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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第165回「つながる世界」感想!

更新日:

双亡亭壊すべし【ネタバレ】165回

2時間30分後に————
この〈双亡亭〉に〝一斉射撃〟が行われることを
みんなに告げた宿木に、
一旦は同意を示すタコハ達だったが
セイイチが「爆発」はダメだと止めに入る。

セイイチが言うには———
〈双亡亭〉が爆発すれば
そのケムリが「門」となって
「侵略者」達の星と
つながってしまうらしいのだ。

その〝一斉攻撃〟の前に
泥努が「絵」を完成させて「門」を開き
敵をこちらに呼んでしまうことを危惧したタコハは
泥努の元に行くことを決意する。

それを踏まえて
アウグスト博士は新たな作戦を提案する。

それは———
1.〈外部に脱出し、その事実を伝えるグループ〉
(宿木、バレット夫妻、鬼離田姉妹、緑朗)と、
2.〈泥努の元にタコハと帰黒を連れて行くグループ〉
(アウグスト博士、黄ノ下少尉、セイイチ)。
————この二手に分かれて
作戦を遂行するということであった—————!?

 

 

 

2時間30分!?

「あと2時間30分後の午後10時、
東京湾の護衛艦と富士演習場のロケットランチャー・・・
そして〈双亡亭〉から距離を取った
自走りゅう弾砲により
〝一斉射撃〟が行われる。」宿木が説明する。

「そんなことだと思ったよ。」タコハが頷く。

「室長はそれまでにここから脱出せよとのことだ。」

「うむ、大射程の火砲攻撃は最善・・・。」
黄ノ下残花少尉が頷く。

「そうだ! 初めからそうすれば良かっタノダ!!
ではスミヤカにここから出るゾ!」
アウグスト博士が叫ぶ。

「そ・・・そうだよな・・・」
「・・・仕方ない、逃げましょ。」
タコハも鬼離田姉妹もその意見に同意する。

————と!?

 

「バクハツ ダメ!!」

 

上から大きな叫び声が響き渡るのだった―—————!?

 

 

 

タコハ達に残された時間が—————
たったの2時間30分だけだと告げられ
今回の「双亡亭壊すべし」がスタートする!?

なんともヘヴィーで不安定な展開で・・・
読者の心をざわつかせる幕開けである。

宿木のこの〈知らせ〉に
〈双亡亭〉から脱出しようと
一旦は同意するタコハ達だったが

「それはダメだ」と大きな声が鳴り響く!?

この声は一体————!?

取り急ぎ次へと突き進もう!?

 

 

 

青一の告白

「青一くん!」
空中のセイイチを認め緑朗が叫ぶ!
「無事だったんだね!?」

「『爆発』はダメだと?
お前は何を知っている!?」宿木が問う!

「ダッテボク、
バクハツヲ トーリヌケテ
ココヘト
カエッテキタンダモン!」 セイイチが答える。

(その言葉に宿木が驚く。)

「あのさ・・・それひょっとして、
おまえが先週ボロボロの旅客機で
羽田空港に着いたコト
言ってんのかよ・・・?」とタコハ。

「ウン・・・ボク、
ムコウノホシ・・・
テキガイッパイイル、
トンネル ヲ シュッパツシテ、
ヘンナ アナ クグッタラ
キュウニ バクハツ アッタ。

クロイケムリ ガ キエタラ・・・
マチノヒカリ ガ ミエタノ・・・

ボクハ ソノトキ、ミタノ。
キットココ・・・モエテタ・・・

〈ソウボウテイ〉 バクハツシタラ、
ムコウト ツナガッチャウ・・・」

「え!? 〈双亡亭〉が爆発したら、
『侵略者』達の星とつながっちまうって・・・?」
タコハが驚愕する!?

「ソウカ・・・邸内の奴らの体が蒸発して
何か起こるのカ。」バレットが納得する。

「でもさ・・・
その子の旅客機だけが来たんでしょう?」
鬼離田姉妹がツッコむ。

「ソウダ! そのトンネルに敵がいたラ、
そいつらも来るダロウ?」博士が問う。

「その時は・・・おじいちゃん・・・
味方の『水』が・・・
『侵略者』を防いでくれたのです。」
返黒がセイイチを受けて言う。

「フン! そんな証言だけでは、
科学的に実証されたコトにはならんワ!」
博士が訝る。

「で・・・でもよ・・・
青一の言うコトが本当だったら・・・」

「何さ? 凧葉、カオが真っ青よ。」
と鬼離田姉妹。

「オレ・・・
ユーレイになってた時・・・
『絵』の中を通って———
確かにそこに行ったんだ・・・」
タコハの顔がさらに青ざめる。
「そしたら青一の言ったとーり
洞窟みたいなトコは、
『侵略者』の黒い水でいっぱいだったぜ!!
・・・そして水が変身した怪獣どもも
うじゃうじゃ!!」

