東京卍リベンジャーズ【ネタバレ】119話「Too late to be sorry」
フィリピンはマニラの廃墟で、東京卍會総長の佐野万次郎ことマイキーは、東京卍會壱番隊隊長の花垣武道ことタケミっちに馬乗りになり、顔面に拳銃を押し付けています。
マイキー「あの頃は取り戻せない」
呟きながらより一層、拳銃を持つ手に力を込めていきます。
ドン
銃声が鳴り響き、マイキーが弾け飛び転がります。突然の銃声に呆然とし、顔面から拳銃の圧力が無くなってもすぐに動けないタケミっちは、状況が飲み込めません。
ナオト「大丈夫ですか!!?タケミチ君!!」
突然現れた橘直人(ナオト)に驚きますが、タケミっちはようやく状況を把握します。ナオトに撃たれて倒れたマイキーにすがり付き名前を叫びます。
タケミっちに近づいてはダメだと慌てるナオトは、2人に駆け寄って行きます。
転がっているマイキーの持っていた拳銃を見て、拳銃の安全装置が外されていなかった事に気がつきます。
ナオト「殺す気はなかったのか!?」
マイキーを抱き抱え何度も何度も名前を叫び続けるタケミっちの手は、マイキーの血がべったりとこびりつきます。
マイキー「橘ナオトか・・・」
マイキー「ありがとう たぶんタケミっちにはムリだったから」
意識を取り戻したマイキーは、タケミっちには無理だったから(マイキーを殺すことが)ありがとうと言い。やっと終わるんだ、オレの人生は苦しみだけだったと涙を浮かべます。
タケミっち「そんな事言わないでマイキー君」
タケミっち「オレ・・・変えれるから オレ過去に戻れるんだ」
こんな時代にならないように頑張るから、絶対に諦めないからと、タケミっちは自分が過去に戻れるという事をマイキーに打ち明け、悲しい事を言わないでとボロボロに泣いています。
慰めてくれるなんて嘘でもうれしいよとマイキーは微笑みます。マイキーは息も絶え絶えになりながら、タケミっちの手があったかいと言い残し、タケミっちの腕の中で息を引き取ります。
タケミっちはより一層強くマイキーを抱きしめながら、マイキーと出会った頃を思い出します。
マイキー「タケミっち今日からオレのダチ!!な」
マイキーが言った言葉、マイキーに言われた言葉、マイキーを抱きしめたまま色々な言葉を思い出します。
マイキーを抱きしめたまま沈黙を続けるタケミっちの背中に、ナオトが力なくタケミっちを呼びかけます。
何も答えずボロボロに涙を流しながらも、タケミっちの目は新たな決意に力がみなぎっています。
東京卍リベンジャーズ119話の感想
ドンっと言う銃声が鳴り響き終わった先週の東京卍リベンジャーズの展開は、またまた予想を越えてきてくれました。フィリピンはマニラという場所を考えた時に、まさか橘ナオトが登場してくるとは、予測出来ませんでした。
主人公のタケミっちが、何度でも過去に戻れる力がある物語なのに、過去に戻れる事が、100%の安心材料にならないのが、この東京卍リベンジャーズという物語の凄い所だと思います。過去に戻っても前途多難、絶体絶命の場面が予想出来てしまいます。
タケミっちに拳銃を突き付けてまで、オレを殺せと迫るマイキーの人生に一体何があったのでしょうか、仲間たちを殺してしまい、自分も死ななければならなかったマイキーの人生が、今後の展開で明らかになっていくのでしょうか、ますます楽しみで仕方ありません。