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MAO-マオー【ネタバレ】第3話「門の向こう」感想!

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MAO-マオー【ネタバレ】3話

菜花の「事故」の詳細を聞いた摩緖は—————————
彼女が一体何者なのかを改めて思案する。

そんな中で―————「新聞」から、
菜花がいるのは「大正時代」という事を知る。

その後、摩緖は行きつけのカフェで過ごすのだが、
女給・貂子の紹介で小夜子という少女が訪ねてくる。

小夜子は語り始める。

それは―———————
彼女の主人の「子爵」の事で・・・・・
顔に腫れものができ、顔全体を包帯で巻いた子爵が、
夜な夜な出歩き、
血の滴ったカバンを持ち帰ったという話であった。

ちょうどその頃―——————
帝都を揺るがす〝首なし死体事件〟が起きており、
もしやと思い・・・摩緖に相談に来たのだった。

マオはすぐにその屋敷へと赴く。

その夜・・・小夜子は子爵の異常な言動に—————————
身の毛もよだつ危険を感じるのであった。

そして、庭で待機していた摩緖は
ただならぬ〝妖気〟を感じ取るのであった―———————!!

 

 

 

大正時代の町で

「化け物・・・か。」
摩緖が菜花の〝事故〟の妖に言及する。

「うん・・・だけど・・・どこか人間っぽいというか・・・。
そういう化け物って知らない?」と菜花。

「そんな〝妖〟はいくらでもいるからね。」

「摩緖さま、車をつかまえてきました。」乙弥が割って入る。
「ああ、もうそんな時刻か。」摩緖が我に返る。

「どちらまで!?」

菜花が声の方向を見やると・・・
そこには一台の〝人力車〟が止まっているのだった。

「・・・って行っちゃうの!?」菜花は急な展開に啞然とする。

「また会おう菜花!」 摩緖は一声、その場を去ろうとする!?

え・・待って・・・!
まだ話の途中だし・・・!
今度またいつ会えるかわからないのに・・・・!?

 

だだだだだだ!!

 

菜花は人力車を追って駆け出すのであった——————————!!

 

 

「ひどいよ!」
人力車を必死で追ってきた菜花が訴える。
「帰りはちゃんと送ってよね!」

―—————と!!

そんな中、周りの人々がザワついていた。

「〝首なし事件〟の続報だよ―——————!」
新聞売りの少年が大きく叫ぶ。

「また出たんですね。」乙弥が横から尋ねる。

「ああ・・・。」新聞に目を通した摩緖が答える。

 

その記事には——————————

〝帝都震撼 首なし死体 またも発見される〟

という見出しがデカデカと踊っているのであった。

「この〝首なし死体事件〟・・・
被害者は既に5人・・・
気になるね・・・・。」とマオ。

「見せて、見せて。」菜花が新聞をひったくる。

なんだろ・・・・この新聞・・・文字ばっかり・・・・

「ん!?」

菜花がある数字を見つけて啞然とする!?

それは新聞に書かれていた―————————
今在るはずもない年月日の表記―———————。

「え・・・? 大正12年・・・・・?」

ここ・・・って・・・

 

「大正時代」!?

 

菜花は驚きと困惑の表情を浮かべるのであった——————————!!

 

 

 

ここで初めてこの世界が「大正時代」であることが判明する。
大正といえば「大正浪漫」と言われ・・・
その短かった時代の「儚さ」と、「華族」が醸し出す雰囲気が
世相へ繁栄された時代でもある。

この「妖の物語」と相まって・・・
独特の怪しさとノスタルジーを楽しむことができる―——————
何と見事な時代設定ではないか!?

そしてさらに注目なのが
いつも少しだけ現れる「小さいギャグ」!
今回はマオにダッシュで喰らいつく
菜花のド必死の姿がクスリと笑いを誘ってくれる。

あくまでギャグではなく、
菜花の真面目で一途な行動自体が————————
このシリアスな物語の中で「ギャグ化」して、
読者を笑わせてくれるのである。

この絶妙なバランスが「るーみっくワールド」の魅力の一つでもあり、
非常に微笑ましい限りだ!! 高橋留美子先生大復活である!

さて、真相が気になる「首なし死体事件」とは・・・・・?

