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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第211回「走る緑朗」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】211回

凧葉ツトムは
瀕死の〝坂巻泥努〟を背負い、
「泥努のアトリエ」の〈天井裏〉にある
無数の「帽子」の中に隠された
【五頭応尽の心臓】を必死に探すが・・・
その「帽子」が全く分からず
四苦八苦していた。

 

かたや————

 

秘技「宿眸の法」で
【心臓を隠した帽子】を〈透視〉した
鬼離田姉妹は
その〝在り処〟を緑朗に話し
自分達が五頭応尽と戦って時間を稼ぐ間に
〈天井裏〉に行って
手に入れるようとに指示をする!?

勇気を振り絞り、
様々な妨害を乗り越えて
〈天井裏〉に至った緑朗は
問題の「帽子」の場所を凧葉に伝えるが、

そこに
応尽の式神〝是光〟が強襲する!?

その時、階下の鬼離田姉妹は
善戦虚しく
応尽に捕まり
最大の「危機」に陥る!?

 

一方———

 

タコハは〝是光〟の強襲により
その場から動けない!?

 

この状況に————

 

もう自分が行くしかないと
〈覚悟〉した緑朗は
その大きな意志の下、
〈心臓〉が隠された「帽子」へと
必死に走るのだった————!?

 

 

 

 

 

 

 

「会話」の意味!?

 

〈双亡亭〉の最深部、

〝泥努のアトリエ〟の〈天井裏〉————

 

 

「コレじゃねえ、
コレでもねえ・・・」
凧葉ツトムは〝坂巻泥努〟の指示で
手当たり次第に
辺りにある夥しい数の「帽子」を調べまくるが

その中に隠されている
〈応尽の心臓〉は
一向に見つからない!?

 

「お・・・わ・・・!」

 

狭い「梁」の上で
バランスを崩しそうになるタコハに・・・

 

「気をつけろ・・・
お前が落ちれば
私も落ちるのだぞ。」
〝泥努〟が注意を促す!?

 

「カッテなコト
言うんじゃねーよォ!」

その言い草にキレるタコハ!?

「こっちは高いトコで
命懸けで探してるのに、
ごちゃごちゃとよ~!」

 

 

「お前のカバンはどうした・・・?」

 

 

「バランス崩したらヤバイから
置いてきた・・・って!?
アンタ ホントにオレの話に
答えねーな!
たまにゃあ『会話』をしろよ!!」

 

凧葉は堪らずに喚く。

 

「聞いてんのかよ〝泥努〟!?
ちゃんと話をしねーと、
飛び降りちまうぞォ!」

 

 

「煩いな凧葉・・・会話だと?
この情報の交換がこそが『会話』だろう・・・」

〝泥努〟が言い切る。

 

 

「ちがうね!
アンタはただ・・・
自分が言いてえコトを
喋ってるだけだ!

オレの話を聞いて、
それについてナンかを言う・・・
それが
『会話』ってもんだろが!
キャッチボールだよ!!」

 

凧葉は完全にプッツンする!?

 

 

「私には時間がない。
もっと早く〈心臓〉を探せ。」

〝泥努〟が構わずポツリと呟く。

 

 

「だから!?
その自分の都合だけで
しゃべんのが
ダメだっつってんの!」

凧葉は
激しく捲し立ててから
少し落ち着きを取り戻し———

「それにしてもアンタ、
本当に誰とも
喋ってこなかったんだなァ・・・
『会話』の仕方も
分かんねえってさぁ・・・」

――――と問いかける。

 

 

「この90年というもの———
『絵』を描いていて、
それが必要だと感じた事は
ただの一度も無い・・・・・・」

〝泥努〟が宣う。

 

「そうかよ・・・
喋りたいコトは
全部あの〈侵略者〉に
喋ってたってかい?

そりゃ、さぞかし
つまんなかったろうよ・・・」

 

 

「お前は———
多くの者と
会話をしたのか?」

徐に〝泥努〟が問う。

 

と!?

