最新話のネタバレ・感想

MAO-マオー【ネタバレ】第27話「灰丸」感想!

投稿日:

MAO-マオー【ネタバレ】27話

菜花は自宅に白羽を招き
「呪言道」についてを詳しく調べてもらう。

そこで分かったのは————
1.「呪言道」は〝呪術〟を使った「医術」の一種で
〈奈良時代〉に「典薬寮」という「医薬」を扱う部署に属していたこと、
2.医療の他に〝呪殺〟も行っていたため「危険視」され、
〈平安時代〉には「陰陽寮」に吸収されて廃止されたこと、
3.摩緖がいた「御降家」は史実や資料には一切出てこず、
「民間の陰陽師」であったらしいこと、
――――等の「歴史の裏」に隠れた事実であった。

 

〈大正時代〉へと戻った菜花は
摩緖と向き合い、
単刀直入に
紗那と付き合っていたのかと聞くのだった。

 

――――その頃、とある森の中では、
行方不明になった仲間を探す貂子の姿があった。
そこに殺人鬼「種彦」が
車で通りかかるが————

その車が徐に貂子に突っ込む!?

「こりゃイイ女だ、遠出して得したなぁ。」
倒れた貂子を見下ろして
種彦は邪悪な笑みを浮かべるのであった——————!??

 

 

 

 

紐解かれた「裏の歴史」

「お待たせー、白羽くん!」
菜花が自室にお茶を持って来る。

「あ! うん。」
白羽は満面の笑顔だ。

「レトロでかわいい部屋だね。」
そして、ソワソワしながら周りを見る。

 

「そお? ありがとう」
―――と語を結んで、
菜花はここに呼んだ〈目的〉を切り出す。
「で、白羽くん
〝じゅごんどう〟について何かわかった?」

 

「うん、ザックリだけどね。」
そう言って白羽は口を開ける。

「『呪言道』は———
〝呪術〟で〈病の素〉とされている
〝邪気〟から身を守るための
医術の一種で・・・」

白羽はパソコンに目を走らせる。

「『奈良時代』————
国家機関に『典薬寮』という役所があって・・・
ここは〝医薬〟を扱う部署で、
『呪言師』はここに属していたんだ。

そして、彼らは〝病気治療〟の呪術を使う一方で
〝蟲毒〟や〝人形〟を使った『厭魅』で
〝呪殺〟も行っていたんだ。」

 

「じゃあ・・・『陰陽師』との関係は?」
菜花が質問を挟む。

 

「この『典薬寮』とは別に『陰陽寮』があって・・・
こっちはもともと〝天文〟や〝暦〟の技術機関だった。

それが平安時代になると————
〝怨霊〟や〝鬼〟による〈祟りの信仰〉、
『御霊信仰』が広まっていくんだね。

その時に〝除災〟や〝悪霊退散・封じ〟などの
『陰陽寮術』が生まれたってわけ。

一方、『呪言道』は〝魘魅蠱毒事件〟が頻発して
〈危険視〉されていたため
『典薬寮』は『陰陽寮』に吸収合併され、
〝呪言〟の制度自体が廃止された。
・・・ここまではいいかな?」

白羽が一息つく。

「君が言った『御降家』・・・
というのは————
いくら捜しても
出てこなかったよ。」
白羽が少し困惑する。
「民間の『陰陽師』は
多くいたみたいだけど・・・。」

 

「うーん。」 菜花が瞬時に思考を飛ばす。

(民間にしては物々しいというか・・・
でも・・・
なんか今は・・・
摩緖には聞きにくいしなぁ・・・

だって・・・
なにをしたのか覚えていないんだもん。

摩緖にしてはめずらしく
ショックうけてたみたいだし・・・

それにしても———
「紗那さま」って・・・
どんな女性だったんだろう?)

 

 

(おれはいったい何を
調べさせられているんだろう。
ああ・・・
でも黄葉さんの部屋って・・・
なんていい匂いがするんだろう!?)

白羽は菜花の部屋にいる事に
ポォーッと顔を赤らめ
「幸福感」を満喫するのだった——————!?

 

 

 

おっ! 菜花の部屋で幕を開ける今回の「マオ」!?
久し振りの「白羽くん」の登場だ!?
そして彼の半端ない「情報収集能力」遺憾なく発揮される!?

それにしても超カワイイのが———
好きな女の子の部屋に入って
ちょっとした「ソワソワ感」と
限りない「幸福感」を味わう「白羽くん」である!

なんかホッコリするなぁ~!

殺伐としたマンガが多い昨今で————
これだけ「ほんのりした空気」を醸し出す
高橋留美子先生の手腕には
いつも癒され、驚かせれるばかりだ!?