興味深々で次へと進もう。

 

 

 

ミルクホールでのひと時

〝ミルクホール〟と書かれた建物の中—————————。
そこは今で言うオシャレなカフェであった。

「あら、いらっしゃい摩緖先生。」
給仕の女性が摩緖に声をかけて来る。

「貂子さん、〝貧血の薬〟を処方してきたよ。」 摩緖が封筒を差し出す。

「ありがとう。」貂子は礼を言いながら菜花を見る。
「いやっ! 太もも丸出し・・・って!?  
もしかして曲馬団の子?」

「いや、ちょっと変わった子なんだ。」と答える摩緖に・・・・
「あんたが言う?」菜花が突っ込む。

そんなこんなで―———————————

カフェで落ち着いた摩緖、乙弥、菜花の3人の周りには
〝くつろぎのひと時〟が訪れるのであった———————————。

「つまり摩緖さんは・・・『大正時代』の人って事なの?」
菜花が尋ねる。

「まあ・・・今はそういう事になるのかな。」
マオは曖昧に答える。

そうこうしているうちに―———————————

「摩緖先生、来ましたわ! 私の妹分が。」
貂子が声を上げる。

そこに立っていたのは
貂子より年下の
〝御下げ〟がカワイイ洋装の少女であった。

「小夜子と申します。」少女は口を開く。
「私はさる『子爵様』の〝お館〟にご奉公しているのですが・・・・・。
摩緖先生は〝首なし事件〟はご存知ですよね?」

「もちろん、また起きたようだね。」
摩緖が相槌を打つ。
「最初の〝首なし死体〟は高等学校の学生だった・・・
その後、身元不明者も含めて被害者はすべて若い男。」

「その事件が始まる少し前から・・・
旦那様がお体を悪くされて・・・。」小夜子は続ける。

「最初はお顔に〝腫れ物〟ができたとかで・・・
でも・・・医者も私達使用人も寄せつけず、
手当てを許されているのは奥様だけで・・・・。」

「そのうち・・・日が暮れてから一人でお出掛けになる事が増えて、
お帰りはいつもみんなが寝静まった頃・・・・・。」

「それである夜・・・・私、見てしまったんです。
帰って来た旦那様がお持ちになっているカバンから・・・・
〝血〟・・・のようなものが滴っていて・・・・。」

「私・・・もう怖くなって部屋に逃げ帰りましたが、
朝になると〝血の跡〟はすっかり拭き取られていて・・・。」

「カバンの中に〝首〟が入っていたかも・・・と?」乙弥が尋ねる。

「まあ・・・ちょうど良い寸法のカバンでしたし。」小夜子が答える。

「もしかしたら・・・・
摩緖先生が追っていらっしゃる〝猫鬼〟と
何か関わりがありそうですの?」貂子が疑問を口にする。

「で、旦那様の顔は・・・今どうなっているんだ?」摩緖が訊き返す。

「それが・・・ずっと包帯を巻いてらして・・・
今どんなご様子なのかはサッパリ・・・・。」

「よし、見に行こう。」
摩緖はスッと立ち上がる。

その瞳は遠くの方を見つめ、
過去を思い出しているのであった―———————————————。

 

 

貂子の知り合いの「小夜子」の登場で、
前章で紹介された「首なし事件」が一気に身近に引き寄せられる。

この時代だから何が起こってもおかしくない。
何があっても自然に受け止められる。
そして、猟奇殺人ってのもかなりの信憑性で受け入れられるのだ。

マオはすぐさま行動に移る。
彼の心に引っ掛かるものがあるのだ!

さあ!  子爵の正体は一体!??

とり急ぎお屋敷は行こう!!

 

 

 

〝猫鬼〟の器

私はあの時―——————
死んだはずだった・・・・。

降りしきる雨の中———————
平安時代の装束で
右手の太刀を頭上に掲げたまま・・・・
俯せに倒れた黒髪の摩緖。
その背中には4本もの矢が深々と突き刺さり・・・激しく流血していた。

 

ズシャ・・・

 

摩緖の目の前には巨大な〝妖〟が立っていた。
その妖の胸は・・・・後ろから巨大な槍で貫かれていた。

「摩緖・・・体を差し出せ。」〝妖〟が話しかける。

「猫・・・鬼・・・。」 摩緖が僅かに呟く。

「わしに命を差し出せ。」
〝妖〟は威嚇するように摩緖に牙を剥く。

摩緖は傷だらけになりながらも立ち上がる。

「〝猫鬼〟・・・・、せめて貴様と刺し違えてでも・・・・」

 

ガガガガガ    摩緖が刃を振るう!

 

キイイイイ   〝猫鬼〟が宙を舞う!

 

あの時―————
私は———————
〝猫鬼〟を仕留めたと思った―————————。

 

だが―———————!??

