2019年11月14日発売日の週刊ヤングジャンプ2019年50号「キングダム」第621話を読んだのであらすじ・ネタバレ・感想をまとめました。
本記事はキングダム【最新話】621話のネタバレと感想をまとめた記事になります!
※ネタバレ注意です
【 キングダム 621話 あらすじ・ネタバレ 】
羌瘣と龐煖の一騎打ちが始まりました。
信を殺させない、死なせない、その強い思いが自身を追い込みます。
もっと強く、もっと深く…
【 李牧本陣前右側・羌瘣vs龐煖 】
緑穂に語りかける羌瘣。
『もっと深くいこう緑穂』
巫舞の一番深いところまでいかないと龐煖は倒せない…
命を投げ出すほどに深いところまで…
羌瘣は緑穂と共に龐煖に斬りかかります。
龐煖の攻撃をかわし、宙を舞いながら龐煖の身体に裂傷を与える羌瘣。
右肩
左肩
そして龐煖の左手の薬指と小指
どれも致命傷には程遠いものの、確実に龐煖の身体を捉える羌瘣の攻撃に、周りにいた飛信隊の淵たちは”勝てるかも”と期待。
しかし、ここで羌瘣の動きが止まります。
膝を着き血を吐く羌瘣…
ビシッ
緑穂の宝玉一つが割れます。
「羌瘣殿!」
淵の叫びが届いたのか、羌瘣は立ち上がり、再び正面から龐煖に飛び込む!
ヒン
その一撃は龐煖の右肩を切り裂き、龐煖にぐらつかせる程のダメージを与えます。
「いけ 羌瘣!」
「いけ!」
「いけェっ!」
淵、岳雷、楚水らの魂の鼓舞を背に、ぐらつき左手を地につけた龐煖に致命傷を与えるべく突っ込む羌瘣!
ギロ
突っ込む羌瘣におっそろしい視線をくれ、怒鳴る龐煖!
「っざけるな!!」
向かって来る羌瘣にタイミングを合わせる!
フオォオン
瞬時に反応し、緑穂で龐煖の一撃を受け止める羌瘣でしたが、龐煖の膂力が凄まじく、吹っ飛ばされます。
まるで強烈なセンター前ヒット!
それでも空中でバランスを取り、上手く着地する羌瘣。
龐煖は羌瘣に向かっていいます。
「貴様こそ所詮は”器”、宿す者ではない!」
今現在、羌瘣が達している武の境地などはとっくの前に通り過ぎたと見下す龐煖。
「我、武神龐煖也!!」
目にも止まらぬ連撃をお見舞いする羌瘣でしたが、その全ての攻撃を難なくいなす龐煖。
「いけ 羌瘣!」
「羌瘣!」
岳雷ら飛信隊の願いを乗せた魂の鼓舞もむなしく、羌瘣は龐煖に左足を捕捉されてしまいます!
これで羌瘣は最大の武器ある機動力を封じられてしまいました。
龐煖はまるで餅つきでも始めたかのように、地面を餅、杵を羌瘣としてペッタンペッタン力任せに羌瘣で地面を叩き始めます…
ペッタン
ペッタン
あまりに残酷で無慈悲な龐煖の餅つき姿に、まったく声が出なくなる岳雷ら飛信隊…
ペッタン
…
地面に何度も叩きつけられ瀕死の羌瘣でしたが、緑穂を手放してはいませんでした。
かろうじてまだ意識を繋いでいたのです!
餅つき動作を続ける龐煖が杵・・いや、羌瘣を振り上げたその時!
龐煖の頭上から首を狙い緑穂を振り下ろす羌瘣!
ドッ
しかし!
矛を手放し、左手でこれを防ぐ龐煖!
羌瘣のラストチャンスともいえた一撃は龐煖の左手を破壊することはできましたが、致命傷を与えるまでには至りませんでした…
「土に還れ 神堕とし!」
羌瘣を睨み、餞別の言葉を贈る龐煖…
餅つき大会再開!!
ペッタン
ペッタン
杵を持・・いや、羌瘣を持つ手に力が入りすぎてしまったのか、龐煖は杵の柄・・いや、羌瘣の足首をバカ握力で粉砕。
そんな壊れた杵・・いや、羌瘣を放さない龐煖。
ペッタン
ペッタン
ついに羌瘣の手から相棒の緑穂が離れます。
ペッタン
ペッタン
もはや杵は・・いや羌瘣はズダボロ。
「やめ・・」
「やっ・・・」
為す術もなく地面に打ちつけられ続ける羌瘣の姿に、淵や岳雷の目から涙が溢れます…
「やめろォ!!」
ついに耐えかねた岳雷ら飛信隊の騎馬隊が動きます。
自分達が龐煖に敵う筈などないことは岳雷は分かっています。
それでも!
ドドドッ
龐煖は岳雷ら騎馬隊に向け使い物にならなくなった杵・・いや、羌瘣を投げ捨てます。
ブンッ
投げ捨てられた羌瘣は目にも止まらぬ速さで岳雷の横を通り過ぎ、信の真正面に!
龐煖は向かって来ている信に対し羌瘣を投げつけたのです!
信は羌瘣を正面からナイスキャッチ。
壊された羌瘣を胸に抱き、完全にお怒りモードに突入…
キングダム 第621話 END
【 キングダム 621話感想と622話考察 】
意外や意外。
わずか一週で羌瘣vs龐煖の決着が着いてしまいました。
やはりスピーディな展開は迫力があります。
ずっとこうならいいんですけれどねぇ…
それにしても龐煖の餅つきは残酷でした。
足を粉砕骨折させられたであろう羌瘣、これで巫舞を舞う事は二度とできなくなってしまうのかもしれませんね。
【 怒りでは勝てない 】
ここで怒りにまかせて信は龐煖に突っ込むのでしょうが、それでは勝てないでしょう。
ていうか、そんなんで勝ってもらっても興ざめなのです。
個人の武など所詮ただの自己満に過ぎないことを信が龐煖にも読者にも分からせて勝つべきだと思います。
ヒーローバトル漫画じゃないのであれば。
もちろん、原先生と編集がそっちに舵を切るというなら話は別ですけれど・・・
しかし個の強さには終わりがありません。
そこを突き詰める事は現実的にも漫画的にも不可能なんです。
無双だの天下一だのって言葉には猜疑心がついて回るもんで、龐煖に読者がシラケるのはまさにそれなのです。
正直、「戦場で」羌瘣の巫舞が成立することもシラケます。
大将格が大将格を討つって展開は劇的ですし、見栄えがいいのはわかりますけれど、これだけ長い連載ともなると、そればかりでは飽きてしまいます。
マンネリは大敵です。
是が非でも、龐煖を飛信隊の力で討ち取って欲しい。
信の力ではなく、飛信隊の力で。
【 尾平 】
最終兵器かマッチポンプか。
いずれかの役目を果たしてくれるものと期待しています。