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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第163回「カウントダウンの始まり」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】163回

応尽に〈アルゴル〉を奪われたタコハ達は
倒れた緑朗を見守りながら
今までの事を考察し直していた。

その後、タコハ達は—————
目覚めた緑朗から
今までの「経緯」を聞き、
〝泥努の絵を塗りつぶせるタコハの存在〟が
重要だと認識し、
彼を中心とした新たな「策」を練る。

タコハは「できない」と反対するが、
緑朗の応援と
試してみようというみんなの意見に
渋々承諾するのであった———!

 

一方〈双亡亭〉の外では
この由々しき事態が「報道番組」として
テレビ中継されていた。

そこでは政府軍が壊滅状態に陥り
「爆破」で大破した〈双亡亭の門〉が
修復していく悍ましい光景が生々しく映し出されていた。

パニックによるヒステリーで
国民全体が恐慌状態となる中————
政府は「対地艦砲射撃」の決定を下す。

〈双亡亭〉の宿木は
室長の班目から—————

「一刻も早く脱出するように!」

との命令を受け取るのであった——————!!

 

 

 

待ってくれ!

「緑朗大丈夫かよ~!」
タコハが倒れた緑朗を抱きしめる。

「騒ぐな! 疲労で気ゼツしただけダ!」
アウグスト博士が緑朗の容態を説明する。

「な、なんだ・・・良かった・・・」

「ダガ・・・応尽に
〈アルゴル〉を盗まれてしまっタ・・・」

「なんでもアンタ達の戦っていた応尽は
〝人形〟を使った『身替わり』だったそうじゃな。」

「我らの術にある『選身一段』じゃ・・・
この眸(まなこ)ならば見破れたのに・・・すまぬ。」
鬼離田琴代と雪代が互に言う。

「一体なんのために
ヤツは〈アルゴル〉を奪ったのカ・・・?」博士は考える。
「電磁波の放射が必要なナニかを企んでイルのカ・・・」

「それを考える前に———
先刻緑朗が伝えた事が重要ではないか。」
黄ノ下少尉が話を戻す。

「あっ・・・そうだった!」 タコハが叫ぶ!

「そうだ、その子供は『霊体』になって
確かに見聞きしてきたと言った・・・。」宿木が答える。

「泥努の描いた『絵』は、
彼と同じ画家の———」

「タコハ、お前だけが塗りつぶせる・・・」

「ソレがよくわからんノダ!
一体どういうコトダ!?」
博士がキレ気味に言う。

「オレに言うなよ~~
緑朗寝てんだからよ~!」

「あ・・・いけない! 私の髪で治療を・・・」
帰黒が〝髪〟を伸ばす。

 

くん!

 

その〝髪〟を目覚めた緑朗が両手で包む。

「ありがとう帰黒さん、僕大丈夫だから・・・
もう気を失ってなんていられないから・・・。」
緑朗が優しく微笑む。

「緑朗~! お前撃たれたんだぜ~!
ホントに平気だったのかよォ~。」
タコハが緑朗を涙目で撫でる。

「それより話を聞いて!」

———そして緑朗は話し始めた。

自分が死にかけて・・・
ユーレイになって、
あちこち言った事を。

紅が泥努といたコト。
五頭応尽と〝しの〟の話しを聞いたコト。

そして泥努が「絵」をどうやって描いたか・・・
真の〈画家〉は————
空中の「人の心に働く粒子」を
画面に定着させる人だと・・・
だから・・・

「だから〝しの〟が言ったんだ・・・
〈画家〉は今、双亡亭にもう一人いるって・・・
それが・・・」

「オレだってか・・・」タコハが驚く!

「ソウか! 理論はわからんがナ・・・」
博士がやっと納得する。

「我らにまだ勝つ見込みがアルと言うことダ!」
バレットも意気込む。

「でかした、緑朗とやら!」
「よくぞ奴らの弱みを教えてくれたの!」
鬼離田姉妹が微笑む!

「これで作戦の方針が立てられる!」
宿木が気合を入れ直す。

「凧葉を護衛し、泥努のアトリエまで行き、
奴の『絵』を塗りつぶす!」残花が言い放つ!

「『絵の具』はそのお嬢ちゃんの髪ね。」
バレット夫人が帰黒の髪を見る。

「ちょっ、ちょっと待ってくれよ!!」
みんながこれからの作戦を熱く語るのに
我慢できなくなり————
タコハは叫び声を上げるのであった—————!?

