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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第174回「残花剣」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】174回

みんなの心配を背に受けながら
〝黄ノ下残花〟は井郷照清が率いる
バケモノ達の中へと「歩」を進める。

が、その心は極めて冷静で————
それは雲一つなく澄み渡る「湖面」の様で
今まで鍛錬してきたことが、そこに映し出される。

そんな〝残花〟に
バケモノが容赦なく襲い掛かるが————

〝残花〟必殺の『居合』の太刀が
悉く敵を斬りさばいていく!!!

その太刀には
帰黒の髪の毛の「霊水」が塗られており
バケモノにも
絶大な効果を発揮するのだ!

その事を知った敵は
遠距離から攻撃するが
〝残花〟の天才的な「剣術」の前に
無惨に敗れ去る。

そして———
〝残花〟の鋭く冷徹な「目」は
ただ一人残った〝井郷照清〟へと
真っ直ぐに注がれるのだった―――――!?

 

 

 

 

水面

「残花さん!」
「いくらなんでも無茶じゃ!」
「少尉!?」
緑朗、鬼離田琴代、宿木達を後に
〝黄ノ下残花〟は
敵の中へと歩を進める。

 

(その心は澄み切った「水面」となり
今まで培ってきたことが
静かに映し出される———)

 

『歩み』は普段通り・・・
速くすれば心が慌てる。

遅くすれば
臆する心が生まれる・・・
故に常の如く。

 

(〝残花〟は等間隔で「歩」を進める。)

 

〝心は水の如く平静〟・・・

『目付』は遠く
山を見るが如し・・・
周りを感知せんが為。

 

(その目は遠くを見つめる。)

 

今まで習熟した『組太刀』を
体内に呼び起せ・・・

 

(〝残花〟はぐんぐん敵に近づく)

 

トン

 

右手の拳の甲を軽く「柄」に置いてから
優しく握り———

 

チャ

 

ほんの僅か「太刀」を抜く。

 

 

 

 

(バケモノが一瞬で接近し———)

 

勝負の要は、『間』也。

 

(手から生えた太刀で
〝残花〟の首を薙ぎ払う―――――!?)

 

 

ギン

 

 

(〝残花〟は屈み避ける。)

 

 

〝鞘放れの一刀〟

 

 

(電光石火で抜刀する!?)

 

抜きながら

そして

―――――斬る。

 

 

 

 

 

ど  ぎ  ゅ   !   !

 

 

 

バケモノの体は
瞬く間に腹部から
真一文字に切断されるのだった――――――!?

 

 

 

 

 

うわぁ!? 超カッコイイ!!

〝黄ノ下残花〟の頼もし過ぎる
「後ろ姿」から始まる今回の「双亡亭壊すべし」————
ここで彼の「修練」と「身体能力」が遺憾なく発揮される!?

だがそれよりも凄いのは
彼の「揺るぎない精神力」=「ブレない心」だろう!

そう〝残花〟は臆さない、
逃げない、怯まない!!

男が憧れる「男の中の男」なのだ!

この一生のうちでいつか・・・
ほんの少しでも
〝残花〟さんに近づきたいと願う男子は
私も含め――――
山のようにいるに違いない。

 

 

 

 

一閃

ビュッ

残花が顔の前に掲げた「太刀」を
右斜め下に鋭く払い————

 

チン

 

太刀を静謐に「鞘」に納める。

 

ブア

 

間を置かずに
「ツルハシ」と「ピッケル」の腕を持った化け物が
残花に襲い掛かる!?

 

(残花は避けもせず面と向かう――――)

 

「敵の斬撃の当たる当たらぬの間合い。
是れ『波間の月』と云ふ也。」

 

(残花の心はさらに澄み渡る。)

 

「仕合う時には心せよ。
敵には決して触れさせぬ。」

 

(摺り足で下半身の構えを作る。)

 

「『波間の月』を盗む可し。」

 

 

一閃―――――!?

 

 

バケモノの腕と頭が瞬く間に
体から離れる!?

