2019年7月10日発売日の週刊少年マガジン2019年32号化物語57話を読んだので、あらすじ、ネタバレ、感想をまとめました。
本記事は化物語【最新話】57話のネタバレと感想をまとめた記事になります。
※ネタバレ注意です
本ネタバレは【文字のみ】のネタバレになります。
化物語【最新話】57話のネタバレ
忍野から授かった札を使い、撫子は蛇切縄と対峙する。
暦 「千石。」
スクール水着姿の撫子が立っている
暦 「お前、本当はその跡、__痛いんだってな、大丈夫か?」
撫子 「えっ あっ… お…怒らないで 暦お兄ちゃん し…締め付けられるようで痛いけど… 我慢できないほどじゃないよ…」
暦 「いや、責めてるわけではないんだが… 我慢しなきゃいけないのがそもそもおかしいんだよ。 痛いときは痛い、で __いいんだ。」
撫子 「あ…うん…ごめ……あ………うん。」
暦 「何かあったら ちゃんと言うんだぞ。 頑張れ。」
撫子 「うん。撫子、頑張る。暦お兄ちゃんちゃんと見ててね。」
暦 「任せとけ。」
“忍野が教えてくれた 蛇切縄の祓いの儀式__…”
撫子 「撫子のこと __ちゃんと ちゃんと見ててね 暦お兄ちゃん。」
頷く暦。
祓いの儀式を見守る暦と神原
“その撃退法は極めてシンプルだった この“札”を通して __“祈る。” ”
“目を閉じて 呼吸を整えて この結界の中で __ただひたすら祈る それだけ、__だ。”
結界の外から見守る暦と神原
スク水の神原 「……」
暦 「すげぇ可愛い子だよな。 あれなら言い寄る男がうじゃうじゃいても当然だけど… それにしても千石 なんでその男、振っちゃったんだろうな」
神原 「うむ まあ、惚れた腫れたの世界は人それぞれだが 聞いたところによればなんでも」
神原 「昔から__大好きだった人……がいるらしい。」
暦 「ふーん。ま、ありがちだけど 誰だよそれ うらやましい奴だな。」
神原 「…… ところで阿良々木先輩 つい先程前までは私との間に この微妙な距離感など存在しなかったはずだが?」
暦 「当たり前だろッ こんな真夜中の山ん中でスク水女子に密着してるほうが問題だろがッ」
暦 「唯一、なんでお前は僕と出かけるときにスク水2着もリュックに入れようと思ったんだ!?」
神原 「コレも最近は絶滅危惧種なので私の保護対象なのだ… 言っただろ?私は先見の明があるのだ」
暦 「そんなことは聞いてねぇよッ 僕が着る前提だったのかどうかだッ」
神原 「私としては先輩の趣味に合わせたつもりだったのだが」
暦 「合わせるな」
神原 「なるほど 好みであることは否定しないのだな」
暦 「うっ…ッ」
結界の中の撫子の様子 すすり泣きながら震えている
神原、暦に一撃!
暦 「!!?」
神原 「_しかし…わざわざこんな面倒な用意をしなくても…撫子ちゃんのやっていた方法ではだめだったのか?」
神原 「ホラ、彼女が健気に蛇を殺していたアレで…」
暦 「健気に蛇を殺すってのもすごい語感だが…」
暦 「アレはだめだ。 方法自体は間違ってない__ というか、むしろ正しいやり方らしいが このケースの場合は__ 彼女を危険に晒してしまうかもしれない。」
暦 「無責任の壁、__って言い方をしてたんだけどさ」
撫子が自分で開けてしまったもの
“本能的に呪われたほうだって自分を護るだろうさ 身の危険を感じていたのなら __尚更だ。”
“無責任__ ……つまり 自分の手の届かないところはどうにもならないが__ 逆に 自分の手の届く範囲__ パーソナルスペース内であれば何があっても責任が持てる どうにかなる”
暦 「だから__ 本来、呪いがかかっていても千石までには届かなかったハズだし__ そもそも、ド素人の中学生がかけた呪いなんて発動しなかったハズなんだよ」
暦 「__だけど、真に受けた千石は本屋で呪いのことを調べて たまたま蛇が多いここに来た。 蛇をブツ切りにする“解呪の儀”をやってしまったんだ」
暦 「そりゃあ、神様だって怒るさ。」
“ここは北白蛇神社__ この辺りの蛇信仰の中心地だ そんな場所でたくさんの蛇を殺した。”
暦 「そして“よくないもの”が渦を巻いて集まっていた __この場所で よりにもよって 正しい方法で術式を行ったんだ。」
神原 「待て__…阿良々木先輩 つまり__ それは」
神原 「逆向きに__発動した、 ……ということか?」
暦 “……なぜ解った…?” 「……うん。 僕はその結論までに数時間要したんだけどな…」
暦 「大切なのは__ 順序。組み立てだ」
“忍野はいつも言っていた そう__“場”だ 戦場ヶ原のときも神原のときも八九寺のときも__ 怪異は一つ一つ、条件が順番に組み立てられて発現している”
“ネットで僕が調べた知識だけどさ 呪いっていう文字はもともと、“人”と“口”って形でできてるらしいぜ。”
苦しそうな撫子
暦 「口っていうのは要するに__…… “穴”だろ? 言葉を__ 自分の思いを通すための“穴”なんだよ。」
“そして“穴”には二つの意味がある “入る”そして“出て行く” その友達とやらが逆恨みで開けた“呪いの穴” そして千石が自分で開けてしまった 逆向きの__“穴” ”
“呪いとは 自分と他人との間にある“壁”に穴を開けること。 千石は偶然…正しい手順を逆向きに__”
“呪った相手と自分の間に直通トンネルを自分で開けてしまった”
忍野 “「彼女は、蛇を、自分で自分の中に入れてしまったんだよ」”
暦 「__だから、…あの方法はダメだ。 事態をさらに悪化させてしまうかもしれない。」
神原 「__…すごい話だな」
暦 「あぁ…運が悪いっつーかなんつーか…」
神原 「いや、そうではない」
神原 「阿良々木先輩がその答えに自分でたどり着いたことが凄い、__と言っているのだ」
キョトンとする暦
暦 「いやいやっ…忍野にも十分ヒントもらってるし こんなの誰でもっ…」
神原 「ふふふっ またまた(ハート)」
“いや、それは__ 嘘だ ヒントを貰っていても… 数ヶ月前の僕ならば 全く理解できなかっただろう”
“忍野 「恋と呪いは 同じものだよ?」”
暦 “フン… あのツラのどっから出てんだか… 人間強度が下がる__”
“そう言ってパーソナルスペースの強度を最高レベルにまで高めていた僕の”
“壁”
戦場ヶ原 「I LOVE YOU」
“僕は、あの瞬間 呪われた”
“彼女が あの一言が 僕に穴を開けたのだ。”
“とびっきりの 大きな穴を”
化物語57話 感想
解き明かされた呪いが巡った道。
次号では巻頭カラーでクライマックスに突入するようです!
楽しみです♪