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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第153回「絶望と希望」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】153回

鬼離田姉妹は姉の菊代から受け継いだ「まなこ」を使い
坂巻泥努の居場所を特定する。

さらに雪代は琴代の「まなこ」を借りて
6つの「まなこ」で泥努の周囲を透視する。

その結果、泥努の「絵」が完成していない事を確認したタコハ達は
泥努の元へと急ごうとする。

この〈双亡亭〉を破壊するには—————
〝帰黒の霊水〟を屋敷の中の「絵」に
かけるしか方法がないと思われていたが・・・

「絵」に霊水をかけても
すぐに修復されてしまう事が判明し、
タコハ達は「絶望」の淵に叩き落される。

その時、
眠りから目覚めた青一は、
横の緑朗の体から
「白い霊魂」が大空へとが飛び出している事に気付く。

鬼離田雪代も「まなこ」でその「魂」を確認し、
「私達には望みが残されている」と呟く。

その白い霊魂は空を飛び
泥努のアトリエへと向かっていた。

その白いラインの先には—————
力強い表情を浮かべた緑朗が
紅を救うために
泥努の元へと急いでいるのであった——————!!

 

 

 

泥努はそこだ!

「見えますわ雪代お姉さま!」

「ええ、琴代!
私達には菊代お姉さまの遺してくださった
この眸(まなこ)があるんですもの。」

鬼離田姉妹は興奮を露わにする。

「私達には〈坂巻泥努〉のいる場所が・・・
淡く光って視えるのじゃ!」

「彼処(あすこ)!」
2人は一つの方向を指差す!
「彼処で泥努は『絵』を描いておる!」

その指の示す場所は————
母屋の奥の空間で・・・
そこには大きな「塔」が聳え立っていた。

「あの天辺に彼奴は居るぞよ!」

「やっぱ泥努は母屋にいるんだ!」タコハが頷く。

「『絵』は? そこに巨大な『絵』はあるのか?」
アウグスト博士と宿木が尋ねる。

「紅もそこにいるか? 無事なのか?」
タコハも気負いこむ。

「応! 数多の質問にお答えしようぞ!」姉妹が答える。

「私の『まなこ』をすべてお姉さまに!」琴代が叫ぶ!

「『宿眸の法』、六ツ!!」

と————
琴代の「まなこ」が瞬時に雪代に移動する!

雪代は6つの「まなこ」で「塔」を凝視するのであった———————。

 

 

姉の菊代の「まなこ」を得た鬼離田雪代・琴代姉妹は
一気に坂巻泥努の居所を特定する!

すると・・・泥努は太くて大きい「塔」の天辺にいることが判明する。
そうか、こんなところに泥努はいたのか・・・
外から居場所が分かったのは初めてで
ほんの少しだけ〈双亡亭〉の迷宮から解放された気分を
味わえた気がするのは私だけではないはず!!

そして大活躍なのが鬼離田姉妹!
今までは「式神使い」の面ばかりが目立っていたが
これこそがこの姉妹達の〝真の力〟なのだ!!

そしてさらに詳しく透視するために
雪代は6つの「まなこ」を手に入れる!

これで果たして何が視えるだろうか?
すぐに次の章へと読み進めよう!!

 

 

 

「絵」と「霊水」

「今、泥努は———
大きな『絵』の前で紅ちゃんをモデルにして
絵を描いておるぞ!」雪代が断言する。

「その『絵』は描き終わってイルノカ?」
「確かタコハ君のハナシではその『絵』が完成シタラ、
奴はその『絵』を通路として
〈侵略者〉を呼び込むトカ・・・・!」
博士とバレットが口々に言う。

「うっふっふっ・・・。」
雪代は突然笑いだす。
「絵描きじゃない私が・・・
その『絵』が完成しているかどうかなんて
わかるワケないじゃろォ~。」

「あ・・・そうか・・・」タコハは合点する。
「絵の描き終わりなんて描き手次第だもんな・・・。」

「いや・・・じゃが・・・部屋の中・・・。」
雪代が更に詳しく視通す。
「柱・・・壁・・・梁・・・天井に・・・床・・・・・。
それらに染み込んだ〈侵略者〉どもの・・・
苛立ちのようなモノが
少しだけ『視え』る・・・。」

雪代は続ける。

「狂おしい程の期待感に満ちた『窓』も、
自由への渇望でのたうち回りそうな『腰板』も、
焦れったがっておる!」

そして雪代は叫ぶ!

