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MAO-マオー【ネタバレ】第59話「捨童子の家」感想!

更新日:

MAO-マオー【ネタバレ】59話

 

〈平安時代〉――――

 

幼い摩緖は———
捨てられたり、
さらわれたり、
人買いに売られた童達が集まる
「捨童子の家」こと
〈千獄太夫〉の屋敷に住んでいた。

 

そこに———
且つての摩緖の〈兄貴分〉で、
その「才能」故に
早くに〈御降家〉に引き取られた
〝大五〟が摩緖を迎えに来る!?

摩緖も大五と同じ
「魑魅魍魎」が見える
〝特別な才能〟を持っており、
〈御降家〉がそれを
欲っしたからであった。

 

〈御降家〉に着いた摩緖は
いきなり紗那と出会う。

その紗那に抱かれていたのは
猫の『灰丸』で、
誰にも懐かない筈の『灰丸』が
摩緖の足下にすり寄るのだった。

 

 

そんなある日———

摩緖は師匠の従者として
大五たち『土の術者』の
〈修行場〉を見学する。

そこで摩緖が目にしたのは
「師範」を凌駕し
圧倒的な強さを見せる
大五の姿だった!?

それに師匠は上機嫌になるのだった。

このようにして大五は
〈御降家〉にその「力」を認められ、
いい暮らしをし、
ゆくゆくは
世の中を〝動かしたい〟という
夢をかなえたハズだった――――

 

 

そして〈現代〉――――

人が突然「土塊」になるという〈怪事件〉を
「土の術者」の仕業だと推理した摩緖は
現場からもってきた「土」に「式神」を着け
空中にばら撒いてその追跡を試みるのだった!?

 

 

時を同じくして———

ある瓦礫の街を
〈荷車〉を引く年老いた男がいた。

その荷台には
三つ編みの女性が座っている。

「土の選び方を間違えたのかな。
あの人の言うとおりに
練ったつもりだったんだが・・・」

男は静かにそう呟くのだった―――――!?

 

 

 

 

 

 

〝大五〟登場!?

 

〈平安時代〉————

 

ある荒地の
どんより曇った空を————

カラスの群れが舞い
ギャアギャアと鳴き喚く。

そんな中、
3人の童子達がしゃべりながら
バラバラになった〈遺骸〉を
袋に詰めている。

 

「こいつ・・・
〈千獄太夫〉が憎くて
呪い殺そうとしてたんだって。」

「それで『鬼神』を呼び出して・・・」

 

その2人に答えを受けて————

「かわいそうに・・・
逆に引き裂かれてしまったのか・・・」

――――幼い摩緖は
静かにそう言うのだった。

 

 

その後――――

 

摩緖が帰った
〝千獄太夫〟の〈屋敷〉では————

 

「摩緖、大きくなったな。」

 

「え!? 大五・・・さま・・・」

 

摩緖の古くからの知り合いで、
かつては家族同様に仲良くしていた
兄貴分の〝大五〟が
〈御降家〉の使いとして訪ねて来る!?

大五は———
かなり早い段階で
その「才能」を認められて
いち早く〈御降家〉に
スカウトされた男であった。

 

 

「私が暮らしていたのは〈捨て童子の家〉・・・
その名のとおり
捨てられた子供の家だ。」

摩緖は菜花に
自分の「過去」を語って聞かせる。

「———他にも、
さらわれたり・・・
人買いに売られたり、
親のいない子供達が暮らす
〈屋敷〉だった。

私は物心ついた時から———
すでにそこで暮らしていたから・・・
正直―――
自分がどこの誰かも知らない。」

 

 

「ええと・・・
何て返したらいいのか・・・」
菜花が言いよどむ。

 

(摩緖は回想に没入する。)

 

「子供達は六つか七つになると、
夜中に荒れ地に連れ出され、
見えるか見えないかを聞かれる。」

その目の前には———

〝魑魅魍魎〟が跋扈しており
それはまるで
〈百鬼夜行〉の相を呈していた!?

