東京卍リベンジャーズ【ネタバレ】118話「Life comes and goes」
ようやく現代で初めて、東京卍會総長の佐野万次郎ことマイキーに会えた、東京卍會壱番隊隊長の花垣武道ことタケミっちは、マイキーの瞳を見て、何も変わって無いと確信して喜びましたが、マイキーから告げられた話は、あまりにもショックな内容でした。そして、マイキーに全てをタケミっちの手で終わらせる為に、オレを殺してくれと言われます。
涙を流しながら何も言えずに立ち尽くすタケミっちに、マイキーは近付いて来ます。
マイキー「ここで全て終わらせたいんだ」
オレの夢を終わらせたいと言うマイキーに、タケミっちは訳がわかりません。出会ってすぐにオレを殺せと言われている事にショックを隠しきれず、再び涙が浮かんで来ました。
タケミっち「会っていきなり「オレを殺せ」なんて」
タケミっち「オレはマイキー君に会いたかっただけなのに」
タケミっちの言葉を聞いたマイキーは、東京卍會弐番隊副隊長・柴八戒の死に際の言葉を思い出します。
燃え盛る建物の中で、後ろ手に縛られて座る柴八戒は、自分を見下ろすマイキーに最後にまたタケミっちと、みんなで騒ぎたかったなと言います。それをマイキーは、無言で無表情のまま見下ろします。
タケミっち「八戒?死に際?」
タケミっちは突然、八戒の話をされた上に死に際と言う言葉に引っ掛かります。そんなタケミっちの言葉には答えず、夢を叶えるのは難しいね・・・と話を続けています。
マイキー「不良の時代を創る」
マイキー「その道目指して東卍(トーマン)は突き進んで行ったはずなのに」
マイキー「いつの間にかこんなになっちまった」
そう話すマイキーの言葉をタケミっちは理解できません。初めて人を殺した時、そう言い出したマイキーの言葉に、タケミっちの鼓動が高鳴ります。
マイキー「何も感じなかった」
世の中難しい事があれば、大抵人を殺せば簡単に解決する、邪魔なもんは消しちまえばいいんだと笑顔で話します。タケミっちは、溢れ出てこようとする涙をグッと堪えて、マイキーに 掴みかかり迫って行きます。
タケミっち「違うよ!!!?マイキー君」
掴みかかり、マイキー君は何も変わっていない、あの頃のまんまだよと、堪えていた涙を流しながら必死に訴えかけました。
マイキー「・・・やめろタケミっち」
目を見たらわかる、なんにも変わってねぇよと、マイキーの言葉には耳も貸さずさらに必死に訴えかけました。
マイキー「やめろ」
さらにマイキーの言葉を無視して、変わってないよ、だから、消すとかそうゆうのやめてよと訴えます。静かに聞いていたマイキーは、タケミっちを投げ飛ばします。
マイキー「オマエは何なんだ?」
そして、タケミっちの顔面に拳銃を押し付けます。マイキーとタケミっちが見つめ合う中、マイキーは過去を思い出します。
マイキー「言い残す事はあるか?」
マイキーは、東京卍會壱番隊副隊長・松野千冬の額に拳銃を突きつけて言いました。拳銃を突きつけられながら、松野千冬はタケミっちの話を始めます。
松野千冬「いつかマイキー君を探して訪ねてきます」
いつかマイキーを訪ねてくるタケミっちは、まるで時を越えたように昔のまんまで、どうかその時は、タケミっちの目を見てやって下さい。タケミっちの目に嘘は無いから、と、松野千冬の最後を思い出し、タケミっちの目を見つめます。
マイキー「そんな目でオレを見るな」
タケミっちにオレを殺せと投げて寄越した拳銃を拾えと言い、オレを殺すか、オマエが死ぬかだと迫ります。マイキーの涙がタケミっちの頬に落ち、沈黙が訪れます。
マイキー「あの頃は取り戻せない」
マイキーの拳銃を握った指に力がこもります。
“ドン”
フィリピンはマニラの廃墟に銃声が響きました。
東京卍リベンジャーズ118話の感想
せっかく会えた仲間にいきなり殺せと言われたタケミっち、泣き虫じゃなくても泣けてきます。タケミっちが今尚、マイキーが仲間たちを殺したと言う事を信じられないでいるように、私もまだ信じられずにいましたが、今回のマイキーの思い出で、燃え盛る建物の中で後ろ手に縛られた柴八戒と、最後に言い残す事はと言われながら、額に拳銃を突きつけられていた松野千冬を見たら、本当にマイキーは東京卍會の仲間たちを殺してしまったんだなと、残念な気持ちです。オレが死ぬかオマエが死ぬかと言いながら、タケミっちに突きつけた拳銃、そして、最後の銃声、まさかとは思いますが・・・
タケミっちの命の行方、そして、何故、マイキーは何故、東京卍會の仲間たちを殺さなければならなかったのか、ますますその理由が気になります。