最新話のネタバレ・感想

MAO-マオー【ネタバレ】第30話「西から来た式神」感想!

投稿日:

MAO-マオー【ネタバレ】30話

時は「現代」―――
菜花は静かな朝を迎える。

おじいちゃんに魚住さん、
そしていつもの〝スムージー〟!

菜花は「和やかなひと時」を過ごしながらも
〝猫鬼〟のこと———
摩緖の〝兄弟子〟達のことを考え続けるのだった。

 

その後――――
「大正時代」へと引き返した菜花。

その辺り一面を「トンボ」の大群が
覆いつくしている光景に驚く。

摩緖の「診療所」で
早速菜花は「トンボ」について話し合うが
そこに摩緖の兄弟子の〝百火〟がいきなり現れる。

百火は———
『式神』達が帝都へ向かうのを目撃し、
このままでは自分達〈陰陽師〉に
危険が及ぶと懸念し・・・
摩緖に助けを求めに来たのだ。

百火の話を把握した摩緖は
みんなと共に「街」の中を歩き
ある川の側へと辿り着く。

と!?

川の中から現れた
〝カエルと亀の妖〟に急襲を受けるが、
摩緖はみんなを誘い、
即座にその場からダッシュで逃げ出す。

何故逃げるのかを問う菜花に————

「彼らは人間なので
殺す訳にはいかない。」と摩緖は答える。

「ええ!?」

その予想外の答えに
菜花は唖然とするのだった――――――!?

 

 

 

 

静かな朝

時は「現代」――――
寝起きの菜花は
自宅の洗面所で
ボーッとしながら・・・
シャコシャコと歯磨きをしていた。

 

「う――ん、なんか不思議だなぁ。」

 

菜花は「寝ぼけ眼」で考える———

(〝猫鬼〟が現れてから・・・
摩緖の〝兄弟子〟が
たて続けに2人も現れるなんて――――

これって〝猫鬼〟の復活と
何か関係あるのかな・・・)

 

身繕い後――――

 

「菜花お嬢さま、スムージーです。」
家政婦の魚住さんが
テーブルにコップを置く。
「現代(こちら)に居る時は
ちゃんとお飲みください。」

「いや・・・魚住さん・・・
これってホントに必要なのかな?」
菜花はスムージーをジッと見つめる。

「お嬢さまは———
まだ〝猫鬼〟と闘う術を知りません。
だから・・・見つかったら
確実に支配されます。」
魚住さんはあくまで無表情だ。

「飲みなさい菜花。体のためだよ。」
おじいさんも静かに勧める。

 

「ええ~!?」

 

菜花の口から悲鳴とも呻きともつかない
苦し気な声が漏れる。

この〝超不味いスムージー〟を
どうすれば飲まなくてすむのかを
ひたすら考え続ける菜花であった———。

 

 

 

とても静かな〝朝〟で幕を開ける今週の「マオ」———。
久し振りの菜花の「朝の日常」が描かれる。

そっと出てくる
「魚住さん」も「おじいちゃん」も
変わらず元気そうでなによりである。

が、やはり笑えるのが〝スムージー〟!?
菜花がここまで嫌がるってことは
ホントに〝超不味い〟に違いない!?

これを「飲む飲まない」の魚住さんとの押し問答が
ちょっぴりコメディー・タッチに描かれ
それが〝ほっとした「空間」〟を作り出し———
和やかな気分で「次章」へと進んでいけるのだ。

 

 

 

 

トンボの大群

――――その後・・・

 

「え・・・!?」

 

菜花が「大正の世界」へと
足を踏み入れると—————

 

(トンボだらけ・・・)

 

菜花の周り・・・
その辺り一面の夕空を————
〝トンボの大群〟が
覆いつくしていた!?

 

「なんか不気味だわねぇ。」
「また大地震が来るんじゃ・・・」
街の人々もその〈光景〉に
言い知れない不安を抱くのであった。

 

 

そして舞台は
摩緖の「診療所」へと移る————。

「ああ・・・『赤とんぼ』か。
この二、三日多いね。」
貂子の傷の具合を診ながら
摩緖が答える。

「うん、治ったね。」

「ありがとうございます、先生。」
貂子が丁寧に礼を言う。

「えっ!? 早っ。
この前『車』に撥ねられたばかりなのに。」
菜花が信じられないとばかりに言う。

「ええ、まあ・・・〝妖〟ですから。」

貂子はニッコリと微笑み
窓の外を見る―――

「けど・・・この『トンボ』・・・
何でしょうね。
なんだか覗かれてるみたい。」

 

トンボが窓ガラスを
コツコツと叩く。

 

「これって———
『使役』されてるのでは?」
乙弥が口を挟む。

(ああ・・・おそらく・・・)
摩緖が無言で思考する————

 

と!?

