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MAO-マオー【ネタバレ】第23話「魚住さん」感想!

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MAO-マオー【ネタバレ】23話

菜花は家政婦の魚住さんから今までの事を聞く。

魚住さんは————
自分は摩緖の「式神」だと告げ、
菜花が幼い頃に「大正時代」へ行ったこと、
そこで〝猫鬼〟と遭遇し、
現代に逃げ帰ろうとした際、
〝猫鬼〟の血を浴びてしまい、
図らずも『器』たる〝妖力〟を得てしまったこと————

そんな「魚住さん」の役目は
菜花を〝猫鬼〟から遠ざけて護り通すこと
—————などを聞かされる。

その際、「危篤」だった〝おじいちゃん〟が
菜花を育てるという役を担わされ、
寿命を操る事ができる〝猫鬼〟に
復活させられたのだろう・・・
家政婦はそう推測するのだった。

―――その頃、「大正の世界」では・・・
摩緖の元を貂子さんが訪れていた。

そこで摩緖は
今、世間を騒がしている
〝火の首〟という妖の噂を聞くのだった。

所変わって
倒壊した「浅草」では—————
「見世物小屋」の一座が
急いでこの場から引き上げようとしていたが
座員の一人の「火の首使い」が
いなくなっているのに気が付く。

そんな時、
そこから少し離れた「瓦礫」の中を
跳ぶ人影があった。

その人物の周りには————
火に包まれた〝首〟が幾つも飛んでいる。

「〝猫鬼〟のせいで、商売あがったりだわ。」
その隻眼の女性は
そう言葉を吐き捨てるのだった—————!?

 

 

 

 

魚住さんの正体

菜花は昔の記憶を掘り起こす。

パパとママが死んで———
おじいちゃんと暮らし始めて間もなく・・・
住み込みの家政婦の「魚住さん」がやって来た。

子供心に———
どこか「人間離れ」した人だとは
思ってはいたけど、
やっぱりというか・・・

 

「『式神』だったんだ・・・」
菜花は呟いた。

 

菜花と魚住さんは
近所のベンチに腰掛け、
2人でゆっくり話をしていた。

 

「はい。」 魚住さんが答える。

「〝大震災〟のさなか・・・
摩緖さまのご命令で
〝猫鬼〟とお嬢さまと共に
私はこの地にやって参りました。」

「その時見た事を全てお話し致します。」

 

そして、魚住さんは語り始める――――。

 

「『結界の門』を通り過ぎた刹那、
お嬢さまは———
手負いの〝猫鬼〟の『血』を
浴びてしまわれました。」

「普通なら『絶命』
するところでしたが・・・
お嬢さまが搬送された同じ病院に
おじいさまも入院なさっていたのでしょう。」

おじいさまは———
眠っている「お嬢さま」の傍にずっとおられて、
呼びかけられてました。

「『危篤』だったはずの
おじいちゃんが・・・」と菜花。

「お医者様たちは、
『奇跡』だ・・・と仰っていました。」

「〝猫鬼〟が『寿命』を操った・・・?
でも、どうして・・・?」

「おそらく―――
幼いお嬢さまを
守り育てる者が
必要だったのではないかと。」
魚住さんはそい言い切る。

「育ってから私を・・・
『器』にするつもりだったと?」
菜花が尋ねる。

「私の役目は———
お嬢様を〝猫鬼〟から遠ざけ、
お護りする事でした。」

「〝猫鬼〟の『血』を浴びて生きのびた
お嬢様は———
〝猫鬼〟の『器』たる〝妖力〟を
得てしまわれました。」

「ですから私は
お嬢様の〝妖力〟を徹底的にそぎ落とし、
封じる事にいたしました。」

(あれか・・・)

菜花は思い至る―――

「あの腐った
『泥水』のようなスムージー・・・。」

「お嬢さまを『無力化』し、
気配を消すための〝秘伝の薬草〟を
ブレンドいたしました。」

「でも・・・おじいちゃんは
〝猫鬼〟と通じていたんじゃないの・・・?」
菜花は疑問を口にする。

「それが・・・
私にもよくわからないのです。」
「菜花お嬢さまがいない時・・・
だんな様は———
ほとんど動かないか、
眠っていらっしゃいます。」

「そう・・・まるで・・・
菜花お嬢さまのためだけに
生きていらっしゃるような・・・。」

魚住さんのその言葉に
菜花は目を瞠るのだった――――――。

 

 

 

おぉ! やはり「魚住さん」は摩緖の「式神」だった!?
そして今までの経緯が明らかになる!
そう、菜花は偶然「大正時代」の震災直後の街に行き、
偶然〝猫鬼〟と遭って血を浴びて「器」となったのだ!?

