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MAO-マオー【ネタバレ】第15話「囮(おとり)」感想!

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MAO-マオー【ネタバレ】15話

今迄の長い戦いで————
摩緖の体が弱っている事を知った菜花は、
心配の眼差しで眠る摩緖を見つめる。

と! そこに大勢の〝妖〟が現れ、
菜花は思わず悲鳴を上げて大声でジタバタする!
が、屋敷全体に結界が張られており
中に入ってこれないと知って一安心するのだった。

あまりの騒々しさに目を覚ました摩緖は
菜花の頬に自分の「血」を擦り付け、
「教会で〝猫鬼〟を倒す下準備をする間、
この血で『囮』となって〝妖〟達を引き付けて、
そして夜になったら教会まで連れてこい。」と命令する。

イヤイヤながら引き受けた菜花は
街中を〝妖〟に追いかけらる羽目になる。

その頃、摩緖は———
〝猫鬼〟が眠っている「教会」へと赴き、
建物の周りに「白い砂」らしきモノを撒き・・・

「死ぬわけにはいかん・・・〝猫鬼〟に会うまでは・・・」
と〝決死の覚悟〟の表情を浮かべるのであった———————!?

 

 

 

菜花、大いに動揺する!?

「体が限界って・・・一体どういう事?」
菜花が心配顔で乙弥に訊く。

「昔より『傷の治り』が遅くなっています・・・」
乙弥がすぐに答える。

「それで・・・〝蟲毒の汁〟を飲むと回復するわけ?」

「はい。」
「最凶の蟲毒〝猫鬼〟に呪われた摩緖さま自身が、
蟲毒みたいなものですから・・・。
せっかく〝猫鬼〟の居場所らしき所を
つきとめたというのに・・・。」

「ええ!? その場所って・・・?」

「この街の〝要石〟が奉られていたところに
偽物の教会を建てて・・・
おそらく〝猫鬼〟はその下に居ます。」

「〝要石〟・・・。」
菜花はその〝石〟の「郷土史の記録」を思い出す―——。

(確か———
〝関東大震災〟の後に〝要石〟が消えて・・・
大きな穴が残ったって・・・)

と・・・

トントントン
カリカリカリ・・・

窓の外から微かに物音が・・・

菜花はその音の方に目をやる・・・

 

「きゃあっ!?  来た————っ!?」

 

そこには〝ノミの妖〟がビッシリと窓に張り付き
蠢いているのだった―———!?

「どどど、どうすればっ!」

「大丈夫です。
ちゃんと『結界』を張ってますから。」
乙弥は至って落ち着いている。

「はあ~、うるさくて寝ていられないな・・・。」
摩緖がいきなり起き上がる。

「摩緖さま。」
「起きた!」
乙弥と菜花が口々に叫ぶ。

「もう治ったの?」

「いや・・・まだ体が動かない。」

摩緖は菜花の方を見ながら再び言う。
「体が動かないんだ菜花。」

「うん・・・それで?」

摩緖はジッと菜花を見つめながら
目の前まで顔を近づけ・・・
菜花の右頬を
ソッと手のひらで包みこむ・・・。

 

「え・・・!?」

 

ドキ・・・

 

この予想もしなかった急な展開に
トキメキを隠せない
菜花なのであった———————!??

 

 

 

不安そうな菜花の顔からスタートする今回—————
傷つき疲れ果てて眠りにつく摩緖を前に
菜花の心は心配と不安で大いに揺れ動く!!

今迄、いろんな事に巻き込まれて
否が応でも強くならなければいけなかった菜花だが・・・
心の中は————
やっぱり可憐で奥ゆかしい少女なのだ!?

そして! いきなりの摩緖との急接近!?
摩緖に好意を寄せる菜花の心は更に激しく揺れ動く!?

もし、好意を寄せている異性に突然間近で見つめられ
頬に触られたりでもされたら・・・!?
私ならもう一発でノックアウト!?

心が爆発して————
その瞬間に意識を失うくらいに
舞い上がってしまうに違いない!!

だから、
トキメキまくる菜花の気持ちが
痛い程よく理解できるのである!

で、で、で!? ホントのところはどうなのだろう?
摩緖も菜花のことを好きなのか?
今は体が弱っているから・・・
もしかして摩緖から告白するのか・・・?

さあ! この次、2人の展開はどうなうる!?
興味深々で次章へ突き進もう!?

 

 

 

 

〝囮(おとり)〟・・・!?

「ちょっ、なに!?」
菜花は顔を真っ赤に染めて
摩緖の手をビシリと叩く!?

