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鬼滅の刃【ネタバレ】第163話「心あふれる」感想!

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鬼滅の刃【ネタバレ】163話

伊之助とカナヲは、亡くなった蟲柱〝胡蝶しのぶ〟の毒の力によって
上弦の弐・童磨の頸を斬ることに成功する。

そして頸を斬られた童磨は・・・自分の最期を無感情に悟るのであった。

その後床に転がった童磨の頭を踏みつけて完全に消滅させる伊之助。
改めて母の愛を感じた伊之助の目には涙が光るのであった。

一方、右目の視力を失い・・・傷付き疲れたカナヲ。
が、気力を振り絞って辺り一面を探し
しのぶの形見でもある〝髪飾り〟を見つけ出す。

カナヲは「カナエ・しのぶ姉妹」の2つの〝髪飾り〟を抱きしめる。

するとカナヲは2人の愛に包まれ、
姉妹があの世で両親の愛に包まれ
幸せになっているのを感じ取る。

と————
その光景は
今まで涙を封印してきた
カナヲの心を激しく揺り動かし

カナヲの頬は大粒の涙で染まるのであった—————————。

 

 

 

童磨の感情

え―———
頸斬られちゃった。

頭だけの童磨が
朽ち果てながら空中を舞う。

俺が
こんな雑魚に負けるなんて。

あんな
剣士ですらない〝毒使い〟に————

これで消滅するなんて・・・
俺が可哀想過ぎる。

これ程人に尽くし
世の中に貢献して生きてきた
この俺が—————

そうだ・・・
まだわからない。
諦めちゃいけない。
死なないかもしれないじゃないか。

そう無惨様みたいに・・・

確か猗窩座殿もそうなりかけたんだ!
それなら俺だってきっと―————!!

 

ゴ  ン  !!

 

そんな童磨の願いも空しく・・・
童磨の頭は床へと転がり落ちる。

 

ボロ・・・

 

うわ———
体が崩れ始めた。

やっぱり俺は死ぬんだ。

 

・・・・・

あ————
やっぱりだ。
駄目だ、何も感じない。
死ぬことが怖くもないし
負けたことが悔しくもない。

思えば俺はずうっとこうだったなぁ・・・。

俺が子供の頃に—————
色狂いの父をめった刺しにして殺した母が
半狂乱になりながら服毒自殺した時も——————
部屋を汚さないでほしいなぁとか
血の匂いが臭くて早く換気しなきゃとか
そんな事ばかり頭に浮かんで
悲しいとか
寂しいとかは
ほんの一瞬も感じなかった。

二十歳の時に無惨様に鬼にして貰って
百年以上は生きたけど

結局〝人間の感情〟は—————
俺にとっては他所事の
夢幻だったなぁ・・・

 

と!?

 

突然! 童磨の目の前に
〝胡蝶しのぶ〟が現れるのであった————————!!

 

 

 

頸を斬られて崩れ去りながらも
相変わらず狂った論理を振りかざす童磨。

これだけ自分本位で物事を考えれる童磨が羨ましいと思ったのは
私だけではない筈!!

こんな性格で世の中を生きれたら
どれだけ楽で、全然ストレスも感じないだろうなぁと
ついつい想像してしまうのである。

そして童磨は自分の死と向き合っても何も感じず
淡々と過去を振り返り続ける。

やはりこれだけ顕著な感情の欠如は普通ではありえず
もしかして童磨は—————
〝感情欠落症〟みたいな病気であったのでは?
とそこまで突っ込みたくなってしまう。

読者にこれだけの想像力を喚起させる
このキャラ造形に
作者の上手さを感じずにはいられない!!

と、そこに現れた胡蝶しのぶ!?
彼女は何をしに・・・どうしてあらわれたのか?
早く続きを読み進めよう。

 

 

 

童磨の恋

「あ、やっと死にました?  良かった。」
しのぶは笑顔で言う。
「これで私も安心して成仏できます。」

童磨の頭を右手に持ったしのぶは
自分の目線に童磨の頭を掲げ持つ。

「・・・やあ・・・しのぶちゃんだったかな?」

「気色悪いので名前は呼ばないでください。」
しのぶが冷たく笑う。

「すごかったね・・・あの毒の威力。
回りきるまで全く気づかなかったよ。」頭だけの童磨が言う。

「・・・まぁ、そうでしょうね。
あの毒は鬼の珠世さんが
協力して作ってくださったものですからね。」
しのぶは続ける。
「できることなら―————
自分の作った〝毒〟でお前を葬りたかった―—————
だけど私は満足ですよ。
結果万歳です。」しのぶはニッコリする。