そして、この「マオ」は————
一人の女子中学生の
何気ない「日常」を
丁寧に切り取って描いている「物語」でもある事を
改めて再認識させてくれるのだ。

 

 

 

 

「灰丸」

平安時代―――――

「灰丸。」
紗那が高い木の枝に逃げた
飼い猫の『灰丸』に呼びかける。

「灰丸、降りておいで。」

 

「紗那さま、俺が降ろしてやるよ!」

百火が意気込んで『灰丸』に近寄る。

 

――――が!?

 

カッ  肉球から「爪」が飛び出す!?

 

バリバリバリ

 

百火は思いっきり引っ掻かれて落っこちる!?

 

「では私が・・・」
摩緖が百火の後を継ぐ。

「灰丸。」

摩緖が「猫」にゆっくりと手を差し伸べる。

 

スリスリスリ

 

「灰丸」が気持ち良さげに
摩緖の指にすり寄って肩にのる。

 

「まあ・・・」 紗那が驚く。
「『灰丸』は私以外の者に
触られるのをいやがるのに。」

「おまえ、摩緖が好きなの?」
そして「灰丸」を抱きしめる。

 

紗那さま・・・

そんな紗那を
若き摩緖は————
〝愛し気〟に見つめるのだった。

 

 

 

お!?  ここで紗那の飼い猫「灰丸」が登場する。
この物語の裏キイワードともいえる「猫」が————
これから先の、
摩緖達の「悲劇の出来事」を暗示しているようで
何か物悲しく複雑な心境になってしまう・・・

が!! それより何より
紗那を優しく包み込むように見つめる
「マオ」の一途な「瞳」はどうだ!?

それは我々読者が
今迄全く見たことが無い
「幸福」と「愛」に包まれているのだ!?

摩緖もこんな表情をするんだ・・・
という驚きと————

 

一刻も早く〝猫鬼の呪い〟から解放されて
この表情が菜花の前でもたくさん生まれる事を
心の底から願うばかりである!?

 

 

 

 

2人の関係

「あ・・・少し片付いてる。」

菜花は周りの「光景」を
ジックリと観察しながら呟く。

 

そう、菜花は「大正時代」へと戻って来ていたのだ。

 

「良かった、『診療所』は焼け残ってる・・・」

 

菜花が摩緖の「診療所」に入ると
そこではいろんな〝妖〟が
忙しく掃除や跡片付けに追われていた!?

 

菜花は摩緖の姿を認める。

 

「・・・・」 菜花は俯く。

(う~~ん。やっぱりなんか話しかけにくい・・・)

 

「菜花・・・私がこわくないのか?」
摩緖が振り向きながら問う。

 

「えっ・・・」

 

「記憶がないとはいえ・・・
私はお師匠様の娘・・・
『紗那さま』を殺したかもしれないんだよ。」

「そう言われると・・・
こわいといえばこわいんだけど。」

 

「ねえっ、二人って・・・つきあってたの!?」

 

菜花があっけらかんと言う!

 

「え・・・」

 

摩緖は唖然とする!?

 

摩緖が〈継承者〉になると決まった時に
紗那が自分の妻となる「定め」だったこと・・・
そんな紗那の顔が憂いに沈んでいること・・・

―――などの〈平安時代〉の場面が
まるで昨日起こった出来事かのように
摩緖の脳裏を過ぎるのだった――――――。

 

 

 

 

わぉ!?  菜花がド直球で————
「摩緖と紗那」2人の関係を問いただす!?
さすが菜花は今どきの子、
自分の知りたい事を何の装飾もせずシンプルに問うのだ!

逆に、ここまであっけらかんと聞かれれば
かえって「清々しい」というもの!?

その真っ直ぐな「気持ち」に
菜花の「想い」と」「素直さ」
がシッカリと伝わるのだ!?

 

それにしても気になるのが
「回想シーン」の紗那の〈憂う表情〉だ。

え?
摩緖と紗那って———
てっきり「相思相愛」だと思い込んでいたのだが・・・
そうではなかったのか??

まあこの〝真相〟は
追々ゆっくりと語られていくであろう。

 

 

 

 

 

迫る「魔の手」!?

夕日が美しく染め抜くある「森」の中————

 

ガタタタ・・・

 

一台の車がゆっくりと走って来る。

 

「おっ。」

 

運転席の男は思わず嬉しそうに声をあげる!

前方に〝女性らしき姿〟を見つけたのだ!?

 

ププ―――――

 

突然のクラクションに
振り返った女性は————

マオの行きつけのカフェ、
「ミルクホール」の女給〝貂子〟であった!?

