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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第170回「ナンシー」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】170回

順調に「泥努」へと進みゆく〈第二班〉だったが、
そこに新たな男女の「刺客」———
アウグスト博士の「娘」〝ナンシー〟と
元助手の〝グラハム〟が立ちはだかる。

2人は〈双亡亭〉に取り込まれ、
体に「転換器」を埋め込んだ
〝亡者〟と化していたのだ!?

この2人による激しい「電撃攻撃」が
〈第二班〉に容赦なく襲いかかる!?

直撃は避けられたが
そのあまりの「衝撃」に
メンバー達は床へと薙ぎ倒され
行き場を失う。

挟み撃ちで博士を追い詰めた
ナンシーとグラハムは・・・

今迄の「昔年の恨み」を晴らすべく
博士に苛烈な「暴力」をふるうが・・・

いくら殴られ続けても
立ち上がる博士に
2人は「止め」を刺そうと身構える。

最早これまでか!
・・・と思った瞬間———
ジョセフィーンが「自走器」を
全力で走らせるのだった――――!?

 

 

 

ナンシーとグラハム

「泥努のアトリエ」へと進む
〈第二班〉の前に
2人の男女が立ちはだかる――――

「あの女・・・
ハカセの『機械』みたいなモノが
体にめり込んどるぞ・・・」
鬼離田雪代が声を上げる!

「アレは———
この〈双亡亭〉に私と共に入って
『絵』に取り込まれタ
娘の〝ナンシー〟ダ!」

「モウ1人は?」バレットが質問する。

「アイツも——
娘と一緒に取り込まれた『助手」ダ。」

 

「あれぇ、博士 寂しいですよォ・・・」
遠くからその男が博士に呼びかける。

 

カッ

 

同時に男の手から
激しい「電撃」が発射される!?

「ボクはグラハム!
『助手』じゃなくて、
ちゃんと名前を呼んでくださいよォ!」

 

「みんな下がれ!」 博士が絶叫する!!

 

瞬時に博士の右腕からも
「電撃」が打ち出されるのだった—————!?

 

 

 

おぉ! なんてこった!?
皆の前に立ちはだかった新たな敵は
博士の「娘」と「助手」だとは———!?
なんたる皮肉・・・「運命の悪戯」なのだろうか?

自分の最愛の子供と戦うなんて―――
もしもこれを自分と置き換えとると・・・
もう一目瞭然!?
絶対にありえないし戦えない!?
例えそれが仮に「姿かたち」がソックリで
中は別人であろうとも「無理なものは無理」!

そういう意味でも———
博士も測り知れない葛藤と、ストレスの末に
「戦うこと」を選択したに違いない・・・

そんな博士に電撃が襲い来る!?

さあ! 続きはどうなる?
この勢いで「次章」へと突き進もう。

挟み撃ち

 

バリ バリ バリ バリ バリ

 

あまりの眩さ――――!?

博士の「電撃」とグラハムの「電撃」が
激しくぶつかり合ってスパークする!?

と!? ナンシーは天井にへばり付き
ジャカジャカと這い進む!?

 

「メアリ!」

 

ドン

ドン

 

ジョセフィーンの人形が「炎」を吐き
天井のナンシーを追撃する。

その攻撃を上手く躱し
ナンシーは博士の背後へ回りこむ。

「あははは! はずれぇぇ!
そしてバイバイ!?」
ナンシーが狂った瞳で
「電撃」を放とうとする!?

「いかん!
『転換器』の電撃を
一発デモ受けたら―――
人間は即死ダゾ!」

 

ベキ

ベキ

 

ナンシーの「電撃」がチャージされる!?

 

鬼離田雪代が素早く「印」を結ぶ!?

 

「来たりませい!」

 

ボッ

 

電撃が発射される!?

 

「『釘抜き童子』!」

 

ゴ     ァ      !   !   ?

 

間一髪!?

 

雪代の「童子」が身を「盾」にして
全ての電撃を受け流す!?

 

――――が!?

 

オオオオオンン!

 

「電撃」の直撃は避けられたものの・・・

 

そのあまりの「衝撃」に———
その場の全員が吹き飛ばされ
体を動かす事も叶わず
バタリと床へ倒れ行く!?

「あらァ、ヘンなモノで
私の『電気攻撃』を逸らしたのねぇ。」
ナンシーがみんなの前に仁王立ちする。

「今のが『幻覚』でないなら、
噂に聞く日本の『シキガミ』かしらァ。」

ナンシーは喜々とする!

