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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第180回「絵の中のメアリー」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】180回

今は亡き一人娘「メアリー」の『絵』に
取り込まれるバレットとジョセフィーン。

アウグスト博士が
その後を追って飛び込むのだった―――!?

「時代」は——
2人が若かりし頃へと遡る。

「仕事」に「イヴェント」にと多忙を極める
バレットとジョセフィーンの「マーグ夫妻」は

可愛がっている一人娘メアリーの
「誕生日パーティー」を取り止めにして外出し、
メアリーを独りぼっちにしてしまう。

そして「悲劇」は突然訪れる―――

その夜、大きな火災が起こり
マーグ夫妻の豪邸が炎に包まれたのだ。

連絡を受け急ぎ帰宅した夫妻は
遺体となったメアリーと対面するのだった。

その後————

葬儀が終わった「教会」で———

哀しみに暮れる夫妻の顔が
一気に「老人」に——
今現在の「顔」へと変貌する。

と!
何処からか奇妙な音がする。

その方に目をやると
それは「棺」からで—————

黒焦げになったメアリーが
2人の元へと歩いて来る。

メアリーの顔を見た途端
2人の体に細かな亀裂が走り
〈双亡亭〉の「侵略者」達が襲ってくる!?

が!

そこに博士が乱入し
1発しか撃てない「転換器」を2人に向ける!?

「連れ合いとキサマ―――
どっちを殺してもらいたい?」

博士は厳しい顔で
バレットにそう問うのだった――――!?

 

 

 

 

博士、「絵」の中へ跳ぶ!?

「ユキヨ! 先に行ケ!」
アウグスト博士が———
「絵」に取り込まれた
バレットとジョセフィーンを追いかける!?

「ちょ・・・なんでハカセが行くんじゃ?」
鬼離田雪代が叫ぶ。

「あのバカセレブどもに
頼まれたカラナ・・・」
博士はそう答えると———

「マッタク!」と、

壁に張り付いていた
グラハムの「右腕」を掴み取り———

「面倒なコトダ!」

そのまま「絵」の中へ飛び込むのだった!?

 

 

 

おぉ! カッコイイ!? 今回の「双亡亭壊すべし」は————
アウグスト博士の「男気」溢れる行動でスタートする!?

ジョセフィーンと交わした約束を———
(「絵」に取り込まれたら殺してほしい。)
果たすため——

危険を承知でダイブするのだ!??

 

にしてもこの偏屈な博士の事———
何の考えもなしに
『絵』の中に突入することは絶対にない筈!?

そう、必ずバレットとジョセフィーンを
連れ戻してくれるに違いない!?

その為にわざわざ
グラハムの腕を持って行ったのだ!

物語が進むにつれて
男っぷりを上げていくアウグスト博士。

ここでもう一回
カッコイイところを
見せてくれる筈である!

いや、「見せる」と信じて読み進もう!!

 

 

 

 

独りぼっちのメアリー

「時間」は少しだけ逆戻りする———

バレットとジョセフィーンの
「マーグ夫妻」が若々しく
脂がのりにのっている「時代」へと遡る。

バレット・マーグは
忙しく電話で受け応えをしながら
「仕事」の指示を細かく出していく。

 

「バレット様、
せっかくの週末ですのに、
ホントお忙しいですわね。」
家政婦が妻のジョセフィーン・マーグに囁く。

「放っておきましょう・・・」
ジョセフィーンがソッと答える。

 

白亜の「豪邸」が
青空に光り輝く
週末の昼下がりのこと――――

 

バレットは
忌々しく電話を切る。

「アナタ、私はこれから
『ドレス』の
新作発表パーティーに行きますわ。」
ジョセフィーンが夫に呼びかける。

「聞いてなかったのか・・・
私は仕事だ。」
バレットが物憂げに答える。

「御存じ?
『パーティー』は
夫婦で行くものなのよ。」

「例外もあるだろ、
〝愛想笑いのバカども〟と
ワインなんぞ飲めるか・・・」

「そうでしょうともね。」

 

「ママ、パパ、
今日のディナーは
2人がビックリする
『ショー』をやるのよ!」

夫妻の後ろから———
元気な女の子の声が響く!?

「私とこの『ジェーン』でね!」

―――それは

夫婦が目に入れても痛くない程
可愛がっている
一人娘のメアリーで、

彼女は
女の子の「人形」を持っている。

「ああ、メアリー、
今日は仕事で———
『ディナー』は
なくなったんだ。」

「ママもお出かけなのよ。」

夫妻が口々に言う。

「でも・・・
今日はワタシの
『お誕生日』で・・・」
メアリーが口ごもる。

「プレゼントした子馬に
乗りに行くとイイ。」

「来週、
レストランに
予約入れてあげるから、ね?
メアリー。」

2人はメアリーにそう言い
急いで外出の用意をする。

ポツンと一人取り残された
メアリーは・・・
寂しそうに
『ジェーン』を抱きしめるのだった――――。

 

 

 

 

舞台は一気に「過去」へと飛ぶ!!?