「これは・・・『まだ』じゃ!
泥努はまだ『絵』を完成させてはおらぬ!!」

「よし! じゃあ紅も無事なんだな!?」
タコハが即座に問う。

「ああ、裸でモデルにされておるようじゃがの。」

「ではこれよりその部屋へ行き、
その巨大な『絵』に——————
帰黒の霊水をかければ、
それを破壊できるのだな。」黄ノ下残花が言う。

「よし、行動方針は決マッタ!」
「ミス帰黒をそこへ届けるノダナ。」
「作戦を立てる。」みんなが口々に意見する。

「のう、一寸待て。」鬼離田姉妹が待ったをかける。

「何故・・・『絵』に帰黒の霊水をかけると壊れると?」

(タコハが姉妹に今までの経緯を説明する。)

「はて・・・それなら『妙』じゃ。」雪代が思案顔になる。

「へ・・・?」タコハはキョトンとする。

「先刻から
霊水で壊れた『絵』を
視ようとしておるのじゃが・・・
何処にもそのような
〝壊れた『絵』〟は
一枚として視えぬのじゃ。」

「何だって!?
ちゃんと探したのかよ!」タコハが反論する。

「そんな・・・
私の霊水は・・・
確かに効いたはず。」帰黒も困惑する。

―———と、
「帰黒、来い!」
黄ノ下少尉が帰黒を従えて走り出すのであった——————!?

 

 

泥努の「絵」はまだ完成しておらず、
〈双亡亭〉破壊チームに
千載一遇のチャンスが訪れたかに見えたが・・・

「霊水で壊された『絵』がどこにもない。」と・・・
鬼離田姉妹が気になる事を言い始める。

帰黒の髪の毛の霊水で『絵』が破壊されるのを
我々読者も確かにこの目で見た筈なのだが
これは一体どういう事なのだろうか?

いきなりの大きな謎の登場に
妙な困惑を抱きながら・・・次へと頁を繰ろう!

 

 

 

壊れない「絵」

「軍人サン・・・何を・・・?」タコハが戸惑う。

「そういう事は試せば良かろう!」少尉は言い放つ!

ば あ ん !    少尉が母屋の扉を蹴って中へと侵入する!!

「帰黒、髪を!!」

「はい!」
帰黒は辺り一面に飾られている『絵』に向かって
髪を伸長させる!!

「ふん!」
少尉がその髪を途中で斬ると〝霊水〟に変化し―—————
そのままパシャっと『絵』に飛び散って行く。

 

パキパキパキ パキ・・・・

 

『絵』の表面に細かいヒビが入る。

「ほら!『絵』にヒビが!」
タコハに笑顔が戻る。

「壊れテイル・・・」バレットが囁く。

「お主の毛髪は・・・物凄いな・・・。」鬼離田姉妹が驚く。

が・・・!

「み・・・皆の衆・・・あれを・・・。」雪代が指さす。

 

ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ・・・・・

 

破壊されたかに見えた『絵』が
どんどん修復されていく・・・

「『絵』が・・・直っていく!?」
タコハ達は驚愕する。

 

オ オ オ オ オ オ オ オ ン

 

そして『絵』は
完全に元通りになるのであった———————

「〈双亡亭〉の『絵』ハ・・・」返黒が絶句する。

「霊水をかけてもスグ復活スル・・・」タコハも茫然と言う。

「な・・・なんてこった・・・。」    アウグスト博士が
「これじゃ・・・」         鬼離田雪代・琴代姉妹が
「帰黒サンが行っても・・・」    バレット夫妻に宿木が・・・啞然とする。

「ダメじゃねーかよォ!!」
タコハの絶望の絶叫が響き渡るのであった————————。

 

 

え・・・? 帰黒さんの「霊水」は泥努の「絵」を破壊できない!?
ここまで来て・・・そんな・・・
こんな絶望的な事実をこのタイミングで突き付けられるなんて・・・
藤田先生はとんでもない試練を用意したものだ!

これって身近な例で言うと・・・
テスト勉強対策で先生に確実にここが出るって言われて
そこだけをキッチリやってテストを受けたら・・・
全く別の問題が出て1問もできずに絶望するようなモノ。

タコハ達に「絶望」の色が浮かぶ・・・
〈双亡亭〉を壊すには一体どうすればいいのだろうか?

