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鬼滅の刃【ネタバレ】第179話「兄を想い弟を想い」感想!

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鬼滅の刃【ネタバレ】179話

激闘の末――――
上弦の壱〝黒死牟〟を倒すことに成功した
〝風柱〟と〝岩柱〟!?

だが・・・その代償として
「時透無一郎」と「不死川玄弥」・・・
この2人の命を失うことになる。

亡くなった無一郎の瞳を閉じる〝岩柱〟・・・

そんな中、無一郎の「最後の意識」は
兄・有一郎と再会し
2人は涙ながらに抱擁するのだった――――。

一方————
玄弥が「風前の灯」であることを悟った〝岩柱〟は—————
兄の〝風柱〟を傍らへと横たえる。

実弥と玄弥はほんの束の間、心通わすのだったが
とうとう玄弥は力尽き
塵となって消え去ってしまう。

「顔を上げろ、行かねばならない。」

哀しみに打ちひしがれる実弥の後ろには——————

「〝無惨〟を倒すまで終わりではない。」

決意を新たに前へと進むことを自らに課した
悲鳴嶼行冥の姿があった―――――。

 

 

 

 

暴走!?

「不死川!! 一旦攻撃を止めろ!!
『鬼』はもう再生していない!!」
〝岩柱〟悲鳴嶼行冥がさけぶ!!

―――が!?

〝風柱〟不死川実弥は
遮二無二剣を振るう!?

その顔は正気を失い
もはや人間のそれではなかった————!?

「不死川!!  終わりだ!!」

〝岩柱〟が実弥を抱き止める!!

「〝上弦の壱〟は倒した!!
戦いは終わった―――」

「もう終わりなんだ!!」

―――と!?

 

ガクッ

 

〝岩柱〟の腕の中で————
いきなり実弥が頽れる。

(信じ難し・・・!!
意識を失っても尚、
これほど動き続けるとは!?)

悲鳴嶼行冥は実弥をソッと床に横たえる。

 

(玄弥・・・時透・・・)

 

そして傷ついた他の2人を見るのだった――――――――。

 

 

 

うわぁ~!? 実弥は「精神力」だけで戦い続けていた!?
なんて壮絶! なんて過酷!?

人間、普段はここまで追い込まれる事は無いと思うが・・・
もしそういう〈局面〉になったら————
最後の最後は「体力」じゃなく
「精神力」なんだなと再認識したエピソードだ!

確かに「病気」や「危機的状況」などで
体が全く動かせなくなった人達が

「気力」だけで

ピンチを切り抜けたという話をよく聞くが
まさにそれがこの事なのだろう。

ここに人間の恐るべき「心の底力」を見た気がして
この前天才編集者が言ってた言葉――――

「人生なんて死ぬこと以外は掠り傷」

――――を、ありありと思い出した次第である。

 

 

 

 戦いの後に——

「悲鳴・・・嶼・・・さん・・・」
不死川玄弥が息も絶え絶えに訊く。
「兄貴は・・・? 時透さんは・・・?」

「私たちは生きている! 大丈夫だ
・・・時透は・・・」〝岩柱〟の言葉が詰まる。

「俺・・・は・・・いい・・・から・・・
時透さん・・・の・・・手当を・・・」

(この状態でまだ生きている・・・
『鬼』を取り込んだ為か・・・)

〝岩柱〟が思考する。

(しかし・・・その効力も
出血と共に殆ど抜けている・・・
これなら〝稀血〟である実弥を傍らに置いても
差し障りはないだろう。)

悲鳴嶼はそう確信し、
実弥を玄弥の側に横たえる。

「兄・・・貴・・・」
玄弥は兄の顔を見る。

「生きて・・・る・・・
良かっ・・・た・・・。」
玄弥は———
兄の様子を
自分の目で確認して安心する―――――。

「時透・・・お前達のお陰だ・・・。」

〝岩柱〟は————
横たわる無一郎の横に正座して頭を垂れる。

「お前たちのお陰で勝てた・・・
心からの感謝と尊敬をする。
若い身空で・・・本当に・・・
最期まで立派だった・・・。」

「必ず〝無惨〟を倒して其方へ行く・・・
だから———安心して眠れ。」

〝岩柱〟は無一郎の顔に右手をかざして
その動かない瞳を閉じるのであった———————。

 

 

 

 

自分のことより
時透くんのこと、
兄のことを考える玄弥の精神力!?
これにも脱帽するしかない!

