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約束のネバーランド【ネタバレ】第134話「Lost Boy」感想!

更新日:

約束のネバーランド【ネタバレ】134話

砂漠の中を彷徨い歩く一人の男がいた。
彼の記憶は混乱し体は弱りはて、
いつ倒れてもおかしくない様相を呈していた。

その男は—————
年老い干からびたレイであった———————。

 

(ここで時間が巻き戻される。)

 

エマとレイが
異世界の「ハウス」で
地下へと続く通路を見つける。

エマとレイはハシゴを降りると—————
そこはかつて住んでいた「シェルター」の中であった。

無数にあるドアを開ける度に
シェルター内のいろんな場所に繋がっており、
それはあたかも「迷宮」の様に2人の前に立ち塞がるのであった。

〝ミネルヴァさんのペン〟に記されていた伝承が
ここからの脱出のカギとなると考えた2人は

ここの謎を解き、
七つの壁を目指すべく
迷宮のさらに奥深くへと
足を踏み入れるのであった———————。

 

 

時間(とき)の迷い子

「もう訳がわかんねぇ・・・・。」

荒涼とした砂漠が広がっている。

そこにゆっくりと動く人影があった―—————。
ボロボロのズボンに擦り切れた靴。

その男はヨロヨロと辺りを彷徨う。

「ここはどこだ?」

砂の地面にタンスがめり込んでいる。

「今は何年(いつ)だ・・・・?」

地面から突き立った〝無数の風車〟が
花が咲き乱れるように
ひっきりなしに回転し続けている。

「エマ・・・。」

そのフードを被った人物は
肩を落として落胆を隠さないまま
さらにゆっくりと歩を進める。

「おいエマ・・・・・!」

彼は傍らの地面へと目をやる。

そこにはマシンガンが突き刺さり・・・
銃に巻き付いたズタボロの衣服がはためいている。

「そうか・・・もういないのか・・・」
その男が寂しく呟く・・・・。

あれから
どれだけの時間が
経ったのだろう―——————。

男は遥か昔を思い出そうと苦悶する。

「そして・・・俺は誰だ?!」

被っていたフードがめくれて
男の顔が露わになる。

その男の顔には——————
「絶望」と「苦悩」が深い皺に刻まれていた。

それは―————
年老い干からびて・・・
瞳の輝きを失くした—————

レイであった。

年老いたレイの周囲には
土埃と竜巻が幾筋も起こり
夥しい風車が無常に回り続けるのであった―———————。

 

 

なんだ??  この衝撃的な幕開けは!?
レイが老人と化し、砂漠を彷徨っているなんて・・・・?

ここで読者全員が——————
驚きのあまりに口をアングリと開けている姿が目に浮かぶようだ・・・・・!!

人間が食料として鬼に出荷されていた?
鬼が何で人間を食べなくてはならないのか?
ミネルヴァさんの正体は誰なのか?
―———などの数々の〝衝撃の事実〟を提供し続けてきた
「約束のネバーランド」だが——————

ここにきてこんな驚愕の展開が待っていようとは・・・・・!?

作者はまたしてもやってくれた!!

エマはどこ?
時間はいつ?
レイはなぜ老人に?

様々な疑問が一気に噴出して
頭の中が沸騰しそうだ。

とにかく続きを読むしかない。

 

 

シェルターと伝承と

ハウスの床に開いた空間―————。

エマとレイが見下ろすと地下へのハシゴがあった。

 

「みつけてごらん、ぼくを・・・」
「ななつのかべは」
「このなかにある」

 

エマの心の中に————
〝クヴィティダラの幻影〟で会った鬼の言葉が木霊する。

2人はハシゴを下りて
横に広がる空間へと降り立った―—————。

 

「ハウスの次はシェルターか!?」レイが項垂れる。

 

2人の目の前には―—————
かつて住んだことがある〝秘密のシェルター〟の内部が広がっていた。

 

ジッ ジジッ・・・・

 

周りの風景の端々がテレビ画面のように微妙に歪み揺れている。

「でもドアの数が違うよ。」エマが観察する。

「ここもまた『鬼の神』の〝お遊び〟かよ?」 レイがうんざりする。

「確か・・・『壁は現れる』ってあったよね。」エマが閃く。
「ミネルヴァさんのあのペンの伝承に・・・。」

(エマは頭の中で記憶を呼び起こす。)

 