 

凧葉の顔に
驚きが広がる!?

 

「・・・なんだ?」

 

凧葉のその反応に
逆に〝泥努〟が問い返す!?

 

 

「アンタ・・・
やればできるじゃんか!?」

凧葉が満面の笑みを浮かべる。

「それよ、それ!
それが会話ってヤツよ!」

凧葉は笑顔で語を継ぐ。

「アンタは今までズーッと
絵を描いてたんだろ?
ちょっと羨ましいよ。
オレ、絵を描く時間なんて
あんまりなくてさァ・・・」

 

 

「そんなお前が
『絵』を学ぶなど・・・
よく考えられたモノだな・・・」
〝泥努〟がツッコむ。

 

 

「お、嬉しいね。
アンタ・・・
ちゃんと会話できてんじゃん。」

凧葉は
そのリアクションに
更に満足して答える。

「でもなァ・・・
オレン中じゃあ、
『絵』を描くのって
自然だったんだ・・・

なんかさ―――

爺ちゃんの
そのまたジイちゃんに、
有名な〈絵描き〉が
いたとか
いないとかでさぁ・・・

オレはその血を
引いてっからなァ・・・とか、
勝手に思ってんだけどよ・・・」

 

 

「有名な画家・・・?」と〝泥努〟

 

 

「お~イイねェ。
相槌打つじゃんか~!」

 

 

と!?

 

 

「タコハさん~!!」

 

 

大きな声が辺り一面に響き、

 

 

「え?」と
凧葉がその声の方に向くと———

 

 

「あっ! 緑朗じゃねーか!!」

 

 

そこには———
〈天井裏〉に着いたばかりの
緑朗の姿があるのだった――――!?

 

 

 

 

 

 

凧葉の感情的な表情で幕を開ける
今週の「双亡亭壊すべし」———!?

凧葉と〝泥努〟の全く噛み合わない「会話」が、
いつしかお互いの事を知るための
とても大切な「ツール」に
変化していくプロセスが克明に描かれ・・・

まるで「心理学の講義」を思わせる
その対話と描写に、
我々〈読者〉は脱帽せずにおられない!!

そして・・・

触れ合う者の
全てを包み込むタコハの「懐の深さ」と、
他人を思いやる「温情の厚さ」が———

〝泥努〟の「心の氷」を
徐々に溶かしていく様は正に圧巻である!!

そう、やはりタコハは
〈天然の癒しの天才〉なのである!!

 

 

 

 

 

 

〈合流〉と「危機」と!?

 

「どーしこんなトコに?」

凧葉が緑朗に疑問をぶつける!?

 

 

「タコハさんこそ!?
背中にいるのは〝泥努〟だよね?
一体どうなってるの!?」

緑朗が質問を重ねる。

 

 

「応尽の〈心臓〉が・・・
此処に隠してあるって、
この男が言ったからよォ・・・」

凧葉は〝泥努〟を指しながら答える。

 

 

「それなら・・・
僕と同じ目的だよ!?

けど―――
そっちじゃないよ!!

〈心臓〉の場所は
あっちの壁から
3本目の真ん中だよォ!!」

 

緑朗がある場所を指差す!?

 

 

「え!? 緑朗、知ってんのか?」

 

 

「鬼離田さんが〈透視〉して、
教えてくれたの!!」

 

 

「よっしゃ!」 凧葉が急ぎ走る!?

 

 

――――が!?

 

 

緑朗の背後から素早く「影」が動く!?

 

 

「!」

 

 

それは————

 

〈天井裏〉にやって来た
応尽の「式神」〝是光〟だった!?

 

その〝是光〟を追って
黄ノ下残花も馳せ参じる!?

 

 

「あ! 残花さん!」

 

 

「不覚!
奴を押さえ切れなんだ!!」

 

 

残花は〝是光〟と対峙する!?

 

 

ギラッ

 

 

〝是光〟は
凧葉と〝泥努〟の
姿を認めると———

 

どん!?

 

―――電光石火の早さで
残花から離脱する!?

