2020年12月19日発売日の週刊ヤングジャンプ2020年3号「キングダム」第626話を読んだのであらすじ・ネタバレ・感想をまとめました。
本記事はキングダム【最新話】626話のネタバレと感想をまとめた記事になります!
※ネタバレ注意です
【 キングダム 626話 あらすじ・ネタバレ 】
信や李牧が何と言おうと、龐煖は我が道を行きます。
己が信じた道を突き進むのです!
【 信 vs 龐煖 】
蓄積された重篤なダメージからか、信には聞こえないはずの声が聞こえていました。
漂や尾到、王騎や麃公が信に話しかけていたのです…
まだ戦れるか?
大丈夫か?
そんな声に信は答えます。
「力を貸してくれてるのはちゃんと分かってるぜ 漂…」
そして龐煖に向かってお前にはそれがないと断言。
信はそれがないから龐煖の刃は痛いだけで重くないと言い放ち、矛を振り上げ龐煖に突っ込みますが
バキ!
龐煖の一撃の威力が上回り、のけぞって膝をつく信。
全身をピクピクさせながら効かねェなと強がる信に対し、龐煖が怒鳴ります。
「ほざけ!!」
龐煖は信のいう繋がりこそが人を人に縛りつける鎖なのだといい、その鎖を打ち砕くのが我の刃だと激高。
「我 龐煖! 我 武神なり!!」
【 李牧軍本陣 】
李牧は龐煖の言葉を聞き、これを完全否定。
「違う」
龐煖がもし武神であるならば、十七年前に王騎を倒していたであろうし、麃公に腕を折られることもなければ、胡漸に足を貫かれることなど有り得ないこと。
武の極みに立ちながらその矛盾に気づかない龐煖を麃公は阿呆といったわけです。
人を上の存在に引き上げるため、人を超えた存在となるべく邁進してきたものの、人の力を体現する者たちに勝てぬ現実。
李牧はこれを分かりやすくカイネに説明します。
「誰がどう足掻こうが人が人を超える存在には成り得ない!人は人でしかない!」
そしてそれが、龐煖への天からの残酷な答えなのだと…
それでは龐煖があまりにもバ…といった哀れみの感情がカイネや側近たちの顔に浮かびあがり隠せません。
「李牧様…それでは龐煖様は信に敗れるのですか?」
カイネは李牧はまるで龐煖が負けるのを知っていて龐煖を戦わせているのかという疑問をぶつけます。
「敗れるとまで言ってませんよ、カイネ」
李牧は龐煖が人を超える武神ではなくとも、武の極みにいることには間違いないといいます。
これまで王騎や麃公は龐煖の考えを否と示すところまではいきましたが、結局み~んな龐煖に敵わず命を落としています。
つまり、単純に武で上回らない限り龐煖に矛盾を悟らせることも、勝つことも無理なのだと。
「それは正に…命がけ」
【 信vs龐煖の後方 】
龐煖の猛攻によって目や耳からも出血し、完全に無意識状態でただただ立ち向かう信…
その後方で尾平に保護されていた羌瘣が意識を取り戻します。
尾平が信は頑張ってるぞと羌瘣に言葉をかけ、信が龐煖と戦う姿を見せてやることに。
信の姿を目に捕らえた羌瘣はゾッとします。
信の命が…
動かない身体で必死に手を伸ばす羌瘣でした…
さらにその後方では、河了貂が胸騒ぎを感じていました。
信の身に何かあったのではないかと…
様子を見に行きたくとも、隊の行動を預かる河了貂が最前線に行くことは万が一のことを考えれば、それは出来ないこと。
河了貂もそれを十分わかってはいましたが、胸騒ぎがどうにもおさまりません。
「信のとこに行かないと…」
河了貂は那貴とともに信のいる最前線に行くことを決めるのでした…
キングダム【第626話】END
キングダム 626話感想と627話考察
憎まれっ子だった龐煖を可哀想な子へと何週間もかけて誘導している感がハンパありません。
でも…可哀想に思えてきているのも事実。
また読者にそう思ってもらえるように李牧に無慈悲なことを言わせたり、カイネや側近に呆れ顔させたりと容赦なし。
味方である趙側にそこまで阿呆扱いされてるのを見たら、そりゃチョット可哀想って気になりますって…
こんなのずるいよ原先生~
【 李牧は確信犯? 】
いくら龐煖に「導く者」だと言われたからって、答えがわかりきっているならば「教える者」になってやってもよかったんじゃないでしょうか。
龐煖が自ら悟らなければ駄目だってのはわかりますけれど、他者ではなく、李牧自身がわからせてやる努力をこれまでしてきたんでしょうか。
これでは単に龐煖をいいように利用してきたとしか見えませんよ。
もしそうだとしたら、それをカイネに語って欲しいですね。
その方が”李牧こえ~”って、その非情さに感激しちゃいますよ。
【 集結する飛信隊 】
直接的ではないにせよ、飛信隊全員の力で龐煖に勝利する気配がただよってきましたね。
河了貂も那貴も最前線に来て、あとは主だった新兵たちですか…
いよいよキングダムの「元気玉」がお披露目されるわけですよ。
ちょっとこれは楽しみですね~。
できれば全員で一斉攻撃とかしてもらいたいんですけれど。
【 年内決着 】
このひと月というもの進展がありません。
李牧本陣前で展開が止まっています。
だいぶ前に楊端和が犬戎族を引きつけている時に感じたあのフラストレーションを今また感じています。
原先生も編集も読者がそれを感じていることは百も承知でしょうから、さぞかしスカッっとさせてくれると信じて次週を待ちたいと思います。