この「精神力」こそが
今回の戦いの「カギ」となった!!

そう、悲鳴嶼の言う通り・・・
「無一郎と玄弥」—————
この2人がいなければ
〝黒死牟〟には絶対に勝てなかったのだ!

それにしても———
代償が大き過ぎる・・・

こんなにも大切な主要キャラを
2人も同時に失っててしまうことになろうは・・・

やはり作者はそこらへんには容赦ない!?
「事なかれ主義」や「ご都合主義」が多いこの世の中で—————
この「物語」はとことんリアルで
現実の厳しさを教えてくれるのだ・・・

 

 

 

兄と弟

 

無一郎が目を開けると—————

目の前には・・・
双子の兄である「有一郎」が立っていた。

「兄さん・・・」

「こっちに来るな! 戻れ!!」
有一郎が涙を流しながら訴える!

「どうして?」
無一郎はキョトンとする。
「僕は頑張ったのに・・・
褒めてくれないの?」

「『どうして?』・・・って?
それはこっちが聞きたいよ。」
有一郎が答える。
「逃げれば良かったんだ!
お前はまだ十四だぞ!!」

「仲間を見捨てて逃げられないよ。」

「お前が死ぬことなんてなかった。」

有一郎は泣き続ける。

「こんな所で———
死んでどうするんだ?
『無駄死に』だ!
こんなんじゃ
何の為にお前が生まれたのか
わからないじゃないか。」

「兄さんが死んだのは十一だろ?
僕より兄さんの方がずっと可哀想だよ。
僕が何の為に生まれたかなんて・・・
そんなの———
自分でちゃんとわかってるよ。」

「僕は『幸せになる為』に生まれてきたんだ!!」

無一郎は断言する。

「兄さんもそうでしょ?
違うの?
『幸せ』じゃなかった?
『幸せな瞬間』が一度もなかった?」

「ぼくは『幸せ』だったよ。
家族全員で暮らしていた時も・・・

確かに・・・
一人ぼっちになってから————
つらいことや
苦しいことが
たくさんあったけど・・・
仲間ができて
僕は楽しかった!
また笑顔になれた!

『幸せ』だと思う瞬間が
数えきれない程あったよ・・・。」

「それでも駄目なの?
僕は何からも逃げなかったし・・・
目を逸らさなかったんだ。

仲間の為に
命をかけたことを
後悔なんてしない。

だから———
『無駄死に』なんて言わないで・・・。」

無一郎は手の甲で涙を拭う。

「でも・・・
兄さんだけは
そんなふうに言わないでよ。」

「ごめん・・・」
有一郎が弟の肩に両手を置く。

「わかってるよ・・・
だけど俺は
無一郎に死なないで欲しかったんだ・・・」

「無一郎だけは———」

兄と弟は
強く抱擁するのであった———————。

 

 

 

此処では————
双子の兄・有一郎が久々に登場する!!

無一郎の「最後の意識」に現れた
兄の有一郎は・・・

何があっても
「無一郎には死んでほしくなかった」と
本音を吐露する。

死の間際に
この有一郎が出て来るということは・・・

逆に言えば
それ程までに
無一郎は兄に会いたいと思い————
死にゆく自分を兄にすまなく思い、
最後には兄に「自分の本当の心」を
分かってもらいたいという気持ちが
強かったのだろう。

その強い想いが
無一郎の最後の瞬間に
「兄」の幻影————
「兄との再会」を作り上げたのだ!?

そんな健気な無一郎に
涙を流さないものはいないであろう。

何故死んだ?  無一郎!?

お願いだから———
あの魅力的なポーカーフェイスを
もう一度
私たちに見せてくれ!??

この思いで胸がいっぱいである。

 

 

 

実弥の涙・・・

「うわあああああ!!」

一つの叫び声が空間を斬り裂く!?

「どうなってる畜生ッ!! 体が・・・
なんで『鬼』みたいに
体が崩れるんだ!?
ああああ
クソッ!! クソッ!!」

実弥が玄弥の体を抱えながら絶叫する!

