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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第194回「五頭応尽」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】194回

追いつめられた〝坂巻泥努〟は
壁の『絵』の〈侵略者〉達を
「銃弾」にして五頭応尽に放ち、
なんとか危機から脱出する!?

そんな〝泥努〟の攻撃を
悉く躱しながら
応尽は昔の「思い出」を語り出す。

 

それは———

「昭和五年」
幼き応尽が〈双亡亭〉に盗みに入り、
そこに出くわした〝泥努〟が
無視して去って行った
最初の出会いに始まり

「昭和七年」
〝泥努〟が『絵』から腕を出して
残花を取り込む場面を偶然目撃し!?
見つかって殺されると思ったが
逆に〝泥努〟に助けられ———

それ以降は———
〈双亡亭〉の「使い走り」として
その身を捧げてきたこと

――――等であった。

 

 

〈侵略者〉の支配から
なぜ逃げださなかったのかと
「紅」が問うと———

それは―――
『この世の崩壊を見たい』という
「欲望」があるからだと応尽は言い、

この世界の全てが
ぶっ壊れるのが見たいがために
今まで〝泥努〟の言いなりになって来たが

ここに来て〝泥努〟が・・・
なかなかこの世を壊さないため、
業を煮やした応尽は
〝泥努〟を殺してこの世の崩壊を招き、
自分の「欲望」を
満たそうとしているのだと宣う。

 

〝泥努〟は
自分の手に刺さっていた
「小刀」を引き抜いて〈紅〉に手渡し

「あとは自分で身を守れ」と言い残すと

両手に『絵』を握り締めて
応尽に敢然と
向かって行くのだった――――!?

 

 

 

 

〝泥努〟の足掻き

 

ド ド ド ド ド !?

 

〝坂巻泥努〟は壁の『絵』に手を当てて
〈侵略者〉達を
夥しい数の「弾丸」にして
五頭応尽へと撃ち放つ!?

即席の「散弾銃」を作ったのだ!?

 

「馬鹿だな〝泥努〟
量が足んね―よ。」

応尽が嘲りながら跳躍し
その「攻撃」を全て躱す!

「絵一枚分ごときの弾に
当たるわきゃねーだろォ!」

 

〝泥努〟は後方移動しながら
隣の『絵』に
手を当てて「散弾」を連射する!?

 

「紅、私の後ろにいろ・・・」

 

〝泥努〟は紅を後ろに下がらせ

〝四つん這い〟になり、
床に落ちている『絵』に
両手を当てて
更に「銃弾」を解き放つ!?

 

応尽は後ろへ飛び退き———

 

「さあ! 待ちに待った
〝坂巻泥努〟の死ぬときだ!!」

 

―――と叫びを上げる!

 

「近寄るな・・・
『絵』はまだあるぞ・・・」
満身創痍の〝泥努〟が呟く。

 

「それに当たりゃ
確かにヤバイかもな。
でもよ・・・
テメェは
追いつめられてんだぜ!」

応尽は続ける。

「まさか
女の体内に残ってた
〈侵略者〉を支配して・・・
『式神』の〝是光〟を
体から追い出して
バラバラにするとはなァ・・・」

「『式神』に
物理的ダメージを
与えられるのも、
異星人共の
特徴だったっけなァ。」

 

「文字も読めない
飢えた子供だったキサマが・・・
随分と難しい言葉を
使えるようになったものだな・・・」

〝泥努〟が嘯く。

 

「お! 漸くオイラの事、
話してくれたなァ、〝泥努サマ〟」

応尽はそう言うと、
笑顔で
過去を語り始めるのだった――――!?

 

 

 

 

よし! 〝泥努〟の起死回生の逆転「攻撃」で幕を開ける
今回の「双亡亭壊すべし」!?

が、安心したのも束の間!?
その攻撃は応尽に悉く躱され
この危機的状況が何ら変わってない事を
イヤというほど思い知らされる!?

頑張れ! 泥努!?

何か手はある筈だ!!

最早誰もが〝泥努〟の味方だ!!

全国の読者が心からのエールを
送り続けるのである!!

 

 

 

 

 

出会い

 

(応尽はゆっくりと過去を語る―――)

 

 

———————————————
そうさ・・・
アンタと初めて会ったのは
昭和五年あたり。

その頃のオイラは
ハナを垂らした
ガキだった。

オイラん家は
この〈双亡亭〉の
ご近所さんで・・・

オヤジと2人、
越して来たのァ
関東大震災の
3・4年後だった。

オヤジは『拝み屋』で
クズだったから

オイラはいつも
ハラペコでよォ・・・

よく〈双亡亭〉に忍び込んで
食べ物を盗み食いしていた。

アンタと初めて会ったのも
オイラが隠れて
食べ物を
頬張っていた時だった!?

