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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第166回「約束」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】166回

2時間半後に
ロケットによる「一斉攻撃」が行われると知った
アウグスト博士は————

「泥努」の元へと行くグループと
「外」に脱出し、状況を伝えるグループの、
2つに分ける作戦を提案するが
誰も「外」へ脱出しようとはしない。

話し合いが紛糾する中
タコハは———
「みんなに連れて行って欲しい」とお願いする。

ここで初めて全員の「意志」が一致し
みんなで「泥努」の元を目指すプランが纏まる。

その後―――
宿木が作戦の開始を告げようとすると
タコハがそこに待ったをかける。

タコハは〈双亡亭〉を出られたら
みんなで「焼肉大会」をしようと約束する。

そのタコハの想いは
みんなの心にシッカリ伝わり
全員が快諾する。

ほんの一時だが————
その場は
穏やかで優しい空気に包まれるのだった。

そして————
作戦が開始される
チームは二手に分かれ、
それぞれが違う入り口から「泥努のアトリエ」を目指して
力強く歩を進めるのだった―――――!!

 

 

 

意固地な博士

「アウグスト、
君は私達を〈双亡亭〉の外に行カセテ
助けようとしているのダナ。」
バレットが単刀直入に言う。
「だってそうダロウ。
いつも自分の研究で頭がいっぱいの君が、
強引にメンバー編成を決メルなんテナ・・・。」

「ナ、ナニをバカなコトを!」博士が喚く!?
「私がキサマらを
心配してやる必要などナイダロウが!」

「トラヴィス、アナタ フツーなら
『私が外に行く』って言うわよ。」
バレット夫人がニコニコと笑う。

「そうだよなァ、ジョセフィーン。
―――と言うコトで、
その気持ちはありがたいが、
私達夫婦の答えハ―——」

「『ノー サンキュウー』さ、アウグスト。」

「何故だ!? クソセレブが!」

「・・・ここを壊したら〈日本政府〉から
2億5千万ドルもの賞金が出るんだぞ・・・
山分けしても少なくはナイ額・・・
引退した実業家の小遣い稼ぎとしちゃ
悪くはナイダロ?」

「フン! 金の亡者が・・・
そっちのカミさんは
ベッドで死にたいんじゃないのか・・・」

「私はバレットとメアリーと行くのよ。」

「ちっ!」 博士は舌打ちする。

「博士、私が任務を放棄して
〈双亡亭〉を出る事などありません。」
宿木がキッパリ言う。

「ナラバ誰が———
〈双亡亭〉への攻撃を止メロと、
外に伝えに行くのダ!?」
博士がキレる!
「ここを爆破シタラ
向こうの敵の星と繋がっテ、
奴らが大量にここにやって来る
可能性がアルノダゾ!!」

「そうだ!
鬼離田姉妹がここを出て外に・・・」
宿木が思いつく。

と————

きゃはははは!

辺り一面に
鬼離田姉妹の狂ったような
笑い声が響き渡るのだった——————!?

 

 

 

もう! 博士はホント素直じゃないんだから!!
バレット夫妻には生き延びてほしいと
心の中で熱く思っていても・・・
それを素直に表に出せない・・・って・・・子供かっ!?

基本的に博士はいい人だってことはバレバレで・・・
そんな自分を隠すために「偏屈」さを身に纏い
ズケズケと激しい物言いを「武器」にする男。

それがアウグスト博士という人間なのだ。

そんな中、鬼離田姉妹の笑い声が響き渡る!
早速彼女らに会うために次章へと読み進めよう。

 

 

 

誰も外に出たがらない

「私達を逃がしてくれるって~?
アンタ ホントはイイヒト~?」雪代がハイになる。

「う、うるさイ! エセ霊能力者が!?」

「うふふ・・・そーんなコト言って
私達の『霊視』を
結構信じてくれてるじゃない。」
雪代が妖艶な笑みを浮かべる。

きゃははは・・・・

「クソッ! ハラの立つ女どもダ・・・!」
博士が毒づく。
「お前らは外に出ルンだろうナ!?
さっきは『逃げよう』と喜んでいたロウ?」

「それがのうハカセ・・・」と琴代が、
「私達———
思い出したコトがあるんじゃ。」と雪代が言う。

「この〈双亡亭〉には
菊代姉さまを殺されとる。」
「そして母様を地獄に落としたあの『応尽』も
まだのうのうと生きとるんでのう・・・」
琴代と雪代が交互に言う。

「あ奴に引導を渡さんとねぇ、雪代姉。」
「左様じゃ琴代! 私達は姉さまにあの世で
カオを合わせられんのじゃ。」

 

2人はきゃきゃきゃと騒ぐ!!

