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MAO-マオー【ネタバレ】第22話「守護の式神」感想!

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MAO-マオー【ネタバレ】22話

〝震災〟で全てが焼けた「街」に佇み
〝門〟を見ながら途方に暮れる菜花。

摩緖が休む小さな神社に戻り
乙弥を交えた3人で————
1.「危篤」だったおじいちゃんが生きている謎や
2.摩緖の元で「下働き」をすればどうかというお誘い、
3.身を護るための「お守り」や「武器」をもらうこと
――――などを話し合うのだった。

その後———
現代に戻った菜花は
その場に居合わせた白羽と出会い
彼が自分を守るために・・・
マオがこの世界に送った
「守護の式神」なのではと推理する。

が! そこに来た家政婦の魚住さんの

「摩緖さまと会ってらしたんですね?」 という言葉に

驚きを隠せない菜花なのであった—————!?

 

 

 

「小さな神社」の前にて―――

ゴオオオオ・・・

〝震災〟で焼けた後の「街」の中———
〝門〟を見つめる菜花の姿があった。

(「街」はほとんど焼けてしまったのに
この『結界の門』は無傷だ・・・
これを通り抜ければ
「現代」に戻れるのかな・・・)

「はあ・・・」
深いため息を吐き
物思いに沈み
途方に暮れる菜花であった————。

 

街外れの山の中にある
「小さな神社」の正面。

そこに菜花が行くと—————

扉の前の階段に
乙弥が腰をかけていた。

「菜花さん。
これからどうなさるんですか?」

「乙弥くん・・・」
(本当だ・・・どうしよう。)
菜花は言われて実感する。

「摩緖は?」

「落ち込んでおられますね。」
乙弥は視線を神社の中へと移す。

「ああ・・・
〝猫鬼〟を取り逃がしたから?」

「もちろんそれもありますが、
あの〝獣〟の姿に
なっている間は———
ほとんどど意識がないらしく、
後で色々・・・
心配になるらしいのです。」
乙弥が詳しく説明する。

「それって・・・
『酔っ払い』の自己嫌悪みたいな?」

「はあ、〝獣〟の間———
ご自分が何をしたのかを
細かく聞かれましたからね。」

乙弥は遠くを見ながらそう言うのだった―――――。

 

 

 

憂いを帯びた菜花の瞳で幕を開ける
今回の「マオ」———

まぁ! そりゃそうなるだろう!

何故って・・・
独りこの世界に来て、
怒涛の如く〝震災〟に見舞われ、
〈猫鬼の器〉だと一方的に言われ
理不尽な出来事と過酷な状況に
翻弄され続けたんからだ!?

そして———
この先どうなるのかの
全く見通しがつかないのだから!?

逆に・・・・
パニックに陥らず
よくぞここまで気丈に頑張っていると
菜花には関心すると同時に
エールを送りたくなるのである。

あと笑ったのが———
菜花がマオの事を指して言ったコトバ・・・
「酔っ払いの自己嫌悪」!? (笑)

これは言い得て妙で
〝獣化〟したマオを言い表すのに
これ以上に分かり易くて適切な言葉はない!!
こんな言い回しがサラッと出せる
高橋先生には脱帽するばかりである。

 

 

 

 

一緒にいよう

中に入った
菜花と乙弥が目にしたのは————

数々の「人形」の前に胡坐をかき
その一つを手に取り
ジッと黙考している摩緖の姿であった。

「・・・なんか考えこんでる。 で、あれは・・・?」

「『式神』の形代です。」

「ああ・・・。」
(幼い菜花を守るために
『守護の式神』を飛ばしたって
言ってたっけ・・・)
菜花はその事に思い至る。

「菜花か・・・」
摩緖がその視線に気付く。
「おまえ、これからどうする?」

「うん・・・
その事なんだけど・・・」
菜花は摩緖の前に屈みこむ。

「こわくて。」

「うん。」
摩緖は同意する。
「〝猫鬼〟はおまえの世界に逃げこんだ。
だが・・・
私はあの『結界』を通れない。」
そう言いながら菜花を見る。

「一人で帰すのは私も不安だ。」

「あ、そうか!
そのコトもあったんだ・・・。」
菜花はハァーと溜息を吐く。

「んん? 他になにかあるのか?」

「私ね・・・
『事故』で両親が死んでからずっと、
おじいちゃんに育てられたの。」
菜花が憂う。
「おじいちゃん・・・
すごく優しくてね。
いつもそばにいてくれたの。」
菜花は俯く。

「だけど・・・思い出したの。」

(両親が『事故』で死んで
私がこちらの「大正時代」の世界に
引っ張り込まれたあの日・・・)
「おじいちゃん・・・『危篤』だったの。」

「!」 マオが訝り、思考を飛ばす。
(死にかけていた者の
『寿命』が・・・繋がった!?)