 

 

 

うわっ! 大丈夫か!? 緑朗!!
力尽きて倒れた緑朗だったが・・・
良かったぁ~! ただの疲労かぁー!
すぐに目覚めて元気に語り始て一安心。

緑朗、すっごく強くなったなァ・・・と感心してしまう。
そう、この物語の中で彼が一番成長していると
改めて実感させられるのである!!

そして・・・
思わず叫んでしまったタコハ・・・・!?
うん! わかる! 解るよタコハ!?

みんなが自分の気持ちをほっぽって
タコハ中心の作戦を立てるのに我慢できず
思わず叫んでしまったその気持ち・・・!?

タコハにとっては正に「寝耳に水」————
「なんのこっちゃ!」って思うのが普通だ!?

この後、タコハは心を落ち着けられるのか?
次へと話を読み進めて行こう!

 

 

 

 

タコハの本音

「何みんなで盛り上がってくれちゃってんのよ!?
オレが泥努の『絵』を塗りつぶせる!?
オレが〈画家〉だから!?」
タコハは必死で抗弁する!

「ジョーダンじゃねーょ!
オレが泥努の言うような真の〈画家〉なワケないべさ!
『人の心に働く粒子』を・・・
画面にくっつけるなんてコト、
できね——って!」

「でも我々より『絵』を描けるだろう・・・」
「自分で自覚しておらんのカモ・・・」
宿木と博士が口々に言う。

「そんな程度で、
あの30年も絵を描いている
奴の『絵』に勝てるわけねーべや!!
もしオレがその粒子を絵に入れられるんなら、
とっくに『絵本作家』になってるさ!!」

「こっちは美大は出たけど———
技術もデッサンも画想だって
全然自信ないわ!!
こんなオレがアンタら〈画家〉に見えるのかよ!」

タコハは必死で訴える。

「出版社から毎回・・・
絵を突き返されてんだよ・・・。」

(タコハは地面にへたり込む―——)

「オレが・・・
泥努の『絵』の前に行ったって・・・
何も起こらねえよ・・・。」

(タコハは深く俯く。)

そんなタコハの様子を
チーム全員が無言で見守るのだった―—————。

 

 

 

ああ・・・やはりそうか・・・!
一つの事に深く関われば関わる程、「己の実力」を知ってしまう・・・
それはタコハも同じこと・・・
美大を出ただけで、出版もされない―———
自分の「絵」の実力・・・非力さに
自分自身が嫌気がさし、完全に自信を失っていたのだ!

イヤ、「自信」という言葉すら存在しない状況に
自分を追いやっていたと言っても過言ではなかろう!

そう、何を言われてもタコハ自身が
自分の「力」を信じる事ができないのだ!?

果たしてタコハの心は開かれるのか?
自信は復活するのだろうか?

興味とエールを持って次へと進もう!

 

 

 

 

大好きだよ!

「でも、タコハさんの絵———」
項垂れるタコハに言葉が歩み寄る。
「とっても楽しかったよ。」

緑朗が笑顔でタコハに語りかけたのだ。
「僕・・・よくわからないけど・・・
タコハさんは〈画家〉じゃないかもしれないけど・・・
一番最初に見せてくれた絵本の『絵』・・・」

「僕、大好きだよ。」

「ありがとよ・・・」
(タコハの顔に一瞬だけ笑みが広がる。)

「緑朗・・・でもよ・・・」
(が、また表情が曇り———)

 

ガッ!  博士が徐にタコハの背中を掴み持ち上げる!?

 

「ええい! キサマのネガティブな言い分はもうイイ!」

「こんなコトは実験すりゃイイノダ!」

「そうだ凧葉。
そこの廊下の『絵』に
貴様が〝帰黒の霊水〟で試せばわかる事だ。」
バレットが断言する。

「そうだけどよ・・・
気がすすまねえなァ~」タコハが渋る・・・。

 

 

「!?」

 

ピルルルルルル・・・

 

宿木の携帯から着信音が流れ出す!?

「携帯? 今まで繋がらなかったのに・・・。」

 

ピッ  「はい、宿木です。」訝み出る。

 

「班目だ! 宿木二尉!」
それは宿木の上司、室長〝班目〟からの緊急通信であった!?

 

「直ちに〈双亡亭〉から撤退せよ!」

 

その重たい一言が
宿木の頭の中を
いつまでもいつまでも
グルグルと回り続けるのであった——————!?

 

 

完璧に自信を失っているタコハに
一筋の「光」が照らされる!?

タコハの「絵」のファンがいたのだ!!
それは前に「絵」を見せてもらった緑朗だった!?

これはとても大切で————
テクニックを駆使して
巷の評論家や一般の人々に「上手い」と言わしめる絵は
プロなら描き易いといわれるが・・・
子供の感性に訴えかける「絵」というのは意識しても
なかなか描けないものなのである。

それをタコハの「絵」はちゃんとクリアーしている!?
緑朗の感性にシッカリと訴えかける「力」を持っているのだ!!