そう! バレットとがバリバリ働き、
ジョセフィーンがセレブ界で活躍し、
一人娘のメアリーが生きている「時代」へと―――

流石、大富豪のセレブだけあって
メアリーも恵まれた生活をし、
一見幸せそうに見えるのだが———

そこに「影の」部分がある事が描かれる。

そう、マーグ夫妻はそれぞれに
多忙を極めるが故に———

自分達の生活の「充実」と引き換えに
メアリーに
「孤独」を突きつけてしまうのだ。

ここに「幸せ」と「孤独」という
相反する事象が同居する
複雑な状況が作りあげられていたのである。

 

 

 

 

炎の悲劇

そして夫妻は
「仕事」に、「パーティー」へと
それぞれ出発する———

 

そう・・・
この時は
また会えると思っていた・・・

家族なのだから・・・

今は忙しいけれど―――

「今度」なんて
またすぐに来るものだと・・・

でも・・・

でも、

実際は
「次」なんて永遠になかった。

 

ゴオオオオオオオ

 

その夜―――

外出していた2人の元に
危急の連絡が入る

「屋敷」が
火事で全焼したと———!?

急いで帰宅した
夫婦を待ち受けていたのは

「豪邸」全てを包み込む
激しい炎の嵐だった!?

まだ救出されていない
メアリーを助けようと

バレットとジョセフィーンが

必死で飛び込もうとする!?

が!

その無謀な行為を
周りの人々が止めに入り

激しく揉みくちゃにされながらも

バレットとジョセフィーンの
声にならない絶叫が響く!?

 

と・・・

 

そこに運び出される
「小さな遺体」―――

2人は急ぎ駆けよる!?

 

そこで見たのは——————!?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・!?

 

 

『メアリーは私達が贈った
〝腹話術人形〟を抱いて死んでいた』

 

 

誰もいない閑散とした「教会」の中———
ひっそりと置かれた「棺桶」を前に
男女が俯いて座っている。

男は両手で顔面を包み
女は抜け殻のように黄昏れている・・・

それはバレット夫妻で————

娘メアリーの「葬儀」の後の光景だった。

2人の瞳からは
止めどない「涙」が
滝のように流れ落ちる。

 

―――と!?

 

2人の表情が
一気に今の見慣れた
「老人」の顔へと変貌する!!

 

「・・・メアリーはあの夜・・・
『腹話術』を見せて、
パパとママを
ビックリさせるんだって・・・
練習してたらしい・・・」
バレットが泣き濡れる。

「火が回り始めた時・・・
その人形『ジューン』を
お部屋に取りに・・・
行ったから・・・」
ジョセフィーンが黄昏れる。

 

ギシィィ!?

 

突然、鈍い『軋み音』が———
辺り一面に響き渡る!?

 

夫妻は音のした方を見上げる。

 

それはメアリーを収めた「棺」だった!?

 

カラン

 

「!?」

 

「・・・・そんな・・・」
「まさか・・・」
夫妻が口々に驚愕する!?

 

ギシ ギシ ギシ・・・

 

その2人が見た光景————

それは―――

棺の蓋を開けた
黒焦げのメアリーが
『ジューン』を片手に
2人の方へと
ゆっくりと歩く姿だった―――!?

 

「・・・やめてくれ・・・
メアリーは死んだんだ・・・」
年老いたバレットが呟く。

 

ギッ  ギッ・・・

 

「何で・・・?」
ジョセフィーンの顔が狂気に歪む
「私達は・・・もう・・・
『メアリーの亡骸』を見たのに・・・」

 

ギッ ギッ・・・

 

(ゆっくりとメアリーが近づく)

 

イ ヤ ア ア ア ア ア ア  !  !

 

「もう見たくない!?」

 

バレット夫妻が抱き合いながら
激しく絶叫する!?

 

ギッ (メアリーが目の前に立つ!)

 

「なんで・・・
なんで来てくれなかったの・・・」

そう言う
『メアリーの顔』は———

表面が無数に罅割れた人形のそれで・・・

カッと見開かれた両目には———

「恨み」と「怒り」と「絶望」と「虚無」・・・
それら全ての「負の感情」が入り混じった
この世のモノとは思えない
「色彩」に染まっていた!?

 

ズッ!?

 

あ あ あ  あ  あ  あ あ あ あ

 

バカア

 

刹那!?