「菜花・・・前に教えただろう。」

「〝猫鬼〟は人の『寿命』を操れるんだ。」

その言葉を聞き————
菜花も思考を巡らせる。
(とすると・・・
〝猫鬼〟がおじいちゃんの『寿命』を操った?
それってなんのために・・・!?
でも・・・
だとしたら・・・
おじいちゃんは
〝猫鬼〟に取り込まれている・・・?)

「幼い菜花さんを育てながら
見張っていたのかもしれませんよ。」
乙弥が推理する。

(え・・・おじいちゃんが・・・
私を見張って・・・)菜花は黙考する。

「菜花・・・今戻ったら
おまえはそのまま〈猫鬼の器〉に
されてしまうかもしれない。」

菜花の胸がドクンと鳴る。

「だから・・・」
摩緖は菜花をジッと見つめる。

「こわかったら、ここにいなさい。
私と一緒に・・・。」

「え・・・?」

 

ドキン!

 

菜花は
胸が高鳴り
顔を赤らめる。

 

ドキドキ・・・!

 

(そ・・・それは・・・
つまり・・・
『ともに永遠(とわ)に』
みたいな・・・!?)

 

ドキドキドキ!!

 

「おまえは・・・
体が強いのはもちろんだが
『心根』も良い。
素直で勇気がある。」

(ええ・・・!?
めっちゃ
褒められてるんですけど!!)

 

ドキドキドキドキ!!!

 

「おまえなら———
私の下で充分に働ける。」

 

「!?」

 

―――んん!?

 

「それに向こうの世界に
おまえがいなければ、
いずれ〝猫鬼〟は再び、
こっちの『大正時代』に戻ってくる。」
摩緖は語を継ぐ。
「それまでに
私の〈下働き〉として
〝猫鬼〟と闘う術を覚えるといい。」

 

みし・・・

 

菜花のリュックが
マオの顔面に炸裂する!?

「なんで私が
あんたの手下に
ならなきゃいけないの?」

「なんかちょうだい。
『お守り』とか『武器』とかを!」

怒りの形相の菜花は
摩緖に向かって
そう言い放つのだった―――――!!

 

 

 

うわっ! とうとう愛の告白か!?
そう思われた摩緖の言葉は
「下働き」へのスカウトだった!?(笑)

さすが高橋先生!!
このコメディー・センスは
まさにルーミック・ワールドの真骨頂だろう!

揺れ動く中学生の「女心」を転がすような・・・
しかも主人公の「心の機微」を
見事に捉えたこの「お笑い描写」は————
高橋留美子先生にしか描けない!?

これこれ!!
これがあればもう大満足!

「今週も読んでよかったぁ!!」と
笑顔でいっぱいになる
全国の読者の顔が
目の前に見えるようだ!!

 

 

 

〈守護の「式神」〉

菜花達は———
再び〝門〟の前に来ていた。

「菜花さん、向こうに戻っちゃうんですか?」
乙弥が問う。

「うん。」

「やっぱり・・・
おじいちゃんの事・・・
自分で確かめたい!」
菜花は決意を胸に言う。

「菜花、腕を出しなさい。」
後ろから摩緖が話しかけ———
「〝護り石〟だ。」
菜花の右手首に「数珠」状の「石」を結びつける。

「それは―――
おまえに近づく〝邪なもの〟を
はじき返し、
おまえの身を守ってくれる・・・
『結界』のようなモノだ。」

「うん・・・ありがとう。」
菜花は右手を目の前に近づけ
ジッと見つめて礼を言う。

「そして向こうには
私の飛ばした『守護の式神』も
いるはず―――。」
マオが毅然と言う。
「どういう形で
おまえと関わっているかは
私にもわからないが・・・」

「味方がいるって事だよね。」

「行ってくる。」

 

「菜花さん、気をつけて。」
乙弥が別れの言葉をかける。

(これからどうなるか
分からないけど・・・
もう私は独りぼっちじゃない!!)

菜花は手首の「お守り」を掴みながら
〝門〟の中を駆け抜けるのだった――――――!!