これは偶然の数々が生んだ「運命の悪戯」!?
それに翻弄され続ける菜花!?

その全てを知った今・・・

自分の「運命」に改めて対峙し
立ち向かうことができるようになったのだ!?

頑張れ菜花! 運命になんか負けるな!?
全国の読者はいつも君を応援している!!

 

 

 

おじいちゃんの想い

――――その日の夜・・・

「菜花・・・一体どこに行ってたんだ?」
玄関に迎えに出た
〝おじいちゃん〟が心配そうな瞳を向ける。

 

「おじいちゃん・・・」

 

「菜花・・・」

 

おじいちゃんが
優しく手を差し伸べる。

そして———

 

「良かった・・・」

 

菜花をギュッと抱きしめる。

 

「おかえり菜花。」

 

菜花もおじいちゃんを抱きしめ返す。

 

菜花が身に着けている
摩緖にもらった〝護り石〟は――――
(邪なモノを弾く働きがある)

おじいちゃんを弾かない。

菜花の心で包まれた
〝おじいちゃん〟の体はとっても温かかった。

 

おじいちゃん・・・

 

私の優しいおじいちゃんだ・・・

 

菜花の瞳が潤む。

 

そして菜花は————
「安らぎ」と「癒し」のひと時に
計り知れない幸せを感じるのであった――――――。

 

 

 

良かったぁ~!! おじいちゃんは〝護り石〟に弾かれなかった!!
ということは!! 菜花にとって大切な存在なのだ!!

いくら〝猫鬼〟に寿命を操られようが
「おじいちゃん」は「おじいちゃん」!!
菜花への「深い愛」は何ら変わることはなく―――
(いや、復活後の方が大きくなっている!?)
菜花を大きな愛で包み込んでくれるのだ!!

これ・・・何気に超「名シーン」ではないか!?

今迄、気丈過ぎる位に強く振舞ってきた菜花の・・・
心を溶かし、「癒し」と「安らぎ」を与える――――
超泣けるシーンが生まれたのだ!?

 

 

 

 

貂子さんの奇妙な話

一方、「大正の世界」の
山の中の小さな「神社」では—————

「摩緖先生、お困りかと思って、
色々みつくろってきましたわ。」
知り合いの〝貂子さん〟が訪ねていた。

「ああ、貂子さん。」 摩緖が顔を彼女に向ける。
「よかった、ご無事でしたか。」乙弥が安心する。

「〝ミルクホール〟は大丈夫かい?」

「ヒビが入ってしまいましたけど
なんとか・・・
しばらく『お店』は開けられませんけど。」

「あつ『洋服』・・・!?
よく手に入りましたね。」
乙弥が持ってきてくれた「風呂敷包み」を検める。

「聞きましたよ摩緖先生。
ついに〝猫鬼〟と
『対決』なさったとか・・・!?」

「ああ・・・だが・・・
結局、取り逃がしてしまったよ。」

「なにも・・・終わらなかった。」

 

———————————――
摩緖・・・
きさまも知らんのか・・・

あの時・・・
本当に
何があったのか・・・

〝嵌められた〟のさ・・・
わしも
きさまも・・・
———————————―――

 

摩緖は〝猫鬼〟と対峙したことを思い出す。

(〝猫鬼〟のあの『言葉』は
一体なんだったのか・・・)
摩緖は深く思案する。

 

「それじゃ摩緖先生―――」
貂子が摩緖に呼びかける。
「今は〝火の首〟どころじゃないですわね。」

「〝火の首〟?」

「今度の〝大地震〟で———
たくさんの人が
亡くなって・・・
まだ片付けられない
『ご遺体』も残ってて・・・
それが夜になると・・・
ご遺体から離れた〝首〟かどうかは
わかりませんけど———
炎に包まれた〝首〟が
飛び回るんだそうです。」

「あの――摩緖さま。」
乙弥が手を上げる。
「大地震の日に——
『五行町』を襲ったアレは・・・
何だったんでしょう?」

「うん・・・
〝猫鬼〟の邪気に引き寄せられた
〝妖〟かと思っていたが・・・」

「はい、でも〝猫鬼〟とは
通じ合っているようには
見えませんでした。」乙弥が答える。

「それは『帝都』の
〝火の首〟とは違うんですか?」
横から貂子が口を挟む。

「私の見た所―――
あれは随分と古い〝首〟だった・・・。」

(〝火の首〟か・・・。)
摩緖は昔の「修行時代」を思い出す―――――

 

 

————————————―
平安時代、
都を離れた山里に————

「うわ――っ!」

火の玉に包まれた
大きな〝馬の首〟が現れる!?

「〝馬の首〟が——っ!」

人々に大きな悲鳴が起こるのだった!