「菜花さん。」 乙弥が手鏡を差し出す。

そこに映った菜花の左頬には————
赤いモノがベットリとついていた。

「それは私の血だ。
〝ノミの妖〟は私を狙っているからね。」

「なぜこれを塗った!?」 怒りの形相で菜花が問う。

「とにかく〝妖〟たちを・・・ここから引き離して、
日が暮れたらあの教会に連れていけ。
それまでに・・・私は色々と用意して待っている。」

「それって・・・
私に『囮』になれって事だよね!?」

「おまえはただ逃げていればいい。」
摩緖は真剣な顔で、ズイッと菜花に近づく。
「菜花、これはお前にしか頼めない事なんだ・・・。」

「私・・・か弱い女子なんですけど?」
菜花はムッとする。

「菜花さん、手前がお供します。」
乙弥がすかさず言葉を挟む。

「乙弥くん・・・!」
菜花は思わずその言葉に感動する。

そんな中————

 

カサ・・・

 

摩緖が徐に紙包みから何かを取り出す・・・

それは「小さな人形」であった—————

「あ! それって『乙弥くん』の本体の人形・・・?」

摩緖が「鳥の翼」の紙型を取り出し
人形の背中にカシャリと取り付ける!

「どうだ乙弥?」

と!

乙弥の体が見る間にフワッと宙に浮く!?

「え!? 飛んだぁ!」

この突然の出来事に
ただただ驚く菜花であった—————!!

 

 

それから暫くして————
菜花と乙弥は街の中をゆっくりと歩いていた。

菜花の頭に摩緖の言葉が去来する。
「菜花、お前は逃げるだけでいい・・・
決して闘おうと思うな・・・。」

(ふん! 頼まれたって絶対に闘わないし!)

 

カサカサ・・・

 

異様な物音がした方に菜花が振り向くと・・・

 

「やだっ。来たっ!」

 

4体の〝ノミの妖〟が迫っていた―———!?

 

 

「きゃあああ! いやだ————っ!?」

菜花と乙弥は激しく絶叫しながら・・・
必死でダッシュするのであった———————!?

 

 

 

な、なんだ!? いきなり顔に「血」を塗られて〝囮〟になれって・・・!?
こりゃ菜花じゃなくても怒り心頭モノだ!!

摩緖は菜花の気持ちには気付いていないのだろうか?
いや、気付いていたらこんな事はしまい!
もしかして摩緖は「超鈍感体質」なのかも・・・と勘ぐってしまう。

「早く菜花の心を分かってあげて!」
「お願いだから・・・菜花をもうちょっと思い遣ってあげて!」
こう叫んでいる日本中の読者の顔が目に浮かぶようだ!

あと、注目はやはり「乙弥くん」だろう!
本体の背中に翼を取り付けると
簡単に空を飛ぶことが出来るなんて!?

何て便利なんだ!と思うと共に・・・
乙弥くんはやっぱり人じゃなく「式神」なんだなぁ・・・と、
つくづく実感した次第である。

 

 

 

 

繋がる「事件」!?

必死で逃げる菜花の目が赤く光る!?

(あっ。菜花さんの目が・・・)乙弥がすぐそれに気付く。

飛び掛かる〝妖〟たち・・・!?

 

バ ッ !

 

2人は大きく跳躍し、屋根の上へと飛び移る。

 

「あっ!」

 

2人はそこから————
ノミが老女を後ろから襲おうとするのを目撃する!?

 

「危ない! 逃げて・・・」

 

そう菜花が叫んだ瞬間—————

 

スカ!?

 

ノミが老女の体を素通りし
その鋭い嘴は地面へ突き刺さる!?

 

「え? 通り抜けた?!」

 

「この街の人達は・・・
まるで『別世界』にいるみたいですね。」
乙弥が冷静に分析する。

「よくわからないけど・・・
〝ノミの妖〟は———
この街の人達を襲う事はできないんだ・・・」

菜花はそう合点しながら————

「ん!?」

前に白羽くんが言っていた事を思い出す。

 

————————————————————
「『吸血魔事件』が・・・
この五行町周辺で何件か発生して・・・
文字どおり———
『血を吸う怪人』が出没したってさ・・・」
————————————————————

 

(それって・・・
この結界の外に出ている〝妖〟がいるって事!?)

 

ダッ!!

 

「止めなきゃ!」
菜花は急ぎ〝妖〟の後を追うのだった―—————!?

 

 

 

おぉ!! そういう事だったのか!?
ここで「過去」と「今」とが見事に繋がった!?
前に白羽くんが言っていた五行町で起こった「吸血魔事件」は
この〝ノミの妖〟の仕業だったのだ!?

うん、凄い! さすが高橋留美子先生!
この一見シンプルなようでいて・・・
実はよく考えられているプロットには脱帽だ!?