タコハ!! もっと自分に「自信」を持っていいんだよ!
もっと自分を信じてあげて!!
君にはみんなに「力」を与える才能があるんだから!

 

 

 

カウントダウン

ある報道番組で————
〈双亡亭破〉から現れた無数の怪物に
「破壊部隊」が襲われる瞬間が映される!?

「ど・・・動物!? いや、怪物だ~~!!」

多くの報道陣が固唾を飲んで見守る中————

(戦車の砲撃と怪物が爆発する場面が見える。)

 

「怪動物を砲撃で撃破しました!」

 

(陸軍、空軍が戦車とヘリで攻め入る!)

 

「第二次『双亡亭破壊作戦』の開始です!
『窒素弾』の投下の後、解体用重機が侵入致しました!」

 

(と、空中に無数の紐で吊られた一つの影が現れる。)

 

「あ・・・あれは・・・人でしょうか・・・」

(その影から無数の「光の矢」が放射状に拡散する!?)

「あ・・・ああ・・・」

「何が起こって・・・」レポーターは絶句する・・・

 

戦車が・・・
人が・・・
重機が・・・
全ての物が破壊され
殺され尽くされる―———!?

 

「人影が横切った途端・・・
全く・・・何もかも・・・
無くなってしまいました・・・」

 

「全く・・・何もかも・・・」

 

「え・・・」
レポーターの一人が目の前の「異変」に気付く。

 

「な・・・何か動いてるぞ・・・」

 

「そんな・・・」
レポーターの顔が恐怖と戦慄に染まる。

 

「完全に壊れてたのに・・・」

 

ミシミシ・・・ギギギギ・・・・

 

ガシュウウウ・・・

 

「門が・・・ひとりでに・・・!」

 

ズ   オ   オ   オ   ン   !   ?

 

「そんな・・・バカなァ~~!!」

 

バラバラに崩壊していた「双亡亭の門」が
ひとりでに元へと戻っていく———。

それはあたかも「生物」が
傷を元通りに修復していく有様に
酷似しているのだった!?

 

ううあああああああ!

 

それを見ていた国民から悲鳴が沸き起こる!?

それは———
「家電店」の店頭で
家庭の食卓で
「国会」の審議の中で
官房長官の記者会見で
街中の市民デモで

日本中の様々な場所で沸き起こり、
パニックによる錯乱状態を引き起こすのだった―——!?

 

 

所変わって〈双亡亭〉の中———

宿木の耳に聞こえるのは・・・
班目室長の熱を帯びた言葉だった―————

「宿木二尉、君達との連絡が途絶えている間に・・・・
政府は世論に負けて————
〈双亡亭〉に向けての
『対地艦砲射撃』を行う決定をした。」

「宿木! 即刻〈双亡亭〉から脱出しろ!!」

この室長の言葉を
驚愕と茫然自失の入り混じった表情で
ジッと聞いている宿木であった—————!?

 

 

 

げぇっ!?  なんてこった!? カウントダウンが始まった!?
外の世界ではとんでもないパニックが起こっていたのだ!?

撤退を余儀なくされる〈潜入チーム〉!?
が・・・ここまで来て、ここまで頑張ってきて・・・
おめおめと帰れるはずはない、
いや、彼らは帰らないと想像するのは私だけではない筈!?

果たしてみんなの出す「答え」は
一体どういう結果になるだろうか?

が、それは「次回」へと持ち越されるのである!!

 

 

 

双亡亭壊すべし163回の感想

今週の「双亡亭壊すべし」は————
前半はタコハの心の動きが、
後半は〈双亡亭〉の外での出来事が
繊細且つダイナミックに描かれる!

特に今回注目なのは「タコハの人間臭さ」が
トコトン泥臭く描かれていることであろう!

他人の事には非常に強く、
自分を犠牲にしてでも「仲間達」を救おうと頑張る
(ユーレイになってまで!?)タコハであるが・・・

いざ自分の事となるとからっきし弱くダメになる!?
自分の「才能」を信じることが出来ない
「ネガティブ人間」へと変貌するのである!

この落差こそがタコハの「人間臭さ」であり

タコハは決して「神様」みたいな
手の届かない存在ではなく・・・
読者みんなが共感できる
愛すべきキャラクターなのだ!!

そんなタコハを
これからもずっとずっと応援し続けよう、
キッチリと最後まで「運命」を見届けよう!

そう覚悟を決めさせてくれた
エピソードなのである————!!

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