突然やって来たアンタは

その時は
何も咎めずに
オイラを、
「虫」を見るように眺めて
去って行った・・・

 

それからオイラは
ちょくちょく潜り込んで

色んなモンを
かっぱらったけど・・・

アンタはいつも
知らんぷりだった。

 

そして決定的な出来事は———

『拝み屋』の修行が
キビシくて、
逃げ込んだ夜の事———

昭和七年、
五月十五日の夜に起こった。

 

〈双亡亭〉の中に
身を隠していたオイラは
耳に言葉が入るのを認めた。

オイラは
その声のする方向へ歩いた。

 

オイラは
階段をソッと上がり———

そして、見ちまった!?

 

軍人が・・・
〝泥努〟の『絵』から
生え出た
夥しい腕に掴まれ———

キャンバスに
吸い込まれていくのを!?

 

オイラはぶったまげ、
ビビっちまって逃げた!?

 

と!?

 

目の前に———
手毬をする少女が現れる!?

「人間が・・・
ここに来て
逃げられると
思うのか・・・」

少女が
鋭い目を向ける。

 

「あ・・・ゴメン・・・
ゴメンよォォ・・・」

オイラは
恐怖で震え
泣きじゃくる。

「待て・・・〝しの〟」
突然〝泥努〟が現れる。

「お前の胸のそれは・・・
私の『絵』だな・・・」

 

「あ・・・これ・・・」

オイラは急いで
懐の紙を差し出す。

「廊下に落ちてて・・・
なんかイイなと思って・・・」

その紙には——
建物が崩壊する場面が
描かれていた。

「盗む気は
なかったんだよう。
ゴメンよぉ・・・」

 

「それは私が
世界旅行に行って
見てきた絵を
模写した物だな・・・」

〝泥努〟が解説する。

「彼は『崩壊』を描く
〝廃墟画家〟だ・・・
お前はそれに
惹かれたのか・・・」
後ろから〝しの〟が問う。

「〝しの〟・・・」

〝泥努〟が不意に呼びかける。

「こいつには————
『使い道』が
あるとは思わないか。」
———————————————

 

 

「そん時、
アンタの口利きがあって
オイラは
ず―――っと
〈双亡亭〉の『使い走り』よ。」

「人間のまま、
電話を引いたり
郵便物を送ったり、
買い物もな!

なんせ――
ここの住人は
外にゃ
出られないからよ。」

今までのいきさつを
語り終えた応尽は
ここでようやく
一息つくのだった――――。

 

 

 

 

ここでは〝泥努〟と応尽の出会いと
その後の主従関係となる決定的な出来事が描かれる!?

そして当たり前なのだが————
応尽にも幼くカワイイ頃があったのだ!!

にしてもここで読者は
更に衝撃の事実を突きつけられる!
この決定的な出来事に
若き残花が絡んでいたのだ!?

あの場面に
幼い応尽が「遭遇」することで
未来の運命が決まってしまうとは・・・

神はなんて悪戯好きなのだろう?

こんなに色んな部分で
いつも読者を驚かしてくれる
この「双亡亭壊すべし」———!?

その恐るべき深さに
今回も脱帽した次第である!?

 

 

 

 

 

応尽の「欲望」!?

 

「でも・・・
お前は何故、
『侵略者』の
手先になったの?
外に出て、
逃げれば良かったのに・・・」

紅が叫ぶ!

「奴らは——
この地球に来て、
人間達を
滅ぼそうとしてるのよ!!」

 

「あははは!?
そこなのよ姐ちゃん!」

応尽は哄笑する!

 

 

「この男の
〝精神の底〟には——
強い『欲望』が視える・・・」

〝泥努〟が紅に答える。

 

「欲望・・・?」

 

「私はこの男の
『肖像』も描いた・・・
だからわかる・・・

応尽の『欲望』は、
『この世の崩壊を見たい』・・・だ。」

 

 

「そう そうそう!
それよ 〝泥努〟サマ!?」

応尽が狂気に歪む。

「字が読めなかったオイラは
大学に入ったんだ!

『Memento mori』———

ラテン語で『死を忘れるな』ってよ。

貧乏人も金持ちも
人間は公平に死んで行く。
どんなエラそうな奴も
頭のイイ奴もよ!!」

応尽の顔は壊れていく。

「そしてそりゃ・・・
『建物』も似てるよな!?

どんなキレイな『教会』も、
粗末な『掘っ建て小屋』も、
瓦礫になっちまや同じだろ?」

応尽に
悪魔の笑みが広がる!?

「なァ、それってゾクゾクしねえか!?
みんなが生きた証や、
こつこつ作り上げた努力の産物が
一気におじゃんになるのってよォ!」

 

(ここで応尽は
自分の「狂った世界」で妄想する———)

 

 

———————————————
オイラは見た・・・

金持ちの家も、
ツラがイイ奴の家も、
オイラの汚え小屋も
みんな一緒に
ぶっ壊れるんだ。

気持ちイイ。

みんな一緒に
ぶっ壊れるのさァ。

そんなら―――

この世が
ぶち壊れるトコを見たら・・・
もっと
スカッとすんだろう。

どんな偉い奴らだって、
〝世界の終わり〟は
見た事はねえだろう!!

はああ!

