最新話のネタバレ・感想

双亡亭壊すべし【ネタバレ】第208回「回転到来」感想!

更新日:

双亡亭壊すべし【ネタバレ】208回

〈双亡亭〉の最深部の
〝坂巻泥努〟の〈アトリエ〉では————

 

タコハや〈紅〉、
宿木達の〈双亡亭潜入チーム〉と、

〝しの〟やケンジ、五頭応尽等の〈侵略者〉達との
苛烈な〈戦い〉が続いていた――――!?

 

応尽を倒すために、
全ての力を出し切った〈紅〉だったが・・・!?
応尽は何食わぬ顔で復活し、
床に倒れる〈紅〉を足蹴にして
タコハがいる〈天井裏〉へ行こうとする!?

 

一方———

 

ケンジの巨大な「力」に屈する
宿木とマーグ夫妻!?

嘲るケンジが、そんな彼らに
「止め」を刺そうとした瞬間———

〝青一〟が乱入し!?
一気に形勢は逆転する!!

青一、宿木、夫妻は共闘し、

その見事な連携と
ジョセフィーンの
隙をついた「火炎攻撃」で、
ケンジをこの世から消し去るのだった!?

 

かたや———

 

力尽きたアウグスト博士を
殺そうとしていた〝しの〟は、
自分に向かって飛んでくる青一を
腕の一振りだけで弾き飛ばす!?

 

「そう、私がイチバンだ。」

 

〝しの〟は不敵にそう宣うのだった――――!?

 

 

 

 

 

 

 

ゲス野郎、「五頭応尽」!?

 

「ち・・・力が入ら・・・ない・・・」

 

力尽きた〈紅〉は
もう立つこともできず
床に這いつくばって藻掻き続ける。

 

「そりゃそーだろう。」

五頭応尽が〈紅〉の顎を抓み、
グイッと自分に引き寄せる。

 

「〈紅〉ちゃんはよぅ・・・
ずうーっとこの応尽サンに
全力で挑んできたんだからよォ。」

 

応尽は〈紅〉を見つめ―――

 

「もうお前の
〈霊力〉も〈体力〉も
種切れよ。

そろそろ諦めて、
己等(おいら)と
仲良くしよーじゃねぇか。」

 

――――獣の笑みを見せる。

 

「ちらっと用事を
片付けてきたらよ・・・
と、その前に———」

 

応尽は唇を尖らせ―――

 

「接吻は、
『口吸い』って
言ったんだぜぇ。」

 

「!?」

 

―――その厭らしい顔を
〈紅〉の美しい顔に
近づけるのだった――――—!?

 

 

 

 

 

 

うわぁ!?  気持ち悪うっ!?
これぞ下衆の極み!!
トコトン下品な五頭応尽の魅力爆発だあっ!!

弱り切った〈紅〉を嬲り苛める
その「邪悪さ」は・・・
人間なら誰もが持っている
「心の闇の本質の部分」を
そっくりそのまま体現している様で―――

それ故に完全に
こんな応尽を否定できない部分もある。

 

が!?

 

「〈紅〉への卑劣な行いの
〈償い〉は絶対に受けるべきだ!!」

 

―――日本全国の〈紅ファン〉は
声を限りに
そう叫んでいる筈である!!

 

 

 

 

 

 

ケンジの嘲り!?

 

「ボクのこの武器スゴいでしょ?」

 

ケンジは———
目の前に
俯せに倒れている宿木に
話しかける。

 

「コレ・・・
前に〈図工室〉で見た
木をコトンコトン
彫れるヤツなんだ。

もちろん、
人間もサクサクさ・・・

さあ、アンタから
刻んじゃおうか。」

 

 

「く・・・くそ・・・」 宿木が焦りたじろぐ。

 

 

「それとも・・・
そっちの『ジジイ』と『ババア』から
ブッコロシちゃおうかなァ。」

 

ケンジの目が
マーグ夫妻に傾く。

 

「このコは・・・
年長者に対する口のきき方が・・・
全くなってないな・・・
特に・・・
レディーに対する
態度が悪いな・・・
そうだろ、ジョセフィーン。」

 

バレットが妻にボソリと呟く。

 

 

「坊や・・・
そういう心掛けじゃ・・・
好い事なくてよ・・・」
ジョセフィーンも忠告する。

 

 

「あはは、
なに言ってんのか
わかんないよ・・・
でも刻んじゃうのは
アンタ達からにしようっと。」

 

ケンジは不敵に笑い———

「じゃあね。」と、
〈鑿〉を構えるのだった―――!?

