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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第204回「同道」感想!

更新日:

双亡亭壊すべし【ネタバレ】204回

タコハは走る!

瀕死の〝坂巻泥努〟を抱え、
タコハは〈アトリエ〉を後にする!?

〝泥努〟の指示する〈扉〉を抜けて
大きな「螺旋階段」へと至ったタコハは、
帰黒の〈霊薬〉で
〝泥努〟を治そうと試みるが
当の〝泥努〟はそれを拒み、

〈紅〉が「五頭応尽」に狙われており
すぐに応尽を倒したいが
応尽の「不死の術」を破るためのアイテムが
その階段の上にあるので
至急そこに向かえと宣う!?

〝泥努〟のその強い「意志」を汲んだタコハは
上へと急ぐのだった!?

 

―――その頃、

緑朗、
青一、
鬼離田雪代・琴代姉妹の
〈潜入チーム〉の面々は
〈母屋〉の周囲を観察していた。

鬼離田雪代は「宿眸の法」を使って
その〝6つの眸〟で
応尽の〈心臓〉の在処を探すのだった―――!?

 

そして———

 

タコハと〝応尽〟の2人は———
階段を登りながら対話する。

〝泥努〟は———
なぜあの『絵』が
未完成だとわかったのかと
タコハに訊き、

モデルの〈紅〉を気に入っており・・・
もし〈紅〉が他の男のモノになるのであれば、
彼女をバラバラに
引き裂いてしまうだろうと仄めかす。

「これは画家にとっては普通の事だろう?」

〝泥努〟はタコハに、
静かにそう問いかけるのだった―――!?

 

 

 

 

 

 

駆けろ!? タコハ!!

 

「みんなゴメン! すぐ帰ってくるからさ!」

 

タコハは瀕死の〝泥努〟を担いで
〈アトリエ〉をダッシュで後にする!?

 

「お前は・・・何をするつもりだ。」
〝泥努〟が弱々しく問いかける。

 

「何をするって・・・
決まってんじゃんか!
アンタが死んだら
〈侵略者〉達が
こっちに来ちまうから
とりあえず死なないよーに
逃げてるんだよォ!?」

タコハは走りながら叫ぶ!

「それで、どこか静かなトコでよ、
アンタがヤツらをこっちに呼び込むのを
思いとどまってもらうよう話すんだよ!」

 

「で・・・何処に行くつもりだ・・・」
〝泥努〟が再び呟く。

 

「う~!
兎に角、どっかだ~!」

 

「愚かしくも、
当てなく走っているのか・・・
ならば私を
運んで行くべき処がある。」

 

「え?」

 

「あの『絵』の右側の〈扉〉に入れ。」

 

「アンタ、騙すつもりじゃ
ねーだろうな!
まぁ・・・他に名案もねーし、わかったよ!」

 

タコハは指示されたドアに向かって走り
その奥の
大きな〈螺旋階段〉に至るのだった―――!?

 

 

 

 

 

走る! 走れ!! そんなタコハの「必死の形相」で幕を開ける
今週の「双亡亭壊すべし」———!?

迷いながらただ走るタコハに
あの「扉」に行けと淡々と指示を出す〝泥努〟!?

「鬼」と出るか「蛇」と出るか!?

ええい! もうそこへと突き進むしかない!!

「読者」も覚悟を決めて
タコハと一緒にその「扉」の向こうへと
飛び込むしかないのである!!

 

 

 

 

 

螺旋階段の先に——!?

 

目の前の「螺旋階段」を見上げる2人———

 

「その階段を登れ・・・」
〝泥努〟が低く呟く。

 

「ばっか! テメーの命を
守るのが先だろーが!」

タコハは階段の途中に
上半身と左腕だけの
〝泥努〟を下ろす。

 

「アンタは悪い奴だけど
死なれちゃダメなんだよ!
効くかわかんないが、
今〈薬〉を塗ってやる。」

タコハは
バッグの中から
〈瓢箪〉を取り出す!?

 

「これは帰黒サンの〈霊薬〉だ!」

 

「これをつけたら・・・」
タコハが〈瓢箪〉を
〝泥努〟の頭に翳そうとするのを———

 

「要らん。」

 

―――と、〝泥努〟が制する。

 

「な・・・なんでだよ?
アンタ死ぬだろが・・・
なんでそんなに
落ちついてんだよ!?」

タコハが怒声を上げる!?

 

「私は——
ヤツら〈液体〉の体を支配して、
生命を保っている・・・

私は確かに死ぬが、
あと三十分程度は
生きている。

それに———

ながらえる算段もある。
だから先ずは
キサマが落ち着け・・・」

そして〝泥努〟は
再度、〈薬〉は要らないと拒絶する。

 

「強情な奴だな・・・
でもホントにアンタ
死なない算段があるんだろうな」

 

「それよりも
急ぎの用がある。」

 

〝泥努〟はグイッと
タコハの襟首を掴み、
その顔を自分の顔へと近づける!?

