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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第146回「姉妹の再会」感想!

更新日:

双亡亭壊すべし【ネタバレ】146回

緑朗を狙撃され、ひたすら涙に暮れるタコハ。
2人を「髪のドーム」で包み守りながら涙する帰黒。
そんな3人を嘲笑うかの如く亡者達の攻撃は続くのであった。

そんな3人の危機一髪の窮地を救ったのは、
駆けつけた「双亡亭破壊チーム」の仲間達―——————
宿木、黄ノ下、アウグスト博士、バレット夫妻、鬼離田雪代・琴代姉妹であった。

亡者のリーダーである鬼離田菊代と対峙する鬼離田雪代・琴代姉妹。
今ここに史上最強・最悪の「姉妹喧嘩」の火蓋が
切って落とされようとしているのであった———————————!!

 

 

タコハの涙

「お、ほ、ほ、ほ、やったわ、やったわ!」
双亡亭の住人である鬼離田菊代は狂喜乱舞する!

「目ざわりな緑朗は殺してやったわ! 後は凧葉ね!」
「ああ・・・心地が良い! 心地が良いわ!」

帰黒の「髪のドーム」の内部では——————
タコハが緑朗を抱きしめたまま涙に暮れていた・・・・。
「緑朗・・・オレが全部ワリィんだ・・・・
お前はオレの絵を見てくれただけなのにヨ・・・・。」

タコハの頬を涙が止めどなくつたう。

「オレが調子に乗って・・・
いらんコト言って・・・
お前を〈双亡亭〉に巻き込んじまった・・・・
あげくの果てに撃たれて死ぬなんてよう・・・・・
ゴメンなァ・・・・
ホントにゴメンなァ・・・・・。」

タコハは涙で濡れた目で帰黒を見る。
「・・・いいよ、もう・・・・。」
「銃でアタマ撃たれてるんだぜ・・・
もう・・・手遅れに決まってる・・・。」

「こんな幼い子が死ななければならぬなんて・・・」
帰黒の目からも涙が零れ落ちる。
「此処はなんと無惨な場所なんでしょう・・・。」

タコハと帰黒—————
2人の涙は
この危機的状況を一瞬だけ忘れて
緑朗のために捧げられるのであった―——————。

 

 

目ざわりな鬼離田菊代の嘲笑が続く中、
タコハの涙は止まらない。

それは山からしみだした一滴の水が・・・
大河を通って果てしない海へと続くように・・・
ただひたすらタコハの心を浸し続けていく・・・・。

この涙は
タコハの「愛」の大きさの涙。
この世の「不条理」に対する涙。
そして大切な人を守る事が出来なかったという・・・
「無力さ」の涙なのである。

それに「共感」した帰黒も一緒に涙を流す。

〈双亡亭〉の残酷さを改めて思い知った
〝ほろ苦い涙〟で今回の物語は幕を開けるのである。

 

 

弱音と希望と

「ホント・・・〈双亡亭〉に関わるとヒドいよなァ・・・・。」
タコハが更に強く緑朗を抱きしめる・・・・。
「ここじゃ・・・
誰もが独りぼっちで・・・
死んでいくみたいだ・・・。
なあ、帰黒サン・・・
オレ達、とんでもねえ奴にケンカ売っちまったんじゃないかなァ・・・。」

 

ズボッ!?

 

突然地面に亀裂が走り、
亡者達の手という手が
地中からうごめき出て来る。

「うわわ! こいつら下から攻撃を?」 タコハが驚愕する。

「これより敵を髪で振り飛ばして私が引きつけますので
その隙に走ってください!」帰黒が叫ぶ。

「イヤだね! そんな事すれば
帰黒サンが死んじまうかもしれないじゃんか!」タコハが喚く。

「今は言い争っている場合では・・・・!」

「うん、だから・・・さ、」タコハは続ける。
「反対にアンタ1人なら逃げられるよな。」

「な・・・何を!?」

「アンタが行って泥土の『絵』を壊してくれ!」
そう叫ぶタコハの後ろにも亡者の手が、
帰黒の髪の隙間を破ってこようとしていた。

「1人で逃げるなどできません!」帰黒が激しく否定する。
そう言った帰黒の後ろにも
亡者が襲おうと髪の隙間から無数の腕を伸ばす。

「だってオレは足手まといなんだよ~~~!」
タコハが悲痛な叫びをあげる。

「いいえ・・・行けるかどうか、髪を解いて確かめてみます!」

「え! ダメだって~~~!」
タコハがそう言い終えない間に帰黒は〝髪のガード〟を解き、
その反動で群がっていた亡者達を吹き飛ばす!!

