最新話のネタバレ・感想

MAO-マオー【ネタバレ】第17話「あの日の記憶」感想!

更新日:

MAO-マオー【ネタバレ】17話

摩緖が〝ノミの妖〟を倒したことで
「街」は平和に包まれていた。

そんな中、この「街」がもうすぐ
〝関東大震災〟に被災し、
〝要石〟がなくなることを
菜花は告白するが・・・
摩緖達には信じてもらえない。

とりあえず、元の世界へ帰った菜花は
時間が「一か月」も経っている事に驚く。

帰宅後————
おじいちゃんや魚住さんの動向に疑問を感じた菜花は
毎朝飲むと体調が悪くなる「スムージー」の後に
摩緖からもらった「解毒剤」を飲み干す。

すると————
突然! 「昔の記憶」が脳裏に走る。
それはあの「陥没事故」当日の記憶で—————
「危篤」のおじいちゃんの元に家族で向かう途中、
〝事故〟に巻き込まれるというものであった!?

とすると————

(今いるおじいちゃんは・・・
ホントに私のおじいちゃんなの?)
菜花は不安と困惑に胸が疼くのであった―————。

 

 

 

 

菜花の告白

摩緖と〝ノミの妖〟の激しい戦いの後————
「街」には平和が戻っていた。

「ねえ・・・街が元に戻ったのって・・・」 菜花が尋ねる。
「『結界』を守っていた〝ノミの妖〟が全滅して、
あの『教会』が消えたから?」

「ああ・・・おそらくな。」
摩緖が答える。
「〝猫鬼〟の結界は
薄皮のような妖気でこの街を覆っていて・・・
現実の街は———
妖気を隔てた向こう側にあったんだろう。」

「〝猫鬼〟はまだ・・・
あの〝要石〟の下に潜んでいるんでしょうか?」
乙弥が疑問を口にする。

「あ・・・あのね、その〝要石〟なんだけど・・・。」
菜花が戸惑いながらも口を開く。
「もうすぐなくなるから・・・」

「?」「菜花・・・何故そんな事がわかる?」
摩緖が訝る。

「これから先・・・9月1日に・・・
〝関東大震災〟っていう大きな地震が起きて・・・
この街も被災するの。
それで・・・
その日を境に・・・
〝要石〟が消えたって記録に残っているの。」

「それと・・・大きな〝猫〟・・・」菜花が付け足す。

(摩緖の目が一気に険しくなる。)

「燃えるこの街の上空からのぞき込む
大きな〝猫〟を見た人の証言が残ってる。
それがもしかすると〝猫鬼〟かもしれない。」
菜花は一息入れる。

「だけど、危ないから・・・
いったんこの街から離れた方がいいよ。
本当に大変な地震だから。
それを伝えたくてここに来たの。」

「だから・・・
なぜおまえにそんな先の事が解る?」
摩緖がズバリと聞く。

「信じられないかもしれないけど・・・」
菜花は摩緖を真っ直ぐに見つめる。

「私は・・・百年後から来たの。」

菜花は勇気を出して
とうとう
そう告白するのであった——————!?

 

 

 

おぉ!!  菜花、とうとう言ったァ!?
これからすぐ起こる〝大震災〟のことと、
自分が百年後から来たこと—————
この重要な2点をとうとう摩緖に告白したのだ!!

ここでの注目ポイントは
今迄何故この「大正の世界」が
半透明で実態がなかったかという現象の「真相」であろう。
そう、この現象は〝猫鬼〟の「結界」の影響だったのだ!

連載開始時からの疑問、「透明なのか?」という問いに
ハッキリととした明解な回答が得られ—————
今は超スッキリした清々しい気持ちである!!

 

 

 

 

信じなさいよ!?

————少しの間・・・

「・・・いやいや、いや!」
摩緖と乙弥が同時に手を振る! (笑)

「ええっ!? 信じなさいよ!」
菜花は憤慨する。
「正確には96年後から来たんだけどね。
〝街の門〟が『未来』につながってて・・・。」

 

(はっ!)

 

そこで菜花はハタッと気が付く!?

(今のこの状況なら・・・
〝猫鬼〟の結界が消えてるから・・・
今迄通り『ゲート』から帰れるのでは?)

 

ドキドキドキ

 

〈元の世界〉へ帰れるという確信と手応を感じて
菜花の鼓動が一気に早くなる!?

気持ちが先走る―———!?

「私いったん帰るけどっ、
いい!? 摩緖・・・ちゃんと逃げてよ!?」

菜花は一路〝門〟へと急ぐ!!

(向こうは今どうなっているのだろう?
いつの間にか〈大正(こっち)〉で
一晩経っちゃってるし―——)

菜花はその勢いのまま
〝門〟を潜り抜けるのであった——————!?

