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MAO-マオー【ネタバレ】第62話「大五の死」感想!

更新日:

MAO-マオー【ネタバレ】62話

 

〈平安時代〉―――――

 

「御降家」の〝秘伝書〟を受け継ぐようにと、
師匠に言われた摩緖は————

大五や紗那の事を考えると
どうしても「納得」がいかず・・・
自らが〈屋敷〉を去ろうと覚悟する。

そんな矢先———
大五が何者かに殺されるという
「大事件」が起きる!?

そして
他の優秀な兄弟子たちも
悉く殺される「非常事態」が勃発する。

が・・・この異常な出来事は、
これから起こる最大の「悲劇」の
序章に他ならないのであった————

 

 

〈大正時代〉—————

その「事件」を聞かされた菜花は
摩緖のその様子から・・・
今も沙那が好きなのかを問い詰めるが、
摩緖はただ「救いたいだけ」だと
強く言い張るだであった――――

 

 

所変わって————

 

とある海の上では————
一艘の船が
慌ただしく〈漁〉を続けていた。

漁師達は懸命に「網」を引っ張るが、
そこには夥しい数の
〝髪の毛の束〟が絡みついており・・・

そこにいた〝華紋〟が、

その〝髪の毛〟が
現れた海底に目を遣ると
そこに〝不知火〟の潜む「社」が
沈んでいるのを発見するのだった―――――!?

 

 

 

 

 

 

地獄の家――

 

摩緖は回想する————

 

 

———————————————————

〈平安時代〉————

師匠から『秘伝書』を受け継ぐのが
私だという事を唐突に知らされ———

紗那さまも〈御降家〉の為に
私の妻になる「運命」だという事を
受け入れている様だった・・・。

 

でも・・・
私は知っている————

 

紗那さまは
大五さまを
愛してらっしゃる事を・・・

 

 

 

その後———

私の日常はいたって普通に戻っていた。

 

〈秘伝書〉を受け継いだ事に対して———
他の兄弟子たちに
何を言われても耐えられたが、

大五さまは
私をどう思っているのだろうか・・・

幼い頃を共に暮らし、
大五さまは
望んでいた〈御降家〉に入り————

その大五さまの〝引き立て〟で、
私もこの〈御降家〉に
呼んでもらった————

それなのに・・・
大五さまを差し置いて・・・
私がこんな立場になるなんて・・・

 

 

「ああ・・・摩緖、
おまえを
呼ばなければよかったと・・・
オレは後悔している。」

ある日———
大五さまに
こう言われた事があった。

そして
大五さまは続けざまに――――

 

「すまなかった・・・」

 

―――――と、私に謝った・・・・

 

 

「え・・・」 (そんな私に——??)

 

 

「昔オレはお前に・・・
〈御降家〉は
『極楽』みたいところだと
教えたよな。

だが———

それは間違いだった・・・

逆だ・・・

まったく逆なんだ・・・

この『家』は・・・・」

 

―――――遠くを見ながら
大五はこんな私を
ずっと気遣ってくれていた。

 

が・・・

 

次の朝、
大五さまは————

〈館〉の庭でこときれている所を
見つかったのであった――――!?
————————————————————

 

 

 

 

 

「今週」は————
摩緖の〈昔語り〉から始まるのだが・・・

摩緖が〈秘伝書〉を受け継ぐ事が
決まった時点で
摩緖と大五と紗那、この3人の関係性が
微妙な歪みを見せ始め・・・

それが3人を苦しめる事になるという
非常に複雑でかなりややこしい状況が
摩緖達3人を絡め取り、
それが「大五の死」という形で
ひとつの〈終わり〉と
〈始まり〉を迎える事となる。

大五に一体何が起こったのか?

一刻も早く詳しい情報を得るためにも
そのまま「次章」へ突き進もう。

 

 

 

 

 

 

悲劇の始まり!?

 

摩緖の「昔語り」は続く――――

 

 

——————————————————

大五の遺体の足元には
掘り返した跡があり・・・

それを見た術者たちは———

「そこに『蠱物』(まじもの)が
埋めてあったのか?」
「それを知らずに踏んで死んだ?」
「これは〝呪殺〟か?」

―――等と口々に囁くのだった。

 

そんな中————

 

「大五さま・・・!」
私は堪らず叫びを上げ・・・

それと同時に
〝夏野〟 が遺体に駆け寄る!?

