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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第187回「時の廊下」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】187回

時間はほんの少しだけ巻き戻り————
潜入前のミーティングでのこと

帰黒は自分と凧葉が〝泥努〟の元に行くまでの間、
時間を稼いでもらいたいと鬼離田姉妹に頼み
2組のニセ者を作ってもらう。

帰黒には、ある「秘策」があるのだった!?

そして潜入チームが突入後、
帰黒はタコハを連れて森の奥へと歩を進める。
するとそこは暗い空間に変貌する!?

今歩いている場所こそ
時空を行き来できる「時の廊下」で————

昭和七年の帰黒と少尉が
最初に「母屋」へと入った道がそれで、
今は無い母屋の「玄関」へは
この昭和七年からしか行けないため————

➀まずは昭和七年へとタイムスリップし、
➁そこから「道」を逆に戻り
➂〈双亡亭〉の母屋の「玄関」に行き
➃「玄関」から直接〝泥努のアトリエ〟に向かう

――――という「作戦」だった!?

その目論み通り
無事「昭和七年」へ辿り着いた2人は
そのまま逆戻りしようとするが・・・

突然白装束の男達に
「包囲」されてしまう!?

すると・・・そこに一人の老女が現れ
帰黒に罵声を浴びせかける!?

「ず・・・瑞祥様!?」
帰黒が真っ青になって叫ぶ!

その老婆こそ・・・
帰黒の〝育ての親〟である
瑞祥その人であった—————!?

 

 

 

 

潜入前の出来事

時間はほんの少しだけ———
「母屋への潜入前」へと遡る。

 

「凧葉と帰黒のニセ者を2人ずつ作るじゃと!?」
「『陽動作戦』にそんなに要らんじゃろ!?」
鬼離田雪代・琴代姉妹が叫ぶ!?

「私と凧葉様が〝泥努〟の元に到着する迄の間、
なるべく時間を稼いで頂きたいのです。」
帰黒が静かに言う。

「何!では・・・
この〈双亡亭〉に見つからず
〝泥努のアトリエ〟に辿り着く
良い〈方法〉でもあるのかえ?」

「はい、御座います。」
そう言い切る帰黒の目は
〝強い意志〟が宿るのだった――――!!

 

そして————
全員が二手に分かれ

「母屋」へ突入する!!

 

その様子を
本物の凧葉と帰黒は
森の中から
見守るのだった―――――!?

 

 

 

 

お! 鬼離田姉妹の驚愕の表情で幕を開ける
「双亡亭壊すべし」————!?

この時点で既に帰黒には
完璧な「秘策」があることが伺い知れるのだが・・・

今の時点ではそれがどんな「作戦」なのかは
読者には知らされない!?

が! 帰黒の鋭い「瞳」が
作戦の成功をシッカリ物語っているようで・・・

読者は安心して次章へと
「歩」を進めていけるのである!

 

 

 

 

森の奥へ―――

 

「凧葉様、こちらへ・・・」
2人が向かった森の奥は———
いつしか夥しい数の灯篭が光る
暗い空間へと変わっていた!

「いつの間にこんなとトコに・・・」
タコハはウロキョロする。
「帰黒サン、ここドコ?」

「凧葉様は前に———
私と黄ノ下少尉は・・・
『九十年も未来の時代の〈双亡亭〉に来たのだ』と
言われましたよね。」

「ああ・・・それ以外考えらんもんなぁ。」

「では・・・
私達はどうやって来れたのでしょうか?」

「私と少尉がここに着いて
十時間と二十六分。

私達は———
昭和七年 五月十八日の宵 七時十八分四十秒に
〈双亡亭〉の敷地に入りました。

そして少尉の先導によって
四分十二秒後に
この母屋の前に立ちました。

その母屋には立派な「玄関」があり———
私達が入った刹那・・・

激しい眩(めまい)に襲われ・・・

気がつけば
私は皆様と会い・・・少尉も・・・・

「ちょっと待った!
オレ達・・・母屋の前にいただろ?
そんな玄関なんて無かったぜ!」
凧葉は訝る!

「母屋に玄関があったのは
昭和七年・・・
つまり私と少尉の時代のこと・・・」

「そっか!
〝泥努〟が増築したんだ!」
凧葉は納得する。

「私は〈双亡亭〉の
至る所で『味知覚』を使い
空間を『舐』めました。

その結果・・・わかったのです。

私と少尉が
昭和七年から現代に来る時に、

はからずも通ってしまった・・・
時代と時代を結ぶ
この『時の廊下』を!」

帰黒は「確信」を持って
そう断言するのだった――――!?

 

 

 

 

なんと!! 「時の廊下」!!  時空を行き来できる!?
この〈双亡亭〉に・・・そんなモノがあったのか!!

