたのだ。

それにしても因果は巡る―———
結局ユリウスも
この「約束」の「呪縛」に取り込まれたではないか!

やはりこの世界は
「善」と「悪」が必然的に調和を保とうとしている事が
伺い知れるエピソードである。

 

 

 

エマの望み

そして現在(いま)————
エマは〝神〟と対峙していた。

「いいよエマ」
〝神〟はエマに答える。
「なにが のぞみ?
ただし ぼくにも〝ごほうび〟をちょうだい」

 

 

———————————————————

(エマはひたすら考える。)

〝ごほうび〟・・・
そうか・・・
これが〝ミネルヴァさんのペン〟に書いてあったこと。

けど・・・
〝神〟はこんなに無邪気で・・・
本当に子供みたい・・・

でもこの〝神〟は———
かつて人間と鬼との世界を分けた・・・
時空を超えた〝高次元〟の存在。

何を考え
何を欲するのか全く読めない・・・

まるで気まぐれな神様・・・

———————————————————

 

 

「〝ごほうび〟はね たいせつなものがいいよね」
〝神〟は逡巡する。
「野望 欲望 渇望、
もらうなら あいての たいせつなものがいい」

「それでも きみは のぞむ?」

「なにをのぞむ?」

 

 

 

———————————————————

(エマは思い出す。
かつてシェルターで「約束」について解読した事を・・・)

〈約束の3つのルール〉
➀〝神〟との約束は上書きできない。
➁〝神〟との約束は破ることができない。
➂〝ごほうび〟は絶対に断ってはいけない。

「1000年前の約束は『世界を分ける』だった・・・。」
レイの言葉がエマの脳裏をよぎる。
「それを踏まえれば・・・
俺達の望みはシンプルでいい・・・
そう、たった二言————。」

———————————————————

 

 

 

エマは覚悟を決めて
〝神〟にゆっくりと口を開く。

「私が望むのは———
食用児全員で『人間の世界』へ行きたい。
そして、
それを最後に『二世界』間の行き来を
完全に不可能にして。」

「その望み叶えてあげる」

そう言って〝神〟はエマに向かって
微笑むのであった—————!!

 

 

うわぁ! エマにとっての正念場がやってきた!?
この「約束の結び直し」のために今まで頑張ってきて、
この約束の後で未来がガラッと変わってしまうのだ!?

これを「正念場」といわずして何と言おう!?

この局面にも何らブレずに
ハッキリと「新たな約束」を言い切る
エマの精神力には脱帽以外の何物でもない!?

私だったらビビッてしまい・・・
シドロモドロになって・・・
「約束」どころではなかったかもしれないのだ!

それにしても———
「3つのルール」があるなんて・・・
これもまた驚きだ!!

「約束」のハードルがこんなに高いなんて
プレシャーでしかありえない。

そして望みを叶えると言った〝神〟なのだが・・・
果たしてそれは————

が、この続きは来週で! という事である。

 

 

 

約束のネバーランド142話の感想

今週の「約束のネバーランド」は—————

1.ユリウス・ラートリーと鬼との「制約」と「裏切り」、

2.1000年前の〝神〟との「約束」と「ごほうび」、

3.エマと〝神様〟との「新たな約束」と「駆け引き」。

————この3つで構成されており
この流れを通して
物語の根底に流れる忌まわしい「食用システム」の
「始まり」と「終わり」が描かれる。

前半でユリウスが「人間の生贄」を差し出したことで
「食用システム」の歴史が始まり、

中盤、それに〝神〟との約束が加わり
更に強固な「食用世界」が構築され、

後半においてエマと〝神〟の邂逅により
長かった「食用世界」の歴史が
幕を閉じようとする。

そう、このエピソード全体を読むだけで
この「物語」の仕組みが読み解けるのである!

それだけ重要な今週であるのだが
まだ解決したわけではない。

そう、問題は来週明らかになるであろう
神様の要求する〝ごほうび〟なのである!

それがエマを困らせない事を祈りつつ・・・
この忌まわしい「食用児の世界」が一刻も早く
終わりを迎えてほしいと強く思う今日近頃である。

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