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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第172回「『線』の向こう側」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】172回

アウグスト博士は
ナンシーとグラハムの挟み撃ちに遭うが
間一髪のところでジョセフィーンに救われる!

ジョセフィーンが「自走器」をグラハムにぶつけて
車体ごと廊下の端へと運んだのだ!

 

そして博士とナンシー、2人の戦いが始まる。

2人はお互いに腕を上げて
「転換器」の激しい電流をぶつけ合う!?

博士の使う「新型転換器」は
ナンシーを遥かに凌ぐが
ナンシーが人間現れした「力」で
博士をボコボコに傷つける。

そんなナンシーは「止め」を刺そうと
腕を振り上げるが————

その一瞬の隙を突き、
博士はナンシーを両手で肩ごと抱きしめる!?

博士はこの至近距離から
直接カウンターを与えて
ナンシーを倒そうとしたのだ!

――――刹那!?
2人の体はまばゆい光に包まれるのだった!?

 

一方————
ジョセフィーンによって
壁に激突したグラハムは
すぐに態勢を立て直し

ジョセフィーンに
大量の電流を浴びせようとする!?

が! その時!?

ジョセフィーンの抱く人形
メアリーの口が
大きく開くのであった——————!?

 

 

 

 

ジョセフィーン出る!?

 

「ジョセフィーン、何を!?」

バレットが叫ぶ!?

 

ジョセフィーンが「自走器」を操り
アウグスト博士を襲おうとしたグラハムに
徐に突っ込んだのだ!?

 

「こ・・・の・・・ババァ~!」

 

グラハムが「自走器」に押されながら叫ぶ!

「育ちの良い紳士は、
女性には汚い言葉を使わないものよ。」

ジョセフィーンの「自走器」は
グラハムを車体に釘付けにしたまま
廊下の先へと運ぶのだった――――!?

 

そして———
その場に残された
アウグスト博士とナンシーの腕が
同時に上がる!?

その2人の手から
激しい電流が迸り
エネルギーが交錯するのだった――――!?

 

 

 

もはや終わりかと思われたアウグスト博士を救ったのは
普段は夢の世界に住むジョセフィーンだった!?
しかもその眼差しは誰よりも力強い!?

もしかしたら―――
今までずっと人知れずにストックしていた
彼女の「「精神力」が今ここにきて
大爆発したのでは・・・・と想像できるのだが
これはあながち間違いではないだろう。

そして博士とナンシーの
「親子対決」が幕を開ける!?
さあ! この戦いの行く末はどうなる?!

この勢いのまま次章へとページを繰ろう!

 

 

 

 

「親子の対決」の行方

「ナンシー、計算しろ。
お前の旧型『転換器』は
私の『X-10』(新型)に抗し得るか・・・だ。」

「その答えは『否』だな。」 博士の目が光る!?

 

「ぎゃ!」

 

博士の電流が
ナンシーの両腕に炸裂する!?

 

「うふふん、でもそれ・・・
父さんにとってはマズイのよ。」

 

(ナンシーは弾かれた両手を構え直し———)

 

「何故って———
そのせいで逆に痛い死に方を
するのだから。」

 

ドガドガドガ!?

 

(猛烈なスピードでパンチを繰り出す!?)

 

「グラハムにもさんざん
やられたでしょ!!」

 

ガ  コ

 

ナンシーの足蹴りが
博士を後ろへ吹っ飛ばす!?

 

「私が父さんから受けた
プレッシャーと苦しみを
今、全部返却するわ!」

「私はいつも一番でなくて良かった!
いい大学に入ったんだから
それでいいのよ!!」

「何がもっと努力しろよ!
なんでゴールで満足しちゃいけないのよ!
バッカみたい!」

 

「バカみたいか・・・そうかもな・・・。」

(血だらけで壁に項垂れる博士が顔を起こす。)

「ナンシー・・・
お前には言ってなかったが・・・
私は昔、『幽霊屋敷』と呼ばれる所で
父を失った・・・。」

「そこに行く前、
父は道に一本の『線』を引いて・・・
知識のない者は
その『線』を越えるな、と言った。」

「私は父を奪った『事象』が
何かを知るために、
勉強に勉強を重ねた・・・。」

「だが・・・学ぶべき事柄も、
不可思議な事も無限に存在する・・・」

 

(博士は指にグッと力を入れる。)

 

「そして私は気づいたのだ・・・」

 

(つま先にも力を入れる。)

 

「一生研究し続ける
科学者というモノにはゴールなど無いことを!」

 

(そしてゆっくりと立ち上がる)

 

