前回までのあらすじ
優勝を決まる鬼丸と刃皇の最終決戦。
しかし鬼丸はすでにこれまでの戦いで疲弊しきっていて気力だけで立っている状態でした。
鬼丸の怒濤の攻めによって刃皇は後手に回っていました。
そんな鬼丸との相撲は少しずつですが確実に刃皇の精神をすり減らしていました。
鬼丸の勝利への嗅覚が刃皇の一瞬の綻びを逃しませんでした。
それはこれまでの戦いなどの中でとがらせた鬼丸の勝負勘でした。
総合力では他の国宝たちの方が上かもしれませんが、一瞬の爆発力では鬼丸は誰よりも上回るのでした。
そして鬼丸は全ての出会いに感謝をして”潮火ノ丸の相”を発動させるのでした。
火ノ丸相撲【最新話】第250話ネタバレ!
今までの全ての出会いが今の鬼丸を作り出していてそのことへの感謝が“潮火ノ丸の相”を作り出していました。
そして必殺技の”百千夜叉墜”を仕掛けます。
刃皇も必死に堪えようとしますが、三太刀同時攻撃であり小さい鬼丸だからこそ辿り着いた鬼丸相撲の証でした。
洲藻は大きく重い方が圧倒的有利な無差別級の格闘技でしたが小さく苦労した鬼丸にとってその苦労も今では愛おしくなっていました。
そして刃皇を投げながら自分を生んでくれた今は亡き母に感謝をしていました。
刃皇を見事に投げきり9月場所の優勝を平幕でありながらつかみ取ることに成功しました。
勝負が終わった後の彼らの頭上には座布団が舞っていて鬼丸の表情は崩れずに粛々と動作を行い刃皇への敬意に満ちていました。
各国の要人やレイナの兄もすっかり彼に対する目は変わっていました。
花道を歩く刃皇へ記者たちが優勝して引退と明言していたことについて問うと彼は辞める理由がなくなりまだまだ自分は強くなって鬼丸への雪辱を果たすことを心に決めていました。
大包平たちもその答えを聞いてハラハラしていましたが心のどこかでは安堵をしていました。
引退の撤回は今まで応えてくれた鬼丸たちに自分が応えるという意思表示でもありました。
一方優勝した鬼丸の元にはレイナや同世代の国宝たちが集まってきました。
鬼丸はレイナの笑顔が見たくて取り組みを頑張っていました。
童子切は初優勝を先に越されたことに対して託したとはいえとても悔しくもありました。
さらにかつての大太刀高校のチームメイトも祝福に訪れました。
出会った頃に言っていた雲の上まで名を轟かすという宣言を見事実現させました。
この歓声が亡き母に届いてるかは分かりませんが、彼は最高に幸せでありそれを噛みしめていました。
写された写真には祝杯を受け取り記念撮影をし、凱旋パレードを行う鬼丸の姿が写っていました。
火ノ丸相撲【最新話】250話感想!
全てを決める一戦は鬼丸が刃皇を投げきり勝利することができました。
刃皇も勝負には満足をして引退を撤回して、土俵の上に立つことを宣言しました。
国宝世代の彼らの声や相撲への情熱が刃皇の心を突き動かしていたのです。
これからも鬼丸の相撲は続いてきます。
どのような相撲を取って横綱という目標へ辿り着くのでしょうか!?
鬼丸の相撲人生はまだまだこれから続いていきます!
火ノ丸相撲は今回で完結です!鬼丸にこれからも素敵な相撲人生があることを祈っています!