 

 

 

ぷぷぷっ・・・!? これは思わず爆笑してしまった!?
摩緖と乙弥の2人揃っての「突っ込み」が面白過ぎる!?

せっかく意を決して衝撃の告白をした菜花なのに
それを軽くあしらわれて—————
全く菜花の立つ瀬がない!?
これじゃあまるで軽快な「漫才」を見ているかのようだ!?

菜花は摩緖の前ではいつも踏んだり蹴ったりで・・・
いつも空回りをする「損な役回り」のようだ・・・!?

 

そして、突然元の世界へと帰るチャンスが訪れる!!
さあ! 菜花はこのまま無事に帰れるのだろうか?
「元の世界」は一体どうなっているのだろうか?

全ては次の章で明らかになる筈である!

 

 

 

 

久し振りの我が家へ!

「門」を潜った菜花が見たのは—————
夜空に乱れ咲く美しい〝花火〟の数々であった・・・

そう———
そこは神社の境内。
「花火大会」が行われている最中だった。

 

「え・・・?」

 

ド—————ン!!

 

パラパラパラ・・・

 

花火が夜空に華麗な色彩を生み落とす!?

(良かった!
ちゃんと戻れた・・・
けど・・・もしかして真夏・・・

———ってことは「一か月」も経ってる!?

おじいちゃん! ごめんなさい!!
今すぐ帰るから・・・!?)

 

菜花は「家」へと一目散に走る!!

 

「ただいま! おじいちゃん・・・」
菜花は家に着くなり大声を張り上げる!?

 

が・・・!?

 

家の中は真っ暗闇だった―————!?

 

「!!」

 

ギシ・・・   (暗い廊下に人影が一つ!?)

「あっ! 魚住さん・・・。」

「ああ・・・菜花お嬢様。
よかった・・・お帰りなさいませ。」
相変わらず無表情で魚住さんが答える。

「あの・・・何で真っ暗?」

「だんな様がお休みになっていらっしゃるので。」

居ても立っても居られない菜花は
おじいちゃんの「寝室」へと赴く―———

 

「おじいちゃん・・・」

 

そこで深く眠るおじいちゃんを見て
菜花は一安心するのだった———。

 

———その後
お風呂場で————

(なんか・・・おかしい・・・。)

菜花は湯舟に浸かりながら
不安な思いを抱いていた―———。

 

「あ! そうだ!?」

 

菜花は
ベッドでラインをチェックする・・・

(未読が五百件・・・って・・・
私・・・一か月は行方不明だったて事だよね。
しかもみんなには「入院」したことにされてる。)

親友の結からの————

「退院できた?」

というラインを見た菜花は
さらに深い猜疑心が募るのであった—————。

 

 

 

あれ?  これは変だ??  あまりにおかし過ぎる?

真っ暗な自宅。
あくまで無表情な家政婦さん。
ひたすら眠るおじいちゃん。
そして周りのみんなには「入院している」ことになっている
奇妙な状況・・・

これだけの〝変事〟が揃うと
どんな人でも「これはおかしい」と思う筈である。

この・・・「我が家」であって「我が家」でないような不安感は
次章でも大きくなっていくのだろうか?

引き続き物語を読み進めて行こう。

 

 

 

 

崩れゆく「日常」

————翌朝、

「菜花・・・よかった。」
おじいちゃんが菜花の部屋に来る。
「どこに行ってたんだ?」

「ごめんね、おじいちゃん。」
ベッドに座りながら菜花が答える。

「本当に心配していたんだよ。」
おじいちゃんは
菜花の両手を握り締める。

(心配って・・・?
警察に「捜索願」も出さないで・・・?)

「菜花お嬢様、スムージーです。」

魚住さんがいつもの不味い飲み物を持って来る。

(このスムージーも何かおかしい・・・。)

「飲みなさい菜花、体のためだよ。」
おじいちゃんが促す。

(けど・・・飲むたびに気分が悪くなる・・・)

 

ごくっ!

 

(ああ、やっぱり・・・ダルい・・・)

 

と———

「『力』が出ずに困った時に飲むんだ。」

 

菜花の脳裏に
摩緖の言葉が響き渡る————。

 

「これは〝解毒剤〟だ。」
摩緖はそう言って
〝巾着袋〟を菜花に渡していたのだ。

 

(そうだ・・・
摩緖にもらった「薬」があったんだ・・・)

「確かここに入れっぱなしに・・・。」
菜花はリュックを探る。

「あった! これだ。」

巾着の中の紙包みをカサリと開け—————

 

「えいっ!」

 

小さな黒い「丸薬」を一気に飲み込む!?

 

(ド ク ン)

 

(刹那————!!
菜花の脳裏に映像が飛び込んでくる!?)

