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鬼滅の刃【ネタバレ】第177話「弟」感想!

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鬼滅の刃【ネタバレ】177話

上弦の壱〝黒死牟〟こと
「継国巌勝」(つぎくにみちかつ)は・・・
遥か昔を思い出していた。

〝戦国時代〟————
「巌勝・縁壱」兄弟は双子として継国家に生を受けた。

この時代、
「双子」は
跡目争いの原因となるため
「不吉」とされていた。

父は弟の縁壱を殺そうとしたが
母の猛烈な反対にあい、
十になったら「寺」へ出家させる手筈となった。

そして、兄弟は———
全てにおいて別々に
大きく差をつけられて育てられた。

弟・縁壱は狭い部屋で
粗末な衣服と食事を与えられて
いつも母親の左側にくっついていた。

ある日———
巌勝に「剣技」を指南していた
父の輩下が
たまたまやって来た縁壱に
竹刀を持たせると
凄まじい剣さばきで
輩下を打ち据えて圧倒する。

それを間近で見た巌勝は
衝撃に打ちのめされる。

が、縁壱はそれ以降「剣」の話はしなくなった。

 

―――ある夜、
巌勝の元に縁壱が訪れ、
今、母が死んだことと
「兄への親愛の情」を伝え
そのまま「寺」へと旅立っていった。

その後———
巌勝は残された〈母の日記〉に目を通す。

するとそこには———
〇自分が「後継ぎ」にされると気付いた縁壱が、
予定より早く家を出たこと。
〇母の「病」も「死期」も縁壱にはわかっていたこと。
〇母が左半身が不自由で苦しんでいたこと。
―――などが綴られていた。

そう、縁壱は母にしがみついていたのではなく
病で弱った母をずっと支えていたのだ!!

この時———
巌勝は心の底から
縁壱という「天才」に
激しく憎悪したのだった―――――!?

 

 

 

双子の「宿命」

〝黒死牟〟こと「継国巌勝」は思う――――

「人を妬まぬ者は運がいいだけだ。」

神々の寵愛を一身に受けた者に————
出会ったことがないだけなのだ・・・!

全てを焼き尽くすほど
強烈で鮮烈な
太陽の如き者に———

そして巌勝は
深い「回想」の中へと
入っていくのだった・・・

 

私達が生まれた時代、
「双子」は・・・
跡目争いの原因になるために
不吉とされていた。

弟の縁壱には
生まれつき不気味な〝痣〟があり、
父は弟を殺すと言った。

けれども
それを聞いた母が
烈火の如く怒り狂ったため

弟は殺されず
十になったら「寺」へと
出家させる手筈となった――――。

私たち兄弟は
部屋も着物も教育も・・・
食べる物さえ
大きく差をつけて
育てられた。

そのせいか縁壱は
母親離れができず
見るたび母の「左脇」に
ぴたりとくっついていた。

そんな縁壱を
子供ながらに「可哀想」だと思った。

 

縁壱に与えられた
三畳の小さな部屋へ
私はよく遊びに行った。

自分の持ち物をやると
父に気付かれるので
〝笛〟を作って渡したりもした。

縁壱は赤子の頃から
ニコリと笑うことすらなく
七つになるまで
喋らなかったので
耳が聞こえないのだと思われていた。

そうではないとわかったのは
七つになった頃で
私が庭で素振りをしていると
縁壱が松の木の影に立っており
それだけでも
肝を冷やしたのだが・・・

それ以上に驚いたのは———

「兄上の夢は
この国で一番強い『侍』になることですか?」

と、言葉をかけられたことであった—————!?

 

 

 

強い「心の言葉」から始まる今回の「鬼滅の刃」。
この〝黒死牟〟の言葉から————
自然な流れで遥か昔へと時は飛ぶ!?

出たぁ~! この「物語」十八番の
〝哀しみの回想〟へと突入だぁ~!!

それにしても上手すぎるこの演出!?

「回想」って・・・よく唐突に出てきたり
無理にこじつけて現れることが多いのだが

この「鬼滅の刃」にはそんなことが一切なく
「回想」がしっかりと話の流れの中に溶け込み
さらに奥深い味を出すのに一役買っている!

何もかも逆の境遇で育てられた
宿命の「兄」と「弟」・・・。

この設定からして
近い将来———
何かが起こるに違いないことが予想される。

この兄弟の行く末を見るために
すぐに次の章へと読み進もう。

 

 

 

 

気味の悪い弟

縁壱が初めて口を利いたと思えば———
流暢に喋りかけられ
息が止まる程驚いて
私は木剣を取り落としたのだった。

それから突然
己も侍になると宣い始めたが・・・
そもそも縁壱は
十になったら「寺」へ追いやられる————
侍ではなく僧侶になると
決まっているのだ。

そのことを
わかっているのかいないのか・・・

縁壱は
これもまた初めて
顔を綻ばせて笑った。

 

「全くもって気味が悪かった。」

 

命を懸けて戦う〝侍〟には———
母親にしがみついている者が
なれる筈もない。

しかしそれ以後
稽古中に縁壱が
「教えて欲しい」と
うろうろするようになったので・・・

私に剣技を指南していた父の輩下が
戯れに袋竹刀を持たせた。

そして
持ち方と構え方を
口頭で軽く伝えただけだった。

「さぁ打ち込んでみよ」
父の輩下は構えた。

 

スウウ・・・

 

縁壱は言われた通り
静かに構える・・・

 

と!?

