2019年7月3日発売日の週刊少年マガジン2019年31号化物語56話を読んだので、あらすじ、ネタバレ、感想をまとめました!
本記事は化物語【最新話】56話のネタバレと感想をまとめた記事になります!
※ネタバレ注意です
本ネタバレは【文字のみ】のネタバレになります。
化物語【最新話】56話のネタバレ
暦 「殺ッ…」
撫子が受ける呪い “蛇切縄”。救う術は_。
暦 「神原ッ ……千石にッ……!!」とスマホを取り出し、操作しようとする。
暦 “……いや… 知らせて…どうする…? お前の同級生がお前を殺そうとしていたんだぞって_教えて何になる?”
忍野 「電話しなくていいよ 阿良々木くん 僕の用件はもう終わりだから。」
十字架のネックレス
忍野 「払えるよ ソレで」
暦 「? えッ…」 “あ。” 十字架のネックレス。
忍野 「裏の透かし彫りから丸めた紙が見えるだろ? ソレ、出しちゃだめだよ。」
忍野 「十字架には意味はない。ただのアクセサリーさ。 刀のサヤのようなものだと思ってくれればいいよ」
忍野 「ちょっと強力な護符でね。 抜き身だと_危ない。」
暦はネックレスを見つめる。
暦 「いやッ ちょっと待てッ!! コレ!僕が使うのか!? 払い方なんて知らねえぞッ!!?」
忍野 「それはちゃんと教えるよ 頑張って覚えて帰って。 今回に限って言えば 僕よりも阿良々木くんのほうが適任だと思うんだよね」
忍野 「お嬢ちゃんは_さ。 よほど君のことを信頼しているんだと思う でなきゃ いきなり男の部屋で裸になったりはしないよ」
忍野 「つくづく恨めし……いや、うらやましいなぁ 暦お兄ちゃんは。」
暦 「!!?」
暦 “中学生が好きなのだろうか…” 「でも いいのか?忍野。 つーか、なんか怪しいぞお前。」
暦 「コレ…結構大切なモンなんじゃねぇの? いつも首から下げてるくらいだし」
暦 「こんなあっさり戦う方法教えるとか… いつもはもっともったいぶったりひねくれたこと言ったりさ 心なしか いつもの博引傍証やら雑学コーナーも少なかった気がするし」
暦 「まさかお前ッ 僕と貸し借りが無くなったんで手を抜いてんじゃ…」
忍野 「あーもう絡むねぇ… 雑学コーナーが長ければ長いで文句言うくせに 何かいいことでもあったのかい 阿良々木くん。」
忍野 「君たちは加害者だ。」
加害者…?
忍野 「_そうだろ?」
暦 「…!!」“あッ…” そうか。
“たしかに… 僕はもとより、戦場ヶ原も羽川も神原も 自分から怪異に首を突っ込んでいった側だ。”
忍野 「いわば怪異との共犯関係なんだよ。 それで迷惑を被った人間だって大勢いるわけだしね。 違うかい?」
忍野 「その責任は自分自身でとって当たり前じゃん。」
暦 「うッ」そのとおりでございます。
でも今回のケースは違う
“千石撫子は一方的な悪意の被害者_なのだ。 たしかに山を分け入り蛇を数十匹だが殺したのかもしれない_が。 それも自衛目的だ。 殺したくて殺したわけじゃない。”
忍野 「そういう人は ちゃんと救ってあげなきゃ_ね。」
忍野 「いくら僕でも単なる可哀想な被害者にまで自己責任を求めるほど狂っちゃいないさ。」
暦 「_ごめん。忍野。 意地悪で言ってんのかと…思ってた…今まで…イロイロ。 悪い。」
忍野 「いいよ。今回のギャラは阿良々木くんと百合っ子ちゃんが お札貼りで働いてくれた分のお釣りってことにしよう お嬢ちゃんはなにもしなくていいさ。」
暦 「そうか…」
忍野 「罪は償わなきゃならないけど 犯してもいない罪で裁かれることはあってはならない。 僕のペンダントくらい 安いものだよ。」
暦 「そうか…」
“…ここまでくるとさすがに愚痴っぽいが… そう_だよな。 忍野。僕は初めて_…お前と解り合えた気がするよ”
だって_
_いいよな
中学生。
呪いの疑問
“_ただ、一つ、わからないことがある”
“蛇切縄はかなり高度な術式らしいのだが 千石に呪いをかけたのは _ただの同級生。 つまり、ド素人だ。 いくら僕と忍の存在があったからとはいえ、そんな簡単に成功するものだろうか。”
“そんな易々と呪いが発動してしまうようなら もっとあちらこちらで大騒動が起こってるんじゃないのか?”
忍野 「いい質問だね 阿良々木くん」
忍野 「無責任の壁 _だよ。」
忍野 「ほら、誰にでもさ… 君と僕の間にもあるじゃない? お互いのどこまで踏み込んでいいのか、とか。 受け入れたり拒絶する距離感っていうのかな そういうパーソナルスペースのさ 障壁ってのはある意味 こっち側とあっち側を分ける縄張り “結界”でもあるわけだよ」
忍野 「それをどこに引くかとか_ その距離感は人それぞれだし 強度もまちまちだけど 共通してるのは それは“何か”を護るためのものだろう?」
暦 「何か」
忍野 「ま…自分だったり 家族だったり 利益だったり秘密や仲間…いろいろだよ。」
忍野 「その人の活動能力 手の届く範囲、と言ってもいいかな つまり自分が自分が責任を負える範囲_のことだよ。」
忍野 「結局はそこから外では _人は何もできない。 何が起ころうと責任なんて取りようもないんだよ」
“…だから 無責任の壁…か。 …なんとなく解る気もするが… それが今回の怪異とどう関係してくるんだろう…”
忍野 「呪いも同じなんだよ その壁の向こうに手を伸ばしてもね。」
忍野 「届かないところには何もできない」
忍野 「憶えておくといいよ 阿良々木くん 恋と呪いは同じものなんだぜ? パーソナルな“壁”は強いよ 外からじゃ普通破れるようなものじゃない けど 唯一、その結界を破れる人間がいる」
忍野 「お嬢ちゃん自身さ。」
スクール水着姿に着替える撫子のシーン 体には蛇の柄が刻まれている
忍野 「彼女は自分で自分の中に“蛇”を入れた」
この意味がわかるかい?阿良々木くん わかれば蛇を祓うなんてカンタンさ ちょっと考えてみるといい
忍野 「_でもね。 そうだな…うん、それはね。たぶん…」
きっと君には _キツイ現実だと思うぜ……
シーンは変わり、暦は神原と一緒にいる
暦 「神原 一つだけ…いいか?」
神原 「なんだ?阿良々木先輩」
暦 「なぜお前までスク水を。」
神原 「む? 阿良々木先輩は“横断歩道、みんなで渡れば怖くない”という言葉を知らないのか?」
暦 「危険度あげるんじゃねぇ。」
化物語56話 感想
暦と忍野が分かり合えた瞬間…ほっこりしました。
撫子を救うヒントが見つかりそうな暦。
神原はやっぱりいいキャラでとても好きです(笑)
次回も楽しみです。