 

 

 

かたやアウグスト博士と
〝しの〟はというと————

 

 

ヒュウウウウ・・・

 

 

「空気が流れ込んでいるな・・・」

 

周りの〈空間〉の微妙な
変化を察知して〝しの〟が呟く。

 

「『気圧』が
高い方から低い方に
向かう流れを、
お前達は——
『風』と言うのだったか・・・

ふん・・・

どちらにせよ
我々にとっては
不快な〈大気〉だ。」

 

 

「何故・・・キサマは・・・
この『窒素』の中で、
溶ケンノダ・・・」

博士が素直に疑問をぶつける。

 

 

「さすが『科学者』だな・・・
まだ答えを
追及しているのか・・・」

 

〝しの〟は無表情で続ける。

 

「今、理屈を説明する気はない。
・・・ただ、
〝坂巻泥努〟の一筆によって
『仲間の体』を塗られた個体は、
一定の時間なら溶けずに
行動できるのだ。」

 

〝しの〟は博士を睨む。

 

「さあ・・・アウグスト博士、
すぐに蹴り落として殺してやろう。
ん・・・悔しいか?
そもそもお前達が
勝利する確率なんて
ゼロに等しかったのだ。」

 

ぐっ

 

〝しの〟は左足で
博士の胸を踏み込む!?

 

 

刹那————!?

 

 

〝しの〟の頭に

 

「直感」!?

 

いや、「第六感」に近い―――

 

鋭い〈衝撃〉が走る!?

 

 

 

「来たな。」

 

 

 

〝しの〟の目が獣になる!?

 

 

と!?

 

 

ザビ————————ン!!!

 

 

「青一」が高速で
〝しの〟の横を
突っ切って飛び込み――――

 

 

ガ キ イ イ ィ ィ ン   !  ?

 

 

ケンジの体に
激しく激突するのだった―――――!?

 

 

 

 

 

 

マーグ夫妻が、アウグスト博士が
絶対の危機に陥って
もうダメだと思った瞬間———

遥か彼方から「青一」が飛来する!?

そう! 「正義の象徴」!!
〈侵略者〉の天敵であり、
絶対的な「抵抗の証」である〝青一〟が
そこに降臨するのだ!!

よし、行ける!!
これで〈一発逆転〉だ!!!

「読者」は激しい希望の光を胸に
「次章」へと突き進むのである。

 

 

 

 

 

 

いらっしゃい!?

 

「おまえ・・・セイイチ!」

 

その「衝撃」にケンジが怯む!?

 

「ケンジ、コンナコト
ヤッチャダメダ!!
ボク ト
ヤキュウ ヤロウヨ!」

青一が———
ケンジと一緒に遊んだ
昔の事を思い出して叫ぶ!

 

 

「は? 野球!?
なに言ってんだよ、バカだなぁ!
それよかセイイチ、
コロシ合いをしようよ!」

ケンジは両腕の〈鑿〉を
鋭く繰り出す!?

 

ガキン

キン

キン

 

が!?

 

青一は

その「攻撃」を
悉く受け流す!?

 

 

「ヤメテ、ケンジ!
ボクタチ トモダ・・・」

 

 

「もうちがうさ!
ニンゲンはみんな
殺すんだよォ!」

 

青一の言葉が終わらない内に
ケンジは青一を追いつめる!

 

 

「ソウカ・・・モウ・・・チガウノ・・・」

 

 

青一の哀しく虚ろな目が———

 

「ソウ・・・」

 

――――そのケンジの言葉を
聞くや否や・・・スッと
〈生気〉と〈意志〉を帯びる!?

 

 

「だからさ、セイイチ!
バイバイさ~~!」

 

ケンジが悪意と共に
青一に突進する!!

 

 

 

ゴ!?

 

 

それと同時に
青一の〈ドリル〉が唸る!?

 

 

ギャリイイン・・・

 

 

その激しい回転は
ケンジの右手の〈鑿〉を
粉砕する!!

 

 

「バイバイ、ケンジ・・・」

 

 

ドオン!!

 

 

青一は
ケンジの〈左鑿〉を掴み、
そのまま
床へと引き倒す!?

 

 

「オッカナイ オバサン ケッテ!」

 

 

倒れたケンジの横にいた
宿木に青一が叫ぶ!?

 

「失礼な、私はまだ30前だ!!」

 

ど ん !?

 

宿木は両脚を素早く伸ばし
ケンジの背面を蹴り上げる!

 

ズズズズッズ————

 

蹴られたケンジは
仰向けに
床をスライドし・・・

止まった所で
顔を左に持ち上げる―――

 

と!?

 

「!」

 

「いらっしゃい。」

 

その目の前には
ジョセフィーンの顔が在った!?

 

俯せのマーグ夫妻の前に
ケンジは飛ばされたのだ!?

 

「わざわざ・・・・
こんな近くまで
来てくれて、ありがとう。」

 

 

「バ・・・ババァ~~!?」

 

 

「あらあら、
言ったでしょう・・・坊や。」

 

ガッ

 

ジョセフィーンは右指全部を
ケンジの口の中に入れる・・・!?

 

 

「か・・・」 ケンジが目を剥く!

 

 

「レディーに対する
心掛けが悪いと———」

 

ジョセフィーンの目が険しくなる!?

