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双亡亭壊すべし【ネタバレ】第159回「隠れていたところ」感想!

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双亡亭壊すべし【ネタバレ】159回

霊体の緑朗を殺そうとする五頭応尽と〝しの〟は————
緑朗が潜むであろう紅に式神の「是光」を送り込み
一気に「し止めよう」と画策する。

そんな「是光」を撃退し、紅を助けたのは
〝坂巻泥努〟であった!?

「緑朗を捕まえて来い」と応尽達に命令した筈が
その命令を無視されたと知った泥努は激昂する。

そこにすかさず現れる五頭応尽。
応尽はあくまで「カン違い」と
「連絡の不行き届き」であったと説明し、
甘んじて泥努の「お仕置き」を受けようと進み出る。

が、泥努はアッサリ許し
その場から早く立ち去るように命令する。

応尽はその場から去りながら
「是光」に紅を監視させようと目論むが
「是光」が泥努をずっと見ている事に気付く!

刹那! 泥努の体から「緑朗」が飛び出し
天井の「穴」へ跳躍する!!

「緑朗」は飛び出すチャンスが訪れるまで
〝泥努の体の中〟に匿われていたのだ!!

あまりの想定外の隠れ場所に愕然とし、
緑朗を取り逃がす応尽。

一方、何故泥努が自分を助けるのか・・・
訳が分からないままで
このチャンスを生かし、
必死で脱出を試みる「緑朗」なのであった―—————!!

 

 

 

応尽の悪巧み

「ヤッバ・・・、『是光』のヤツ・・・
〈泥努サマのアトリエ〉に踏み込んじまった。」
応尽がビール瓶をラッパ飲みしながら宣う。

「・・・それは泥努の〝怒り〟を買う!
すぐに引き戻せ!」〝しの〟が焦る。

「イヤ、 ちょい待て・・・。
絶対にあのガキを殺さねえとならんのなら、
もうちょい押してみようぜ。
あそこにゃガキの霊体が
隠れられるカラダがあるからよ。」

「それは・・・?」

「あの姉ちゃんの『体』だよ。」

「だからよ・・・
ちょいと揺さぶって殺せたら良し、
もし上手く行かなかったら
カン違いでしたって謝りに行くさ・・・。」
応尽は悪びれる事なくそう言い放つのであった。

 

 

うわ~~! 汚い~! 応尽悪過ぎだろう!
あの品の無さとお下劣軽薄感は
ちょっとやそっとじゃ出す事はできない。

しかし実力と頭のキレは超一流で、
緑朗の隠れ場所が「紅」の体の中だと特定するところなんかは
悔しいが「さすが応尽!」と言うほかないのである。

それにしても———
よくぞここまで「悪知恵」が働くものだ・・・
と、違う意味で感心してしまう。

泥努とは対極をなす
あまりにも人間臭い〝悪役キャラ〟
それが「五頭応尽」なのである!!

 

 

 

〈アトリエ〉での攻防

————その頃、〈泥努のアトリエ〉では、
「是光」の頭が九つに分かれ・・・
それぞれの首が「紅」へと迫っていた!?

「『式神』が迫って来る!」
紅は両手に短刀を構える!!

「動かないでいい・・・」
泥努が紅に言う。
「こ奴はお前の中に緑朗が潜んでいるとでも
思っているのか・・・」

 

グ ン !

 

「是光」の顔の一つが中心部から歪み崩れる。

ドシュ ドシュ

ドシュー!!

そして全ての顔が悉く「破裂」していく!!

(これが恐るべき泥努の力の一端であった!)

泥努はあくまで直立したまま微動だにしない。

 

ビュル

 

「床から!?」 紅が叫ぶ!

「是光」の頭達が———
懲りずに下から紅を狙ってくる!?

 

ドカ  ドカ  ドカ !!

 

紅の頭上から無数の「手」が床へと伸び、
「是光」の頭を全て叩き潰す!!

 

シュウウウ・・・

 

この激しい反撃に
「是光」はいったん攻撃を止め、
泥努との距離を十分に保つのであった———————!!

 

 

 

執拗に緑朗を追ってくる「是光」の攻撃が始まる!
それにしても————
「是光」は攻撃の時の顔がキモ過ぎる!?
これにはいつも唖然とさせられる!

超イケメン陰陽師風の「是光」の顔は
攻撃のたびに————
歯をむき出した「醜くい怪物」の形相を呈したり
「寄生獣」の如くゴムの様に歪んだりと・・・
ハンサムな顔が激しく変貌する!

このあまりのギャップに
読者は〝乗り物酔い〟に近い不快感を催し、
「憎むべき悪」という認識を常に持たされるのだ!!