「クヴィティダラの竜の目で
昼と夜を探すべし

まず北へ10里
つぎに東へ10里
つぎに南へ10里
つぎに西へ10里

天へ10里 地へ10里

砂の間で矢が止まり
日が東へ沈むとき
地が哭き〝壁〟は現れる」

 

「条件を満たせば〝壁〟が現れると?」レイが呟く。

「そう!」エマが力強く答える。
「あの謎を解いてここを抜け出すんだ!
それで絶対に〝鬼の神〟に会いに行ける!」

「だな。」レイも納得する。
「でもこの状況で『まず北へ10里』って・・・どうする?」

「一応北側のドアに入って見る?」とエマ。

「磁石は・・・?」レイが確認する。
「一応使えるかな?」エマが答える。

「シェルターと同じだね。北はこの扉。」
エマはドアノブに手をかけて
思い切って引き開けるのであった————————。

 

 

2人が地下の通路を降りると
そこは前に住んでいた「シェルター」であった。

「ハウスの次はシェルターか・・・。」

そう、この異空間は——————
入った者の「幸せな記憶」に
ズカズカと土足で上がり込んでくるのだ・・・
しかも〝悪夢〟という「オマケ」をつけて・・・・。

だから、このセリフを言ったレイの気持ちがよく分かる。
精神的な揺さぶりは男にはとてもこたえるのだ・・・

一方・・・・エマはどんな状況になろうと、
ひたすら前向きに〝七つの壁〟へ向けて考えを巡らせる!

そう、この「異空間」では明らかにエマがイニシアチブを取っている。
やはり・・・さすが気丈な女の子。
いざとなれば男の子より断然頼りになるのだ!

エマは力強くドアの向こうへと進む。
それはあたかも―——————

立ち止まれば
この世が終わるかもしれない・・・
未来が無くなるかもしれない・・・
と思い込んででもいるかのようで
痛々しさを感じずにはいられない。

 

 

 

シェルターの中の迷宮

ガチャ!

ドアの先・・・2人の目の前に広がるのは
上下が逆さまになった〝モニター室〟の光景であった。

「これじゃあ10里もクソもねぇな。」レイが呟く。

「モニター室・・・上下逆さまだ・・・。」
エマが歩を進める。
「まるで天井を歩いているみたい!」

「気をつけろよ。」レイが注意を促す。
「うん・・・次ははぐれないようにする・・・・」エマも慎重だ。

2人は背中合わせで部屋全体をグルッと見渡す。

シン・・・  辺り一面を静寂が包み込む。

(何が起きるわけでもないのか・・・・・)
レイは少し安堵する。

「廊下に戻って全部の部屋を見てみよう。」レイが促す。
「うん。」エマも頷く。

エマが廊下へ引き返そうとドアに手を掛ける・・・・。

 

ガチャッ

 

「えっ?」 刹那、エマに戸惑いが走る!

 

「食堂!? さっきは廊下だったのに・・・。」 エマが驚く。

「しかも今度は壁面が床か・・・・」レイが冷静に言う。

エマとレイは意を決して・・・
手分けしてドアというドアを開けていくのであった————————。

 

 

でたぁ~! 次なる試練!!
「ハウス」の次は「シェルター」だ!!

ドアはいろんな場所へと繋がっており、
そこは終わりのない「迷宮」と化していたのだ。

あ~イライラする。
そして嫌な予感がする。
こんな状況が続けば続くほど
ストレスが溜まり心が病んでいってしまう・・・。

エマ達も心折られない様に、
早く出口を見つけてもらいたいものである。

 

 

矢印のさすところ

ガチャ

ドアを開けるとそこは広い「お風呂場」。

居心地の良さそうな「寝室」。

ガチャッ・・・・・・

エマがさらにドアを開くと——————

またモニター室だ・・・・
でもさっきとは向きが違う・・・。
ドアの開け閉めごとに違う部屋に繋がる?
さっきまでのハウスと一緒・・・
空間がめちゃくちゃなんだ。

これじゃ・・・

まるで「迷路」・・・・

そこでエマはハッと気付く!!

