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約束のネバーランド【ネタバレ】第139話「鬼探し➁」感想!

更新日:

約束のネバーランド【ネタバレ】139話

その鬼は農園の職員だった。
が、ある日突然顔の右半分が崩れ・・・
それ以降は周りから蔑まれ孤立していく。

そんな時・・・顔に痣がある人間の赤ん坊と出会い、
ほんの出来心でその赤ん坊を盗み出してしまう。

森の奥で隠遁生活を始めた鬼と赤ん坊。
赤ん坊はすくすくと成長し、
2人は本当の父と娘以上に
幸せな生活と時間を過ごすのだった—————。

が、その幸せは長くは続かなかった。

ミネルヴァ達が鬼狩りを始め、
娘の父親も彼女の目の前で斬殺されてしまう。

〝鬼に捕らえられていた〟と勘違いされた少女は
ミネルヴァ達に救出されるのだが
少女は泣き喚きながら
鬼語で「復讐の言葉」を言い放つのであった。

それがある鬼の物語―——
アイシェの過去の物語である。

アイシェは今を生き抜くために
言葉を解せないと偽り、人間に混じり・・・
父親の仇を討つためにミネルヴァ達の隙を狙っていたのだ。

 

そして今—————
ドンとギルダは改めてアイシェと話し合い、
アイシェが刺客ではないこと、
ミネルヴァ達に父の復讐を企てている事を聞かされる。

その頃―————
ハヤトは森の奥で多くの仲間達と密談していた。

実はハヤトこそ・・・
ドンとギルダを監視し、
ムジカを見つけて亡き者にしよとする
本当の刺客なのであった—————————。

 

 

 

ある男の物語

その鬼はある農園の職員だった。
朝起きて仕事をして夜は寝に帰る
こんな単調な1日が今日も過ぎ去っていく。

その鬼は————
いつも俯いた
冴えない男だった。

彼は子供の頃から自分の顔が嫌いだった。
彼の顔右半分はある日突然形を失って―—————
以来何を食べても元には戻らず・・・

その時から
他の鬼達は蔑みの表情で彼を見るようになった。

心無い鬼達は言う。
「まるで〝野良〟だ!」
「『野良落ち』だ!!」

 

―———————ちがう!

 

 

「一体何を食べたんだ?」

 

―——————いや、ちゃんと食べてたのに・・・・・!
人間を食べたらも元に戻るはずなのに・・・
なぜこんなことに・・・

彼にとってその顔は〝呪い〟だった。

だからかもしれない

その日農園の廃棄ラインに流れてきた
〝食肉(にんげん)の赤子〟の一人を———————

〝彼は自分だ〟と思った。

それが顔の右半分に痣を持つ人間の女の子、
アイシェとの出会いだった―——————。

 

 

まるで私小説を読んでいるかのような幕開けだ。
上質な文学作品を読んでいる錯角にすら陥る。

人間の世界にどこにでもいる、
私を含めたごくごく平凡で退屈な男の日常の物語・・・

醜い顔のせいで疎外感と孤独を感じている・・・。

そこに現れた同じ境遇の小さな赤ん坊―————

この出会いは「必然」であり、「運命」でもある!!
これこそ神様がプレゼントしてくれた
〝奇跡の出会い〟に違いない!

この2人がこれからどうなって行くのか―—————
次章をゆっくりと読み進めて行こう。

 

 

 

幸せな日々

赤ん坊と男の目が交錯する。

その瞬間―—————

 

魔が差した。

 

男は赤ちゃんを盗んだのだ!!

うわ————
勢いで盗んでしまった―—————!!!

(男は家で3匹の犬と頭を抱えて右往左往する。)

「人間なんか拾ってどうすんだよ~!!」

―——————食うか?

そして赤ちゃんの顔を見つめて逡巡する。
この子は自分と同じだ!!

「まぁ犬だと思えば・・・。」

彼はこれを機会に
農園を辞め
誰にも知られないように
森の奥へと籠り隠れた——————

そして赤ん坊は〝アイシェ〟と名付けられ
男とアイシェの共同生活が始まるのであった。

 

「ぴぎゃあああぁぁ!」 アイシェが泣きわめく。

「わ~~!」
男がアイシェを持ち上げて驚く!
アイシェの体はオシッコでびちゃびちゃだったのだ。

「よしよし。」
男は小まめにオムツを交換する。

人間って何を食うんだ?
人間って何を着るんだ?
人間ってどういう生き物で
どうやって成長していくんだ?

男は必死になって学び
アイシェと共に成長していった―—————。

「いないいない・・・ばあっ!」 男があやすと・・・

アイシェが珠の様な笑顔で
きゃっきゃと喜ぶ!