 

カッ

 

「好い事なくてよ・・・」

 

刹那————

 

ジョセフィーンの「大火炎」が
ケンジの口から
後頭部へと突き抜ける!?

 

そして———

 

ケンジの体は
跡形もなく塵と化す・・・

 

こうして、
マーグ夫妻とケンジの〈苛烈な戦い〉は
幕を閉じたのであった————

 

 

 

 

 

 

終わった・・・

ケンジはこの世から綺麗さっぱり消え去った・・・
青一の乱入と共闘、
そして見事なコンビネーションで
遂に〈強敵ケンジ〉を倒したのだ!?

 

そしてここで特筆すべきは
あのジョセフィーンが
〝真の貴婦人〟となっている事だろう。

あの痴呆症が進んだ老婦人が
この戦いを通して
「自分」を取り戻し
それと共に〈生きる誇り〉までをも
掴み取ったのだ!?

これを〝本当の貴婦人〟と言わずして
なんと言おう!!

この「精神力」がある限り、
ジョセフィーンは
これからも誇り高く
生きていくに違いない!!

 

 

 

 

 

 

最大の脅威!?

 

ドリルの回転数全開の
「青一」が一目散に
〝しの〟へと飛ぶ!?

 

「さすが青一だ・・・」

 

仁王立ちする〝しの〟が呟く。

 

「この部屋の中で
〈最大の脅威〉は
私だという事を認識したか・・・
左様、それが正しい。」

 

ガキィ!

 

〝しの〟は
右腕一本で、
青一渾身の〈ドリル・アタック〉を
弾き飛ばす!?

 

「私が『イチバン』だ。」

 

〝しの〟は・・・
あくまでも〈無機質〉な目で
そう宣うのだった――――!?

 

 

 

 

 

 

よし、いいぞ!!  行けぇ青一!!!
この場を仕切る〝しの〟に
青一の「魂の一撃」が降りかかる!?

が!?

〝しの〟は
いとも簡単にその攻撃を弾き返す!?

なんて強さだ!?
さすがは〈侵略者〉の・・・
いや、「液体生命」の代表である!
一筋縄ではいかない事は百も承知!!

踏ん張れ、青一!?
絶対に負けるな!!

しかし、
この緊迫した戦いの行方は
来週まで持ち越されるのである。

 

 

 

 

 

 

双亡亭壊すべし【ネタバレ】208回の感想

今週の「双亡亭壊すべし」は———
〈双亡亭潜入チーム v.s.「侵略者」の戦いの行方〉が、
圧倒的な迫力と鬼気迫る緊迫感の下、
途轍もないスケールで描かれる!

それにしても!!

今回一番驚いたのは———
やはり「青一」の登場だろう!!!

いや~恐れ入りました。

今までの緊迫感と怒涛の展開の中で
「青一」の事なんか
スッカリ頭の中から飛んじゃったというのが
正直なところである。

だから・・・
〝青一〟が現れた時———

「してやられた!」
「なんて嬉しい誤算」
「超意外!」

―――—と、胸がスッキリして
晴れやかな気持ちになった「読者」は
少なくない筈・・・!!

ではなぜ我々は
ここまでキレイさっぱり
〈青一の存在〉を忘れていたのか?

その答えは
この物語の〈独特の構造〉にある。

 

今まで読んできて
フと思い返すと・・・
このマンガは至る所で
〈主要キャラ〉が入れ替わり、
そのスポットが当たったキャラが
それぞれの物語の「語り手」となる事に
気付くだろう。

そう、この「双亡亭壊すべし」には———
1人の決まった〈主人公〉がいない・・・

〈主人公が複数存在す〉るという
少年マンガ史において
とっても稀有な「物語」なのだ!!

 

主人公は———
タコハであり、〈紅〉であり、
セイイチであり、緑朗であり、
〝坂巻泥努〟であり、黄ノ下残花であり、
登場キャラ全てであり、
これを読む「読者」でもあるのだ!!

一言でいうと———
この「物語」は読者を巻き込んだ
〈超究極の群像劇〉なのだ!?

 

だから今回も
〈紅〉やマーグ夫妻の「物語」を追うのに
必死になり過ぎて
肝心の「青一」の存在自体が
我々の頭の中から消え去っていたのだ!!

よってそれが「青一の出現」の
〈意外性〉へと繋がったというのが
今回の「真相」なのである。

そんな途方もないスケールを持った
この〈双亡亭壊すべし〉を、
これからも心ゆくまで
ゆっくりと愉しみ尽くそうではないか!!!

 

 

電子書籍マンガおすすめ♪

大人気の漫画サービスです!

メジャーな作品はほとんど配信されていますが、その他配信作品はサービスによって違います。

あなたの読みたい漫画が配信されているのかどうかは、公式サイトをチェックしておきましょう♪

eBookJapan(イーブックジャパン)

-最新話のネタバレ・感想
-,

Copyright© 無料マンガ別冊GEKIコミック , 2020 All Rights Reserved.