 

ビュ

 

チン

 

刀が「鞘」に収まる――――――。

 

ドシュウウ

 

バケモノは地に頽れる。

 

それは――――
時間にして
「1秒」も経っていいのだった――――—。

 

 

 

 

何と!? 前章の『剣技』は
只の序章に過ぎなかった!?

〝残花〟の心がさらに澄み渡り
その感覚はさら「鋭さ」を増す!?

これは「ルパン3世」の
〝石川五右衛門〟より凄いかも・・・
と思える位の領域に達している!?

それだけの超絶剣技を繰り出す
〝黄ノ下残花〟のポテンシャルの凄さには
改めて恐れ入るばかりだ!

さあ! このまま楽勝ムードで
「次章」へと突き進もう!!

 

 

 

 

 

居合

「〝泥努様〟の一筆によって
強力になった我が兵が・・・」
井郷が青ざめる。
「共に・・・ただの一撃で・・・だと・・・」

「残花さんスゴイ!」
緑朗が唖然とする。

「なんじゃあれは?
なんの『術』を使うたのじゃ・・・?」
鬼離田琴代も驚愕する。

「あれは・・・『居合』だ!?」
宿木が断言する。

 

「これが話に聞く
〝黄ノ下残花〟の『居合』か・・・!」
井郷が鬼の形相で叫ぶ。
「・・・だが何故、『普通の剣』で
我々を斃せる・・・?」

そこで井郷はフと気付く。

「少尉! あの女の『霊水』を
刀身に塗っておるな!?」

 

そして部下に命令する!

「よし、全員距離をとれ!
奴の剣には触れるな!
『初太刀』さえ躱せば・・・
あとは只の『剣術』だ!!」

井郷は気を取り直して
豪快に笑い飛ばす!

「あはは 残花、
貴様はやはり此処で『戦死』だ!!」

 

(その瞬間!
残花の脳裏に
帰黒との会話が過ぎる―――)

 

 

———————————――――――—
「少尉、私の〝髪〟を『鞘』の内側に
流しておきます・・・」
帰黒は自分の毛先を軽く切り
その先端からでる「液体」を
「鞘」の中へと流し込む。

「私の〝髪の毛〟は切りますと
『液状』になって揮発いたしますが
その『粘り』は———
私の意志で決められます。」

液はドンドン「鞘」へと流れ込む。

「『粘度』を増しておけば、
すぐには
蒸発することもないでしょう。」

「・・・お前を
巻き込んだのは・・・己だ・・・。」
「鞘」を受け取った残花が言う。

 

「え・・・?」

 

「命の保証のできぬ処まで
連れて来てしまったな。」

 

「赦せ。」

残花は帰黒に
真っ直ぐな瞳を向ける。

 

一瞬だけハッと驚く帰黒————

が!

すぐその顔に「微笑」が広がる。

 

「・・・では『お約束』して下さいませ。」

 

帰黒は両手を胸の前で
ギュッと握り締め、
ソッと優しく
残花に語りかける。

「長生きしてくださいね。」

———————————――――――—

 

 

「・・・残念だな〝井郷准尉〟
己は『戦死』が出来ぬ仕儀と相成った!」

残花はカッと目を見開き
そう言い切るのだった―――――!?

 

 

 

 

 

ううむ! この「章」で、トーンは一転する。

今までは—————
その強さだけが目立っていた〝残花〟だが・・・
ここで彼の優しさがチラリと垣間見える。

なんと! 帰黒に「謝罪」するのである!!

〝黄ノ下残花〟は—————
謝る印象なんか微塵もなかっただけに
これは十分に意外な行動と言えよう!

普段はクール過ぎる〝残花〟だが
それ故に
その影に秘められた
〝人を思い遣る心〟が人1倍あるのではないか!?

それをしっかりと「確信」させられた
エピソードなのである。

 

 

 

 

 

冷徹

「くくっ、
だがもう『居合』は使えんぞ!」
井郷が嘲る!
「こちらは遠くから仕留められる!」
〈銃のバケモノ〉が「銃口」を———
〈鎌のバケモノ〉が腕ごと「鎌」を回転させて
〝残花〟にピタリと狙いをつける!?