タコハがその光景を思い出して恐怖に染まる。

「もしこの〈双亡亭〉が・・・
〝一斉射撃〟で爆発しちまって・・・
そのケムリだかなんだかが・・・

〝あそこ〟とつながっちまったら!!」

「そ・・・そんな・・・」

その場の全員が
無限の数の獰猛な巨獣が
この地球に落ちて来る幻影を視るのだった―———!?

 

 

ここではセイイチとタコハの回想が併せて描かれる。
その生々しい程の迫力と鬼気迫る臨場感には・・・
つくづく圧倒されてしまう・・・

まるでこれは————
映画館の「巨大スクリーン」を見ているようだ!?
そんな錯覚に陥ったのは私だけではない筈!?

そして・・・げえぇっ!? 怖い・・・怖すぎる!?
グロい巨獣の夥しい群れが地球に落ちて来るなんて・・・
これは考えただけでも吐き気を催す事態だ!?

頼む! お願いだ!?
そんな事だけにはならないように
なんとかしてくれぇ!?

そう心から叫ぶ読者の「声」が
全国各県から聞こえてきそうな・・・
そんな気にさせてしまう説得力が
この物語には存在するのである!

 

 

 

ケムリの「門」

「みんな!
狼狽えるな!
全て推論だろうが!!」
博士が一喝する!
「タコハが見た事象が事実だとしてモ
『爆発』によってそれが現実になるかは、
情報が不足しとる!」

「本当に・・・なるよ・・・。」

タコハの後ろから緑朗が言う。

「〈双亡亭〉が爆発したら
その煙が『門』になって、
向こうの星と繋がるんだって・・・。」

「だって、ダト・・・?
誰かに聞いたのカ?」博士が問う。

「うん・・・ユーレイになってた僕に
ずーっとついててくれた
パパのカッコをし『水』にね・・・
僕が体に戻ったら、
もう話せなくなっちゃったけど・・・。」

「ハカセ・・・オレもよ、ユーレイになった時、
向こうで青一のじいーちゃんの『水』に
このコトを聞いたんだよ・・・。」

(タコハはその時のことを思い出す。)

 

——————————————————————
「・・・泥努が描いた『絵』の他にも、
オレ達の世界に
奴らが来る方法があるんだって・・・?

青一がこっちに来て・・・
また帰って行ったように?」
ユーレイのタコハが訊く。

「ああ・・・」
じーちゃんの「水」が答える。

「『侵略者』の体は消滅の時にも『道』を作る。
だから気をつけなさい・・・」
——————————————————————

 

「あれがこのコトを言ってたとはなァ・・・」
タコハが遅ればせながら気付く。

「こうしてはおれん!
あと2時間半でここを爆発させる火力が襲う。
何とかこの事を
外に伝えて中止させないと!!」

が、外部に連絡が通じずに宿木が焦る。

「フン・・・では、百歩譲って
『爆発』で奴らが来るのだとシタラ・・・
やるコトはたったヒトツ———」

「あのよ・・・
やっぱみんなで、
オレを泥努んトコに連れてってくんねえかなァ・・・。」

博士が結論を言おうとする中、
突然タコハが割り込むのであった————!?

 

 

成る程! そういう事か!
爆発でできる「煙」が「門」になって————
「侵略者」の星と繋がってしまうのか!

凄い!! 何だこのぶっ飛んだ発想は!?
「煙」が「門」って―——
誰こんな設定を・・・世界観を想像しようか!?

この藤田先生の〈イマジネーション〉には
圧倒され、ホント頭が下がる思いだ!? マジ脱帽です!