「嬉しいわ!
私、初めて視認したわ。」

「でも出したヒトも
かなりのダメージね・・・」
ナンシーはグルッと見渡す。
「こっちのオバアチャンなんて、
心臓止まったんじゃなーい?」

「動けなくなったこのヒト達は
後から殺すことにして・・・
私はね、先にお父さんの
バイタル・サインを
消してさしあげたいのよ。」

博士はナンシーとグラハムに挟まれる。

「貴様ら・・・
科学者とシテここに入りなガラ、
なんの抵抗もせズ
身体を乗っ取ラレおって!
恥ずかシクナイのか!
三流のバカモンがァ!!」
博士が吼える!!

「それそれ・・・
父さんはいつもそういう風に、
尊大で傲慢だったわね・・・」

「二手から同時に
『転換器』を発射して
私を殺すなら、
早くやったらどうだ!?」

「ええ、それもイイけど・・・ね。
でも物理的な運動もイイわ。」

 

バ  キ  !

 

グラハムが徐に
博士の顔面を殴るのだった―――――!?

 

 

 

うわぁ~! 危機一髪!? さすが鬼離田雪代!!
いつもハイテンションのお調子者女子の鬼離田雪代だが・・・
いざという時はしっかりと皆を守ってくれる!
頼りになる「式神使い」なのだ!!

実はこの鬼離田姉妹――――
「眸」(まなこ)のせいで
普段はみんなから引かれているが・・・
実はとんでもなくキレイなお姉さま方なのだ!!

この姉妹の生い立ちや恋模様を追った
「サイド・ストーリー」なんかも
読んでみたいなと思う今日近頃である!

 

では! 物語へと戻ろう。
「電撃」攻撃を止め
いきなり博士を殴った
グラハムの「真の意図」とは・・・・!?

この急展開に
ページを繰る手が止まらない!?

 

 

 

 

逆恨み

ドン

ゴキィ

グラハムは———
博士の「腹」を蹴り
「背中」に拳を浴びせる!?

これには堪らず
さすがの博士も床に沈む!?

「グラハムはね、
父さんに『恨み』があるんですって。」
「あははは、その年じゃ
直接的な『暴力』はキツいでしょう!」
ナンシーとグラハムが嫌らしく笑う!

「いつも・・・いつも・・・
ボクをこき使いやがって・・・
ボクはハイスクールを〈飛び級〉して
大学に入ったんだぞ・・・!
皆がボクを〈天才〉だと言ってた!」

 

ガ ッ  !  !

 

(博士の「顔面」に足を入れる!?)

「それを実験の下準備や
情報の記録や・・・
フィールドワークの宿泊の世話・・・
くだらん『下働き』ばかりさせやがって!」

「それだけやらせといて・・・」

(足裏で博士の顔をグリグリと嬲る。)

「フロルとつき合うのは許さないって
――――なんだよ!?
このクソジジイが!」

 

ゴッ!

 

そのまま顔を蹴り払い
後ろへ吹っ飛ばす!?

それでも起き上がろうとする博士の髭を・・・
ナンシーがガッと掴む!?

「私、父さんがキライだったわ・・・」

そして、ググッと自分の方に近づける。

「いつもいつも私に『完璧』を求めて・・・
小さい頃から勉強勉強で、
息も出来なかった・・・。」

「アンタの娘でいるためには、
『満点のテスト』でも足りなかった・・・」

ナンシーの顔が醜く歪む。

「『勉強』も『科学』も
大キライだったわ!」

 

ガシャァ

 

博士を壁へと投げ飛ばす!?

 

「・・・トラヴィス、痛いでしょうね・・・。」
横でジョセフィーンが囁く。

「メアリ、良い娘ね。」
その「瞳」は覚悟の色を帯びている。
「ママを手伝ってね・・・」
ジョセフィーンは
小さくそう呟くのだった―――。

一方、戦いの行方はというと———
「ナンシー・・・実に気分がイイよ、
アンタのパパを殴るのは・・・」
グラハムが嘯く。

「私もよ・・・『ただ殺す』のは
もったいないものォ。」ナンシーが答える。

「でも・・・そろそろ飽きたよ。」
「そうねー。」

「じゃ・・・殺しちゃおうかしら。」
ナンシーはそう言うと
グラハムと共に
博士の目の前に
手を翳すのだった―――――!?

 

 

 

「ゲエッ! ただの『逆恨み』じゃん!?」

なぜ「博士」を殴るのか―――
その意図が明かされた時・・・
読者は思わずドン引きした筈だ!?

親の過剰な期待を一身に背負わされた
ナンシーは———
まだギリその気持ちがわかるとしても・・・

特に問題となるのはグラハムの方だ!?
人間・・・小さな頃から
ただ褒められるだけの環境に育ってしまうと
こんなにもダメ人間になってしまうという
典型例を見せられた気分だ!?