 

「やれ、中村! 大杉!!」

 

ドン

ドン

ドン

 

井郷の号令と共に
無数の閃光が煌めく!?

バケモノが「銃」を連射したのだ!?

 

ダッ

 

〝残花〟は床を大きく蹴って————
バケモノの右側面へとダッシュする!!

 

「莫迦め! 逃げられるか!?」
井郷が哄笑する!

 

と!?

 

〈銃のバケモノ〉の左隣に立つ
〈鎌のバケモノ〉の2本の腕が
ゴムの様に伸びて
〝残花〟の刀の「鞘」に絡みつく!?

 

「そら! 捕らえた!!」

 

〝残花〟は「鞘」を立てて地面と垂直にし、
両膝を折って正座の様に地面に滑らせ
その絡まったゴムを大きくしならせる!?

ちょうど〝残花〟と〈鎌のバケモノ〉の間に
プロレスのリングロープのように
2本の「ゴムの腕」が張られる!?

〈銃の化け物〉は上半身と腕がそれに挟まれ
完全に動きを封じられる!?

 

「命令を繰り返す。」

 

〝残花〟そう言いながら
素早く抜刀し
光の如き速さで
2体の怪物に
「太刀」を走らせ―――

全てを斬り負かす!?

 

「残花班は即時、
『地獄』へ撤収せよ。」

 

残花は氷のような冷徹な目で
〝井郷照清〟を捉え
そう命令を下すのだった―――――!?

 

 

 

すっげぇ!?  レベルが・・・いや、「格」が違うぞ〝黄ノ下残花〟!?
敵の「腕」を瞬時に利用して一気に2体を倒すとは!?

これはもう「石川五右衛門」を超えて
さらに「バケモノ」をも超越した・・・
無敵の「スーパーマン」状態ではないか!?

そう、超人といっても差し支えない!

 

そんな〝残花〟が〝井郷照清〟にロックオンする!
果たしてこの〝井郷照清〟は―――

この後〝残花〟にあっけなく倒されるのか?

それとも————
何か「奥の手」を隠しているのか?

この盛り上がる「戦い」の結末は
「来週」まで持ち越されるのである。

 

 

 

 

双亡亭壊すべし174回の感想

今回の「双亡亭壊すべし」は————
〝黄ノ下残花〟と
パワーアップした元部下の〈亡者〉達との
「死闘」が鮮烈に閃光の如く描かれる!

そして!
今回は何と言っても「残花剣」である!!

このタイトルが
全てを物語っているだろう!?

全編に渡って
〝残花〟がカッコ良過ぎる!
渋すぎるのだ!?

これは時間にして
僅か数秒の戦い。

ゼロコンマ数秒単位での
「究極の速度での戦い」が

藤田先生の絶妙の「間」と「語り」に乗せて

読者の心に永遠に刻み込まれる
俊逸な「戦闘シーン」が
次々と生み出されるのだ!?

この「描写」は
他のマンガでは
決して見ることができない!

この深い味わいがあり、
ピリッとスパイスが効いた
ダークな食感を
ジックリと堪能できることに
喜びを感じているのは
私だけではない筈である!!

そして
さらに特筆すべきは————
〝残花〟と〝バケモノ〟との戦いを通して
「静謐」と「激しさ」
「冷静」と「興奮」
「理論」と「野性味」
「美しさ」と「醜さ」
「完全」と「不完全さ」
「創造」と「滅び」などの————
相反する要素が
矢継ぎ早にテンポよく
見事に対比されていることだろう!?

読者はこれを目にし
頭と肌で感じ取ることで

完全な「別世界」————

そう、この「現実」を離れた・・・
圧倒的な「パワー」と「静寂」を持つ
〝残花ワールド〟へと誘われるのだ!!

そんな「世界」を楽しみつつも―――
来週も〝黄ノ下残花〟が圧勝する事を固く信じて

この1週間を楽しみに待っていようではないか!!!

 

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