確かに――帰黒と少尉、現代人じゃない2人が
ここにいる時点で確かにその可能性はあったのだが・・・

2人はたまたま〈双亡亭〉に取り込まれ
たまたま「時空」を越えてしまった
たまたまのハプニングによる「存在」だと
勝手に思い込んでしまっていたのだ!!

そんな盲点を突かれた「展開」に
心地よい疲労を感じながらも・・・

次へとページを繰る
我々「読者」なのである。

 

 

 

 

 

『時の廊下』、ウブな帰黒!?

 

「そんな『廊下』が
マジであるのかよ・・・」

「はい。
この〈双亡亭〉の内部の時間は乱れていて・・・
その中から何本かの
『廊下』のような道が———

昭和七年に繋がっているのです!?

私達は
そのうちの一つの———
森の中の『時の廊下』を通って
一旦昭和七年に行って
そこから同じ『廊下』を戻れば
〝母屋の玄関〟から直接
〝泥努のアトリエ〟に上がれます!」

「その『時の廊下』は
〈侵略者〉どもには
見つからないんだな?」

「緑朗さんは———
今の敵の『感知レベル』なら
見つけられないだろうと・・・

おそらく・・・
私達が眩を覚えた辺りが
〈過去と現在の交わる処〉なのでしょう。」

「わかったぜ・・・帰黒サン。
つまりはここが———

その昭和に通じている
『時の廊下』なんだな!」

「左様でございます。」

「オレ達のニセ者が
〈侵略者〉どもの気を
引いている間に・・・

オレ達は昔に行って、
〈双亡亭〉の『玄関』から近道し
今の〝泥努〟の所に行くって計画か!」

「はい。少尉と来ると時にも
このような道を通りました・・・
『五分二十一秒ほど』歩きましたから・・・
もうすぐ――――
〝昭和七年の世〟でございましょう。」

「あのさ・・・
さっきからビックリなんだけど・・・
帰黒サン、
時間の記憶凄くない?」

「見たトコ時計なんか
持ってないのにさぁ。」
そう言いながら

帰黒の手首をヒョイと
持ち上げる

「は・・・!」

帰黒が一気に頬を赤らめる!?

「わっ・・・私などに触れて
気味悪うございませんか!?」
帰黒は焦りまくる!?

タコハはその反応にゲッソリする。

「わ・・・私は、
その・・・『醜女』で
皆から嫌われていると・・・」

「出たよ!
『帰黒サンの自分ブサイク説』!?」

「あのなァ・・・前にも言ったケド、
アンタはブサイクじゃねーからな!
美女だぜ!!」
凧葉怒りを露わにする。
「まったく・・・!!
育ての親の〝ズイショー〟とか言うヒトも
困ったモンだよな。

そのズイショーが
言い続けたおかげで、
アンタはずっと
自分がブスだって
思ってるんだもんなァ―――!

イヤ、ここでモンダイなのは
オレがそれを
気にくわないってコトだ。」

(凧葉はそう捲し立て―――)

「あのよ、帰黒サン!!
アンタ、皆のために・・・
ホント体張ってがんばってるよ!」

(ガシッと帰黒の両肩を掴む!?)

「オレが気にくわねぇーのは、
そんないいヤツのアンタが
いつまでも、
いーかげんな奴に
吹き込まれた『ウソ』を
気にしてんなよ~ってコト!」

「・・・・少尉も
同じような事を
仰っしゃいました・・・」
帰黒が答える。
「『お前がいつまでも
見かけに拘っているのが
気に入らん』と・・・」

「はは・・・
あの軍人サンらしいや。」

「はい・・・。」帰黒は薄くはにかむ。

「あのヒトのこと、
好きなんだろ? 帰黒サン。」

「は・・・」

「な・・・何を・・・!?」

かああああ・・・

と〝灼熱の鉄〟の如く
帰黒は赤面し———

「わっ、わた、私はあの
〈双亡亭〉を~!」

動揺MAXでアタフタ答える!?

「いいって。 見てたらわかるって~」
帰黒の「ウブさ」に、タコハは笑う。

「私なんて・・・
黄ノ下少尉の
お側にいられるだけでも・・・」

「トホホ・・・・
このコの『自己評価』の
低さをどうした者か・・・」
凧葉は本気で悩むのであった。

 

その後———
暫く進むうちに————

「ん・・・周りの景色が・・・」

凧葉が周りの変化に気付く!

風景がボンヤリと
輪郭を持ち始めたのだ――—

「あ・・・『時の廊下』を———」

「抜けます・・・。」
帰黒が宣言する。

 

―――と!?

 

2人は————

多くの「看板」がある
街中に立っているのだった―――――!?