 

その時の私は知らなかった————

 

1.私が『後継者』に選ばれた後を。

2.何人かの兄弟子が
〈五色堂〉に呼ばれた事を———

 

3.お師匠さまが
兄弟子たちに———

「生贄となった私を呪い殺し
最後に生き残った者が
後継者になれる」

———と言った事を。

 

 

一方————

 

大五の「死の報せ」を聞きいた
〝紗那さま〟は・・・
俯き、絶望と悲嘆に暮れていた。

声にならない声が・・・
その〈運命〉を
呪うかの如く目を見開いている。

それは・・・
私にとっても初めて見る
紗那さまの顔だった・・・

 

そして————

 

大五さまの死を皮切りに・・・
「木火土金水」・・・
それぞれ素晴らしい力を持つ
実力者の「兄弟子」たちが
相次いで〝怪死〟した。
———————————————————

 

ここで摩緖は
静かに口を噤むのだった―――――

 

 

 

 

 

摩緖の知らないところで秘密裡に
既に様々な〈陰謀〉が動き始めていた!?

そしてその最初の被害者が大五であった事が
この「章」でマオの「無力感」と共に語られる。

矢継ぎ早に〈悲劇〉が起こり
成すすべなく翻弄される摩緖に、
我々〈読み手〉は———
同情と憐憫、悲しみと困惑が入り混じった
複雑な気持ちに見舞われる。

そして悲嘆に暮れる紗那に
ホントの愛が消えた事を
確かに思い知らされるのである。

が・・・この「出来事」が、
この後のとんでもない「悲劇」の幕開けの
ほんの〈序章〉でしかない事を
私達〈読者〉は既に知っているのである。

 

 

 

 

 

 

もどかしさの行方・・・

 

「はあ・・・」

 

〈診療所〉で———
摩緖の話を聞いた
菜花が大きな溜息を吐く。

 

「あの〝夏野〟って女が・・・
〈五色堂〉に
呼ばれていたって事は・・・」

 

 

「今にして思えば、
大五さまは———
間違って呪殺されたのだろう。」
(〈五色堂〉に呼ばれた誰かに・・・)

――――摩緖は呟き思う。

 

 

「あの・・・なぐさめたり
一緒に泣いたりとかは・・・したの?」 菜花が問う。

 

 

「なにも・・・できなかった。」

 

 

「そうだったんだ・・・辛いね。」 菜花が憂う。

 

 

「・・・昔の事だよ。」 摩緖が俯く。

 

 

「でも・・・今でも、
紗那さまの事・・・
好きなんでしょ?」

 

 

「え・・・え?」

摩緖は激しく困惑する。

 

 

「だから・・・
あの幽羅子って女(ヒト)に・・・
こだわってるんでしょ?」

(菜花はそう摩緖に問いながら
黙考する———)

 

 

——————————————
もう・・・ナニが何だか
分からなくなってきた・・・

優しくて穢れのない
あの〝紗那さま〟が———

〝黒い呪い〟を吐いて、
愛した大五を呪殺されて・・・

でも———

その〝紗那さま〟が
〈幽羅子〉として
摩緖の前に現れるなんて・・・
———————————————

 

 

 

「菜花・・・
私は知りたいだけだ。」

摩緖が菜花に目を向ける。

「なぜ紗那さまが生きて・・・
不知火の手先に
なっているのかを・・・」

 

 

「それだけ・・・?」 と菜花。

 

 

「救えるモノなら・・・
救いたい。」

 

 

「それからどうするの?」 菜花が問う。

 

 

「え・・・?」

 

 

「付き合いたいとか・・・
思ってんの?」

 

 

「いや・・・おまえ、
一体なにを言っているんだ?」
摩緖は狼狽して
そう答えるのだった―――――!?

 

 

 

 

 

 

ここで摩緖と菜花は静かに語り合うのだが・・・

さすが菜花!?
その直情的な性格が故に
そこら辺の男女の駆け引きはガン無視して
「紗那が好きなのか?」と
単刀直入に摩緖に尋ねるのだ!?

すると摩緖は激しい戸惑いを見せながらも
「救いたい」と素直に答え、

それを聞いた菜花は瞬時に
「それからどうするの?」
「付き合いたいの?」と、
容赦ないツッコみで
摩緖をたじろがせるのだ!?

その時の摩緖の様子から————
あれ? 摩緖って・・・
紗那のことをそこまで情熱的に愛していないのか?
と、変な違和感を覚えたのは
私だけではない筈!?

この「違和感」の正体は一体何なのか??
が! 今の時点ではそれを
知る術はないのである・・・

 

 

 

 

 

 

〝髪の毛〟の謎!?