 

「見え・・・ます・・・」

 

私は素直にそう答えた・・・

 

 

その翌日から————

私は
少し良い着物を与えられ、
食事も少し増えた。

「見えない」と答えた者たちは
すぐさま
どこかに売られていった。

 

屋敷の主の〈千獄太夫〉は
色々と不思議な「術」を知っていて、

それから毎日
〈呪符〉の書き方や
「印」の結び方を教わった。

 

大五さまは———
何年か前から
修行を始めていて、
その頃には
自分より大きな『土の式神』を
作り出せるようなっていた。

 

 

そんなある日————

「なあ摩緖、
〈御降家〉って知ってるか?」
大五が訊く。

 

「いえ・・・」

 

「〈御降家〉に呼ばれれば、
今やってるより
もっとすごい『術』を
いっぱい教えてもらえるんだと。
それで———
世の中を後ろから動かすんだ。」

大五は目をキラキラと輝かし————

「立派な〈館〉で
こことは比べモノにならない
もっとイイ暮らしができるんだ。
まるで
『極楽』みたいなところだよ。」

――――遠くを見つめる。

「オレはもっと
頑張って修行して、
絶対に〈御降家〉に
入ってみせる。」

 

その言葉の通り―――
その何年後かに
〝大五さま〟は〈御降家〉に
呼ばれて行ったのだった。

 

 

「ふーん、それじゃあ・・・
摩緖がいた〈捨て童子の家〉って・・・
〈御降家〉のファームみたいなもの?」
菜花は素直に訊く。

 

 

「・・・ああ。」

摩緖は思索しながら
そう相槌を打つのだった――――

 

 

 

 

 

 

不吉なカラスの群れから始まる今週の「マオ」!?

ここでとうとうマオを理解する上で
〈キーパーソン〉となる新キャラ——
〝大五〟が登場する!?

もしこの〝大五〟が
この「件」に関係あるとすれば・・・

〝大五〟はこの〈物語〉の
今までの登場人物の中で
一番深くマオに関わっており、
それ故に摩緖の心境も
複雑にならざるおえまい・・・

そう、この先摩緖にとっては
「辛い選択」を
迫られることになるかもしれない・・・

そんな超重要キャラが
この〝大五〟なのである。

 

 

 

 

 

 

〝大五〟の「力」!?

 

摩緖の「回想」は続く―――

 

 

数年後———

 

立派になった〝大五さま〟が
私を迎えに来た。

「お師匠さまに
おまえの事を話したんだ。
そしたらちゃんと
覚えててくれてたようだぞ。」

 

そして———
私は〈御降家〉へと入った。

 

 

〈御降家〉に行って早々———

 

「大五、その人って
新しく入った人・・・?」

猫の『灰丸』を抱いた紗那が
摩緖に話しかける。

 

 

「ああ、紗那さま。
こいつは俺の弟分です。」

大五が即答する。

 

 

と!?

 

「あっ・・・」

 

紗那の腕から
『灰丸』が飛び出し———

摩緖の足元に近寄って
スリスリと擦り寄る!?

 

「あら。」 驚く紗那!?

 

「ええ~?
オレにはそんな風に
してくれた事ないのに。」
大五も「灰丸」の態度に驚く。

 

 

「あなた・・・驚いた?
これは『猫』という生き物よ。」

 

「ああ・・・
初めて見ました。」

 

これが———
私と紗那さまの
最初の〝出会い〟だった。

 

 

その後————

 

私は〝お師匠さま〟の従者を
申しつけられた。

 

〝お師匠さま〟につき従い
「木火土金水」の
それぞれの〈修行の場〉を見て回った。

 

 

それは————

大五さま達『土の術者』の
修行を見に行った時のこと———

 

「我が『式神』と
手合わせする者はいないか?」

師範が3メートルちかくある
大きな鬼型の『土の式神』を出して問う。

 

「では、おれが。」

大五が受けて立つと————

 

シュッ

 

――――小さな〈土の塊〉を投げる!?

 

と!?

 

「塊」はみるみる大きくなり
〈鬼〉を大きく越えた
筋骨たくましい
人形の『式神』が現れ————

 

ドガッ!?

 

 

張り手一発!!!

 

 

――――〈鬼〉を粉々に破壊する!?

 

 

 

「これは〝気〟の強さだけではない。
大五はまことに
良い『土』を練っている。
大五を見習って皆も励めよ。」

〝お師匠さま〟は
上機嫌にそう言うのだった。

 

こうして————

 

大五さまは———
夢をかなえた・・・ハズだった・・・

 

憧れていた〈御降家〉に
その凄い「力」を認められて・・・

 

だが———・・・・・・

 

摩緖はそう言って
「回想」を終えるのだった――――

 

 

 

 

 

 

紗那との出会い、
懐く猫の「灰丸」、
〈修行〉における
〝大五〟の圧倒的な「力」
上機嫌なお師匠さま等々・・・

ここでは摩緖が見た
〈御降家〉の日常の「光景」が描かれる。

 

そしてそして!?
何よりここで注意したいのは・・・
〝大五〟が「土の術者」であるというコト!!

しかも「師範」を軽く超える
とんでもない「力」の持ち主なのだ!!

ということで———
今回の「怪事件」に
〝大五〟が関わっているというコトが
これで完全に「確定」したのだ!?