 

 

 

 

ここでこの計画の全貌・・・『時の廊下』の詳細が明らかになる!!
まさかこの〈双亡亭〉に———
〝泥努〟や〈侵略者〉すら知らない
「道」があったとは!?

分かり易くいうと————
〈双亡亭〉の中には
いっぱい「時空のどこでもドア」があって、
そのうちの一つが
「昭和七年⇒母屋の玄関」へとつながるモノで
そのドアは「昭和七年」からしか行けないため
a.まずは「現在」⇒「昭和七年」へタイムスリップし
b.道を逆戻りし⇒「母屋の玄関」へと至り、
c.「玄関」⇒〝泥努のアトリエ〟へ突入するという
超ショートカットの「作戦」だったのだ!!

ふむ! 複雑だが一旦理解できると
無駄がなく素晴らしい「策」であると
実感できてしまうから不思議だ。

ここら辺にも「作者」の
「物語力」の凄さが
垣間見えるのである!

そしてこの「物語」の面白いのは
この〈双亡亭〉を誰も
把握していない事だろう!?

逆に言うと———
誰も知らない
誰も見たことがない
〈双亡亭〉の「真の姿」があるという事!?

全てのモノを取り込み
誰も知らないところで
どんどん「肥大」していく
生きた「館」・・・〈双亡亭〉!?

もう人間・・・
イヤ、この世の生物には
制御しきれない
得体の知れない怖さがあり————

そんなところに
この〈双亡亭〉の〝真の恐怖〟が
存在するのである!?

 

あとここで
書いておかなければいけないのは
とっても可愛いく
お茶目な「帰黒」の事だろう!

黄ノ下少尉の事を言われて
アタフタするところなんて
まる小学生の純な恋愛でないか!

いや、今どきの小学生でも
もっと「大人な恋愛」を
しているかもしれない(笑)

が、私の様な年長者には
このリアクションはかなり新鮮で
清々しく―――
超微笑ましい限りである!!

 

 

 

 

昭和七年の世界!?

 

「ここが・・・昭和七年の東京・・・」

凧葉が大きく息を吸う。
「へ~これが昭和七年の空気の匂いかぁ!」

帰黒も笑みを浮かべる。

「おっと、のんびりしてられない!
急いで戻らねぇとな。」

「はい・・・では道を逆に・・・」

 

と!?

 

たたたっ・・・

 

いきなり走って来た
〝白装束の男〟が・・・

 

ぴいいいい―――

 

「呼子」を吹いて
仲間に合図を送る!?

 

「見つけたぞ!」
「おう!」
「いたぞ!!」

 

口々に叫びながら
同じ装束の男達が8人程集まり

凧葉と帰黒を
丸く包囲する!?

 

「何だぁ、こいつらよぉ~!?」
「この方達は・・・」

2人は訝る!?

すると———

男達の間から
〝老女〟がスッと現れ———

「帰黒めが!
お前、育ててもらった恩も忘れて
男と逃げるとは!
わたしは絶対に許さんぞえ!!」

―――大声で捲し立てる!?

 

「なんだァ、このばーちゃん!?」
凧葉は唖然とする。

 

「ず・・・瑞祥様!!」
帰黒はその老女を前に
驚きの声を上げるのだった―――――!?

 

 

 

 

え!?  嘘!?  昭和七年に着いた途端・・・
帰黒の育ての親、瑞祥が現れる!?

しかもかなり激怒している!?
多分、帰黒がいなくなってから
ずっと執念深く捜していたに違いない!?

この様子では話し合いなんて無理で・・・
チョットやそっとじゃ
解放してくれない・・・
イヤ、もう二度と
手放す気などない筈だ!?

〝泥努〟の元へ行く前に
トンデモナイ難題が降りかかる!?

一体どうなる?

が! この続きは「来週」へと
持ち越されるのである。

 

 

 

 

 

双亡亭壊すべし187回の感想

今週の「双亡亭壊すべし」は————
〈本物の凧葉と帰黒の動向〉が

潜入前にまで時間を遡らせながら
ドキュメンタリータッチで生々しく描かれる!

が! 今回やはり
声を大にして言いたのは————

ここで・・・
このタイミングで
SFモノの「王道」の〝タイムスリップ〟が
絡んでくるのか!・・・という事だろう!!

そう、古今東西のSF物語で
擦り切れるくらい
〝タイムスリップ〟は使われているが

「時の廊下」————

これだけさり気なく
しかも効果的に
その部分だけにピンポイントを当て
超究極の「作戦」手段としてだけ・・・

それでいて誰もがアッと驚く仕掛けとして
使われているのが
〝タイムスリップ〟なのだ!!

その使用センスの素晴らしさと
ツイストが効いた構成力、
それを内方できる物語の懐の深さには
もう舌を巻く意外にはない!!

 

 

 

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