 

バレットと
ジョセフィーン・・・

頭の天辺から指先・足先まで
2人の体の隅々に———

細かい「正方形」の亀裂が
入るのだった―――――!?

 

 

 

そう! 思い出した!?  これが〈双亡亭〉の恐怖!?

〈双亡亭〉の「絵」に取り込まれたら
自分達の「過去」のトラウマの原因となる出来事を
無理やり「追体験」させられ———

「心」が揺さぶられた瞬間に
その「隙間」から侵入されて取り込まれ
挙句の果てに〈亡者〉と成り果てるのだ!?

バレットとジョセフィーンの・・・
自分たちが「娘を死に追いやった」という
トラウマに
測り知れない『恐怖』を植え付け
心に亀裂を生み出す・・・

この人間の魂の「根底」を揺さぶる
「精神攻撃」に誰が耐えられようか!?

今回、久々にこの〈双亡亭〉の恐怖を
目の当たりにして・・・
改めて心の底から戦慄を覚えた読者も
少なくない筈である———!?

 

 

 

 

侵入か?電撃か?

バレットとジョセフィーン・・
2人の体にできた「亀裂」は
瞬時に
分裂して
「立方体」となり
パイナップルのように
空間に広がる!?

(バレットは思う―――)

 

 

——————————————————

私達の心は
すぐに壊れる・・・

たったひと押しで・・・
簡単な事だ・・・

だがこれで・・・

壊れていたジョセフィーンも・・・
私も・・・
楽になれる・・・

『除霊』を名目に
ジョセフィーンと
世界中「旅」をした。

そして・・・
数々の『幽霊屋敷』と呼ばれる場所を
焼き払った。

 

そう・・・

私達が望んでいたのは・・・

最もおぞましい

―――――「死」。

 

最愛の者を
くだらぬ事にかまけて

ないがしろにした「罰」。

 

死ねば、
ひょっとしたら
またあの子に会えるかもしれない

・・・という虫のいい「希望」。

 

妻は・・・
ジョセフィーンは・・・

あの子の骸を見た時から————
もう「心」が砕かれていた。

 

これでようやく・・・

『死を求めて彷徨う人生』が
ようやく終わる・・・

————————————————————

 

 

 

ザアアアアアアアア

 

〈双亡亭〉の「矢印⇒」の形をした
「蛇」の様な夥しい数の「侵入者」達が

 

2人の体に——
その分裂した隙間に———
這い入ろうと
迫りくる!??

 

が!?

 

ジャキ!?

 

「!?」

 

バレットの目が捉えたのは———

グラハムの前腕をムンズと掴み
「転換器」を構える
〝アウグスト博士〟の凛々しい姿だった!?

 

「・・・アウグスト・・・
何しに・・・来た?」

 

「キサマらは言ったロウ・・・
『殺してクレ』と・・・」

博士は左手を伸ばしたまま
正座姿で話し続ける!

「タダシ、
この『転換器』は
壊れかけデ、
アト1発しか
放電できナイ・・・」

「サア、選べ! バレット!
連れ合いとキサマ・・・
どっちを殺してもらいたノダ!?」

博士はそう言いながら
「転換器」のトリガーに
指をかけるのだった――――!?

 

 

 

〈双亡亭〉に取り込まれることで———
全ての苦しみから解放される・・・

そう思いかけたバレットの目の前に
博士が約束を果たしに現れる!?

自分の「心」から逃げてはいけない
そう言うが如く———

 

そして博士の電撃は「1撃」のみ!
「どちらが死ぬか?」
バレットに問うのだが・・・

そのバレットの答えは———

「来週」へと持ち越されるのである!

 

 

 

双亡亭壊すべし180回の感想

今回の「双亡亭壊すべし」は———
「『絵』に取り込まれたマーグ夫妻の行く末」と
「2人を救おうとするアウグスト博士」
この2つが———

『絵』の中で奇妙に溶け合って
「恐怖」と「戦慄」と「狂気」を孕んだ
「暗黒の世界」の異常な出来事として描かれる。

 

特に圧巻なのは———
〈双亡亭〉に取り込まれかけた2人を
ギリギリで思いとどまらせ
バレットを正気へと引き戻そうとする

アウグスト博士の〝男気〟だろう!!

 

ジョセフィーンと交わした「約束」を果たすため、
自らの「命」の危機も厭わず
グラハムの壊れかけの「転換器」を手に
2人の前に姿を現す!?

これを「男の中の男」といわずして何と言おう!!

 

今回この「双亡亭壊すべし」を読んで————
〝命懸を懸けて約束を守る〟
一生に一回くらいは
こんなにカッコ良い事を
してみたいと「妄想」を逞しくした
今日近頃である!?

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