「まだ〝鬼舞辻無惨〟が残っていますが・・・
きっともう大丈夫。
仲間の誰かが必ずやり遂げてくれる・・・。
私はそう確信しています。」

(そんなしのぶをジッと見つめる童磨。)

「・・・わぁ・・・何だろう・・・何だろうこれ・・・。」 童磨が呟く。

「どうかしましたか?」しのぶが尋ねる。

「今はもうない筈の心臓が・・・
ドキドキと脈打っているような気がする―—————
これって〝恋〟という奴なのかなぁ・・・
ホントに可愛いね、しのぶちゃん。」

(しのぶはキョトンとする。)

「こんな感覚が本当に存在したんだね!
もしかすると天国や地獄もあるのかな?」
童磨は頬を赤らめる。

「ねえ・・・しのぶちゃん! ねえ・・・
俺と一緒に地獄へ行かない?」

 

「とっととくたばれ糞野郎!」

しのぶが最強の笑顔で言い放つ!!

 

ダ   ン    !  !

 

―————刹那!?

 

童磨の頭は
伊之助の足で
跡形もなく潰されるのであった———————!!

 

 

 

最後の最後まで童磨は童磨だった!?
読者を裏切らない「童磨の最期」には改めて恐れ入る!!
自分が死にかけているというのに―—————
胡蝶しのぶに恋をしたなどと宣うのだから・・・!! (笑)
コイツは全く何の「反省」も「後悔の念」も持っていないと見える!

ま! それでこそ童磨なのだが・・・

このサイコっぷりはもう異常を通り越して
ある意味爽快ですらある!!

そしてここまで半端なく悪役を演じきった童磨。
こんなにも〝地獄に堕ちろ〟と心から思わせてくれる
キャラは他にはいないのでる!!

 

 

 

伊之助の涙

「口程にもねえ野郎だぜ!」
ダン ダン!  伊之助は床を踏み続ける!

「ワーハハハ! トドメじゃアア!!」
そして
童磨の頭が塵となった後を
グリグリとつま先で捻じり上げる。

「仇は討ったぜ! ワーハハハハ!」

 

「へふ!?」 伊之助は突然倒れ・・・尻もちをつく!!

 

疲労と負傷とアドレナリン切れで
一気に力が抜けたのだ。

 

ゼイ ゼイ ゼイ・・・

 

「俺には母親はいねぇ!!」

伊之助は気絶寸前の心を鼓舞する。

と!  目の前にいきなり炭治郎が現れる!!

「お母さんは誰にでもいるよ。」炭治郎が優しく諭す。

「だったら俺は捨て子だ!
母親は俺がいらなかったんだ。」

「やむに已まれぬ事情があったんだろう・・・。」
突然善逸がしゃしゃり出る。
「本物の捨て子なら―———
〝おくるみ〟に名前もいれねえよ。
俺みたいにな!」

「もし仮にそうだとしても・・・
俺には母親の記憶なんてねぇ!
記憶がねぇんなら―———
いないのと一緒だ!!」伊之助は強がる。

「伊之助、そんなふうに言わないであげてくれよ。」
炭治郎は優しく微笑む。

「伊之助の御母さんはきっと・・・
伊之助のことが大好きだったと思うよ!」

伊之助の脳裡に———
赤ちゃんの頃の自分を
優しい微笑みで抱きしめ包み込む
美しい母の姿がフラッシュバックする。

伊之助の両目から
たちまち涙が溢れ出す。

 

「母ちゃん・・・」

 

そっと呟き項垂れる伊之助だった―——————。

 

 

 

伊之助の涙―———ここではこれに尽きるだろう。
赤ちゃんの頃の
ほんの僅かな記憶が伊之助の中に甦り、
その母の優しさと愛に触れて涙が零れ落ちる。

どんなに伊之助が忘れていようと、
どんなに伊之助が自分は1人だと強がっていようとも
伊之助の記憶の片隅には
母の姿が
母の愛が
しっかりと刻み込まれていたのだ!

やはり〝母の愛は強し〟なのである!!  感涙!!