男の右の手のひらと
アイシェの右の手のひらが・・・
しっかりと重なり合い
お互いの心が通い合う。

愛が重なり合う。

こうして
男とアイシェは・・・
鬼と人間から
父と子へと生まれ変わった―——————。

もはやそこには
〝呪い〟などは存在していなかった。

あるのは「父と娘」。

親子の大きくて深い愛。

彼らは幸せだった。

そしてアイシェは
美しい少女へと成長していくのであった。

 

 

アイシェとの運命の出会いが男をドンドン変えていく。
男は呪いと孤独から解放され
無償の愛と限りない慈しみを手に入れたのだ。

男の喜びはアイシェの笑顔であり、
男の生きがいはアイシェの成長である。

こんなにも純粋で美しい
人種を超えた親子愛がこの世にあるだろうか!!

とかく虐待やいじめが横行するこの現代社会に於いて
お互いが尊く輝く一つの命として尊敬し合い
慈しみながら生きて行ければ・・・
無駄な憎しみやどす黒い欲望、唾棄すべき邪悪さを
消して行く事が可能だろう。

 

 

 

突然の悲劇

悲劇は突然訪れる。

雷が鳴り響くあの日―—————

ピシャアアン!!

 

雷鳴と共に辺りの空気が一変する!

突然現れた人間達―———
ミネルヴァが「鬼狩り」を始めたのだ!!

「オイ、こっちだ! ここに隠れろ。」
父は危険を察し、
アイシェをいち早く奥に導く。

と、父の体がいきなり血塗れになる!?

ザジの狂暴な剣が頭を破壊したのだ・・・

「父さん・・・!」(アイシェが後ろから叫ぶ!)

父親は俯せに倒れながらも
右手を前に差し出す・・・。

いやだ・・・
まだ死ねない・・・

(その時、父の脳裡に幼いアイシェが現れ
父の右手に幼い右手を重ねる。)

アイシェ・・・

死にたくない・・・

アイシェ・・・

アイ・・・

息を止めた父の瞳は・・・
涙で濡れているのだった——————。

 

バンッ!  シスロが部屋へ入ってくる。

 

「もう大丈夫だからな。」
シスロはアイシェに手を差し出す。
彼女が鬼に囚われていたと思っている。

(許さない。)
アイシェが激しく抵抗する。

アイシェが叫ぶのは鬼の言葉で・・・
人間には全く理解できない。

(よくも・・・父さんを!)

周りの3匹の犬も吠えたてる!

(殺してやる!)

アイシェは爆ぜる!

(私はお前達を許さない!!
絶対に殺してやる!?)

アイシェは
そう叫び続けるのであった——————!!

 

 

なんてことだ・・・。
幸せな時間は長くは続かないなんて。

ミネルヴァ達人間による襲撃。

いつもは人間の視点で見ているが、
この時だけは鬼側の視点となり・・・
読者はショックを受けることとなる。

鬼の側にもいろんな想い、事情、絆や命の重みがあったのだ。
それは人間と何ら変わりはない。

そして————
一つだけ確実にわかること、
それは何があろうと
〝命を奪う行為〟だけは
断じてしてはならないということ。

全ての命の重さが同じであるという事が
ズッシリと心に伝わってくる
重くて哀しいエピソードである。

 

 

 

刺客は誰だ?

ムジカの事を話し合っていたドンとギルダ。
が、アイシェの突然の出現で驚いたのもつかの間・・・

「あんた達〝邪血〟を逃がすつもりか?」
アイシェが問いかける。

「どうして?」
ギルダが直球で訊く。
「あなた言葉が解るの? アイシェ?」

「その『どうして』?は————
私が言葉が解ること?
それともそれを黙っていたってこと?」

2人は言葉を失う・・・。

「その答えは・・・〝嫌い〟だから。」
アイシェは冷たく言い放つ。

「確かに彼は人間を食べていたけれど
私にとっては父親だった。
言葉も教えてくれたし
世界を教えてくれた。

私を———
〝食用〟ではなく〝家族〟として育ててくれた
唯一無二の存在が父さんだったの。

それをボス達は殺した。
奴らは私の仇だ。

だから私は奴らが大っ嫌い。
口も利きたくない。

無知なフリをして従っているのは
今この場を生き抜くため。」
アイシェは一息入れる。

 

「で・・・あんた達は?」

「え?」

「なぜ〝邪血〟を逃がしたいの?
他の人間達なら迷わずに殺すはず・・・
けど・・・あんた達は奴らとは違う・・・何故?」

「そんなに違わないよ。」ドンが答える。

「俺達も鬼は憎いし怖い。
でも、ソンジュとムジカ・・・
2人は恩人で大切な友達なんだ!