 

――――その後・・・

「この未熟者がっ!」

ビシッ

「〝蟲物〟(まじもの)を
屋敷の外に
取り逃がすとは何事か!」

ある屋敷の中で———
年配の人物が弓を振り上げて
若者を打ち据えていた。

バシッ

「いてっ。」
平伏した若者がうめき声をあげる。

「ああ・・・また怒られている。」

若き摩緖は、その光景を
苦々しく見ているのであった———
—————————————————

 

 

(久々に思い出してしまったな、
『兄弟子たち』の事を・・・。)

摩緖は不意の「思い出」に
憂いの色を浮かべるのであった—————。

 

 

 

お! 久しぶりの貂子さんの登場! やったね!
実は「貂子さん」は好みのタイプで・・・
私の超お気に入りのキャラ!!

これからも、もっと積極的に
ドンドン出てきてもらいたいものだ!?

そして注目は摩緖の「兄弟子たち」!?
回想では———失敗をやらかし・・・
それを摩緖がクールに見ているというものだが———

こんな閉鎖的な世界程、
「妬み」や「やっかみ」がひどい筈・・・

摩緖も、もしかしたら「兄弟子たち」の一人、
もしくは複数に
疎ましく思われていても何ら不思議はない!

そう! 身内が裏切って
「摩緖」を陥れた可能性が示唆されるのだ!?

ま、それはこから徐々に
明らかになってくるであろう。

 

 

 

 

浅草の瓦礫の中で——

――――所変わって「浅草」。
そこは全てのものが瓦礫と化し
帝都のシンボル「凌雲閣」は半壊していた。

「ああ・・・ひどい、
『浅草十二階が・・・!?」
手拭いを被った和服の女性が呟く。

「親方、しばらくこっちでは
〝見世物〟はできねえよ。」
中年の禿頭の男がその女性に言う。

「『大阪』に行くぞ。みんな支度しろ。」
ベレー帽の男が呼びかける。

「〝蛇娘〟はいるか?」
「はーい!」

「〝怪力男〟は?」
「へいっ。」

「〝一寸法師〟・・・?」
「はいっ。」

スムーズに点呼が行われていく―――――

「〝火の首使い〟——」
「あ、辞めましたよ。」

「え、辞めた!?」
帽子の男が驚く。

「〝髑髏〟が
みんな逃げちゃったからだって・・・」
親方が代わりに答える。

「はあ!? 『造りもん』だろアレは・・・!?」

男はそう叫ぶのだった。

 

――――その頃
さほど離れていない
倒壊した「街」の中で—————

「よっ!」
一つの影が元気よく跳躍し
高く積まれた瓦礫の上に立つ!?

「はっ!」

それは隻眼の女性で————
後ろには
〝火の玉〟に包まれた
3つの首を従えている!?

「——ったく! 〝猫鬼〟のせいで・・・
商売あがったりだわ。」

その女性は忌々し気に
そう呟くのだった―――――!?

 

 

お!?  新キャラ登場!?  突然現れた隻眼の女性!?
後ろに「首」が飛んでいるから・・・
この女性が「火の首使い」であることは
間違いがなさそうなのだが!?
この人物が一体どういう経緯で
摩緖に関わってくるのだろうか?

敵か?  味方か?  はたまた――――!?

それは来週へと持ち越されるのである!

 

 

 

MAO-マオー23話の感想

今週の「マオ」は———
現代と過去、2つの世界を舞台に
2つの「謎」の「解明」と「提示」—————

言い換えると、
今迄の謎の「終わり」と、
新しい謎の「始まり」が
前半は〝おじいちゃん〟を交えて温かく、
そして後半はサスペンスフルに描かれる。

一つ目は———
「現代」における「謎」の解明―――
「魚住さん」や「おじいちゃん」の存在の意味が
ハッキリと解明されるのだ!!

そこに、ネタバレでも述べたが・・・
「事」の真相と———
おじいちゃんの「愛」が見事に結晶し、
読む者の胸を感動で包む〈名場面〉が誕生する。

2つ目は———
「大正時代」における新たな「謎」の提示。
摩緖の「兄弟子たち」が
もしかしてこの〈陰謀〉に
加担しているかも・・・という示唆と
新キャラの「火の首使い」(?)の登場という—————

前半とはうって変わって
「兄弟子たち」「火の首使い」と、
矢継ぎ早に物語が転がって—————
「謎」が「謎」を呼ぶ
怒涛の展開が繰り広げられるのである!?

この落差が「マオ」の真骨頂!?

どのジャンルにも属さない
今迄に無い「新ジャンル」ともいえる
この新しい「世界」を
生み出すことに「成功」しているのである!!

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