 

そこで風景がフッと変わり————————
摩緖は回想から目覚める。

「〝猫鬼〟は・・・人の体を器にする。」

 

マオは振り返ると、
菜花にそう語るのであった————————―—————。

 

 

 

この章では
過去における摩緖と〝猫鬼〟との因縁の一端が描かれる。

やはり摩緖は「陰陽師」だけあって・・・・
平安時代の人物だったのだ!

激しい戦いで、マオも〝猫鬼〟も死にかけており・・・・
摩緖が自らの命と引き換えに〝猫鬼〟を倒そうとした
壮絶な場面を垣間見ることができる。

その時受けた左頬の傷や、背中のケガなどの・・・・
今の摩緖のトレードマークになっている傷の数々も、
〝猫鬼〟に負わされたものだと判明するのだ。

この「戦い」は最後までは描かれず・・・・
どう決着が付いたのかは―———————
ここではまだ分からない・・・

が・・・
「〝猫鬼〟は人の体を器にする。」
という摩緖の言葉に・・・・

これからの摩緖と菜花の「運命」と「行く末」が、
もう既に暗示されているかのようで非常に興味深い。

 

 

 

子爵の怪

―——————屋敷の庭で・・・・
摩緖と菜花は待機していた。

暗闇で待つ間、
菜花に様々な思いが去来する。

(とうとう夜になっちゃた・・・。
おじいちゃん・・・心配してるかな?
時間の流れはどうなってるんだろう?
なんで「大正時代」と繋がってるんだろう?)

ただ・・・
一つ言える事は————————

ここには〝何か手掛かり〟があるってこと・・・。
私の体の異変の謎も・・・・
そして・・・あの「事故」で何があったのかという事も。

菜花は「事故」や
〝妖〟のことを考え続けるのであった—————————。

「では摩緖先生。
こっそりとお勝手口を開けておきますので・・・・後ほど・・・。」
小夜子は屋敷の中へと姿を消すのであった。

 

 

暫くして―———————

カラカラカラ・・・
「奥様。消毒液と新しい包帯をお持ちしました。」
手押し車を持った小夜子がドアをノックする。

「ああ・・・小夜子。」
中年の女性がドアから顔を出す。
「そこに置いておいて。
旦那様が誰にも見られたくないとおっしゃっていますからね。」

―—————————と・・・・・

「入・・・れ・・・。」
突然、部屋の奥のベッドに腰かけた男が呟く。

「旦那さま・・・?」夫人が目を瞠る。

バタン・・・   小夜子がゆっくりとドアを閉める。

「小夜子おまえ・・・外で誰と会ってきた?」
「臭うぞ・・・・これはわしの嫌いな臭いだ・・・。」
子爵が小夜子に詰めよる。

(ま・・・摩緖先生・・・。)
小夜子はあまりの恐怖に取り乱す!

 

これは・・・〝妖気〟!

 

その時、摩緖は・・・・
只ならぬ気配を感じ取るのであった—————————!!

 

 

ここで物語は一気に「ホラー映画」の様相を帯びていく。
夜な夜な徘徊し、血濡れたバッグを持ち歩く、
顔中が包帯の〝謎の子爵〟・・・・って!?
これは昔あった「口裂け女」などの都市伝説に近いものだろう。

そして
不気味な子爵はマオの匂いを敏感にかぎ取って、
敵意を露わにし・・・
小夜子に迫りくるのだ!!

急げ!  マオ!!  小夜子の身に危険が迫っている!?

 

 

 

MAO-マオー3話の感想

「マオ」第3話!!
今回は3つの事実が判明する。

それは―————————
1.時代が「大正時代」であること。
2.摩緖は平安時代の陰陽師で、〝猫鬼〟と命の遣り取りをしたこと。
3.〝猫鬼〟は人の体を器にする。————————ということだ。

これにより・・・・
いろんな時代、世界、人物へと
この〝物語〟の幅は一気に広がり、
連綿と果てしなく繋がっていくのである。

ここまでスケールが大きく、
少年と少女が対等に描かれている物語はそうはない。

さあ! 来週!
摩緖は小夜子を救う事ができるだろうか?
謎の子爵の正体は?
〝猫鬼〟との戦いの行方は?
そして「菜花」は一体どんな存在なのか?

新たな疑問や興味が山テンコ盛りで
常にフルコースのディナーを食べている感覚・・・
ホントご馳走様なのである。

この素敵な物語が
来週も楽しく味わえる嬉しさを・・・・
しっかりと噛みしめて——————今回のレヴューを終わろうと思う。

本日はここまで!!

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