 

パガガッ!?

 

 

ガッ!!

 

電光石火の如き攻撃が
輩下を連続で打ちのめし
最後の一振りが足首へと炸裂する!!

 

ドッ

 

輩下はその衝撃に
足下をすくわれ宙を舞い
地面へと激突するのだった――――!?

 

 

 

おぉ!!  なんという「戦闘力」!!
縁壱いきなりの覚醒か!?

小さな頃は全く喋らず
突然口を開いたかと思うと
高度な会話を展開する・・・って!?
これは昔からよく言われる
「天才少年」———所謂「神童」の
生まれ持った才能の発露ではないか!?

こうなってしまったら・・・
「巌勝」の立ち位置はどうなる?

この危機感を引っ提げて
次へのページを繰り進めよう。

 

 

 

縁壱の才能と亀の歩み

私が———
どれ程打ち込んでも
一本も取れなかった父の輩下は

瞬きする間に
縁壱から
四発叩き込まれ失神した。

この七つの子供に打たれた
首・胸・腹・足は
骨にこそ異常はなかったが
拳大に腫れあがったそうだ・・・。

縁壱はその後
「侍」になりたいとは
言わなくなった。

縁壱にとって
人を打ちつける感触は耐えがたく、
「不快」なものだったからだ。

だが私は何としても
縁壱の強さの秘密を知りたかった。

食い下がって詰め寄ると
縁壱は不可解なことを言い出した。

「ヒトは打ち込んでくる前に
肺が大きく動く・・・
その時の骨の向きや
筋肉の収縮、
血の流れをよく見ればいい・・・」

縁壱には———
生き物の体が〈透けて〉視えるのだと
理解するまでに暫くかかった。

生まれつきの〝痣〟と同じく
生まれつきの特別な〝視覚〟・・・
そして——
それに即応できる〝身体能力〟を持っている。

今まで哀れんでいた者は
己よりはるかに優れていたのだ。

 

「俺は『剣の話』よりも・・・
兄上と『双六』や『凧揚げ』がしたいです。」
縁壱は俯いて呟いた。

が・・・
私は〝剣の道〟を極めたかった。

〝剣の道〟は———
痛みと苦しみを伴うが
「才覚」を認められていた私は
努力をすればするだけ「力」をつけた。

しかしそれは
類い稀なる〝神童〟の前では
亀の歩みに他ならない。

望む者の下へ
望む才が与えられれば
どんなに良いだろう。

縁壱は「剣の話」をする時
酷くつまらなそうだった———。

抜きん出た〝剣の才〟があろうと
爪の先程も嬉しくはなく・・・
縁壱にとって〝剣の道〟は
童遊び以下なのであった――――。

 

 

 

やはりそうか!?
縁壱の「戦闘能力」は柱達の〝痣〟の能力と同じだった!!

特に縁壱の場合、生まれながらに〝痣〟があるため
何をしなくてもすぐに「力」が出せるのか!?
そして25歳までしか生きられないという条件も
平気でクリアしてしまうのか?
これは推測の域を出ないが・・・絶対そうに違いない!

そして「運命」のいたずらなのが
「能力」を全く必要としない縁壱に
この力が授けられたことだろう・・・

「能力」が欲しい巌勝からしてみれば
なんで弟が・・・と、
自分の非力さと絶望しか感じないであろう。

こんなひどい仕打ちを
理不尽に受けなければならない巌勝・・・
神はホントに残酷なのである。

 

 

 

旅立ちと日記

立場が逆転した。

父の輩下は
縁壱のことを
報告しいているはず・・・

家を継ぐのは縁壱だ。
私はあの三畳の部屋へ押し込まれ
三年後―――
十になったら
俺は寺へ追われる・・・
「侍」になる夢は叶わない・・・

 

――と、
襖の奥から呼ぶ声がする!?