 

「五頭応尽が、
私のモデルを
自分の物に
しようとしている。」

 

「え!?」

 

「今まで気にも留めなかったが、
先刻気がついた・・・
あ奴は私を殺してモデルを
手に入れようとしているのだ!?」

〝泥努〟は
増々ヒートアップする!?

「応尽は事もあろうに
私のモデルに目をつけた!
芸術も理解せぬ男が、
穢らわしい!!」

もうその形相は
「鬼」の如くである!?

 

「モデルって!
〈紅〉のコトか・・・
ひょっとして、
〈紅〉を助けるってのが
急ぎの用・・・?」

 

「そうだ〈紅〉だ!!
私のモデルだ!?
応尽め、必ず斃してくれる!?」

 

その〝泥努〟の急変に———

 

(何だよ、この男・・・
自分の『死』には落ち着いてるのに、
〈紅〉のコトになったら
メチャクチャ激昂してよ・・・
なんだか俺の方が
落ち着いちまう。)

タコハは一気に冷静になる。

 

「わかった! わかった。
〈紅〉はオレも助けてえ!
じゃあ、どうすんのよ?」

 

「だから、その為に上に行くのだ!
早く私を運んで行け!」

 

「上には何があるんだ!?」

 

「応尽は人間だが
〈死なない術〉とやらを
使っている。

それを破る『物』が
この上にあるのだ!
だから———
さっさと運んで行け!」

 

「わかったぜ!!」

タコハは〝泥努〟を抱え込み
階段をひたすら上へと
駆けるのだった――――!?

 

 

 

 

え? 〝泥努〟って・・・こんなんだったっけ!?

自分のことはさて置いて、
自分のモデルを狙っているらしい応尽に
激しい憎しみを向ける!?

これにはさすがのタコハも引くぐらい
「異常性」が垣間見え———

今まで読者の前には現れていなかった
〝泥努〟の〈二重人格的な部分〉が露わになる!?

えてして人は———
大なり小なり
〈二重人格的〉な面があると言われているが
さすがにこの変わり様は悪魔的で
その心の闇の底に恐怖するのである!?

 

 

 

 

 

6つの眸(まなこ)!?

 

一方————

 

緑朗、
青一
鬼離田雪代・琴代姉妹たち
〈潜入チーム〉「別部隊」の面々は
母屋の中で
周囲を観察していた!?

 

キイイインン・・・

 

(何処ぞ!
何処に有りし也!?)

 

鬼離田雪代は
〝6つの眸〟で
全ての「空間」を見通す!?

「〝応尽〟が纏いし
〈不死の術〉『陰身箇』(かげみつ)!?
それを破るには——
〝五頭応尽〟の隠されし〈心の臓〉
を見つける事!」

 

 

————————————————
互いに瞳を貸し借りて、
全ての物を視る『宿眸の法』!?
それで〈双亡亭〉内を探したが、
未だ見つからず・・・

もしかしたら
この敷地内には
無いのかも・・・

否!

否、否。

諦めるまいぞ・・・!

まだこの母屋を
観ておらぬ・・・

全ての
やれる事を
やってみるまでは
諦めはしない!

前までは———
姉様だけが味方だった。

じゃが今は、
〈仲間〉ができた。
この〈仲間〉という存在は・・・
なんとも心強いものじゃ。
————————————————

 

 

その雪代の表情は
凛として清々しく
必ず見つけ出すという
決意に満ち溢れる
モノであった――――!?

 

 

 

 

おぉ!? 久しぶりに登場した鬼離田姉妹!?
そして鬼離田雪代は秘技「宿眸の法」で
久々の「6つの眸」を使っての探索をする!?

その目的は「応尽の心臓」!?

にしても・・・
この「術」の見た目の気持ち悪さは
相変わらずで(笑)
せっかくの雪代の美貌を台無しにする
インパクトは健在である。

そしてそして
心強い「仲間」を得た鬼離田姉妹は
途轍もなく強い!?

彼女はこれからも様々な重要な場面で
活躍してくれる筈である!

 

 

 

 

 

〝泥努〟の心の闇!?

 

その頃————

 

〝泥努〟を背負ったタコハは
大きく長い〈螺旋階段〉を
ひたすら上へと昇っていた。

 

「あーあ、〝坂巻泥努〟サンよぉ!」
ギシギシと階段を踏みしめながら
タコハが呼びかける。

 

「今までにチラホラと話はしてたけど
今、漸く会って・・・
アンタに言いてえコト
たくさんあったのに、
こんなドサクサになっちまったよ・・・」

タコハはひたすら憤る。

「アンタ、
自衛隊をオレの目の前で
たくさん殺した・・・
ありゃ、ひでえぜ
画家のやるこっちゃねえだろ!?
人間としてもだけどよ!