「くっそ~ 逃げてみるしかねーか~~~!!」

タコハが〝決死の覚悟〟をした瞬間―———————

 

「え・・・?」

 

タコハと帰黒は2人して目を瞠る。

2人の目の前にいた亡者達は一掃されていたのだ!!

そして2人の視線の先には——————
装甲車に乗った「双亡亭破壊チーム」の面々の・・・
宿木を始めとした
黄ノ下残花、アウグスト博士、
バレット夫妻、鬼離田雪代・琴代姉妹の姿を
確認するのであった————————!!

 

 

ここでは——————
タコハとしては非常に珍しい「心の弱音」が吐露される。

普段はどんな事があってもポジティブで
みんなのムードメイカーであるタコハなのだが・・・
そんな彼でもここまで絶望し、弱気になってしまうのだ・・・。

それだけ〝緑朗の狙撃〟事件は
タコハの心を根底から揺さぶり
希望を破壊してしまうほどの激しい衝撃を彼に与えてしまったのだ!

恐るべし〈双亡亭〉!!
この館は、そして泥土は———————
人間の「希望」や「未来」をここまで粉々に打ち砕いてしまうのか!?

そしてやけっぱちになったタコハは、
帰黒一人で逃げろと言い放つ!
まるで緑朗と一緒に死のうとするかの如く・・・!?

諦めるなタコハ!! 必ず希望はあるはずだ!!

そしてその「希望」は突然目の前にやって来る!

散りじりだった仲間達が助けに来たのだ!

やったね! これで「勝機は我にあり!」だ!!

心勇みながら次へと向かおう!

 

 

心強い仲間達

「あ・・・あいつらだ・・・」タコハが涙ながらに言う。
「ハイ、あそこにただならぬ『気』が集まっております。」帰黒が答える。

現れた〝双亡亭破壊チーム〟は鬼離田菊代と対峙する。

「・・・やっと・・・見つけたわ、菊代お姉さま。」
雪代が姉に向かって言う。

「あら、私を探していたのですか?」
ニッコリと微笑みながら菊代が答える。
「呼んでくれたらすぐ参りましてよ・・・。 して、何の御用?」

「私達の『まなこ』を返してほしいのじゃ。」雪代が答える。

「お、ほ、ほ、ほ! 何かと思えばそんな事!」
菊代が大笑しながら言う。
「お前達は今、姉である私の気に入らぬ事をしているのですよ。」

「そんなの勿論、お断りよ。」

一方、双亡亭の亡者達は
再びタコハと帰黒に一斉に襲いかかろうと迫りくる・・・・!!

帰黒が敵に囲まれた瞬間―—————————
「帰黒! 気をつけろ!!」
黄ノ下残花が太刀で蹴散らし、助っ人に駆けつける!

「少尉!」黄ノ下の登場に帰黒は素直に笑顔で喜ぶ。

「うええ~~~!」
緑朗を抱きしめたタコハにも敵は容赦なく襲い掛かろうとするが・・・

ボ ン !!

目の前の亡者が一瞬で消し飛ぶ!?
バレット夫人の人形の火炎が炸裂したのだ!

「タコハ君、大丈夫カネ!?」

「バレットの旦那さんと奧さん!?」

 

バン バン バン!

宿木がタコハの前に躍り出て
亡者達にハンドガンを連射する!

「凧葉、それは負傷者か!?」

「宿木サン!」

「やはり通常の銃では奴らは止まらないな。」
宿木は冷静に分析し、後ろへ振り向いて叫ぶ!

「博士!」

 

ビキィ バリバリバリ!!

 

アウグスト博士の電撃が亡者を激しく感電させる。

「アウグストハカセ・・・」
突然の再会に驚くタコハ。

「フン・・・お前が『霊気体』になってた時の事を
聞き取りに来てやったゾ。」博士が憎まれ口を叩く。

「博士、負傷者を診てくれ!」宿木が横から叫ぶ!

「バカモン! 私は医学者じゃないゾ!」
博士はイラつきながらも傷付き倒れている緑朗を覗き込む・・・・。

―———————と!
「・・・・・・・コ、コレハ・・・!?」
博士の顔色が
驚きと困惑に一瞬だけ変化するのであった——————————!

 

 

とうとうというか
やっと合流した「双亡亭破壊チーム」!!
これぞ鬼に金棒!
形勢は一気に逆転だ!!

やっと安心できる状況が生まれたため
多くの読者もホッと胸をなでおろしているに違いない・・・。

このピリピリと緊迫した状態が続く〈双亡亭〉内では
ほんのひと時の
「心の休息」が必要なのである。

 

それにしても気になるのが
アウグスト博士の言葉・・・・!??
彼は緑朗を診て一体何で驚いたのだろうか?