 

だから摩緖は「土」というキイワードに
過敏に反応し
ずっと曇った
哀しそうな表情をしていたのだ。

この事がこれから先に
どんな影響を及ぼすのか・・・
それは当の摩緖本人ですら
今は知る由もない。

 

 

 

 

 

 

「土塊」を追え!?

 

「その・・・〝大五さま〟が、
『土門』ていう
お医者さんかも知れないの?」

摩緖の「回想」を
聞き終えた菜花が口を挿む。

 

「いや・・・」

摩緖は軽く否定する。

「『土の薬』で治療するやり方は、
『土の術者』の
多くが知っていたし・・・」

 

 

乙弥が〈竹筒〉を持って来る。

 

「乙弥くん、それ何?」

 

「土です。
『土塊』になった男の
倒れた跡から採ってきました。」

 

その「土」は———
四角い白い紙の上に撒かれ
摩緖はその上に
正方形を中心から2つ折りにした
無数の小さな白紙を
ふりかけ―――

 

バッ

 

それを石垣の上から
空中へとばら撒く!?

 

と!?

 

その無数の紙切れ達は
「蝶」の様に
羽ばたき散りじりになる!?

 

「〝土門〟という者が
まだ同じ『土の薬』を持っていたら、
この〈符蝶〉が
知らせに戻るはずだ。」

 

「へ~~便利。」

 

摩緖は菜花と共に
その行方を目で追うのだった――――!?

 

 

 

 

 

 

おぉ、さすが!!  問題の医師が〝土門〟で
その男が『土の術者』だと
早速当たりをつけた摩緖!?

この彼の〈推理〉にほぼ間違いないであろうと
我々「読者」も食い気味に賛同する!?

が!?

且つては「家族」同然に過ごした
兄弟子の〝大五〟が「この件」に
どう関わっているのかまでは
今のところ全く分からない・・・

果たしてこの『土の術者』は
敵なのか味方なのか??

それは追々———
〈読み手〉の目の前に
明らかになってくる筈である!?

 

 

 

 

 

 

荷車の男!?

 

その頃————

 

ゴトン

ゴトン・・・

 

瓦礫と化した街を
「荷車」を引く男が一人――――

よく見ると
その荷台には
三つ編みの女性が乗っている。

 

「『土』の選び方を
間違えたかのかな。
あの人の言う通りに
練ったつもりだったんだが・・・」

 

ソフト帽をかぶった初老の男は
そう呟くのだった―――!?

 

 

 

 

 

 

 

おっと!? ここで新たなキャラの登場だ!?
荷車を引く年老いた謎の男??

「あの人の言うとおり練った―――」という言葉から・・・
〝大五〟の関係者には違いないようだから・・・
この人物=「土門」なのか??
もしそうでないなら一体何者なのか??
そして「荷台」に乗る女性の正体は??

今回も様々な「謎」が生み出されるが
「読者」は相変わらず
ほったらかしにされたまま、
この続きは「来週」へと
持ち越されるのである。

 

 

 

 

 

MAO-マオー59話の感想

今週の「マオ」は———
新しい〈展開〉の中、
〈兄弟子の大五〉と〈土門医師の怪事件〉が、
摩緖の「回想」を絡めて
サスペンスフルに且つミステリアス風に
淀みなく描かれる。

 

そして!
ここで書いておかねばならないのは
摩緖にとっての2つ〈運命の出会い〉が
綴られているコトだろう!?

〈運命の出会い1〉
これは紛れもなく〝大五〟との出会いで、
a.家族同然の兄貴分として、
b.〈御降家〉における「陰陽師」の
兄弟子として———

この2つの観点からして
摩緖の人生の全てに関わる
とっても重要な「人物」と出会うのだ!!

そしてこの事が・・・
〝大五〟の導きが———
今の摩緖の「人生」を
形作ったといっても過言ではない!!

 

〈運命の出会い2〉
それは勿論、紗那との出会い!!

この時、猫の『灰丸』とも出会うのだが
『灰丸」のその異常な懐きようが・・・

これからの摩緖の「運命」を
どことなく暗示している様で
我々「読者」は
少し複雑な気持ちになる。

 

――――という様に、
この2つの〈運命の出会い〉が
摩緖の生活、
摩緖の生き様、
摩緖の立ち位置
摩緖のアイデンティティーを
を形作る
マオの全てを「構成」しているのだ!

そして————

それと同時に
いつも摩緖の根底に流れる
〝心の黄昏れ〟や
どうしようもない〝諦観感〟をも
しっかりと
浮き彫りにしているのである。

 

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