 

 

———————————————————
そこは————
菜花が通う小学校の教室・・・

「黄葉菜花さん、お帰りの支度して。」
担任の先生が言葉をかける。

「先生?」
小学生低学年の菜花が訝りながら
入口を見ると
突然悲しそうな母の顔が現れる。

「あ! ママどうしたの?」

「菜花・・・おじいちゃんがね・・・もう・・・。」
哀しい目で母親は囁くのだった。
————————————————————

 

 

(ドクン!!)

 

菜花は〝事故〟の当日の事をハッキリと思い出す!

そう・・・だ・・・あの日・・・
長いこと入退院を繰り返していた
おじいちゃんが・・・
もうダメかもしれないって
ママが呼びに来たんだった・・・!?

そして———
私はパパとママとで・・・
病院に向かっている途中だった。

その時、〝陥没事故〟に巻き込まれて、
パパとママが死んで・・・

それから私は————

ずっとおじいちゃんと暮らして——————

 

(ドクン)

 

今・・・ハッキリと思い出した!?

あの日・・・
おじいちゃん・・・
確かに「危篤」だったよね・・・

じゃあ・・・
今私の目の前にいる「おじいちゃん」は・・・

 

〝本当に私のおじいちゃんなの!?〟

 

(ドクン!?)

 

菜花の胸は
疑惑と不安で
さらに激しく高鳴るのであった———!?

 

 

 

え?  これって一体どういう事!?
菜花に一体何が起こった!?

確かに・・・
スムージーを飲むと体調が崩れるという現象には
最初から違和感を感じていたのだが・・・

それがマオの「解毒剤」を飲んだとたんに
〈昔の記憶〉を鮮明に思い出すなんて・・・
「スムージー」は菜花の体の中の「何か」を抑え込む
役割があったに違いない!?

にしても! 菜花の記憶が正しければ
今目の前にいる「おじいちゃん」の存在が
非常にあやふやで
訳が分からない「存在」へと様変わりしてしまう・・・

あの優しい「おじいちゃん」や
いつもお世話をしてくれる「魚住さん」は
一体何者なのだろうか?

この急激な菜花の変化と
周りの家族達の挙動の不振さを目の当たりにすると

これはやはり
菜花の「日常」に
何かおかしなことが起こっていると言わざるおえない。

 

 

 

MAO-マオー17話の感想

今週の「マオ」は————
「過去」から「現代」へと戻った
菜花の周りで起こる〈出来事〉がミステリータッチで描かれる。

特に————
現代と過去の「世界」それぞれの「虚実」が入り混じり・・・
一体何が「真実」で何が「幻」なのかが判別しずらく、

我々読者は「不安定な場所」へと放り込まれる!?

 

特にそのポイントは2つ————

1.前半は「大正時時代」で————
菜花にとって全く「不確実だった世界」が
〝猫鬼〟の「結界」が破れた事で
目の前にある「確かな現実の世界」として生まれ変わる。

今迄「不確かで幻だったもの」⇒「確かなもの」へと変わる現象が起る。

2.後半の「現在(いま)」においては————
菜花が戻った「現代世界」が———
いつもと何も変わらない
ごく平凡な普通の「日常」だと思っていたこの「世界」が
足下から一気に崩れ去っていく・・・!

そう、唯一「確かだった世界」⇒「不確かな幻の世界」へと
反転していくのである!

そう、この2つの世界の「反転・変化」が同時に描かれ
比較されることで————

さらにこの「全ての世界の不安定さ」が浮き彫りにされ
読者の目の前に無造作に投げ出されるのである。

この構成が「眩暈」と「デジャビュ」に満ちた
圧倒的な不安感を生み出す事に成功しているのだ!

この否応なしに「読者を巻き込む巧な演出」には
本当に恐れ入る次第である!?

 

さて!!
今回の「マオ」を最後まで読み尽くした貴方!?
そして全国の読者諸君!?
もう一度自分の身の周りに注意して
シッカリと足元の「立ち位置」を確認してみよう!?

常日頃から自分をしっかり持って
強い「信念」を自覚する事で・・・

いつ何時、今ある「世界」が崩れ去ったり、
状況が一気に変化しても、
決して頭から落下する羽目にならないように・・・

これからも「地」に足つけて
万全の態勢で
いつまでもいつまでも
しっかりと
この「人生」を歩き続けて行こうではないか!?

電子書籍マンガおすすめ♪

大人気の漫画サービスです!

メジャーな作品はほとんど配信されていますが、その他配信作品はサービスによって違います。

あなたの読みたい漫画が配信されているのかどうかは、公式サイトをチェックしておきましょう♪

eBookJapan(イーブックジャパン)

-最新話のネタバレ・感想
-,

Copyright© 無料マンガ別冊GEKIコミック , 2019 All Rights Reserved.