 

 

「ぬう! 是光の狙いは
凧葉と〝泥努〟か!
殺させる訳にはいかん!」

 

残花が急ぎ後を追う!?

 

 

「ああ・・・どうしよう・・・」

 

この怒涛の〈展開〉に
緑朗は何もできず・・・
只々途方に暮れるのだった―――――!?

 

 

 

 

 

 

やったね!  無事、合流できた凧葉と緑朗!?

これでやっと〈応尽の心臓〉が見つかるぞ!
と、安心したのも束の間———

式神〝是光〟がタコハを襲う!?

なんてこった!?
「安心」から一転し———
これは地味に
〈超危機的状況〉ではないか!?

この「展開」についていけない緑朗は
ただ只管、茫然とする!?

うわぁ! 油断したぁ! 忘れてたぁ!?

この「双亡亭壊すべし」は———
安心できる
シュチエーションだと思った瞬間に・・・
〈逆転現象〉が起こり
一気に「危機的状況」に陥る事が
よくあるという事を!!??

が!?
逆も然りなのである!!

兎にも角にも―――
「物事」は信じれば
必ず〈良い方〉に向かうと信じて
「次章」へと読み進めて行こう・・・

イヤ、読み進めるしかないのだ。

 

 

 

 

 

 

「因縁の対決」と「緑朗の覚悟」!?

 

一方、
階下では————

 

五頭応尽と鬼離田雪代・琴代姉妹が
熾烈な戦いを繰り広げていた!?

 

 

「バァァカが、
こんなモンで
このオヤジサマの動きを
封じられっかよォ!」

応尽が———
襲い来る姉妹の「式神」を
悉く破壊する!?

 

「く・・・!」  狼狽える姉妹!

 

「おめえら
なんだか殺気を
ドクドクと
振りまいてっけど、

己等(オイラ)に
文句でもあるみてじゃねぇか。」

応尽が
我が子達に
厭らしい目を向けて宣う。

「え? なんとか言ってみろよ。」

 

 

「文句だと・・・」
「我ら姉妹は・・・長い間、
人々からバケモノの子だと
忌み嫌われてきた・・・」

 

琴代・雪代が口々に罵る!?

 

「それは全て
お前のせいだ!
許さんぞ応尽!!」 と琴代が、

「おのれが母を汚し、
私達を生ませたからじゃ!
必ずたおす!!」  雪代が絶叫する!?

 

 

「へへへへ!
初めて会った時にゃ
ビビってたクセに、
何をエラそうに・・・
ホザくようになったな、
このクソ娘どもめが!」

 

応尽はあざ笑い———

 

「己等からの答えは
〝爆砕念〟だぜ!」と———

 

〈念の衝撃波〉を
姉妹に向かって発射する!?

 

 

姉妹は「式神」を盾にして
〝爆砕念〟を防ごうとする!?

 

が!?

 

ドゴン!?

 

その「式神」は木端微塵となり・・・!?

〝爆砕波〟は2人に直撃し、
姉妹は後ろへ
吹っ飛ばされるのだった――――!?

 

 

 

その〈光景〉を
上から見ていた緑朗に
「絶望」の色が浮かぶ!?

 

「ダメだ・・・
このままじゃ、
鬼離田さん達は殺される・・・」

 

刹那———!?

 

『走って 走って
敵を撃破せよ。』

 

《 残花の「言葉」が
緑朗の脳裏を過ぎる!? 》

 

(そうだ・・・)

 

緑朗の顔に「力」が漲る!?

 

(僕が!
僕が行くしか
ないじゃないか!!)

 

と!?

 

緑朗がフと下を見ると
その足下にカバンが落ちている!?

 

「これは・・・
凧葉さんのカバン・・・」

 

緑朗はカバンを拾い
そのストラップを左肩にかける!?

 

「凧葉さん・・・
僕にチカラをちょうだい!」

 

そして緑朗は
「帽子」に向かって
前進するのだった――――!!!

 

 

 

 

 

 

ここで鬼離田姉妹の長年の恨みが爆発する!?