 

「それよりハカセ、
アンタが外に行くのが
一番じゃろう?」琴代が指摘する。

「フン! これだから素人は困るのダ!
心霊研究にとっテ・・・
この地は『磁場』と『霊体』の宝庫だ!
ここで集めねばならぬ
データが山ホドあるノダ!」
博士は勢いづく。
「それに忘れたか!?
私は大切な自走転換器『アルゴル』を
盗まれておるノダ!」

「あのイズ オウジンの
『自分のカラダを別に存在サセル』マジックで、
まんまと騙されテナ!」

「廊下で戦ッテいたオウジンが
いつの間にか姿だけのニセ者になってイタトハ・・・
必ずマジックを見破って『アルゴル』を
取り返さないとならんのダ!」

くいくい!

博士の演説を横目に
緑朗が鬼離田雪代の着物を引っ張る。

「なんじゃ、緑朗とやら。」

「あの・・・お姉ちゃん達・・・
あの応尽と同じ宗教・・・なんでしょう?」

「・・・ああ、いかにもじゃが・・・。」
雪代が素直に答える。

「じゃ・・・じゃあね・・・」
緑朗は雪代の耳元でごにょごにょと囁く。

「・・・・はできる?」

それを聞いた姉妹が驚愕する・・・。

「す・・・凄いコトを考える子供じゃな・・・」

「ほ・・・ホントにできるの!?」

「ああ・・・なんとかできる・・・かも・・・。」

鬼離田姉妹と緑朗は3人で話し込むのだった――――。

 

 

ここでは————
誰も外へは脱出したがらないという
普通では考えられない
不思議な状況が生み出される!?

そう、ここにいる誰もが見ているのは
ただ一点!!
この〈双亡亭〉の最深部にある
「泥努のアトリエ」だけなのだ!!

 

それにしても気になるのは———
緑朗の謎の動向だ!?

彼は鬼離田姉妹に
一体何を囁いたのだろう?

これが近い将来—————
この物語りにおいて
重要なポイントになるであろうことは
想像に難しくない。

 

 

 

全員で行こう!

「あのよ・・・ヤドさん、やっぱさ・・・」
タコハが呟く。
「みんなで・・・オレと帰黒さんを
泥努ントコに・・・
連れてってくんねえかな?」

宿木がタコハの目を真っ直ぐ見る。

―――そしてみんなの目を見る。

 

「やるか。」

 

全員の目に〝揺るぎない覚悟〟が宿っていた。

 

「一斉攻撃までの2時間半で、
タコハと帰黒さんを
『泥努のアトリエ』に送り届ける。」
宿木が黄ノ下残花に説明する。
「それしか我々に残された道はない。」

「では作戦は?
敵も我々の意図を知っているはず・・・
この屋敷は敵の体でできていると聞きました。」

「ここはいわば〈監視カメラ付きの要塞〉・・・
他方で気を引く陽動作戦は難しいか・・・。」
宿木は深く思案する。

「あのう・・・」緑朗がゆっくりと話しかける。
「僕・・・考えたんだけど・・・」

「子供の話は今は聞けない。」
宿木が手を振って静止する。

「大人のハナシに首を突っ込むナ!
コレだから子供ハキライダ!」博士ががなる。

「緑朗、おまえだけは外に行ってくれよ~。」
タコハも困惑する。

「僕も連れてって!」
緑朗の目が真剣味を帯びる。

 

「絶対に〈双亡亭〉を壊すんだ!!」

 

「まあまあ・・・この子の話を聞いてたもれ。」
鬼離田琴代が
その場に割って入るのだった―————!?

 

 

 

おぉ! みんなで泥努の元へ行く事を提案したタコハ!
これは「誰が外に脱出するか」という
紛糾した状況を収束させる働きの他に
みんなの心を一つにするという2重の効果がある
〝魔法の言葉〟であろう!

これを計算であれ天然であれ、
サラッと言えてしまうタコハって
ヤッパリ凄いなと感心してしまう!!

 

あと、この章で実感したのは・・・
みんながいかに緑朗を
大切に思っているかということ!!