そう、一見カッコイイからといって
決して外見で騙されてはいけないのである。

 

 

 

応尽の表と裏

「こいつは先刻来ていた五頭の『式神』だ。」
泥努が口を開く。
「私の命令を受けて、
緑朗を追っていて・・・
お前の体内に逃げ込んだと思ったのだろう」

「お前は・・・今、私を守ったのか・・・?」
紅が静かに問う。

「モデルだからな・・・」
「それよりも・・・」泥努の目に険しさが走る!
「私は緑朗の幽体を殺せとは言っていない・・・
それなのに、
この『式』の〝深い殺意〟の『色』はなんだ・・・?」

「応尽は・・・私の言う事を———」
(泥努の顔中に激しい「怒りの色」が現れる。)
「無視するのか・・・。」

と———

「や——悪ィ悪ィ、泥努サマ!」
下品な声を上げて五頭応尽が現れる!

「オイラ勘違いしちまってヨ!
てーっきり逃げたガキの霊体を殺すもんだって
『是光』に言いつけちまったのよ!」

「そんでもって———
『是光』は、そっちの姉ちゃんのカラダん中に
ガキが隠れたんじゃねえかって思ったらしいや。
でも、
殺すんじゃねーんなら、もうイイんだわ・・・。」

「泥努・・・私が応尽に上手く伝えられなかった・・・
すまん・・・。」 〝しの〟が素直に謝罪する。

「・・・やっぱ怒ってんスか・・・?」
応尽が頭を掻きながらニヤケ顔で言う。
「念力での『お仕置き』・・・
仕方ないっスかね・・・? どうぞ・・・。」

「ふん・・・もうどうでもいい・・・。」
泥努は我関せずの態度で言う。
「早くここから去れ。」

「ありゃ、ひょ―し抜け・・・」
お仕置きされるものと覚悟していた応尽が
気が抜けたように言う。

(が、心の奥底では———)

 

———————————————
ま!
泥努がガキに
執着がなくなったんなら
そりゃ都合がイイ。

分かってるな「是光」———
最後の最後まで
姉ちゃんから目を離すなよ。

絶対にもうすぐ
その女からガキは飛び出す。

そして、
オイラと〝しの〟との会話を、
一刻も早く仲間に伝えるために
あの「穴」から逃げようとする筈だ・・・

だが逃がさねぇ!

おめェが
姉ちゃんから飛び出したら
もうおしめぇだぜ。

あの「穴」に行く前に
「是光」がおめェを食う!

なァに、
そん時泥努が怒ったら
「オイラが『是光』を
抑えるコトができなかった、
スマン」って謝るさ。

なんせ人間どもに———
〝泥努の「絵」はタコハって言う
「絵描き」が
塗りつぶす事ができる〟
なんて・・・
伝えさせる訳にゃいけねえ。
————————————————

 

「どうした・・・消えろ。」
泥努が冷淡に応尽に言う。

「ああ・・・おジャマサマ・・・」
応尽が踵を返し
その場を去ろうとする。

(が、心では「是光」を追っていく。)

 

—————————————————
「是光」、いよいよガキが逃げるぞ!
目を離すんじゃ・・・

!?

「是光」・・・お前どこを見てる・・・?

(応尽が「是光」の態度を訝しむ。)

確かに「是光」の視線は紅にではなく
違う方向に向けられている。

(応尽の目が驚きで広がる・・・)
どこを・・・まさか・・・

(「是光」の視線を追った応尽は
この〝想定外〟の出来事に度肝を抜かれる!)

まさか・・・

ま さ か !

そんな・・・!?
——————————————————

 

 

泥努の体の———
右肩の辺りから
「緑朗」が突然ヌッと出現する!!??

 

ビユン

 

緑朗は飛び出した勢いそのままに
一気に上へと大きく跳ねる!!

 

(なんだとオオオ~~~!!)

 

応尽は
驚きと出し抜かれた悔しさで歯噛みする!?

 

ビュウウウ————

 

緑朗の極限まで伸ばした両手が
青空が見える「穴」へとあと一息で到達する!!

 

ゴ ッ —————

 

「是光」が急ぎ後を追う・・・が!

 

(しまった、一拍遅え!)

 

応尽は咄嗟にそう判断するのであった———————!!

 

 

応尽のこの口の巧さ・・・これはもう詐欺師そのものだ!
そして「表の言葉」と「裏の心」が————
これ程乖離している人物はそうはいまい!

もし応尽が会社の上司でいたとすれば
毎日が超大変で・・・
辞める部下が続出していたに違いない!

が! そんな応尽も度肝を抜かれたのが
〝緑朗の隠れ場所〟!?
まさか「泥努」の中だったとは!?

ここ最近でもメガトン級の破壊力を持った
この出来事の衝撃は
当分忘れられそうにない!!