 

 

 

カナヲの涙

カナヲはカナエの髪飾りを握り締め
童磨が死んだためにできた
床全体に広がった〝水たまり〟の中へと入って行く。

バシャバシャ

どこ・・・何処にあるの・・・
飾り・・・髪飾り・・・
しのぶ姉さんの髪飾り・・・

〝右目〟が・・・もう殆ど見えない・・・。
力を短時間しか使わなかったから
まだこの程度で済んだ・・・。

でも・・・
前にもらった
カナエ姉さんの〝髪飾り〟も壊れてしまった・・・

ごめんなさい姉さん
ごめんなさい

私あの時泣けなくてごめんなさい。

(その時、カナヲの心に
昔の記憶が鮮やかに蘇るのであった。)

カナエ姉さんが死んだ時―————
泣けなくてごめんなさい。

あの時―———
みんな泣いていたのに
私だけが泣かなかった。

とても動揺はしてたのに
体中、汗をかくばかりで
涙は出なかった―————

だけど誰も・・・
誰も私を責めなかった。

みんな優しかった。

だからいっぱいいっぱい
心の中で言い訳をしてた。

小さい頃は————
私が泣くと
父親に蹴飛ばされたり踏まれたの
引き摺り回されて
水に浸けられるの

殴られた弾みで
悪いところにに当たって
次の朝には————
冷たくなっていた兄弟が何人もいた。

ずっとそうしてきたから・・・
泣かないようにしてきたから・・・
急には泣けなかったの。
本当にごめんなさい。

でも姉さん、
私ちゃんとできたよね?
頑張ったよね?

前に姉さんに言われた通りに
仲間を大切にしていたら・・・助けてくれたよ。

一人じゃ無理だったけど
仲間が助けに来てくれた。

あっ・・・

 

バシャッ!!

 

カナヲの手には
〝しのぶの髪飾り〟がしっかりと握られていた!!

バッ!  (カナヲは〝髪飾り〟を両手で抱きしめる。)

と! その瞬間―————

「がんばったね カナヲ。」

カナヲの頭を
カナエとしのぶ姉妹が優しく撫でる―——————。

カナヲは顔を上げる。

そのカナヲの眼の前には——————————

しっかりと手を握り締めて
見つめ合い微笑む
着物姿のカナエとしのぶ姉妹がいた。

「お父さん、お母さん!」
二人は手を振って現れた両親の元へと駆け寄り
親子四人は強く抱きしめ合う。

カナヲの
髪飾りを握った両手に力が入る。

そして更にギュッと抱きしめる。

その時・・・
大粒の
滝の様な涙が—————

カナヲの目から
止めどなく
零れ落ちるのであった————————。

 

 

 

長い長い封印から解き放たれた
〝カナヲの涙〟が止めどなく零れ落ちる。
胡蝶姉妹の優しさがカナヲの心を溶かしたのだ!

やっぱり人との出会いは「心の財産」で—————

良い人と出会えば出会うほど
人間を————
人の心を変えることができるのだという事を
改めて教えられた気がする。

 

 

鬼滅の刃163話の感想

今回の「鬼滅の刃」は—————
〝美しい涙〟の回である。

1.「伊之助の涙」
優しく美しかった母親に
確かに愛されていた事を心が・・・本能が感じとり、
その愛に改めて触れ、実感し、母の想いに気付かされて
涙を零すのである。

2.「カナヲの涙」
今まで泣くことを封印してきたカナヲが
カナエとしのぶ姉妹の愛に触れ
二人があの世で
両親に抱きしめられる姿に心動かされ
全ての感情が沸き上がり
滝の涙を流すのである。

この2人の美しい涙に共通しているのは
「人間同士の深い愛」
そして————
「愛する人から与えられた無償の愛」!!

そう、この2つが圧倒的に強い愛となって
伊之助とカナヲに降り注ぐのだ!!

今までどこか孤独で、独りぼっちだったと
思っていた・・・信じこもうとしていた伊之助とカナヲ。

そんな二人は——————
実は家族や師匠、姉と慕う人や友人の
「大きく広い愛」に・・・実はずっと包まれていたのだ!!

その事に改めて触れ、実感した時・・・
本人の意志には拘わらず
自然に―——
勝手に流れ落ちる
〝無垢な涙〟なのである!

これは私達読者も
今までに一度は体験した事があるであろう!
もし、体験していなくても
これから先、この長い人生に於いて
必ず体験する「涙」なのである!!

 

さて! 来週は!!

残る上弦の鬼〝黒死牟〟との戦いが描かれるのか?
鬼舞辻無惨と珠世、岩柱のその後は・・・??
禰豆子は無事なのか?
そして炭治郎や善逸は大丈夫なのか?

様々な事が怒涛の如く押し寄せ
結末へと向かって一気に流れようと
しているこの「鬼滅の刃」!!

これからもこの物語から
一瞬も目を離す事ができないのである!!

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