応尽のせいで
幼い頃から過酷な環境を強いられ
それを耐え抜いてきた「憎悪の力」が
一気に噴出するのだ!?

が・・・それも
応尽の「邪悪さ」の前には通用せず、
その〈暗黒の力〉に
ねじ伏せられてしまう。

が、そこで「絶望」に染まらないのが
我らが緑朗!?

残花さんの
〝魂の言葉〟を思い出し、
奮起してその足を
前へと踏み出すのだ!!

「頑張れ緑朗!!
行けるぞ緑朗!!
君ならこの〈状況〉を
絶対に変えることができる!!」

我々「読者」も
そうなる事を強く信じて———
「次章」へと
目を走らせるのである!

 

 

 

 

 

 

それぞれの〈危機〉!?

 

「場面」は再び
〈階下の戦い〉へと移る―――

 

「このオヤジサマに、
文句も言ったし、
もう心残りもねえだろう?
じゃあアバヨだ。」

五頭応尽が両手で
姉妹それぞれの首を掴み
上へと掲げる!?

 

 

 

時を同じくして
〈天井裏〉では———

 

「うわああああ!?」

 

タコハは
迫り来る「是光」に
なす術なく悲鳴を上げる!?

 

 

 

かたや————

 

「あそこだ!
あそこに
応尽の〈心臓〉がある!!」

緑朗はその「場所」に
右手を伸ばしながら
必死に走るのだった――――!?

 

 

 

 

 

 

鬼離田姉妹、タコハに究極の「危機」が迫り・・・
〈覚悟〉を決めた緑朗が
「心臓の入った帽子」へと必死に駆ける!?

この三者三様の各場面が
有機的に絡まり合って
途轍もない「緊迫感」と「絶望感」を
生み出しながら———

一気に「物語」を加速させる!?

が!?

ここでは「決着」がつかず・・・

残念ながらこの続きは
「来週」へと持ち越されるのである!?

 

 

 

 

 

 

双亡亭壊すべし211回の感想

今週の「双亡亭壊すべし」は———
〈合流するタコハと緑朗〉
〈応尽と鬼離田姉妹の因縁の対決〉
〈危機的状況における緑朗の覚悟〉の3つの出来事が
猛烈なスピードと
繊細な〈心の揺れ動き〉を伴って
怒涛の如く描かれる!?

 

特に今回、注目すべきは———
タコハ、泥努、鬼離田姉妹、緑朗などの
登場人物達の〈心の衝突と理解〉だろう!!

 

1.凧葉と〝泥努〟は———
噛み合わない「会話」の「衝突」を通して
徐々に心を通わせあい
お互いの〝人間の本質〟を〈理解〉し、

2.応尽と鬼離田姉妹は———
それぞれの存在意義と
今まで背負ってきた人生の憎悪を
「衝突」させてせめぎ合い、

3.緑朗は———
様々な困難を前に
自分の役割と
成すべきコトをシッカリと「理解」し、

4.その緑朗の背中を押すのが
人生の何たるかを「理解」した人物、
〈残花の言葉〉なのである!?

 

―――このように、
人間たるもの
その状況、境遇、性格、出来事に
大なり小なり
いつも左右されていおり・・・
〈喜怒哀楽〉がせめぎ合い、
「衝突」し合っているが、

これを一旦「白紙」に戻し———
自分の成せるコト、
絶対にやらなければいけないコトを
自覚して
それに向かって「動く」決意を持つ。
そして———
そんな自分の内面を
ジックリと観察する事で、

ホントの自分が「理解」でき、
そんな〝当たり前の自分〟を知ったうえで、
この「人生」を確実に生きていく!!
一歩ずつ歩いていく!!

すると今まで見えなかった事や
認識を新たにする事が多くなり
如いてはそれが、
自分の「生き方」を
〈実り多き幸福なモノ〉に
変えていけるという事を

この「双亡亭壊すべし」が
教えてくれているように思うのである!!!

 

 

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