俺達の仲間の一人がさ・・・
鬼達も悪い鬼ばかりじゃないから
争いたくないって言ったんだ。

だから俺達も鬼を絶滅させたくない。
そのためにソンジュとムジカを捜してるんだ!!」
ドンはそう捲し立てるのであった。

「だからアイシェ・・・
あなたがもし護衛兼刺客なら―————
私達があなたからムジカ達を
守らなきゃって思ってたところなの。」
ギルダが補足する。

「なあ、アイシェ・・・。」ドンが改めて尋ねる。
「ノーマンは・・・ボスはアイシェに
ムジカ達を殺す命令を——————」

「知らない、私はそんな命令なんて受けていない。」
アイシェはキッパリと言い切る。

「むしろ私は、あんた達が—————」

「良かった~!!」
2人はアイシェの言葉を遮って喜ぶ。

「ノーマンはムジカ達のこと・・・
ちゃんと『保護』で考えててくれたんだ。」ギルダが涙ぐむ。

「考え直してくれてたんだ。」ドンも涙を流す。

(アイシェは2人の泣き顔に唖然とする。)

「アイシェは〝刺客〟じゃなかった! 良かった!」
「疑ってごめんな!」
2人はアイシェに握手を求める。

(「なっ・・・泣いている・・・・。」
そのリアクションに引き気味のアイシェ。)

が、ギルダがハッとする!
「待って! もしかして・・・
ノーマンは連れ帰らせてから殺すとかかも・・・!」

「でもしばらくは安全だろ!
それにまだ交渉の余地を残してくれてる。
一番無情な手段じゃない。」
ドンが希望を見る。
「良かった!
これで安心してムジカ達を捜せる!!」

「・・・・・・・・・・・。」
そんな2人の様子をジッと見つめ続けるアイシャだった―——————。

 

一方、ハヤトは森の奥で多くの仲間達と密談していた!?

「そうか・・・今日も手がかりはなしか。」
ジンが呟く。

「ああ。」ハヤトが答える。

「だがじきに見つかる。」ジンが断言する。
「いいか・・・〝邪血〟は見つけ次第俺達で殺す。
全てはボスの命令通りに!!」

男たちの目は不気味に光るのであった————————!?

 

 

なんと! 監視兼刺客はハヤトだった!?
可愛くて気さくなハヤトが・・・
実は全員を見張っていたなんて・・・これは超ショックだ!

確かにハヤトやジンはボスを神様のように慕っているから・・・
自ら進んで役に立ちたいと思っても何ら不思議ではない。

が、それにしても
大好きなハヤトが裏切り者だったなんて・・・
何か人間不信になりそうな気分だ。

 

 

 

約束のネバーランド139話の感想

今回の「約ネバ」は—————
〝鬼とアイシェの物語〟である。

出会い~幸せな時間~その後の悲劇までがジックリと描かれる。

が・・・その物語からは———————
とんでもない2つのポイントが浮かび上がってくるのだ!

ポイント➀
アイシェは人間を親の「仇」と見なし、
ミネルヴァ達の命を奪おうとしいる。

今までは「鬼=悪、滅ぼす」という図式が成立していたが
父親を人間に殺されたアイシェにとっては
「人間=悪、憎しみと復讐」という図式が成り立ち、
構図が見事に逆転するのである。

 

ポイント➁
ミネルヴァ達は———
アイシェが鬼に囚われていたと勝手に思い込み、
この少女を鬼から救ったと思っているが・・・

真実は全く逆で、
人間がアイシェの父親を虐殺し、アイシェを無理やり拉致したのだ。

 

この物語は人間の偏見と傲慢さが
「真実」を歪ませてしまう事も教えてくれるのだ。

それはこの回のラストで
あんなに可愛くて人懐っこいハヤトが・・・
実は監視兼刺客だったという
あまりにも意外な事実にも当てはまるのである。

人間関係を始めとする
この世の全ての「物事」は——————
決して表面だけを見てはならない。

その場に立ち止まり、
観察と熟考を重ね、
常にあらゆる角度から見続ける事が重要となるのだ。

人類もこれができていれば幾多の世界大戦や虐殺などの
未曽有の悪を避けられたかもしれない。

つまり全員が——————
広くて深くて温かい「エマの視点」を持てば
必ずや〝明るい未来〟を創ることができるのだ!!

そして——————
その視点をジックリと育てていく事が
我々読者のクリアしなくてはならない課題の一つなのである!!

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