 

 

 

7分前の出来事

————これは緑朗が
泥努の体から飛び出す「7分前の物語」————

 

「あ!!」
泥努のアトリエへ入った緑朗が声を上げる!!

(緑朗!!)
紅が両手で口を塞ぎながら
心の中で『驚きの声』を上げる!

「・・・なんだ、紅・・・何かが来たか・・・?」
泥努が筆を止めて問う。

(紅は、泥努が幽体を感知している事に驚く)

「そのくらいはわかる・・・
私は『霊』など見る必要はないが———」
泥努は筆先を自分の眼の下に着け
色を塗るように右から左へと真横に走らす。
「これで視えるようにも聞こえるようにもなる。」

そして泥努は緑朗の姿をハッキリと目視する。

「ふん・・・」
泥努の顔に僅かな微笑が浮かぶ。
「おまえが紅の弟なのだな・・・。」

「泥努! 緑朗は逃がしてやって!」
紅が必死に懇願する。
「私はちゃんとここにいるから!」

「そんなのダメだよ、お姉ちゃん!」
緑朗も叫び返す!

「ああ緑朗・・・あんたなんでここに戻ってきたの!?」

「だってここの『穴』からしか
外には逃げられないんだもん!
応尽が屋敷中に『結界』を張って、
僕を殺そうと『是光』ってヤツに追わせたんだ!」

 

ピク  それを聞いた瞬間———泥努の表情が微かに動く。

 

「私は・・・お前を捕らえろと言っただけだぞ。」

「そんなの知らないよ!
ああ、もう『是光』がココに来ちゃう!」

 

ビ  ュ  バ   !  !

 

次の瞬間———!?
一本の「手」が・・・
泥努の後ろから
緑朗に向かって
閃光の如く伸びていく!?

「あ・・・あ・・・!」

ぐんんんん・・・

その「手」は緑朗の右ふくらはぎをムンズと掴み
目にも止まらぬ速さで
下へと引きずり降ろそうとする!!

そして緑朗はその「手」と共に
泥努の左肩に吸い込まれそうになるのを
必死で耐えようと藻掻く!!

「天井に飛ぶには・・・時間がない。」
泥努が静かに呟く。
「私の中に引っ込んでいるがいい。」

そう言うと
泥努は自分の両手で
「緑朗の頭」を左肩の中へと押し込むのだった。

 

ヒュン

 

その瞬間、泥努の前に
「是光」が現れるのであった——————!!

 

 

—————そして7分後の現在(いま)・・・

なんで僕を隠した!?
なんで僕を逃がした!?

「なんでなんだ泥努!?」

緑朗は———
敵である筈の泥努に
助けられたという・・・
この理解不能の「展開」に
必死で自問自答しながら————

泥努の体から思いっきり飛び上がり
「是光」の鋭い歯を間一髪で躱して、
青空が見える天井に空いた「穴」へと
さらに大きく跳躍するのだった―—————!!

 

 

ええっ!?  嘘!?  泥努自ら緑朗の逃げる手助けをした!?
果たしてこれはどういう理由からなのだろう?

単なる「芸樹家の気紛れ」と言ってしまえば
それまでなのだが・・・

泥努はただ単に「紅」にモデル作業を
集中させたかったためなのか・・・

それとも命令を無視した応尽への見せしめなのか・・・
その真意は定かではない。

だが一つだけ確実に言えるのは—————
この泥努の行動は「褒めてしかるべきもの」だということ!

もしかしたら泥努の潜在意識の中で、
「人類のために何かしなければ!」という
人間としての〝魂の叫び〟が響いていたのかもしれない・・・

ま! どちらにしろこの「泥努の行動」が将来的には
「人類」全てを救う一助になることは間違いない!!

 

 

 

双亡亭壊すべし159回の感想

今回の「双亡亭壊すべし」は————

「緑朗の脱出劇」を通して
応尽の心の駆け引きと
泥努の僅かな心の動きが繊細に描かれる。

あくまでも計算高く
常に自分の利益のためだけに動き―———
表情豊かで人との触れ合いも多い
騒がしすぎるペテン師「五頭応尽」。

自分の中の「描く」という欲求に忠実で、
そこには何の計算も存在せず・・・
常に「芸術」のためだけに動き―———
感情は決して顔には出さず、
常に孤独で孤高の存在の「坂巻泥努」。

応尽の強烈過ぎる「個性」が光れば光る程、
それと対局にある
泥努の「個性」が際立つ仕掛けとなっているのだ!

この「構成」の妙に———
作者のキラリと光るセンスの良さが伺え、
これからのさらなる展開に
否が応でも「期待」が高まるのである!

いつも読者の「期待」の上を行く〈双亡亭ワールド〉!!
来週もこの〝楽しい時間〟を
たっぷりとプレゼントしてくれる事は間違いない!

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