そしてそして!
突然飛び出したタコハの言葉は一体何を意味するのか?
興味深々で次章へと読み進もう。

 

 

 

新しい作戦

タコハは博士の言葉に割って入る―———。
「あいつは描きかけの『絵』が完成したら
その『門』を開いて
敵をこっちに呼んじまう・・・。」

「だったら、そっちの方が
絶対にヤバイって気がするんだ・・・
もしかしたら2時間半もねえかもしれない・・・
だから〝一斉砲撃〟までに、
オレ達で泥努のトコに行って
『絵』を塗っちまえばイイんだよ。」

「けどオレは弱っちくて
そこまで行ける自信がねえから・・・さ!」

「貴様・・・1人でも行くつもりだな。」
黄ノ下少尉がタコハの意志を見抜く。

(少尉と目が合ってタコハはアタフタする。)

「あっ! でもオレが泥努んトコ行って、
モタついたらみんなドカーンか!!」

(そしてさらにジタバタする!?)

「わ! わ! そりゃたのめねーわ!?
今のナシ! 今のナシ!!」

 

「あのな―——
私の話の最中に割り込みおって、このバカが!!」
博士がグイッとタコハの襟首を掴む!
「だから———
今その案(プラン)を言おうとしていたのダ!」

「これから我々は二手に分かれル!」

「ヒトツは外部に脱出して
この事を伝えて攻撃を止めるグループ!
そしてもう一つは泥努の元に
お前を連れて行くグループだ!
これで文句あるカ!」

博士はさらに捲し立てる。

「お前と『霊水』を持つ返黒を護衛するグループは、
私と昔の軍人、そして青一で充分だ!」

「私に脱出しろと言うのか!」 宿木が憤る!

「一般人だけで外の者が信用するカ!
しかもお前はここの敵に有効な武器を持たないダロウ!」
博士が宿木を諭す。

「ぼ・・・僕は・・・」緑朗が訊く。
「もともとお前はくるべきじゃない!」

「あらァ 私達はァ?」鬼離田姉妹も問う。
「もうここまで来たらジャマというコトだ!
そしてバレット夫妻・・・お前達もだ!
帰って短い余生を大切にするんだな!」

「あのな・・・トラヴィス。
私達は驚いているのダガ・・・」
バレットが微笑む。
「君は私達を助けようとしているのだナ。」

「ナ・・・ナニをバカな!!」
博士は意外なことを指摘されたと
顔を真っ赤にするのであった―————!?

 

 

 

おぉ! さすがタコハ!?
彼なら絶対に泥努の元へ行くと言うだろうと思ってた!
彼の性格なら尚更だ!!
なぜならタコハは————
他人のためなら何でも進んでやろうとする性格だから
最初から彼の心の中には
「行くしかない」—————
という選択肢しか存在しないのだ!

そしてタコハの性格を見越した
博士の新たなプランも
実に見事というほかない!!

何処も隙が無く・・・流石の一言である!

一方ここで注目なのは————
アウグスト博士の
意外な一面が垣間見れることであろう!

一見、自分本位で・・・
人に対して思いやりがない様に見えるが
バレット夫妻に帰れと
何気ない「思い遣り」を見せるのだ!!

それを見抜かれた時の博士の顔といったらもう!?
そしてあの赤面ぶりといったら————
可愛いったらありゃしない!?(笑)

とってもお茶目なアウグスト博士なのである!

 

 

 

双亡亭壊すべし165回の感想

今回の「双亡亭壊すべし」は—————
1.セイイチの回想
2.タコハの回想
3.タコハの決意と博士の新たなプランの表明

この3つが有機的に絡み合って
時には「恐怖」が生々しく、
時には「人間模様」がリアルに浮き彫りにされながら
全体が丁寧に、しかも緻密に描かれる。

特に注目なのが3の「タコハの決意」。
1と2を受け、
外からの攻撃が間に合わない事を看破したタコハが
自分一人でも————
泥努のところへと行こうと決意するくだりであろう。

そのことを少尉に見抜かれた時の
何とも味のあるタコハの表情が———
私の心にグッと突き刺さる!?

やはりこの男は
一見頼りなさそうでいて
心の中は誰よりも「強い」のだ!?

そのことが改めて実感できる————
とても「奥深いエピソード」である。

 

さて! 来週・・・!?

二手に分かれて
それぞれが任務を遂行する事になった
タコハ達を待ち受ける
新たな試練は一体どんなものなのか?

応尽と〝しの〟の暗躍の行方は?
泥努と紅の動向は?
そして何よりも
〝一斉攻撃〟のカウントダウンに間に合うのか?

いろんな課題がてんこ盛りの
この「双亡亭壊すべし」—————!?

毎回こんなに読む者を飽きさせず
我々の想像を軽々と越えて行く「物語」は
他にはまず存在しない!?

来週もしっかり美味しく味わって
脳と想像力を充分に刺激しようではないか—————!?

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