これからの「展開」にも非常に期待が持て、
しかもガンガン突き進んでいくスピード感も最高だ!?

これはもう一回読むと病みつきになるのは
間違いない面白さなのである!?

 

 

 

 

菜花の涙

「!」

菜花たちが暫く行くと————
農夫が倒れているのが見える。

「だっ、大丈夫ですか!?」急ぎ近寄るが・・・

「ああ・・・こちらは残念ですが・・・」乙弥が合掌する。

「ごめんなさい・・・。これ、お借りします。」
菜花が側に有った鍬を手に取る。

と・・・

 

「きゃあ~~!!」

 

菜花の耳に悲鳴が飛び込む!?

 

バッ!

 

菜花は大きく宙を舞い————

女性に覆い被さり
首から血を吸っている〝妖〟へと跳ぶ!!

 

「えーい!!」

 

バキッ!!

 

菜花は力任せに鍬で殴りつける!!

 

ボン!  〝妖〟は堪らずに逃げる!

 

「乙弥くん、その人連れて逃げて!」

「いえ、この『護符』を貼っておけば
〝妖〟の目に映らなくなります。」
と、乙弥は女性の背中に「護符」を貼りつける。

「え!? それ便利!」

その時・・・

 

ババッ!!

 

菜花に向かって6体の〝ノミ〟が遠くから押し寄せる!?

「菜花さんについた〝摩緖さまの血〟につられて
集まってきましたね。」
乙弥が額に手を当ててその光景を見やる。

「乙弥くん! 私にもその便利な『お札』貼って!」

「それじゃ〝囮〟になりませんし、
他の人が襲われてしまいますよ。」

「ああ・・・」

菜花は静かに目を閉じて走り出す!!

 

(逃げるしかないのか。)

 

菜花は一目散に走りながら
「菜花、これはお前にしか頼めないんだ。」
摩緖のこの言葉を思い出していた―—————。

(こんな事させて・・・
あいつは私がどうなっても構わないんだ!)
菜花の目から自然と涙が溢れ出す。

 

「摩緖なんか・・・大っ嫌いだ—————っ!!」

 

 

 

その頃、教会では—————

摩緖が建物の周りに
〝白い砂〟らしきモノを一心に撒いていた―————。

「ふう・・・」
正面の上がり階段に腰掛け、溜息をつく・・。

(絶対に死ぬわけにはいかん・・・
〝猫鬼〟に会うまでは・・・)
その摩緖の顔には
強い決意と焦りの色が見られるのであった———————!?

 

 

 

あ~ぁ!? 菜花ちゃん・・・とうとう泣いちゃったぁ~~。
うん、分かる・・・わかるよ! その泣きたい気持ち・・・

心惹かれた人から———
いきなり理不尽な仕打ちを受けたんだもの・・・
そりゃ菜花じやなくても悲しくて涙するであろう!?

だけど・・・摩緖は・・・
「菜花は絶対に大丈夫だ」と、確信しているからこそ
囮役にしたのだと思う。

けど、そんな理屈・・・
幼気な少女である「菜花」に通じる訳がない!?

だから〝可愛さ余って憎さ百倍!?〟
菜花は怒りの叫びを上げるしかなかったのである!?

そして———
気になるのはラストの悲壮感漂う摩緖の表情・・・
摩緖は一体何を想っているのか?

が、この続きは次回へと持ち越されるのである。

 

 

 

MAO-マオー15話の感想

今週の「マオ」は————
ズバリ! 「菜花の乙女心」に焦点が当てられる!

そう、改めてゆっくり考えてみると
この物語が始まって以来———
幼いころの大事故
違う「世界」への旅、
摩緖との出会い、
体の著しい変化、
様々な〝妖〟との戦いなど
「菜花」には様々な事があり過ぎて・・・忙しすぎて・・・

菜花の「乙女」な部分が一切描かれていなかった・・・
イヤ、描くことが出来なかったのだろう・・・

で! それを踏まえての今回である!?

冒頭、想い人の心配と無事を祈る
「憂いを帯びた顔」から始まって————
摩緖を労り慈しむ「慈愛の顔」、
摩緖に見つめられ、頬を触れられた時の「恋する顔」、
そして、その想いが裏切られ「囮」とされてしまう・・・
自分を大切にしてくれない事と軽い失恋感に、
思わず「怒りを露わにする顔」—————

この短い時間に、これでもか!!と言わぬばかりの
幾つもの「乙女」の顔を見せてくれるのである!

その表情の豊かさに
心打たれ、
これからもさらに増々・・・
この物語の主人公である「菜花」の事を応援したくなり、
もっともっと彼女の事を・・・
彼女の行く末を見届けてみたい!! と心から思った次第である。

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