 

バ     ン       !

 

正面玄関が
荒々しく開け放たれる音が響くのだった―――――!?

 

 

 

舞台が一気に「大正時代」へと取って変わる「第2章」!
1章とはうって変わって・・・すぐに不穏な「空気」に包まれる。

普通「赤とんぼ」と言えば————
「童謡」に登場するくらい〝可愛らしい存在〟なのだが・・・

ここまで大量発生すると
何か不吉な事の前触れでは・・・!?
と懸念を抱いてしまうことは何ら不思議ではない。

 

が、ここで注意したいのは――――
「使役されているのでは?」という
乙弥の何気ないセリフだろう!?

え? 「虫」も陰陽師の使役の対象になるのか!?
と・・・我々読者の胸にも引っかかってくるのだ!?

という事は————
どんなものが
「使役」されているのかという
「想定」が立てずらくなり・・・

逆に言うと————

もしかしたら・・・
自分の身の周りの物、何もかもが————
常に「使役」されているのではないか?
――――という「疑心暗鬼」に取りつかれてしまうのである。

 

 

 

 

百火との再会

 

「くぉらぁ、摩緖!」

 

「こんな所に隠れてやがったのか!」
そこに現れたのは———
摩緖の兄弟子〝百火〟であった!?

 

「ええ!?」 菜花が振り向く。

 

「やっぱり百火さまか・・・」
摩緖がしたり顔になる。

 

「もう摩緖の顔は見たくなかったんじゃ・・・?」

 

「ふっ。」

百火は菜花のその言葉を〝無視〟する。

 

「西の方から『式神』が来たぜ。
もう帝都に入っる。」

 

百火は神妙に続ける。

 

「俺達の行方を探っるのかもしれねえ。
どうする!? 摩緖———」

 

「『裏切り者』のおまえなんか見つかったら
真っ先に殺されるぞ。」

 

(ええっ・・・!?
もしかしてまた別の〝兄弟子〟が・・・!?)

菜花が唖然とする。

(・・・ていうか・・・
コイツなんでわざわざ知らせに・・・
え? これって親切・・・)

 

「『式神』だけなら・・・
こっそり始末すれば何とか・・・」
と摩緖が思案する。
「わかりました百火様、お助けしましょう。」

「ばっ・・・俺は『手伝え』って言ってんだ!」
百火が牙を剥く。

(ああ、助けてほしかったんだ。)
その百火の態度に
しっかりと納得した菜花だった―――――。

 

 

――――その後、
摩緖達一行は
暗くなった「帝都」の中を歩いていた。

「ねえ・・・他の〝兄弟子さん〟達も
生きているとして・・・
何で今さら闘わなきゃいけないの?」
菜花が素直な疑問を口にする。

「だって―――
アンタ達が『五色堂』に呼ばれたのって・・・
九百年も前なんでしょ?」

「『呪言道』とか・・・
もうそんな世の中じゃないんじゃない?」

「菜花・・・残念な事に・・・
いつの世でも———
『呪い』を信じ
必要としている者達がいるらしい。」

摩緖が淡々と答える。

「そして『呪言道』の〝秘伝〟を守り続けた
陰陽師集団〝御降家〟は———
『呪い』と共に在り続けてきた・・・」

(だがそれでも・・・
なぜ〝兄弟子たち〟が
生き続けていられるのか―――
それがわからない・・・。)
摩緖はさらに深く黙考するのだった―――――。

 

 

 

 

いきなり摩緖達の前に現れた百火!?
が・・・何の驚きも示さない摩緖が
この「再会」を見通していたことを暗示させる。

そしてここで面白いのが
〝百火〟の素の「性格」が描写されている事だろう!

百火は————
この「非常事態」においても
摩緖に素直に「助けてほしい」と言えないのだ!(笑)

ま! それが百火の個性で在り・・・
可愛らしい所でもあるのだが・・・

なまじっか摩緖が〝大人びている〟だけに
百火が余計に〝子供っぽく〟映ってしまい————
なんかやたらと損をしているような気がする。

が! そんなところも含めての
〝百火の個性〟と言っても差し支えはないだろう。

 

それにしても———
改めて「怖さ」を感じるのが・・・

「いつの世でも『呪い』を信じ、
必要としている者がいる。」

という摩緖のセリフだ!?