 

「お嬢さん、こんな寂しい所で
一人歩きは危ないよ。
どうぞ、乗って行きなさい。」

 

(運転していたのは希代の殺人鬼〝種彦〟だった!?)

〝種彦〟が運転席から身を乗り出して
喜々として話しかける。

 

「いえ、結構ですわ。
『人捜し』をしているんです。」

貂子は凛と答える。

「女給仲間が・・・
この辺りの親戚の
安否を確かめに行ったきり、
帰ってこないものですから—————
私、心配になってしまって。」

 

「へえ・・・」

種彦は相槌を打ち
「車」を進めようとエンジンをふかすが
そのまま貂子に直進し————!?

 

ゴッ

 

徐に貂子に「車」をぶつける!??

 

「へぇ・・・こりゃいい女だ。
『遠出』してきて得したなぁ。」

種彦は倒れている貂子を見下ろして
薄っすらと
邪悪な笑みを浮かべるのだった――――――!?

 

 

 

 

げえっ!?  いきなり貂子さんに危機が迫る!?
ここで前回、初登場した猟奇殺人鬼〝種彦〟と
遭遇してしまうとは何て意外な展開だ!?

しかも容赦なく「貂子」を轢いてしまうのだ!
やはりサイコパスが考える事は
一般人には全く理解ができず・・・
もうただひたすらに唖然とするばかりである!?

 

それにしても————
貂子さんって・・・なんて美しい女性だろう!?

彼女はヒロインになってもおかしくないくらいの
美貌と知性を持ち合わせているのだ!?

こんな素敵な「女性」だから
サイコパスに目を付けられてしまうのだ!?
あの種彦の嬉しそうな顔ったらもう・・・

どうなる貂子!?

が、この続きは「来週」へと持ち越されるのである。

 

 

 

 

MAO-マオー27話の感想

今週の「マオ」は————
菜花が過去の歴史を調べる〈前半〉と
摩緖が昔を回想する〈中盤〉、
種彦が貂子を拉致する〈後半〉の3つのパートが
淀みなく流れる川の潺のように描かれる!

でも・・・何と言っても、
今回一番注目なのは
タイトルである「灰丸」だろう!?

この「灰丸」が紗那の飼い猫であることが判明するが
この猫の名がタイトルになっているということは————

そこには何か重要なことが隠されている・・・
または何かの伏線が張られている、
若しくは
重要なメッセージを投げかけている
――――と言っても
過言ではないだろう!?

 

ここでまず考えられるのが
〈「灰丸」が・・・「陰謀者」の手で
〝猫鬼〟へと変えられたのでは?〉
という素朴な疑問だろう。

確かに、「灰丸」の顔形は
〝猫鬼〟にそっくりな様な気がする・・・
しかもこの「灰丸」が紗那の死が原因で
〝変化〟したとは考えられないだろうか?

例えば――――
「灰丸」はある策略によって・・・
紗那は「マオ」に殺されたものだと勘違いし、
挙句の果てに〝猫鬼〟となり
怒りに任せて摩緖と死闘を繰り広げる!?

この戦いでどちらかが死ねばオッケイ、
あわよくば摩緖と〝妖〟をいっぺんに倒せる!
――――こんな〈相討ちシナリオ〉を作り上げた
「真の悪人」がいたとしたら・・・

 

そんな「妄想」も成り立ってしまうのだ!

 

あと・・・
今後の展開としては———
陥れられたという「真実」を知った
「摩緖」と〝猫鬼〟が
共闘して〝真の悪〟を倒す、という〈展開〉も・・・

もし「灰丸」が〝猫鬼〟なら
「灰丸」が唯一懐いたのが「摩緖」!
という「設定」が
シッカリと生きてくるではないか!

そう! 摩緖と〝猫鬼〟=「灰丸」で
紗那の〈仇を討つ〉のだ!!

 

――――と!
こんな楽しい「妄想」を幾つも膨らませてくれる
この「マオ」という物語の
「器」の〈広さ〉と〈大きさ〉に

途轍もない「魅力」と
これからも超面白くなる「可能性」を
感じてしまう今日近頃である!!!

 

電子書籍マンガおすすめ♪

大人気の漫画サービスです!

メジャーな作品はほとんど配信されていますが、その他配信作品はサービスによって違います。

あなたの読みたい漫画が配信されているのかどうかは、公式サイトをチェックしておきましょう♪

eBookJapan(イーブックジャパン)

-最新話のネタバレ・感想
-,

Copyright© 無料マンガ別冊GEKIコミック , 2019 All Rights Reserved.