「兄上。」

「・・・何だ。」
巌勝が上半身を起こす。

「母上が身罷られました。」

「何だと?」

母の死は〝寝耳に水〟だった。

「何故突然そのような・・・
なにがあった?」
巌勝は襖を開けて縁壱に近寄る。

「申し訳ありません。
仔細は側務めにお聞き下さい。
俺はこのまま『寺』へと発ちます。」
縁壱が伏し目がちに言う。

「発つ? 今からか?」

「はい、別れの挨拶だけさせて頂きたく・・・」
縁壱は畏まる。

「この笛を・・・」
そして兄に向かって
両手を差し出す。

「笛?」

「前に頂いたこの〝笛〟を
兄上だと思い———
どれだけ離れていても挫けず、
日々精進致します。」
縁壱は薄く微笑む。

縁壱は
がらくたの笛を
宝物のように
布にくるんで懐にしまいこんだ。

そして・・・
笑っている。

そんな「がらくた」・・・
何がそれ程嬉しいのかわからない。

気味が悪い・・・

私は何も言葉を返さなかったが
縁壱は満足した様子で
深々と頭を下げた。

そしてそのまま
殆ど荷物も持たず
何処かへ行ってしまった。

 

その後、巌勝が・・・
残された〈母の日記〉に目を通すと———
今迄の事の真相が綴らていた。

縁壱は
己が後継ぎに据えられると気付き・・・
予定より早く
家を出ることにしたらしい。

母の病も死期も
縁壱にはわかっていたようだ。

母は何年も前から
左半身が不自由になりつつあり
苦しんでいた。

左半身・・・

「左・・・!?」

巌勝の脳裏に
いつも母の左側に寄り添う
縁壱の姿が過ぎる。

そうか―――
縁壱は母にしがみついていたのではなく
病で弱った母を支えていたのだ!?

 

ぐしゃ

 

(巌勝は日記の「頁」を握りつぶす!?)

 

私はその時———
嫉妬で全身が灼けつく音を聞いた。

そして・・・
縁壱という天才を
心の底から〝憎悪〟したのだった―――――。

 

 

 

別れと真相の発覚!?
全てが巌勝の心に傷をつけていく!

巌勝は———
「剣の能力」では勝てない・・・
家を継ぐことが出来ず、「侍」にはなれない
という絶望感を散々味わった上に

「日記」によって
それ以外の・・・特に母親との絆においても
弟には敵わないと思い知らされるのだ!?

その時、大きな絶望は
深い嫉妬と激しい憎悪へと生まれ変わる!?

そう、〝黒死牟〟がこの時誕生したのだ!?

人間の心の深い闇―――
そこにはとんでもない化け物が棲んでいるのだ!?

 

 

 

鬼滅の刃177話の感想

今週の「鬼滅の刃」は———
継国巌勝の回想が至極丁寧に、且つ生々しく語られる。

今回は巌勝の心の機微が
糸を紡ぐように繊細に描かれるのだ。

その巌勝の「心の動き」を
順を追ってみていくと————
1.縁壱は「双子」の弟として生まれたために
殺されそうになり、
生活待遇が自分と全く違い
いつまでたっても母にくっついて離れない
そんな「弟」を可哀想だと「憐憫の情」を見せる。

2.何を考えているのか全く読めず、
予測がつかない事をする弟に対して
「気味が悪い」と軽い嫌悪感が芽生える。

3.初めて剣に触れた縁壱が
父の輩下を見事に倒した
その「能力」への「羨望」と
家を継げず「侍」にはなれないという
大きな「絶望感」に包まれる。

4.母の死後、日記で知る
縁壱の真意———
・兄を後継ぎにするためにすぐに旅立ったこと、
・母の「病気」も「死期」もわかっていたこと、
・母が左半身が不自由だったこと———に・・・

縁壱は母を支えるため
常に寄り添っていたのだと気付き・・・

剣の才能だけでなく
全てにおいて自分は負けており、
弟へのいらぬ憐みや、自分の不甲斐なさと絶望感、
自分が母親に何もできなかったことへの憤りから
激しい「嫉妬」と「憎悪」が生まれる。

まとめると
「深い憐み」⇒「軽い嫌悪感」
⇒「羨望と絶望」⇒「激しい嫉妬と憎悪」と・・・

巌勝の細かな心の変化が、
読者には手に取るように伝わってくるのだ!!

うん、この感情の流れは
普通の人間、特に長男に生まれた者なら
至極当たり前のことだろう。

が、巌勝の一つだけ
足りなかったところ、残念だっところ・・・
それは―――
〈「縁壱」の兄への気持ち〉を
汲み取ることが出来なかった事だろう。
【縁壱はただ兄が好きだっただけなのだ】

この事が———
これから先の巌勝の運命を狂わしていくのである

せめて「縁壱」の自分への気持ちを受け入れ
自分の中に作り上げた負の縁壱像を
許すことが出来ていれば―——
巌勝は「鬼」へと変貌する事はなかっただろう。

ただ七歳の子供に
それをしろと言っても出来ないであろうことは
明白でもあるのだが・・・

そういう意味でも
今回の「鬼滅の刃」は———
重い宿命を背負わされた双子の悲劇の物語と
言い換えても差し支えはないだろう。

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