「兄・・・貴・・・」

「大丈夫だ!
何とかしてやる!!
兄ちゃんがどうにかしてやる!?」

「兄・・・ちゃん・・・
ご・・・めん・・・。」
玄弥が〝虫の息〟で言う・・・

「あの・・・時・・・
兄ちゃんを・・・
責めて・・・ごめん・・・
迷惑ばっかり・・・
かけて・・・ごめん・・・。」

「迷惑なんか
ひとつもかけてねぇ!!
死ぬな!!
俺より先に死ぬんじゃねぇ!!」

「守って・・・くれて・・・
あり・・・がとう・・・」

「守れてねぇだろうが!! 馬鹿野郎!?」

 

「ああああクソオオオ!!」

 

玄弥の———
崩れゆく顔が涙に濡れる・・・

「兄ちゃん・・・が・・・
俺を・・・守ろうと・・・
してくれた・・・ように・・・
俺も・・・兄・・・ちゃん・・・を・・・
守り・・・たかった・・・」

「同じ・・・気持ち・・・なん・・・だ・・・
兄弟・・・だから・・・」

「つらい・・・思いを・・・
たくさん・・・した・・・
兄ちゃん・・・は・・・
『幸せ』に・・・なって・・・欲しい・・・。」

(玄弥の顔に涙が光る)

「どうか・・・死なないで・・・欲しい・・・
俺の・・・兄ちゃん・・・は・・・
この世で・・・
一番・・・優しい・・・
人だから・・・。」

(実弥の顔も涙で歪む。)

「あああああ! 頼む神様!?
どうか どうか
弟を連れて行かないでくれ!!
お願いだ!!!」

実弥は玄弥を抱きしめる。

「あり・・・が・・・とう・・・
兄・・・ちゃん・・・」

 

バ  サ  ・・・

 

玄弥の体が塵と消える―――――

 

「ああああああ玄弥!!」

「ああっ  うあああっ」

「玄弥———————っ!!!」

 

「・・・不死川・・・行かねばならぬ。」
後ろから〝岩柱〟が呼びかける。

「顔を上げろ。」

「無惨を倒すまで
『終わり』ではない。」

〝岩柱〟悲鳴嶼行冥は————
涙を流しながら
自分にもそう言い聞かせるのだった――――――。

 

 

 

玄弥が逝ってしまった・・・
これから炭治郎、善逸、伊之助らと共に
これからの「鬼殺隊」の
未来を担うかと思われた
不死川玄弥が逝ってしまった————

兄・不死川実弥・・・
弟を思いやるが故に
あえて冷たく接し、突き放していた
本当は誰よりも心優しい「兄」。

弟・不死川玄弥
そんな「兄」を・・・
「鬼」に狙われた人々を救うため
自らを「鬼」と化し
「命」をかけて戦った「弟」。

そんな・・・バカな・・・
こんなのは夢で現実じゃない!?

きっと何らかの方法で
蘇るはず!

そう思って
暫く目を閉じてみても・・・
開くとすぐに―――
目の前には
玄弥の散りゆく姿が映りこむのだ・・・

それは実弥の絶叫と共に
いつまでも
読者の胸に刻まれるのである—————。

 

 

 

鬼滅の刃179話の感想

今週の「鬼滅の刃」は————
〝黒死牟〟との〈戦いの後〉が描かれるが————
その全てが・・・「哀しみ」に包まれる。

特に注目なのは
「兄」達の「弟」への想いだろう!?

「兄」が「弟」を労り、
心の底からの「優しさ」と「愛情」を注ぎ込むのだ!

無一郎は
心から慕う兄に強く抱擁され

玄弥は愛する兄の腕の中で
最期を迎えた事に

それぞれが満足しているだろう。

そう思わないと
不死川実弥も
悲鳴嶼行冥も
我々も遣りきれない・・・

そう!絶対に最後は笑顔で
向こうの世界に旅立ったのだ!!

それだけの力を持つ
「兄の想い」が、
2人をスッポリと包み込み
天へと昇らせたのだ・・・

そこには悔いも
怒りもない

あるのは
孤独な心が「兄の愛」に触れた・・・
「温かさ」と「慈愛」と「和やかさ」に包まれた
「2つの幸せな心」—————!!

そう信じて
無一郎と玄弥の冥福を祈ろうではないか。

「2人ともお疲れ様でした。」

 

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