「そこまで学んだら、
『線』を越えて来ていい・・・
などと言う父親はもういないのだ。」

 

(そしてジッと娘を見つめる。)

 

「ナンシー、お前は自ら
『心霊研究』の道を選んだ。」

「それは父さんのコネでイイ研究所に
就職できると思ったからよ。」

「研究者に『適当』という言葉はない・・・」

「それでナニ?
結局父さんには何にもないじゃないの。
あるのは果てしない
『道』と『孤独』だけよ。」

「ああ、そうそう。
それだけじゃなかったか・・・」
ナンシーの口元が歪む。
「アンタには、あの頭の悪そうな
一般人の仲間がいたんだっけ。」

「日頃アンタがバカにしていた
知能も学歴も低そうな
『あのメンバー』がね。」

(——刹那、博士の目が鋭くなる!)

「もうイイ、
アンタとのおしゃべりは
もうウンザリ。」

ナンシーは右腕を振り上げる!?

 

「じゃあね・・・。
一発で頭蓋を粉々にしてあげる!」

 

ビュ

 

ナンシーの拳が
博士の頭部へと降りおろされる!?

 

―――刹那!?

 

ガキン

 

博士はそれを躱し
ナンシーの体を両腕で
力いっぱい
肩ごと抱きしめる!?

 

「なんだ!?
まだこんなに動けたのか?」
ナンシーはまごつく!

 

「放せ・・・!!」

 

「それはできんな・・・」

 

満身創痍の博士から
決意の言葉が溢れ出る。

「お前が近づくのを待って・・・
ようやく掴めたコードだからな・・・!?」

 

「絶縁線(コード)だと・・・?」

 

「『転換器』のコードが
お前の体に埋め込んである・・・。」

博士はそう言いながらコードに指を絡ます。

「霊的磁場に
カウンター・チャージを与えて
『磁界』を逆転するのが
この『転送器』だ!?」

 

博士が改めてナンシーを見る。

 

「だから———
私がお前にこの至近距離から
カウンターを与えてやるのだ。」

 

「・・・大電流を与えて
ショートさせるつもりか・・・!?」
ナンシーが初めて焦りの色を見せる!?
「そんな事をしたら
アンタもただじゃ済まないわ!」

 

「私は自分の価値観を
お前に押し付け過ぎたのかもしれん。
それが・・・
お前にはプレッシャーとなったらしいな」

 

「は・・・放せ! やめろ!?」

 

「だが、今は絶対に謝らん。」

 

「放せよォオ!」

 

博士は怪力で娘をガッチリと抱きしめる!?

 

「そんな事したら
アンタも死ぬのよォオ!」

 

「うむ・・・では————
その時が来れば『謝罪』するとしよう。」
博士はそう断言するのだった―――――。

 

 

 

ナンシーに勝つには
「至近距離からのカウンター」しかないと
瞬時に計算してそれを実行に移す博士に
〝真の科学者〟の姿を見た気がして————

我々読者を
とても清々しい気持ちにさせてくれる!

アウグスト博士という人物は
そんな不思議な「魅力」を持つ
実はとっても人間臭いキャラクターなのだと
このエピソードで改めて実感した次第である!

 

 

 

 

「線」の向こう側

そこに———
博士の「心象風景」が現れる――――

 

 

——————————――――――
「線」は———
「線」はどこに在る?

いや・・・実際、科学の追究に———
「線」などないのは知っている。

今まで行ってきた
情報収集、
現地調査と聞き取り。
そのケースごとの分類
そして検証・・・

常に「捏造」と
実験環境の不公平さに
目を光らせる他の研究者。

論文・・・検証に次ぐ検証・・・
毎日繰り返す果てしのない生活。

 

〝私はもう「線」を越えたはずだ!?〟

 

もちろん———
誰も何も言わないし・・・
私も知っている。

子供の頃のままではない。
今では父より知識だってあるだろう。

 

知っている・・・

 

それは十分に知っているが・・・

 

〝だけど「線」はどこに在る?〟

 

「そっちからこっちに来い。」
と言ってくれた父の声はない。

それが学問であり研究だ

それは知っている・・・
知っているが・・・

私は・・・

私は・・・

 

そっちに行きたいんだ、父さん!?

 

あなたのいる場所に!!

 

目の前に

父さんの後ろ姿と————

自分の前に引かれた
地面の「線」だけが見える

 

と!?

 

いきなり場面が暗転し————

 

その目の前の「線」が・・・
〈双亡亭〉の中の畳と畳の「境界線」———
敷居のラインへと変化する!!