そりゃアンタは
オレに『黒い手』を貸してくれて
それで〈命拾い〉は
してるんだけどよ・・・」

ここでタコハは
少しだけ冷静になり
トーンを落とす。

「それはそれとして、
許せねーコトは
他にもいっぱいあってよ・・・」

 

「・・・何故・・・・」

唐突に〝泥努〟が言う。

 

「え?」

 

「ナゼ私の『絵』が
未完成だとわかった?」

 

「ああ、アレかァ・・・」

 

「『絵』の完成は———
描き手の〈内的感性〉が
決定するものだ・・・
だが、
お前は誰もが指摘し得なかった
それを断定したのだ・・・

何故わかった・・・
私の『絵』が
未だ完成していないと・・・」

〝泥努〟は疑問を口にする。

「アンタが
死にかけていたせいかは
知らないけど・・・
オレがあの
〈アトリエ〉に入った時・・・
あの『絵』がちらちら見えるように
なっててよ・・・
それが段々と
よく見えるようになって・・・

あ・・・

オレだったら
あそこに
もうちょこっと塗って・・・
あの右上には
もう一つ色を重ねたら
イイカンジかも・・・なんて・・・

こりゃ描いてる奴が
まだ手をいれてぇだろうなって・・・
思ったからよ・・・

スマンな・・・
アンタの『絵』なのに。
オレの頭の中で
いろいろいじくってよ・・・
気分ワルく
しちまったか?」

タコハが単刀直入に尋ねる。

〝泥努〟は
決して怒ってはなく
むしろ少し嬉しそうな
それをハニカミ 隠すような
複雑な表情を作る。

 

「いや・・・
確かに・・・
まだ色は乗せたかった・・・」

 

「なんかアンタ、
フツーに喋る時も
あんのな・・・」
タコハが優しい目を向ける。

 

「普通・・・?
普通とはなんだ・・・?」

 

「イヤ、
こんな奇妙な家の主人なのによ・・・
〈紅〉のコトを心配したり、
『絵』のコトを喋ったりさ。」

 

「私は・・・
あのモデルを気に入っている・・・
他の画家の
モデルにされるくらいなら・・・
ましてや、
他の男のモノになるのであれば、
バラバラに引き裂いて
しまいたい程にな・・・」

 

「これは———
画家にとっては普通だろう・・・凧葉。」

 

〝泥努〟は禍々しい気を発しながら
タコハにそう尋ねるのだった―――――!?

 

 

 

 

 

凧葉は〝泥努〟と図らずも
ゆっくりと対話する機会に恵まれる!?

そして———
ここで初めて「読者」は
〝泥努〟の人間臭い「表情」に
出会う事になる!?

『絵』が未完成である事を看破され
何故かと問うて
それが自分の答えと同じだったことに
ハニカミ照れるのだ!?

何てカワイイ顔をする〝泥努〟だろう!?
こんな表情を見るこができて
我々「読者」も
幸せな気持ちでいっぱいになるのである。

 

 

 

 

 

双亡亭壊すべし204回の感想

今週の「双亡亭壊すべし」は———
〈瀕死の〝泥努〟を抱えて走るタコハのその後〉と
〈鬼離田姉妹たちの動向〉
〈タコハと〝泥努〟の対話〉が————
細かで丹念な〈心理描写〉とともに
懇切丁寧にしかも大胆に描かれる!?

 

そして今回、書かずにおれないのは
やはり〝坂巻泥努〟についてだろう!?

1.なぜ『絵』が未完成なのかをタコハに看破され、
その答えが自分の思っていた答えと同じだったことにハニカみ、

2.自分の〈モデル〉=〈紅〉がいかに
〝泥努〟にとって重要で大切であるかを力説し、

3.応尽の〈紅〉を見る厭らしい目に激怒し、
我を忘れる程に心をかき乱し、

4.自分の「命」よりも、
〈紅〉を助ける事を最優先させ、

5.もし〈紅〉が他の男の手に落ちるなら
自分の手で切り裂きたいとサイコパス的な事を云う。

―――これは、
今まで見てきた〝泥努〟とは真逆の
超人間臭い〝坂巻泥努〟だ!?

「芸術家魂」と「嫉妬」と「独占欲」に塗れた
本当の〝泥努〟の姿が
生々しく浮き彫りにされるのだ!!

なんか超安心したぁ~!!

〝泥努〟も私たちと同じ血の通った、
「感情」をむき出しにもする
只の「人間」だったことが
ここではっきりと示されたのだ!!

ということは、
凧葉の説得で『絵』を開かなくするという
ハッピー・エンドが見えてくるのである!!

が! 今はそれどころではない!?

兎にも角にも
〈紅〉を応尽から救わない事には
何もかもが始まらないのだ!!

が!

タコハが!
〝泥努〟が!!
鬼離田姉妹が!?
そして〈チーム〉のみんなが
絶対に応尽を倒してくれる!!

そう心から信じて
「次週」を心待ちにしようではないか!!!

 

 

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