「褒められない環境」、
特に自分にとっては「逆境」と言える場所・・・
そんなところに放り込まれた時にこそ
人間の「真の強さ」がわかるのである!

 

そして、博士に絶体絶命の危機が訪れる!?
暴力に飽きた2人が「止めを」刺そうとするのだ!?

どうなる!? 博士!?
この絶対的な危機をどう乗り切る!?
兎に角続きを読み進めよう!

 

 

 

 

「線」の向こう側――

「そ・・・うは・・・行かン・・・」
博士が鼻血を滴らせながら呟く。
「〈心霊研究〉の途上でナラともかく・・・
キサマ達のような
情けナイ者どもニ・・・
この・・・トラヴィスが・・・」

(博士はグッと床に左手を突く―――)

「殺さレル訳にはイカナイ・・・」

「働くのがイヤだった・・・ダト?」

(しゃがみこんで
下半身をゆっくりと立て直し――)

「小娘との交際を
認めてくれなかったからイヤダト・・・?
努力して———
自身を『高める』のがイヤだっタだと・・・?」

(ガクガクと
膝を震わせながらも立ち上がる!?)

 

「バカめ・・・!?」

 

「ソレだからキサマらはダメなのダ!!」

博士がカッと凄む!?

「何言ってるのさジジイ。」
「父さん、アタマ大丈夫~!?」

「だからキサマらは——
『線』の向こうに行けナイノダ!」

(その時、博士は
子供の頃を思い出す―――)

 

——————————————
それは
博士が幼かった頃———
大好きな父親に
足元の地面に
「線」を引かれた。

「この『線』から、
こっちに来ては
いけないよ。」

「父さんどうして?
あそこに行くなら
僕も連れて行って・・・」

「トラヴィス、
その『線』を越えるには、
もっともっと――
お前は勉強しないとな・・・。」

「父さぁん!!」

父はそう言って
トラヴィスの元を
去っていくのだった――――
———————————―――—

 

「はぁん。
また僕達に『お説教』だとさ
このジジイ!」

「そんなのゴメンだわ。
・・・じゃあ死んでね。父さん。」
2人が博士に狙いを定める!?

 

と!

 

ウイイィン!?

 

「ジョ、ジョセフィーン! 何を・・・!?」
バレットが叫び声を上げる!!

ジョセフィーンの「自動走行器」が

突然・・・

全速力で走り出すのであった――――!?

 

 

 

なる程、「博士」によると人間は———
「線」の向こう側に「行ける者」と「行けない者」・・・
この2つに大別されるという事なのか!?

これをもっと具体的に言うと
「線」を越えるために———
「頑張れる者」と「頑張れない者」、
人間はこの2種類に分かれるという事なのだろう!

博士は「前者」であり、
ナンシーとグラハムは「後者」である。

勿論、全員が全員・・・
頑張っても「向こう側」に行けるとは限らない。

が、何があっても「前向き」で、
『諦めずに頑張ろうとする心』・・・・
この〈想い〉を持ち続けることこそが
人間にとって一番大切な事なのだと
博士は言いたかったのではなかろうか!

だから博士は———
それができない娘や助手には
絶対に負けたくない・・・いや、負けるはずはないと
心から信じているのである。

 

 

 

双亡亭壊すべし170回の感想

今週の「双亡亭壊すべし」は————
〈第二班〉とナンシーの戦いが
全編を通して
有り余る「パワー」と「バイオレンス」と共に描かれる。

特に注目されるのが
「博士」と「ナンシー」の〈親子対決〉と、
「博士」と「グラハム」の〈子弟対決〉で
この2つの異なる〈対決〉が
同時に展開されていくところだろう!

が、この2つの〈対決〉———
実は「根っこ」の部分は共通しており、
(この記事の「4章」でも述べたのだが・・・)
「線」を「越えられる者」と
「越えられない者」の〈対決〉だと
言い換えることができるのだ!

それは———
「人生」においての「障害」や「逆境」、
様々な人間関係やストレスを
〈自分で解決できる者〉と

日常何の努力もせずに
ただひたすら「批判」や「妬み」を囀り、
「逃避」をしている・・・
〈全てを他人のせいにする者〉。

この2つの〈対決〉と言っても差し支えは無い。

人生において———
「逆境」や
「自分の思い通りにならない事」はつきものである。
いちいちそれに躓いていては先には進めない。

もし倒れてもすぐに起きあがり
次の「アクション」を生み出すことで
「人生の意味」が深まると言っても過言ではない!!

みんなこの世に「生」を受け
毎日必死に生きているのだ・・・

誰もが
「線を越えられる」という事を
日常でいつも「意識」することで———
さらにより良い「人生」を
生きることができるという事を

この「双亡亭壊すべし」は
我々読者にシッカリと教えてくれるのである。

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