 

そのラインの向こうには————

 

腰を落として
まるで空中の見えないイスに
座っているかの如く
中腰で
仁王立ちする
「タコハ」の姿が現れる!?

 

「逃げねえよ!」

 

目の前のタコハは叫ぶ!

 

「オレは見てーんだよ!!」

 

「オレは このムカつく家が
ぶっ壊れるまで絶対に逃げねえ!?」

 

「この敷居のそっちとこっち・・・
そっちに行ったら
誰も もう二度とは
ここには帰ってこれねえさ。
おっかねえからな!」

 

「なあ誰か見せてくんねーか?
この〈双亡亭〉が
ぶっ壊れていくトコロを!!」

 

タコハは右手を胸に当てて
「魂」で訴える!??

 

―――そう・・・

 

あの時・・・・

あの時私は・・・

確かに「線」を見た!?

そして聞いたのだ!
「越えろ」という声を・・・!!
———————————―――――――

 

 

その博士の回想は
ほんの一瞬の出来事だった―――!?

 

 

 

ここでは博士の「心象風景」が
非常に力強く読み手に訴えかけてくる!

そして前回から引き続き登場する
「線」がもっと詳しく突っ込んで描かれるのだ!

だが、なんといっても
ここでのポイントは
やはり「タコハ」の登場だろう!?

やはりこの「物語」の
キーパーソンであるタコハが————
アウグスト博士の「心」を揺さぶり
彼に多大な影響を与えていたのだ!?

その事がここで初めて明かされ・・・
我々読者は————
このタコハの底知れない素晴らしい「力」を
改めて知る事となるのだ!!

 

 

 

 

それぞれの結末

「ふ・・・
あんな頭のワルそうな
絵描きがぬかしおったわ・・・」

傷だらけの博士が呟く。

「私が・・・嬉しいとでも思ったか。」

が!?
そう言う博士の目には————
清々しい笑顔が浮かんでいるのだった!?

 

 

ズ     ガ    !    !

 

 

博士とナンシーは
大きく眩い光に包まれる!?

 

 

ギイアアアアア

 

 

そして辺り一面にナンシーの叫び声だけが
響くのであった————!?

 

 

一方————
「自走器」ごとグラハムに
体当たりをしたジョセフィーン!?

 

ガアン!?

 

その勢いのままグラハムと壁に激突する!?

 

が!?

 

ギャギャギャ・・・・

 

「自走器」の車輪が空回りする!?

グラハムは
壁にぶつかりながらも
態勢を立て直していたのだ!?

 

「勝てるつもりかババァ」

 

グラハムが電流で光る拳を
ジョセフィーンに向ける。

「大出力の『放電』を味わえ・・・!」

 

と!

 

ジョセフィーンが不敵な笑みを浮かべる。

「あらあら坊や
『おねむの時間』なのね。」

「ねえ、メアリー」

ジョセフィーヌが
抱いている人形にそう語りかけると・・・

その人形―――
メアリーの口が
大きく開くのであった—————!?

 

 

 

おぉ!! 「相打ち」を覚悟した博士の目に
今迄に見たことが無い「笑み」が浮かぶ!!

それは「線」を見させ、越えさせてくれた
タコハへの「お礼の笑み」であったに違いない!

そして————
グラハムに突っこんだジョセフィーンは
彼に勝つことができるのか?

が、その続きは「来週」で!
―――という事なのである。

 

 

 

双亡亭壊すべし172回の感想

今週の「双亡亭壊すべし」は————
アウグスト博士とナンシーの戦いを通して
博士の「心の旅」が深く細やかに描かれる!!

幼い頃————
父親によって
目の前に「線」を引かれた事が
博士の「心の旅」の始まりを告げるものだった!

そして〝父の消失〟により
その「旅路」は———
博士を永遠に呪縛する事になる。

博士の成長と
長い学習と研究――――

失った父親に会うために
「線」を見つけ、
その「線」を越えるために————

博士はただひたすらに
「努力」し続け————
それ故に
終わらない
ループに囚われる事となったのだ。

そんな博士は
いつしか旅の目的を
見失うのだが———

「タコハ」と出会い
彼の「心」に触れることで
そこに「線」を見出し
その「線」を越えた事を自覚したのだ!!

そう! この「長い長い旅路」を
やっと終わらせることができたのだ!?

そんな博士がここでナンシーと
立ち止まるわけがない!?

ナンシーと共に
次の新しい「線」へと
旅立って行ったのだ!

そんな博士に
我々読者は心から感謝し、
博士のこれからの「幸せ」を
ただひたすらに祈るばかりである!!

 

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