気持ちがイイだろうよ!

見てえなああ———

世界が全てぶっ壊れる所を!?
—————————————————

 

 

(応尽はここで我に返る。)

 

「なァ〝泥努〟・・・
オイラも世界を回ったぜ・・・」

 

(応尽は天を見上げる。)

 

「あっちこっちで
崩れる塔とか
聖堂とか
壊れる建築を
見物するためになァ。」

「1984年の7月に焼けた
北イングランドの大聖堂な・・・
オイラの目の前で
燃え落ちたぜぇ・・・
そりゃ
すげえのなんのって!?」

 

「こんな・・・
こんな男がいるなんて・・・」
紅が唖然とする!?

 

「だからその
『世界の崩壊』を
見たいが為に、
応尽は〈双亡亭〉に
尽くしていたのだ。」
〝泥努〟が説明する。

 

「へっへっへ。
そいで、その欲望を
最初に刺激したのが
アンタの『模写絵』だったのよ。

でもテメェは
いつまで経っても
あの『絵』を完成させねえん
だもんよう・・・」

応尽は口惜し気に続ける。

「あれが完成したら
『この世の崩壊』が
起きるってのによ。」

「だから———
これから完全に
テメェを殺す・・・
そうすれば『絵』の門が
開きっ放しになって、

この『世界の崩壊』が
始まるんだからよ。」

応尽はキッパリと
そう言い切るのだった――――!?

 

 

 

 

う・・・狂ってる!?
応尽は完全に「狂気の世界」の住人だ・・・!?

まさか・・・この世界の崩壊を見んがために
応尽は〝泥努〟に全てを捧げていたなんて・・・!?

このあまりに捻じれた
常識が通用しない
ぶっ飛び過ぎた〈悪魔的な動機〉に
度肝を抜かれた読者は少なくない筈!?

純粋悪・・・

応尽こそ
真の汚れなき〝純粋な悪意を持った者〟
だったのだ!?

この者に屈するという事は
「人類の崩壊」が始まるということ!!

負けるな〝泥努〟!?
ここにきて
〝泥努〟には是が非でも
勝利してもらわなければ
ならなくなったのである!?

 

 

 

 

決死の〝泥努〟!?

 

ズキュ・・・

 

〝泥努〟は苦痛に
顔を歪ませながら

右手の「甲」を貫いていた
「小刀」を引き抜き———

切っ先に血が滴る「それ」を
〈紅〉に手渡す。

 

「紅・・・
あとは自らで身を守れ・・・」

 

〝泥努〟はそう言い残すと
そのまま前方へ―――

応尽の方へと走り出す!?

 

両手に『絵』を持ち
敢然と応尽に走る〝泥努〟に———

 

「行くぜぇ 〝泥努〟ォ――!?」

 

応尽と子供の「式神」達が

正にぶつからん勢いで
迫るのだった―――!?

 

 

 

 

おぉ!〝泥努〟カッコイイ! なんて男気があるんだ!!

ボロボロに傷付き満身創痍の〝泥努〟が
自らに刺さった
「小刀」を引き抜いて『紅』に手渡す!?

そして———
応尽の元へと挑みゆく!?

〝泥努〟に何か「勝算」はあるのか?
それとも応尽の巨大な「欲望」が
〝泥努〟を飲み込んでしまうのか?

が! この息を飲む「展開」の続きは————
来週へと持ち越されるのである!?

 

 

 

 

双亡亭壊すべし194回の感想

今週の「双亡亭壊すべし」は———
〈〝泥努〟と応尽の死闘の続き〉と
〈応尽の過去の物語〉が
有機的に絡み合い
途轍もない「化学反応」を起こしながら
緻密に且つ大胆に描かれる!?

 

が! 今回一番インパクトがあるのは
やはり「五頭応尽の欲望」だろう!?

まさか・・・
まさか「世界の崩壊を見たい欲望」なんて――――
こんなにトンデモなくヤバイものが
この世に・・・イヤ、人間の中に
存在するなんて!?

あり得ない・・・

ああ!? 何という事だろう!?

その余りの「衝撃」に
足下が崩れ去り
奈落の底に落ちて行く
感覚に見舞われる!?

多分、応尽にとってこの「欲望」は————

我々が「美味しいものを食べたい」
「イイ服を着たい」
「リッチな暮らしをしたい」と思う「欲望」と
同等なのだろう。

そう考えると———

背筋に鋭い「悪寒」が走る!?

「悪」を「悪」とも思わない
本当の意味での〝純粋悪〟が
この世の知らないところに
存在すると思うだけで・・・

心がこれでもかというくらい
恐れ慄くのである!?

が!?

そんな「悪」は———
絶対に滅ぶ〈定め〉にあると
我々は硬く信じている!!

そう!

連綿と続くこの世の「循環」が———
その「調和」と「理」が———

そんな「異物」を放置しておく訳がないと
我々読者は知っているからである。

だから————
きっと〝泥努〟が勝利を収めると
心に願い次週を待とうではないか!!!

 

 

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