 

その頃———

 

とある海の上では————

小型船が網を投じて
漁を行っていた――――

 

 

「潮の流れが変わった?」

「ああ、
急に魚が獲れなくなっちまってよ。
かわりに・・・」

漁師たちが口々にそう言い、
網を引っ張り上げると————

 

「ああっ! チクショウ!? まただ!」
「網に絡まりやがって・・」

 

―――――そこには・・・
無数の〝髪の毛の束〟らしきモノが
気味の悪い「蛇」の如く
複雑に絡みついている!?

 

「・・・・・・」

 

その船上には———
それを無言で見つめる男・・・
摩緖の兄弟子の〝華紋〟がいた!?

 

華紋が———
その〝髪の毛〟が
海中を漂い落ちて行く先を
ジッと凝視すると、
そこには鳥居と社殿が見える。

(今度は『海の底』・・・か。
ふざけやがって。)
華紋は厳しい顔をするのだった―――

 

 

その後————

船を降りた華紋は
従者の〝紅子〟と
砂浜を歩いていた――――

 

「不知火の『社』を見つけたのですか?」
〝紅子〟が問う。

 

「ああ・・・
でも海底じゃ、
手が出せないねえ。」

華紋が呟く。

「紗那さまも———
あれからサロンに
姿を見せなくなったし・・・

不知火は———
また『社』に
引きこもったみたいだね。」

 

 

「華紋さま、それは・・・」

〝紅子〟が華紋の持っているモノに
注意を向ける。

 

 

「ああ、これね―――」

華紋は手に持った小さな桶を
少し持ち上げる。

「網に絡まったヤツを
もらってきたんだ。

これは———
『社』から湧いていた・・・〝髪の毛〟だね。
不知火の野郎は
一体なにを企んでいるんだか・・・」

 

「華紋さまは・・・
不知火を殺すおつもりなんですか?」

 

「場合によってはね・・・
だが———
あいつにはまだ色々と
聞きたい事がある。」
華紋は真剣な目で
そう言い放つのだった――――!?

 

 

 

 

 

そして、
舞台は〈海岸〉へと移り、

海中を漂う
〝髪の毛〟の中に垣間見える
海底の〝不知火〟の「社」が
あまりにも禍々しく
〈読者〉の心に忍び入る!?

 

この———
海底に潜む〝不知火〟に対して
華紋は一体どんな「策」を
考えているのだろうか?

その様子からは殺すことも
厭わないという
「覚悟」が窺い知れるのだが・・・

この先、華紋の行く手には
そこまで激しい「戦い」が
待ち受けているというのだろうか?

が、この続きは
「来週」へと持ち越されるのである。

 

 

 

 

 

MAO-マオー62話の感想

今週の「マオ」は————

平安と大正という———
2つの時代をまたにかけた
圧倒的な時空の「スケール感」の中、
静かな中に「狂気」と「緊迫感」を孕んだ筆致で
サスペンスタッチに描かれる!?

 

そして今回、着目すべきは
全ての登場人物が「他の人」に想いを馳せる―――
つまり「ヒトコト」で言うと・・・
「全員が他者を思い遣っている!」ということ!

――――もうこれに尽きるだろう!!

 

1.紗那は父親を、如いては〈御降家〉を想い
摩緖の妻になる事を誓うが、本心は大五に想いを馳せ————

2.摩緖は師匠の「命令」に戸惑いつつも
大五と紗那を想い、〈御降家〉を去ろうとし————

3.大五は・・・〈御降家〉の裏の顔を知り、
摩緖を連れてき事を後悔し、摩緖の無事を祈りつつも
紗那を心から愛し————

4.〝夏野〟は何があろうと常に大五を想い――――

5.大正時代の摩緖は
〝紗那=幽羅子〟を心から救いたいと願い・・・

6.そんな摩緖に・・・菜花は絶対的な愛を注ぐ――――

 

そう!! ざっと挙げるだけでも———
これだけの〝他者への想い〟が、この回には現れるのだ!!

 

 

それは・・・この「マオ」という物語が
〝妖〟を通した〈人間の物語〉・・・
言い換えれば〈深い群像人間ドラマ〉を
キッチリ描いているからに他ならない!!

 

そう・・・例えれば〈濃密な大河ドラマ〉を
見ているような感覚に陥ってしまうのである!!

 

そんな見応えのあるこの素晴らしい「マオ」を
心震わせながら————
これからも堪能していこうではないか!!!

 

 

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