 

人間の「本質」の一つを
見事に射抜いたこの考察こそ・・・
「マオ」という物語の世界を
構築するベースとなっているのである!?

 

 

 

 

急襲

いつしか摩緖達は
ある川の側に来ていた―――。

 

バタバタバタ・・・

 

「ん? 『蛾』・・・?」

菜花の周りを
無数の「蛾」が舞う。

「近いってよ。」
百火の表情が一気に険しくなる。

(え・・・!?
もしかして『蛾』も・・・〝百火〟の偵察隊!?)
菜花がその事にビックリする。

 

シュルシュル・・・  バシ!?

 

「!?」

 

菜花の目の前を飛んでいた「蛾」が
伸びてきた細長いモノに捕捉される!?

 

バシャ

 

そのモノが瞬時に川の中へと消える!?

 

ブクブクブク・・・

 

その川の中から————
無数の泡と共に「フェルト帽」が現れる!?

 

 

ザ    ン     !    !

 

 

「  き  ゃ  あ  あ  あ  っ  !  」

 

 

菜花が絶叫する!?

 

人間の服を着た
6体の〝カエルの妖〟が
水中から踊り出たのだ!?

 

ビュ  ビュッ

 

その〝カエル〟の口から
「長い舌」が放たれる!?

 

「はっ。」

 

掛け声一閃!?

摩緖がその舌を悉く躱す。

 

「ちっ。
まさかこんな多勢になっていたとはな!」
百火が「手の平」で〝火の玉〟を作り————

 

「くらえ!」

 

カエル目がけて投げつける!

 

――――が!?

 

ババババ

 

水中から現れた
三体の〝亀の妖〟が
口から激しい「水流」を放射する!?

 

「くっ!」

 

その水の余りの勢いに
百火は後ろへ吹き飛ばされる!?

 

「菜花、走れ!」

 

ダッ!?

 

マオは百火の腰の後ろの「注連縄」を掴み
徐に走り出す!?

 

「え!? 逃げるの!?
どうして・・・」 菜花が涙目で問う。

 

「殺す訳にはいかないんだ。
何故なら彼らは———」

 

マオはここで決定的な「言葉」を投げる。

 

「 人 間 だ ! 」

 

「はああ!?」

そのマオの言葉に
驚きを禁じ得ない菜花であった—————!?

 

 

 

 

げ!? いきなり襲い来る〝カエルと亀の妖〟!?
しかもそれらは「人間」だと摩緖は断言する!?

え? それってどういうこと?

〝兄弟子〟の誰かが「人間」を〝妖〟に変えて
摩緖達を襲わせてるってことなのか??
それともシンプルに〝猫鬼〟の仕業なのか?

それは今のところは全く知り様がない!

 

そして摩緖は———
この強い〝妖〟達を
無事「人間」に戻すことができるのか?

 

「謎」が「謎」を呼び
「危機」が「危機」を連れて来る
この展開の行く末は————
残念ながら「来週」へと持ち越されるのである。

 

 

 

MAO-マオー30話の感想

今週の「マオ」は———
「摩緖と百花の再会」と
「帝都へと侵入した〝妖〟との戦い」————

この2つのエピソードが
有機的に絡み合い
序盤の静かな立ち上がりから
あれよあれよと怒涛の「戦い」へと雪崩れ込む!

 

その中でも今回一番注目したいのは
「呪い」に関するマオの「考察」だろう!

前にも書いたが———

「いつの世でも『呪い』を信じ、
必要としている者たちがいる。」

このひとかけらの言葉が
〝「マオ」の世界観〟の全てを
物語っていると言っても過言ではなかろう。

人はどうやって「呪い」と向き合い
どうやって「呪い」を解決し、
乗り越えて行くことができるのだろうか?

それを提示し
更に深く考察を繰り返していくことで

自分なりの「呪い」を破る方法を見つけることができる。

そして————
その方法を理解し、実践する事で
「自分の世界」を
更によりよく生き抜いて行くことができる!!

この「マオ」という物語が————

「呪い」と向き合え!

「呪い」を打破しろ!!

―――――そう教えてくれている様に思えてならないのである!!

 

 

電子書籍マンガおすすめ♪

大人気の漫画サービスです!

メジャーな作品はほとんど配信されていますが、その他配信作品はサービスによって違います。

あなたの読みたい漫画が配信されているのかどうかは、公式サイトをチェックしておきましょう♪

eBookJapan(イーブックジャパン)

-最新話のネタバレ・感想
-,

Copyright© 無料マンガ別冊GEKIコミック , 2020 All Rights Reserved.