それは残念ながら今の時点では「謎」のままである!?

くぅううう・・・! もどかしい!

兎にも角にも、一刻も早く続きを見よう!

 

 

姉妹喧嘩

「お姉さま、私達の父親は五頭応尽じゃ。」

「私達『加幻満流道術』の伝説の開祖の五頭じゃ。
あの男が敵なら私達に勝ち目など無い・・・。」
雪代と琴代が順番に問いかける。

「お、ほ、ほ、ほ!
だから貸したお前の『まなこ』を私から返してもらって
『宿眸の法』で五頭の弱味でも見つけるおつもりね!」
菊代が答える。

 

キャハハハハハハハハ・・・・・

 

「イヤ。」 菊代の口から拒絶が流れ出す。
そして唐突に〝あっかんべえ〟をする。

「じゃと」「思うたわ・・・」雪代・琴代姉妹が語を返す。

「護法地天秘法・・・」雪代が唱え始める。
「唯今行じ奉る・・・」琴代が合わせる。

「我々鬼離田姉妹の初の〝けんか〟・・・」
雪代が指で印を結びながら言う。
「では買って差し上げましょう・・・・」

「来たりませい荒鬼神! 『アイロン童子』! 『鉞童子』!」

雪代と琴代は次々と鬼神を降ろす!!

その鬼神はそれぞれ手に
大きな〝アイロン〟と〝鉞(まさかり)〟を持っているのであった。

「『玄翁童子』! 『お鋏童子』!」
それを受けて〝亡者の菊代〟は同時に二つの鬼神を降ろす!

「菊代姉さまは最早ヒトではない。
我らの『まなこ』を返してもらうには斃すしかないのじゃ!」
「心得た! 雪代姉!」

「お、ほ、ほ、ほ!!
雪代に琴代よ!
この姉を侮るものではなくってよ!」
菊代の嘲笑は続く。

「妹ごときに〝式神遣い〟で遅れを取る訳ないじゃない!!」

 

「行くわよ!!」

 

ここに鬼離田姉妹・・・
長女・菊代v.s.次女・雪代と三女・琴代の
史上最強の姉妹喧嘩の幕が切って落とされるのであった————————————!!

 

運命に導かれ・・・最強最悪の姉妹喧嘩が始まる。

にしても〝式神遣い〟同士の姉妹喧嘩って・・・・
考えただけでもえげつない。

ただでさえ醜いのが家族間や肉親度同士の骨肉の争いである。
こんな戦いは早く速やかに終わらせて
姉妹3人で手を取り合って
五頭や泥土に立ち向かってもらいたいものである。

 

 

双亡亭壊すべし146回の感想

今週の〈双亡亭〉は——————
タコハの哀しみの涙から始まり、
鬼離田姉妹の戦いで終わるという
〝山あり谷あり〟の非常にヴァリエーションに富んだ作品となっている。

緑朗の狙撃のショックを噛みしめる間もなく、
亡者の攻撃、
必死の抵抗、
仲間の救援、
緑朗の診断、
鬼離田姉妹の「まなこ」をめぐる戦い―—————と、
怒涛の展開が待ち受ける!!!

読者はこのスピードに振り回されっ放しで
「乗り物酔い」に似た眩暈と不安定感を
イヤというほど味わうことになる。

まさにこれこそ〈双亡亭〉の醍醐味!

読み手は現実の世界を忘れて
ただひたすら〈双亡亭〉の中にどっぷりと浸かることになるのだ!
我々は心ゆくまでこの「感覚」を楽しんで行こうではないか!

 

そして・・・来週である!

一番の注目ポイトは緑朗を診たアウグスト博士の驚きの反応!?
博士の「コレハ・・・」という言葉の意味は?
緑朗は助かるのだろうか?
何か一縷の「望み」が見えたのであろうか?

そして鬼離田姉妹の戦いの行方は?

雪代と琴代は無事に「まなこ」を取り戻し、
長女の菊代をこちら側の世界へと帰還させる事は可能なのだろうか?

そんでもって「双亡亭破壊チーム」は大ボスの泥土のもとまで
辿り着くことができるのだろうか?

まだまだ異常な盛り上がりを見せてくれるこの〈双亡亭壊すべし〉!!
この摩訶不思議でおぞましくて魅力溢れる世界から
一時も目を逸らす事は許されないのである!

括目せよ! 人間の「真の強さ」を!!

そして実感しろ!!  人間の「愛の大きさ」を!!!

 

では今回は——————
このへんでお開きと致しましょうぞ!!   チョンチョン!!

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