博士もタコハも鬼離田姉妹も
態度は真逆でも
その言葉の端々から
緑朗に対する想いが滲み出ており
なんとも微笑ましい一場面となっている。

 

 

 

約束のジンギスカン

「では我々は二手に分かれる。」
宿木が全員に指示する。
「合流・目標地点は母屋中央の『泥努のアトリエ』。
―――では作戦を開始する!」

「ちょ、ちょっと待った・・・。」

「なんだタコハ。」

「・・・あのよ・・・オレ・・・
アンタ達のコト・・・
ほとんどなんにも知らねぇなあって・・・。」

「それがどうした?
我々は友人になるタメに
ここに入ったのではナイゾ。」
博士が言い切る。

「ここまで一緒に来たのに・・・
そりゃサビしいだろ・・・
だからさ―――」
タコハが笑顔になる。
「この〈双亡亭〉をぶっ壊して、
ここを出られたら―――
みんなで『焼肉』しようぜ!」

「オレ、うまいジンギスカンの肉、
故郷の旭川のお肉屋さんから
取り寄せるからさ。」
タコハは身振り手振りで熱弁する!
「そりゃもうバイト代全部つぎ込んで
ごちそうすんよ!
どっか景色のイイ河原で、コンロと鍋持ってって、
『ジンギスカン大会』だぜ!!」

「そん時、みんなのハナシ
たーっぷり聞かせてくれよ!」

「ジンギスカンとは何だ?」黄ノ下少尉が問う。

「羊のお肉に味付けした
『焼肉料理』かと・・・」帰黒が答える。

「こんな時に何を考えている!!」
宿木が怒りを露わにする。

「まぁ ええじゃないの。
あの男なら言いそうじゃろ?」
「ビールも奢ってくれるんじゃろうなタコハ?」
鬼離田姉妹が笑顔で言う。

「お、おう! ビール抜きじゃハナシになんねえ!」

「あの・・・ジュースもある・・・?」
緑朗が遠慮がちに聞く。

「もちろん! リボンシトロンも
ファンタグレープもつけるぜ!」

「モナカ ハ!?」

「ちょっと違うケド、買ってやんぜ青一!」

「フン! 私は東洋の肉ナンゾ口に合わんワ!」
「私は君とバーベキューをしてみたいのだがね。」
相変わらず偏屈な博士にバレットが突っ込む。

「この時代の『肉』か・・・食してもよかろう。」
黄ノ下残花が呟く。

 

「よーし! 約束だぜ!!」

 

タコハの笑顔が太陽のように光り輝く!
「オレ、ヤクソクさえできりゃ元気が出るんだ!」

「でもヤドさん・・・」タコハが宿木に懇願する。
「そん時は補助金出してくんない?」

 

「出すかバカモン!」

 

ほんの束の間————
その場の全員に屈託のない
朗らかで温かな笑顔が
辺り一面へと広がっていくのだった―――――!!

 

 

「では、作戦開始だ!!」

宿木の号令を合図に
チームは二手に分かれて
しっかりとした足取りで
力強く「泥努」へと歩んで行くのだった―――――!!

 

 

ふふっ! このタイミングで「焼肉大会」って・・・
ホント、タコハらしい!! とても面白い!!

そんなタコハの真摯で温かい気持ちは
みんなの心にしっかり届き————
その場の全員が素敵な笑顔に包まれるのが
何とも微笑ましいかぎりだ!

そして「作戦」は実行に移される!
が! この続きは次週を待て! というコトである!!

 

 

 

双亡亭壊すべし166回の感想

今週の「双亡亭壊すべし」は————
最後の作戦前の一コマの情景が
ゆっくりと丁寧に、しかも温かく描かれる。

 

今回の全体の流れを2つにわけると————

「前半」は————
誰が外へ脱出して、
「一斉攻撃」を止めさせるように
知らせるのかで事態は混乱を極め・・・

「後半」は————
みんなで〈双亡亭〉を出たら
「焼肉大会」をしようという
タコハの約束で
束の間の安らぎを得る・・・

今回、この前後半で一貫して描かれるのは
ここにいる誰もが全員、
自分の事より「仲間」のためを想い、
一丸となって
〈双亡亭〉の破壊に取り組むその「真摯な姿」だ。

みんな一見バラバラで反目し合い
全然まとまっていないように見えても、
実はとてつもない「団結力」を発揮するのだ!!

今回、全員が揃っている「カット」が
全体を通して3回も現れるのだが————
このことが
全員の強い決意の表れと
団結の強さを象徴しているのである!

そう、ここにきて初めて
お互いを想い助け合う
〝真の最強チーム〟が誕生するのだ!!

 

そんな記念すべき場面を目撃することが出来た
我々読者はホントに幸運であり
その「心の交流」に胸が熱くなる思いだ。

 

今回のエピソードで
「人間」って本当に素晴らしいっ!!
―――と強く実感した次第である。

 

そして————
圧倒的に真心を肯定する「人間賛歌」でもある
この「双亡亭壊すべし」を————

これからも最後まで
シッカリと読み続けようと
改めて強く心に誓う私なのである!!

 

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