 

 

 

この「章」で注目なのは———
「私は独りぼっちじゃない」
―――という菜花の「心の言葉」だろう!!

そう、菜花は事故で両親を喪ってから・・・
常に「孤独」を胸に抱えていたのだ!?

その心を————
おじいちゃんも、
魚住さんも・・・
埋めることができなかった・・・

が! 摩緖と出会い共に行動する事によって
そんな「孤独感」はいつしか消え、
何かわからない〝心の絆〟を感じて
どこか安堵するのだ。

うん、良い仕事するね、摩緖!!

菜花の心に知らぬ間に入り
彼女を癒しているなんて!!  やるね!

 

 

 

「式神」の正体!?

菜花が〝門〟を潜ると———
もうそこは〝現代の世界〟だった!?

菜花の目の前には———
クラスメートの白羽が
自転車を手に立っていた。

「あ・・・黄葉さん!?」

「白羽くん・・・」

「あ、あのっ、体は大丈夫!?」

「え・・・?」

「夏休み中に『退院』したって
噂だったけど・・・
学校が始まっても出てこないし・・・」
白羽が心配気に続ける。
「あの・・・一度、
この〈シャッター街〉で・・・
黄葉さんを見かけたような気がしたんだけど、
見失っちゃって・・・」

(もう2学期が始まてるんだ。)
菜花が心の中で驚く。

「その時の黄葉さん、気のせいか・・・
なんか辛そうで・・・」

(きのう・・・
摩緖の所に行って
〝震災〟に遭った時の事だ。)

「あのさ、
もしおれにできる事があったら・・・
遠慮せず言って。」

「え・・・!?」
その時、菜花の頭には————

————————————————
「向こうには・・・
私の飛ばした『守護の式神』が
いるはず。」
————————————————

という摩緖の言葉が駆け巡る・・・!?

 

(もしかして白羽くんが・・・その・・・?!)

 

「菜花お嬢さま。」

突然! 後ろから声がかかる!

 

「よかった。 無事お戻りで。」

 

「魚住さん・・・」 菜花はビックリする。

 

「摩緖さまと会ってらしたんですね。」
家政婦の魚住は無表情でそう尋ねる。

 

「ええ!?」

 

摩緖と言う名が魚住から出た事に
菜花は驚きを隠せないのであった—————!?

 

 

 

えぇ!? ちょっと待った!?
何で魚住さんが摩緖のコトを知ってるんだ!?

もしかして「魚住さん」が・・・
『式神』なのか・・・!?

「現代」に帰った菜花は白羽の登場に
まずは彼が『守護の式神』ではないかと
推測するのだが・・・

いくら、いつも彼が助けてくれるからって・・・
それは無いだろう!?

だって―――
大好きな菜花の為に
好意で協力している彼に
「式神」・・・って・・・
そんな扱いをされてしまったら
白羽の立つ瀬がない!? (笑)

やはり白羽の想いは報われないのか?
それではあまりに悲し過ぎる・・・
どこまでも切な過ぎる・・・

負けるな白羽!?

頑張れ白羽!?

思わず声を大にして
白羽にエールを送りたくなったのは
私だけではない筈だ!!?

 

 

 

MAO-マオー22話の感想

今週の「マオ」は———
〝猫鬼〟との戦いの後の模様が
菜花の「心模様」を交えて
静かに小気味よく描かれる————。

前にも〈菜花の心の変化〉については述べたが
今回はそれ以上に
菜花の心の振れ幅が凄過ぎるのだ!!

1.憂いをおび、この先の見えない状況で
深い溜息に沈む「不安顔」の菜花。

2.摩緖に告白されたと勘違いし、
思いっきりトキメいて「顔を赤らめる」菜花。

3.摩緖からもらった〝護り石〟と
「守護の式神」で———
自分は独りではない・・・
という今までの果てしない「孤独感」から解放されて
安堵に包まれて「優しい安らぎの顔」をみせる菜花。

4.現代で〈白羽が「式神」では?〉
という「疑念の顔」と———
魚住さんが摩緖を知っていたことに
激しく「驚愕する顔」を見せる菜花。

もうこれだけでも喜怒哀楽の〝菜花の表情七変化〟!?

菜花を見ていると
読んでいる我々の心もそれに「同調」し、
ジェットコースターのようなアトラクション感覚を
体験する気分を味わえるのだ!?

そんな今回の「マオ」の————
あまりの菜花の心の落差に
気分が悪くならないように・・・

そして、
振り落とされないように
十分お気をつけあれ!!

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