「レイ! あの〝矢印〟さっきはなかったよね。」
エマがテーブルを指差す。

そのエマの指の先には——————
テーブルの上に大きく書かれた
「矢印(⇒)」が記されていた・・・。

「これが『あそぼ』ってことか・・・・。」
レイは小鬼の言ったセリフを思い出す。

「行こう! 謎を解くためにもこの場所を知らなくちゃ!」
エマはそう勢い込むのであった———————。

〈この時のレイは・・・
まだ事態を深刻には考えていなかった―————。〉

そう・・・
その時俺は—————
この迷路を・・・
あの謎を・・・
簡単に解けると思っていた。
勝てると思ってたんだ。
あの天井絵の〝暗闇〟に———————。

前に「鬼の寺院」で見た〝暗黒の天井絵〟が・・・・
心の中で大きく広がり——————
彼をその漆黒の〝闇〟の中へと
否応なしに飲み込んでいくのであった—————————。

 

 

迷宮と化した〝シェルター〟
その中に突然現れた〝謎の矢印〟!!
これは一体何を意味するのか?

今まで幾多の「謎」に立ち向かい・・・
勝利してきたエマとレイ。

今回の〝迷宮〟や、〝七つの壁〟への行き方も・・・
「絶対に解明できる!」と、
〝希望的観測〟を持っても何ら不思議はないであろう。

が・・・気になるのが最後の〝レイのナレーション〟・・・・
「解けると思っていた・・・。」
「勝てると思っていた・・・」
という〈打ち消しの言葉〉の数々・・・。

それが冒頭の「老人のレイ」の
悲痛な叫びを暗示しているようで・・・
何とも言えない〝後味の悪さ〟となって
読者の胸に傷を残すのである。

 

 

約束のネバーランド134話の感想

今回の「約束のネバーランド」は————
完全に〝SFサスペンス・ミステリー〟だ!!

冒頭のあり得ない衝撃的な仕掛けで、
読者は「ガチン」と心を殴られて気絶寸前に陥ってしまう。

そしてなぜレイが老人になって彷徨っているのかが・・・・
過去へと遡って描かれる。

「推理小説」好きの私にとっては
〝海外名作ミステリー〟を読んいるのかのような錯覚に陥り、
最高に素晴しい時間を体験させてもらえるのだ!

この「異空間」の正体は?
迷宮を脱出するカギは?
レイはなぜ老人になってしまったのか?
どうして彷徨っているのか?
そして目的の人物には会うことができるのか?

何処を取っても「謎」また「謎」の〝金太郎飴〟状態で・・・
この「謎」に読者は翻弄され、引きずり回されるのである。

思うに・・・・
この「異空間」は
〝鬼の神〟の居場所であるとともに、
外敵から身を守るための「防衛装置」も兼ねているのではないだろうか?

侵入してきた者の「幸せの思い出」を投影し、
そこを彷徨わせ、心を蝕み、侵食し・・・・
最後は狂い死にさせてしまう「恐ろしい装置」ではないだろうか?

という事は—————
〝鬼の神〟に会うためには・・・
その試練を乗り越えなければならないという事なのだろう。

 

 

さて、来週である!?

エマとレイが「謎」を解けずに迷宮を迷った結果・・・・
レイが老人になってしまったのなら・・・・

老人のレイ自身が「その現状」を打破する事でしか、
この状況を変化させられないのではないか?

あともう一つの仮説としては―—————
この「異世界」が、パラレル・ワールドや他の「時空」、
「時間軸」等を作り上げる装置だとすると・・・・・

今レイが見ている「世界」とは全く違う
「別の世界」が存在する可能性がある。

それはすなわち―————
〝エマだけの世界〟である!!

エマもその世界で
たった一人で
老人になって苦しみ彷徨っていると考えてみても
それも決してあり得ない話ではない。

という事は・・・エマがその「世界」を打ち破れば、
レイも自然と元の「世界」へと戻れるはずなのである。

少し混乱してきたので
もっとシンプルに説明し直すと—————

エマとレイはそれぞれ「違う世界」でずっと幻を視続けていて・・・
そこでずっと彷徨い・・・心が折れそうになってはいるが、

その「世界」を壊す手掛かりさえ見つければ
すぐにでも元の「世界」へと戻り、
〝鬼の神〟と会うことができる。
―———————という展開も十分に成り立つのである!

兎にも角にも・・・
こんなに苦しくて辛そうなレイはもう見たくはない!
エマについても右に同じだ!!

そしてエマとレイなら
読者が驚くような「大逆転」を必ずやってくれるはずだ!!
イヤ、そう強く信じよう!!

我々読者が〝エマとレイを信じる力〟は——————
どんな困難にも
どんな障害にも
絶対に負ける訳がないのだから!!

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