ここに来て八方塞がりの状況は
あまりにも辛すぎる。

考えろタコハ!  諦めるなみんな!
必ず何か突破口があるはずだ!

読者は何があろうと応援し続けるしかないのである。

 

 

 

目覚めた青一、駆ける緑朗

「う・・・・。」

眠っていた青一がゆっくりと目を覚ます。

ムクっと起き上がり辺りを見回す。
「コ・・・ココハ・・・・・」

「!」

そして右隣に寝ている人物に気付く。

「ラクロ!」

青一は緑朗にしがみ付く。

「ラクロ・・・ダイジョウブ!?
ウタレタンダ・・・
アア・・・アア・・・ラクロ!
ダメ・・・
シンジャ・・・ダメダ!」

「?」 その時、青一は気付き見つける・・・。

緑朗の胸の辺りから出たロープ状の白い霊魂が
まるで飛行機雲のように・・・
空に向かって長くたなびいているのを——————

青一はその白いラインをずっと見上げ続けるのであった。

 

「・・・・・・・」 雪代が〝6つの眸(まなこ)〟で大空を見つめる。

「雪代姉・・・どうしたんじゃ・・・?」白眼の琴代が問う。

「いや・・・少しな。思うたんじゃ・・・。」
雪代は空を見上げながら言う。
「微かじゃが・・・ほんの・・・微かじゃが・・・
私達にはまだ―———」

口元にうっすらと笑みを浮かべた雪代は
空の白いラインをじっと追いながら言う。

そのラインは一路〈双亡亭〉の母屋の奥、
先程、鬼離田姉妹が見つけた・・・
「泥努のアトリエ」へと向かっていた!!

「『望み』が・・・
残されておるんじゃなかろうか・・・とな。」
雪代が言葉を締め括る。

 

その白いラインの先には—————
強い決意の表情で泥努の元へと向かう
「霊体」となった緑朗の姿があった―———————!!

 

 

おぉ! 緑朗の「霊体」が泥努の元へと駆けて行く!
これは死にかけたタコハにも起こった幽体離脱現象ではないか!!
タコハの時もこの状態でいろんな場所を—————
他の惑星までも駆け巡り、
八面六臂の活躍をした事が記憶に新しい。

という事は————
鬼離田雪代が言うように
緑朗もかなりの活躍が期待できるというもの!

そう・・・
知らないところで「希望」は生まれていたのだ!?

 

 

 

双亡亭壊すべし153回の感想

今回の「双亡亭壊すべし」は—————
「絶望と希望」のタイトル通りの2つの対立した事柄が描かれる。

それを簡単にまとめると—————
1.「鬼離田姉妹の霊視」=「希望(泥努の居場所の発見)」
それと共に現れた「絶望(壊れた絵が全く視えない)」
2.「霊水」=「絶望」
3.「緑朗」=「希望」 となる。

この対立した事柄の中で特に重要なのは「希望」で・・・
この「希望」に関しては、
考え方一つで〝良い方向〟へと全ての流れを
持って行くことが可能である。

ここではそれが「緑朗の疾駆」なのである。

魂の緑朗は走る!
泥努の元へとダッシュする!
それは紅を救うため、
泥努の〈双亡亭〉を壊すためなのだ。

これは明らかに「希望」であり・・・
緑朗自らが自分の「運命」と戦い、
新たな道を切り開こうとしているに他ならない!

たとえ「霊水が効かない」という「絶望」を
変えることができなくても・・・
この緑朗の頑張りが「希望」であると
信じ続ける限り―————
その「希望」を「明るい未来」へと
変えていく「力」となり得るのだ!

我々読者は人生の「絶望」と「希望」の狭間で・・・
この「双亡亭壊すべし」に触れることによって
いつも新たな輝く「希望」を感じる事ができるのである。

 

さて! 来週である!
帰黒の霊水が効かないと分かったタコハ達に
新たな一手はあるのか?
霊体となった緑朗は————
泥努の元へと辿り着き、紅を救う事ができるのか?
そして緑朗は現実世界へと戻ることができるのか?

相変わらずの急展開の「双亡亭壊すべし」、
読者はこの物語の〝迷宮〟からは
まだまだ脱出する事はできないのである。

それでも————
いつも明るい「希望」を胸に、
タコハと
緑朗と
青一達と一緒に
「輝く未来」をしっかりと見据えて行こうではないか!!

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